アーカイブ - 2021年

4月 14日

早稲田大学演劇博物館、2021年度春季企画展「Lost in Pandemic ――失われた演劇と新たな表現の地平」を開催

早稲田大学演劇博物館(エンパク)が、2021年5月17日から8月6日まで、2021年度春季企画展「Lost in Pandemic ――失われた演劇と新たな表現の地平」を開催します。

「コロナ禍の影響下にある〈いま・ここ〉を、演劇という視座から歴史化し、未来に伝えること」を目的とした展示で、「コロナ禍によって失われた/失われなかった公演や新たな表現の可能性に光をあてるとともに、過去の疫病や感染症を演劇がどう描いてきたかを示す館蔵資料も発掘・紹介する」としています。

関連企画として、紙カンパニーproject企画展「Lost in Archives ~未体験演劇ゾーン ダミー・ダ・コリャ~」や、オンラインプログラム(企画展に関連したテーマによる同館ウェブサイトからの音声配信)の実施も予定されています。

早稲田大学演劇博物館 2021年度春季企画展 Lost in Pandemic ――失われた演劇と新たな表現の地平(早稲田演劇博物館)
https://www.waseda.jp/enpaku/ex/11841/

熊本県立図書館、熊本地震に関する展示を実施中

熊本県立図書館が、2016年4月14日および16日に発生した熊本地震から今年で5年を迎えることから、4月の展示として、熊本地震に関する展示を実施しています。

1階子ども図書室では、熊本地震の本や防災の本を集めた「いのちをまもろう くまもとじしんから5ねん」が行われています。

2階第1閲覧室では、熊本地震の被害の大きさがわかる資料や避難所での活動・記録等の資料、復旧・復興の様子がわかる資料に加え、防災・減災に関する資料も展示する「熊本地震から5年」が行われています。

3階第2閲覧室では、同館が所蔵する、熊本地震当時の様子を知る事ができる資料の一部に加え、他県でどのように熊本地震が報道されたかが分かる新聞等を展示する「熊本地震から5年」と、防災に関する雑誌を集めて展示する「防災 熊本地震から5年 東日本大震災から10年」が行われています。

子ども図書室 4月の展示(熊本県立図書館)
https://www2.library.pref.kumamoto.jp/?page_id=409

4月 13日

実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館、和田万吉博士による「洋書目録講義」の書写本をデジタル化し公開

2021年4月13日、実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館が、和田万吉博士による「洋書目録講義」の書写本をデジタル化し、学術機関リポジトリで公開したことを発表しました。

発表によると、1926年に文部省図書館講習所で行われた、国文学者・書誌学者の和田万吉博士の「洋書目録講義」の内容を書写したものと思われ、同館の特殊コレクションである「奥村藤嗣文庫」に含まれていたと述べられています。

和田万吉博士による「洋書目録講義」の書写本について(実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館, 2021/4/13)
https://www.jissen.ac.jp/library/news/year2021/202104013.html

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、「高松塚古墳VR体験コンテンツ」を公開

2021年4月7日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、「高松塚古墳VR体験コンテンツ」の公開を発表しました。

文部科学省私立大学ブランディング事業の一環として制作されたものであり、同大学博物館や同大学総合情報学部の学生等の協力により、奈良県明日香村の「高松塚古墳」の発見当時および建造当時の石室が再現されています。

高松塚古墳VR体験コンテンツを公開(KU-ORCAS, 2021/4/7)
https://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20210407_795/

参考:
E2140 - 3D/VR技術と学術図書館の役割に関する報告書
カレントアウェアネス-E No.369 2019.05.30
https://current.ndl.go.jp/e2140

北米研究図書館協会(ARL)、米・ネットワーク情報連合(CNI)、米・EDUCAUSE、研究図書館における最先端技術に関するレポートの最終版を公開

北米研究図書館協会(ARL)、米・ネットワーク情報連合(CNI)、米・EDUCAUSEが、研究図書館における最先端技術に関する最終レポート“Mapping the Current Landscape of Research Library Engagement with Emerging Technologies in Research and Learning”を公開したことを発表しました。

同レポートは、2019年にARL、CNI、EDUCAUSEの間で締結された、新しいデジタル技術が普及する中で研究図書館の影響力を促進するためのパートナーシップの一環として作成されました。最先端技術に対する研究図書館のかかわり方や、図書館および図書館員の役割、図書館がどのように使命を果たすのか等についてまとめられています。

レポートは2020年3月から11月にかけて分割して公開され、今回公開された最終版には、新型コロナウイルス感染症の影響に関する内容を含んだ結論の章と用語集が含まれています。

米国政府印刷局(GPO)、図書館と連携して米国の全政府文書をアクセス可能にするという目標を設定

2021年4月8日、米国政府印刷局(GPO)が、図書館と連携して、米国の全ての政府文書をアクセス可能にするという目標を設定することを発表しました。

発表の中では、連邦政府刊行物寄託図書館と連携し、文書のデジタル化の実施、GPOが運営する政府情報に関するデータベース“govinfo”や政府刊行物の目録検索サイト“Catalog of U.S. Government Publications(CGP)”での公開により、同目標を実現すると述べています。

News and Press Releases (2021)(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases
※2021年4月8日付で、“GPO and Libraries Set Goal to Make Every U.S. Government Document Accessible”が掲載されています。

東京都歴史文化財団、6つの都立ミュージアムの収蔵資料・作品を横断検索できるTokyo Museum Collectionを公開

2021年3月30日、東京都歴史文化財団が、Tokyo Museum Collectionを公開しました。

6つの都立ミュージアム(江戸東京博物館、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京都美術館、江戸東京たてもの園)が収蔵する資料・作品を、横断的に検索できるデータベースです。

検索対象となる資料・作品は計40万点以上で、公開されている収蔵資料・作品情報(但し、画像は除く)は個別に記載がないかぎり、オープンデータとして利用することができます。

最新トピックス(東京都歴史文化財団)
https://www.rekibun.or.jp/topics/
※2021.03.30欄に「東京都立博物館・美術館収蔵品検索ウェブサイト「Tokyo Museum Collection」を公開しました!」とあります。

米国図書館協会(ALA)、「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)の改訂に関し意見を募集中:人種的・社会的正義に対処するための原則の追加

American LibrariesのTwitterが、米国図書館協会(ALA)の「専門職の倫理綱領委員会」(COPE)が、人種的・社会的正義に対処するための「図書館員の倫理綱領」(Code of Ethics)の改定に関し、意見募集を実施していることを紹介しています。

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の4月9日付の記事によると、COPEでは、人種的・社会的正義に対処するため条項の新設を目的に2020年7月にワーキンググループを設置し、人種的・社会的正義を支持・推進する図書館員の職業的責任と公平性・多様性・包摂性を保証する義務を述べる9つ目の原則の案を策定しました。

9つ目の原則の案“Code of Ethics, 9th Principle”は3月30日付で公開されており、意見募集期間は4月14日までです。

@amlibraries(Twitter,2021/3/31)
https://twitter.com/amlibraries/status/1376996472038813697

韓国国立子ども青少年図書館、人工知能(AI)・仮想現実(VR)・拡張現実(AR)を取り入れた体験型読書サービスの提供を開始

2021年4月1日、韓国国立子ども青少年図書館が、人工知能(AI)・仮想現実(VR)・拡張現実(AR)といった新技術を取り入れた新しい体験型読書サービスの提供を開始したと発表しています。第4次産業革命時代の子ども・青少年に、「読む」読書から「楽しむ」読書へと拡大された体験環境を提供することが目的です。

「こども資料室」等に備えられる「AI音声認識読書ロボット」では、子ども向けの童話・童謡・映像等約800種類の様々なコンテンツとAI・図書を融合させた面白い読書を提供します。

また、同館のメイカースペース「未夢所(未来の夢・希望創作所)」では、AI・VRといった技術を用いて読書活動を支援するとし、絵本を直接見て読んでくれる「AI読書ロボット」を備えて、文字を読めない子どもが読書を体験して興味を持ってくれるよう支援するとしています。

その他、韓国国立中央図書館(NLK)が製作した保護者を対象としたVR図書館や、コロナ禍で来館できない利用者が、図書館のウェブサイトを通じARを用いた読書体験ができるサービス等も提供されます。

名古屋市市政資料館、「3D市政資料館バーチャルツアー」を公開

2021年4月9日、名古屋市市政資料館が、「3D市政資料館バーチャルツアー」を公開しました。

新着情報(2021年4月)(名古屋市)
https://www.city.nagoya.jp/shisei/news/curr.html
※4月9日欄に「3Dバーチャルツアー市政資料館」とあります。

3D市政資料館バーチャルツアー(名古屋市市政資料館,2021/4/9)
https://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000105470.html
https://my.matterport.com/show/?m=c71RkHXkz5w
※2つ目のリンクがバーチャルツアーです。

4月 12日

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、「コロナアーカイブ@関西大学VR展示」を公開

2021年4月12日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、「コロナアーカイブ@関西大学VR展示」の公開を発表しました。

発表によると、4月1日から5月16日にかけて同大学博物館で開催されている企画展「疫病に立ち向かう―奪われしもの、生まれしもの―」にあわせ、同企画展で展示されている「コロナアーカイブ@関西大学」上の資料を用いて作成されました。

コロナアーカイブ@関西大学VR展示を公開しました(KU-ORCAS, 2021/4/12)
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20210412

コロナアーカイブ@関西大学VR展示(KU-ORCAS)
https://www.iiif.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/coronavr/about

全国学校図書館協議会(全国SLA)、「学校図書館整備施策の実施状況(2020年度最終集計)」を公表

2021年4月7日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、「学校図書館整備施策の実施状況(2020年度最終集計)」を公表しました。

2020年7月に全国1,741の市区町村教育委員会を対象にアンケート調査が実施され、1,029の教育委員会から回答が寄せられました(2021年3月3日時点。回収率59.1%)。

発表の中では、以下の項目の結果が紹介されており、市区町村ごとの結果がPDF形式で公開されています。

・2020年度予算における1校当たりの平均図書費と図書費予算額算定方式
・「学校図書館用の新聞購読費」の予算化状況
・学校司書配置の予算化状況と雇用形態
・自治体による学校図書館担当者の研修状況
・学校図書館による「新型コロナウイルス感染防止対策」実施のための費用の予算化状況
・学校図書館における新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策や読書振興施策

お知らせ(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/sn/
※2021年4月7日付で「学校図書館整備施策の実施状況(2020年度最終集計)」が掲載されています。

米・コロンビア大学図書館、米国における民主主義改革と投票権に関するウェブアーカイブを公開

2021年4月8日、米・コロンビア大学図書館が、米国における民主主義改革と投票権に関するウェブアーカイブ“Democracy Reform and Voting Rights in the United States”を公開したことを発表しました。

目的として、2020年に新型コロナウイルス感染症感染拡大下で行われた米国大統領選挙を契機とした議論、その後の立法活動等を記録することが述べられています。

サブトピックとして、資金改革運動、作為的に選挙区を定める「ゲリマンダリング」、有権者登録等を挙げており、4月12日時点では、30件のウェブサイトのアーカイブ結果が公開されています。

教員と学校司書の連携の成功事例の戦略の特徴(米国)(文献紹介)

2021年4月に刊行された、米国学校図書館協会(AASL)のオンラインジャーナル“School Library Research”第24号に、論文“Strategies for Successful School Librarian and Teacher Collaboration”が掲載されています。

米・セントラルミズーリ大学のJenna Kammer氏、および、学校司書(School Librarian)のMatt King氏・Allison Donahay氏、教員のHeather Koeberl氏による研究成果で、小・中・高等学校における学校司書と教員の連携の成功事例の戦略を把握するため、連携の課程で学校図書館員が指導カリキュラムを統合した3事例の実地調査を検証したものです。

検証の結果、学校図書館員は、連携を成功させるために、校長からの支援の確保、全ての協力者とのビジョンの共有、連携の進捗に関するデータの収集と分析、定期的な打ち合わせの実施、連携内容の文書化といった様々な戦略を用いていたとしています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、舞台芸術家が作品を記録・公開するためのツールキットの貸出を開始

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)の舞台芸術図書館(Library for Performing Arts)は、2021年3月24日付けのfacebookでの投稿において、舞台芸術家(Performing Artists)が作品を記録・公開するためのツールキット“Tech Kits for Performing Artists”の貸出開始を発表しています。

同ツールキットは、iPad Pro、キーボード付きのiPad用ケース、マウス、USBマイク、ワイヤレスヘッドフォン、USBハブ、スマートフォン用三脚付きLEDライト、ケーブル及び充電器、MIDIキーボードからなります。18歳以上でNYPLの利用者カードを持っていれば誰でも利用可能であり、貸出期間は1か月から3か月の間とあります。

発表では、同ツールキット貸出開始の背景として、新型コロナウイルス感染症の流行によって舞台芸術家の収入機会が大幅に減少したことや、パフォーマンスやオーディション、授業のオンライン化が進んだことにより在宅で利用できる技術リソースがますます重要となっていることを挙げています。

カナダ・Portageの運営がNDRIOに移管される

2021年4月1日、Portageは、国内事務局を含むPortageの運営がNew Digital Research Infrastructure Organization (NDRIO)に移管されたことを発表しました。

Portageは、カナダ研究図書館協会(CARL)が2015年に立ち上げた研究データ管理(RDM)に関するプロジェクトです。また、NDRIOは、140を超えるカナダの大学・研究機関等が参加する非営利団体です。2019年に設立されたNDRIOは、カナダのイノベーション・科学経済開発省から資金提供を受け、カナダのデジタル研究基盤整備に取り組んでいます。

Portageの運営は、引き続きカナダ全土にメンバーを配置した分散型モデルにより行われるとあります。NDRIOのCEOであるNizar Ladak氏は、Portageの移管を歓迎するとともに、(Portageが行っている)RDMに関する活動について、その進展と、デジタル研究基盤に関する他の活動との調和により研究者に利益をもたらすことを期待すると述べています。

カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)、OA2020の関心表明に署名

2021年4月8日、カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)は、学術誌のオープンアクセス(OA)化を目指すイニシアチブ“OA2020”の関心表明(Expressions of Interest:EOI)に署名したことを発表しました。

発表では、CRKNによる“OA2020”への参加について、OAに向けた持続可能な道筋を見出す上でのカナダの役割と、学術コミュニケーションを変革する上での国際協力の必要性を強調するものであると述べています。

CRKN Signs Open Access 2020 Expression of Interest(CRKN, 2021/4/8)
https://www.crkn-rcdr.ca/index.php/en/crkn-signs-open-access-2020-expression-interest

北米の研究図書館センター(CRL)、OA2020の関心表明に署名

2021年4月5日、北米の研究図書館センター(CRL)は、学術誌のオープンアクセス(OA)化を目指すイニシアチブ“OA2020”の関心表明(Expressions of Interest:EOI)に署名したことを発表しました。

CRLは研究図書館のコンソーシアムであり、200を超える米国・カナダの機関が参加しています。CRLは今回のEOIへの署名を通じ、学術誌の持続可能なOAビジネスモデルの推進に向けて尽力する旨を表明しています。

CRL Signs OA2020 Expression of Interest(CRL, 2021/4/5)
https://www.crl.edu/news/crl-signs-oa2020-expression-interest

市立小諸図書館(長野県)、参議院長野県選出議員補欠選挙にあわせ、郷土コーナーのメインキャラクターを決める「第2回小諸図書館子ども選挙」を実施

市立小諸図書館(長野県)が、参議院長野県選出議員補欠選挙にあわせ、2021年4月25日に、郷土コーナー「こもろのひろば」のメインキャラクターを決める、第2回小諸図書館子ども選挙を実施します。

4月9日に公示され、4月11日と4月17日に立会演説が行われます。また、4月9日から4月24日まで期日前投票も行われています。有権者は17歳までの図書館利用者です。

立候補しているのは、キート(公約:小中学生向けの月刊雑誌を増やす/現在の郷土キャラクター)、うめちゃん(公約:グッズがもらえる「うめちゃんポイントカード」の作成)、石神ばんじょ(公約:「市立小諸図書館クイズ」の開催)の3候補です。

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2020)を公表

2021年4月9日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、科学技術の状況に係る総合的意識調査(NISTEP定点調査2020)を公表しました。

同調査は、第5期科学技術基本計画(2016年1月閣議決定)期間中の日本の科学技術やイノベーション創出の状況変化を把握するための継続的な意識調査(NISTEP定点調査)で、今回で5回目です。調査は2020年9月から12月にかけて実施され、回答率は92.3%でした。

第5期基本計画期間中に、大学や公的研究機関における若手研究者や女性研究者の活躍できる環境整備においては改善に向けた動きが見られること、基礎研究の状況については厳しい認識が高まっていること、研究環境(基盤的経費・研究時間・研究支援人材)についても厳しい認識が継続していることが示されたとしています。

また、今回の調査では、「新型コロナウイルス感染症による研究活動への影響」「探索型研究の支援の在り方」「論文のオープンアクセス化」等についての深掘調査が実施され、新型コロナウイルス感染症は研究活動の様々な局面にマイナスの影響を与えていること、感染症の影響下の研究活動において一部のデジタルツールの導入が進んだことが明らかになったとしています。

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