アーカイブ - 2021年

4月 6日

【イベント】日本出版学会2021年度総会・春季研究発表会(5/8・オンライン)

2021年5月8日、日本出版学会2021年度総会・春季研究発表会がオンラインで開催されます。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日のプログラムは以下の通りです。

〇個人研究発表
・「米国公共図書館における電子書籍・オーディオブック・映像資料の提供の現状と日本の課題」
長谷川智信氏

・「『テレビブロス』に見る、テレビ情報誌の“雑誌”としての挑戦」
平松恵一郎氏

・「戦後日本における教養言説の展開――1945-1999年の朝日新聞紙面を対象として」
松井健人氏

〇総会

〇特別シンポジウム
「日本出版学会と出版界が目指す[産学連携]を実現するために」
・司会:梶原治樹氏(扶桑社営業局担当局長/日本出版学会事務局長)
・登壇者:
小野寺優氏(河出書房新社代表取締役社長/日本書籍出版協会理事長)
堀内丸惠氏(集英社代表取締役会長/日本雑誌協会理事長)
片桐隆雄氏(マガジンハウス代表取締役社長/日本雑誌広告協会理事長)
塚本晴二朗氏(日本大学法学部新聞学科教授/日本出版学会会長)

東京大学アジア研究図書館研究開発部門が発足:サブジェクト・ライブラリアン制度の確立と普及を目指す

2021年4月1日、東京大学附属図書館が、東京大学アジア研究図書館研究開発部門の発足を発表しました。

新たに配置された3人の専任の教員を中心に、アジア研究者への研究支援、アジア研究図書館運営を行い、サブジェクト・ライブラリアン制度の確立と普及を目指すとしています。

アジア研究図書館研究開発部門が発足しました(東京大学附属図書館, 2021/4/1)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/asia/news/20210401

東京大学アジア研究図書館研究開発部門が発足(U-PARL, 2021/4/1)
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/notice20210401-2

4月 5日

宮城県図書館、東日本大震災における宮城県内の津波の高さ(推定)を館内に掲示:1階エントランスの吹き抜けを利用

宮城県図書館は、2021年3月27日から6月10日まで、東日本大震災における宮城県内の津波の高さ(気象庁が公表した推定値)を1階エントランスに掲示しています。石巻市鮎川浜では高さは7.7mに及び、掲示を見上げることで危機意識を新たにすることができる、としています。

今回の高所への掲示に際しては電動昇降機が使用されており、その様子を撮影した動画「宮城県図書館の電動昇降機」もYouTube上で公開されています。

東日本大震災 宮城県内の推定される津波の高さ(宮城県図書館)
https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1714-2021-03-03-09-09-49.html#8

オープンアクセス誌eLife、査読における多様性を促進するためにPREreviewと提携

2021年3月25日、オープンアクセス誌eLifeは、様々なバックグラウンドを有する研究者を査読に参加させ、査読における多様性を促進するためにPREreviewと提携することを発表しました。

2017年に設立されたPREreviewは、査読システムにさらなる公平性・多様性をもたらすことを目的としており、プレプリントの査読に関するプラットフォームの運営や、より良い査読のための学習リソースの提供、査読を担うコミュニティの育成等に取り組んでいます。

eLifeは2020年に、世界中の研究者がオンラインでプレプリントの内容を議論する“preprint journal club”を含むPREreviewの様々な取組に協力しました。また、若手研究者が査読に貢献できるようにするための、オンラインの指導プログラム“PREreview Open Reviewers”のパイロット版への支援も行いました。

Getty Images、写真共有プラットフォーム“Unsplash”を買収

2021年3月30日、Getty Imagesは、写真共有プラットフォーム“Unsplash”を買収する契約を同日締結したことを発表しました。

Unsplashの事業指揮・運営は創設者のMikael Cho、Luke Chesser、Stephanie Liveraniの3氏が引き続き担当すること、Unsplashの現在の無料コンテンツモデルは今後も維持されること等が発表されています。

Getty Images to Acquire Unsplash, the Preeminent Image Platform for Global Creators(Getty Images, 2021/3/30)
http://press.gettyimages.com/getty-images-to-acquire-unsplash-the-preeminent-image-platform-for-global-creators/

cOAlition S、北米研究図書館協会(ARL)が示した5つの目標への賛意を表明

2021年3月29日、cOAlition Sは、北米研究図書館協会(ARL)が示した5つの目標について、Plan Sの原則に完全に一致しているとして賛意を表明しています。

これらの目標は、ARLが米・カリフォルニア大学とElsevier社との転換契約締結に際し3月16日付けで発表した声明中で示されました。ARLは、研究図書館と学術出版社との交渉の背景にある目標として、次の5つを例示しています。

(1)著者による出版費用(APC)の負担を軽減し、代わりにこれらの費用負担を組織として約束すること
(2)当該機関で生産された研究へのアクセスを拡大すること
(3)学術コミュニケーションのエコシステムをより公平にすること
(4)権利保持や学術成果への機械的アクセスといった研究者の研究ニーズを支援すること
(5)コストを抑制・削減すること

cOAlition S、欧州研究図書館協会(LIBER)が策定したモデル法への賛意を表明:公的助成による研究成果物がゼロエンバーゴで二次出版可能であることを規定

2021年3月30日、cOAlition Sは、欧州研究図書館協会(LIBER)が策定したモデル法(model law)への賛意を表明しました。

モデル法は、公的助成による研究成果物がゼロエンバーゴで二次出版可能であることを規定した内容となっており、欧州連合(EU)及び欧州各国政府のレベルで研究成果物の二次出版権が取り扱われることを目的としています。

モデル法の策定は、プランSの「権利保持戦略」や欧州委員会の助成プログラム“Horizon Europe”などを背景とした、LIBERによるキャンペーンの一環として行われました。LIBERは同キャンペーンのウェブページにおいて、著者が自身の研究成果をコントロールできるような政策を全EU加盟国で導入し、各国で協調的・水平的なアプローチを採用する時が来た、と述べています。

cOAlition Sは、全EU加盟国での協調的・水平的なアプローチの採用、という簡明な目標をとりわけ歓迎すると述べています。

米国図書館協会(ALA)図書館史ラウンドテーブル (LHRT) 、2021年度の小論文賞を発表:若者の読書を刺激するための公共図書館でのオーサービジットの発展

2021年3月30日、米国図書館協会(ALA)図書館史ラウンドテーブル (LHRT) 、2020年度の小論文賞(Justin Winsor Library History Essay Award)を発表しました。

選ばれたのは、米・アイオワ大学図書館情報学部の准教授Jennifer Burek Pierce氏による“More Than a Room with Books: The Development of Author Visits for Young People in Mid-Century U.S. Public Libraries”です。

ALAの戦後計画委員会(Post-War Planning Committee)の一次資料や同時代の地方紙の記事をもとに、ニューアーク公共図書館のヤングアダルトサービス担当の図書館員であったBeatrice Schein氏が、第二次世界大戦後の図書館現場の現代化のためのALAの指令を超えただけでなく、他の公共図書館員が見習うべきロールモデルとなったことを徹底的に証明したものです。その結果、若い読者に刺激を与えるために、オーサービジットという活動が始まったとしています。

神戸市立新長田図書館、本と仕事のトークシリーズ「働きナガタ、読みナガタ」を開催:地域で活躍する読書好きを招き、愛読書や普段の仕事について紹介してもらう企画

2021年4月2日、神戸市立新長田図書館が、本と仕事のトークシリーズ「働きナガタ、読みナガタ」を開催すると発表しています。

長田で活躍する読書好きの人を招き、子どものころに夢中になって読んだ本や愛読書について語ってもらうとともに、普段のお仕事についても紹介してもらうトークシリーズで、年6回、隔月での開催が予定されています。

第1回目は4月25日で、長田区長が登壇します。

参加費は無料ですが、定員は10人(当日先着順)です。

本と仕事のトークシリーズ「働きナガタ、読みナガタ」の開催(神戸市,2021/4/2)
https://www.city.kobe.lg.jp/a09222/kosodate/lifelong/toshokan/kisyahappyou/20210402.html

東京藝術大学附属図書館、「東京藝術大学附属図書館 デジタルコレクション」を正式公開

2021年4月1日、東京藝術大学附属図書館が、「東京藝術大学附属図書館 デジタルコレクション」を公開しました。

2020年1月からテスト版として学内限定で公開していたものを正式に公開したもので、現在のところ、和漢書、楽譜、文書・記録類、写真等が搭載されています。

和漢書には『古画備考』『役者評判記』等が、楽譜には日本で最初期に輸入されたピアノ教則本のバイエルや、東京音楽学校(本学音楽学部の前身)に設置されていた邦楽調査掛が採譜した伝統的な邦楽曲(雅楽等)の五線譜等が、文書・記録類には音楽取調掛(東京音楽学校の前身)時代に作成された文書や記録が搭載されています。

「デジタルアーカイブ福井」で戦前期絵葉書約1,000点が公開

2021年4月3日に、「デジタルアーカイブ福井」で戦前期絵葉書が公開されました。

4月2日付の福井県からの報道発表によると、福井県立図書館(608点)・福井県立若狭図書学習センター(340点)・福井県立こども歴史文化館(98点)の3館が所蔵する戦前の絵葉書1,046点を、「デジタルアーカイブ福井」で集約して公開したものです。

明治後期から昭和前期にかけて県内で発行された絵葉書で、福井県内各地の風景や街並み、名所旧跡、建築物などが撮影されており、パブリックドメインのため、閲覧・ダウンロード・プリントアウト、商用での利用など自由に利用することができるとしています。

加西市立図書館(兵庫県)、女子のためのプログラミング教室「ガールズ×テック・プログラミング教室 in 図書館」を開催

兵庫県の加西市立図書館が、2021年4月25日、「ガールズ×テック・プログラミング教室 in 図書館」を開催します。

理系の場ではどうしても少数派かつ遠慮がちになってしまう女子のためのプログラミング教室で、図書館の本を参考に、プログラミング言語Scratchを使った簡単なプログラムを組む内容です。

対象は、小学校4年生から中学校3年生までの女子で、参加には、ノートパソコンやタブレット(キーボード必要)が必要です(貸出については要相談)。定員は10人です。

ガールズ×テック・プログラミング教室 in 図書館(加西市立図書館,2021/4/1)
https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/library/14406.html

4月 2日

アイルランドの高等教育機関のコンソーシアムIReL、Springer Nature社と4年間の転換契約を締結

2021年4月1日、アイルランドの、公的資金に基づく高等教育機関による電子リソース契約のためのコンソーシアムIReLが、Springer Nature社と4年間の転換契約(transformative agreement)を締結したと発表しています。契約期間は2024年12月31日までです。

これにより、IReLの加盟機関の研究者はSpringer Nature社の2,300誌以上からオープンアクセス(OA)で研究成果を公開できるようになります。この契約で国内の研究者による年間350件以上の論文がOA化されると見込まれています。

また、加盟機関の研究者はSpringer、Palgrave、nature.comのAcademicジャーナル、Adisといったジャーナルの全てのコンテンツを閲覧できます。

Springer Nature社によると、全国規模の転換契約は今回で13件目とのことです。

国立国会図書館、学術文献の視覚障害者等用テキストデータの図書館等からの製作依頼を受付開始

2021年4月1日、国立国会図書館(NDL)は、学術文献の視覚障害者等用テキストデータについて、図書館等からの製作依頼の受付を開始することを発表しました。

製作対象はNDLが所蔵する学術文献であり、視覚障害者等用データ送信サービスの送信承認館が製作を依頼できます。製作されるテキストデータは、光学文字認識(OCR)をかけたのみで未校正のものと、人の目によって修正を行った校正済みのものであり、視覚障害者等用データ送信サービスから利用可能です。

2021年4月1日 学術文献の視覚障害者等用テキストデータの図書館等からの製作依頼を受け付けます(NDL, 2021/4/1)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/210401_02.html

和歌山大学図書館、図書館を知るクイズ「和大図書館ビギナーズ」をウェブサイトで公開:クリアした学生(1年生・2年生)に抽選で焼き立てパンをプレゼント

2021年4月1日、和歌山大学図書館が、図書館を知るクイズ「和大図書館ビギナーズ」を同館ウェブサイトで公開しました。開催期間は4月1日から5月21日までです。

図書館職員が館内を案内する「新入生図書館ツアー」に代えて、新たにゲーム感覚で取り組めるガイダンスとして作成されたもので、パソコンやスマートフォンから利用することができます。

「和大図書館ビギナーズ(入館編)」「和大図書館ビギナーズ(レポート準備編)」の2種類があり、両方をクリアした1年生・2年生の学生のうち、抽選で30人に好きな焼き立てパン2つがプレゼントされます。

図書館を知るクイズ「和大図書館ビギナーズ」を公開 ※1-2年景品あり(和歌山大学図書館,2021/4/1)
https://www.wakayama-u.ac.jp/lib/news/2021032900036/

九州大学附属図書館、「九州大学デジタル資料整備事業」を開始:九州大学基金の使途特定プロジェクト

2021年4月1日、九州大学附属図書館が、九州大学基金の使途特定プロジェクトとして「九州大学デジタル資料整備事業」を開始したと発表しています。

同事業は、デジタル資料等の学習・教育・研究環境の一層の充実をはかるとともに、貴重書等の保存とデジタル公開を促進するため、図書館への寄附を募る取組です。

一定額以上の寄附に対しては、特典として、図書館の貴重書等をモチーフにしたオリジナルグッズの提供、図書館の書架等への銘板設置、特定の資料のデジタル化権等が用意されています。

九州大学デジタル資料整備事業を開始しました(九州大学附属図書館,2021/4/1)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/40061

九州大学デジタル資料整備事業(九州大学附属図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/kikin

佐賀大学地域学歴史文化研究センター、「小城鍋島文庫「日記」資料時系列データベース」を公開

2021年4月1日、佐賀大学地域学歴史文化研究センターが、「小城鍋島文庫「日記」資料時系列データベース」を公開しました。

佐賀大学附属図書館が所蔵する小城鍋島文庫に含まれる複数種類の日記の画像を日付で紐付け、複数種の日記の当該日付の部分を容易に検索・閲覧できるようにしたものです。

クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際(CC BY-NC-SA 4.0)のもと公開されており、記事を時系列で並べたりタイムライン上に可視化したりする用途にLinked Data化された時間情報解析ソフトウェアHutimeのデータセットが活用されているほか、画像はIIIFに対応しています。

@chiikigakusaga(Twitter,2021/4/1)
https://twitter.com/chiikigakusaga/status/1377428607836987395

国立国会図書館、「国立国会図書館ビジョン2021-2025 -国立国会図書館のデジタルシフト-」を公表

2021年4月1日、国立国会図書館(NDL)は、「国立国会図書館ビジョン2021-2025 -国立国会図書館のデジタルシフト-」を公表しました。

NDLは、2021年度から2025年度までの5年間を「国立国会図書館のデジタルシフト」推進期間と位置づけています。基本的役割である「国会活動の補佐」、「資料・情報の収集・整理・保存」、「情報資源の利用提供」、「各種機関との連携協力」の遂行に加え、情報資源と知的活動をつなぐ、以下の重点事業に取り組むとしています。

・国会サービスの充実
・インターネット提供資料の拡充
・読書バリアフリーの推進
・「知りたい」を支援する情報発信
・資料デジタル化の加速
・デジタル資料の収集と長期保存
・デジタルアーカイブの推進と利活用

伊万里市(佐賀県)、「昭和の波多津」写真展を「波多津町デジタルアーカイブ」で公開:公開にあたり「肖像権処理ガイドライン(案)」を参照

2021年4月1日、佐賀県の伊万里市が、「昭和の波多津」写真展を「波多津町デジタルアーカイブ」で公開したと発表しています。

同展は、2月から3月に波多津コミュニティセンターで開催したものの、新型コロナウイルス感染症対策で市民に閲覧を限定したため、今回、オンラインでも公開したものです。

同展で公開している写真の肖像権については、デジタルアーカイブ学会が公開している「肖像権ガイドライン(案)」に従い判断しているとしています。

「波多津町デジタルアーカイブ」は同市波多津町が保有する資料を、町民の共有資産としてデジタル化して保存する取組で、町民からの資料の提供を呼び掛けています。

「昭和の波多津」写真展をホームページで公開します(伊万里市,2021/4/1)
https://www.city.imari.saga.jp/18208.htm

4月 1日

千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)、「萩庭植物標本データベース」をIIIF準拠画像で公開

2021年3月30日、千葉大学附属図書館が、千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)において、「萩庭植物標本データベース」を公開したことを発表しました。

同大学薬学部名誉教授の故・萩庭丈壽氏が収集した植物標本の画像4万8,000件がIIIF準拠画像で公開されています。同データベースは、2012年に「千葉大学学術成果リポジトリCURATOR」に収録されていました。

千葉大学薬学部名誉教授が収集した植物標本の画像約4万8千点を千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)から公開しました(千葉大学附属図書館, 2021/3/30)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2020/topics_20210330_c-arc.html

萩庭植物標本データベース(c-arc)
https://iiif.ll.chiba-u.jp/main/haginiwa.shtml

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