アーカイブ - 2021年

11月 24日

【イベント】シンポジウム「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」(11/27・オンライン)

2021年11月27日、シンポジウム「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」がオンラインで開催されます。主催者は、「科学研究費補助金基盤研究(A)「仏教学デジタル知識基盤の継承と発展」」とあります。

シンポジウムの概要では、2010年にTim Barnards-Leeによって提唱された「五つ星スキーム」(The 5-Star Rating of Linked Open Data)にも触れ、研究の基礎となるデータの構造化の問題が、過去からの知識の継承と更新によって成立する人文学の分野全体に長期にわたって影響を与えるだろうと述べられています。仏教学においてもこのような動向を視野に知識基盤の構造化が進められているとし、具体例を通して、仏教学の基礎となる知識構造化の方向性を考究する旨が示されています。

参加には事前の申し込みが必要です。

主なプログラムは以下の通りです。

〇開会の辞
「人文情報学による仏教知識構造化の新潮流」
下田正弘氏(東京大学大学院人文社会系研究科)

〇基調講演
「法寶義林のこれから(仮題)」
Jean-noël ROBERT氏(Collège de France)

米・サウスカロライナ大学図書館、米国の作家レイ・ブラッドベリ氏に関するコレクションのオンライン展示“Ray Bradbury Now and Forever”を公開

米・サウスカロライナ大学図書館は、2021年10月29日付けの記事で、『火星年代記』、『華氏451度』などの作品を残した米国の作家レイ・ブラッドベリ氏(1920-2012)に関するコレクションの展示“Bradbury 101”を同館のErnest F. Hollings Special Collections Libraryで開催していることを紹介しています。

この展示は、ブラッドベリ氏と親交のあったアン・ファー・ハーディン氏のコレクション“The Anne Farr Hardin Collection of Ray Bradbury Books, Fanzine, Pulps, Magazines, Correspondence, Photographs, Memorabilia, and Ephemera”で構成されており、同コレクションのオンライン展示“Ray Bradbury Now and Forever : The Anne Farr Hardin Collection”も公開されています。

全国遺跡報告総覧、愛知県・三重県・滋賀県・鹿児島県の発掘調査報告書等の書誌情報4,000件超を一括登録:発掘調査報告書の刊行状況のほぼ全容を把握可能に

2021年11月24日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧に、同所が所蔵する愛知県・三重県・滋賀県・鹿児島県の発掘調査報告書等の書誌情報4,000件超を一括登録したと発表しています。

47都道府県分の書誌情報登録が今回で完了し、戦前からの発掘調査報告書の刊行状況のほぼ全容を把握可能になったと述べています。

全国遺跡報告総覧:愛知県・三重県・滋賀県・鹿児島県の発掘調査報告書等の書誌情報4480件を一括登録。発掘調査報告書の刊行状況のほぼ全容を把握可能に!(なぶんけんブログ, 2021/11/24)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/11/bibliography1124.html

東洋文庫、河口慧海将来写本チベット大蔵経データベース「Toyo Bunko Manuscript Kanjur」を公開

2021年11月24日、財団法人東洋文庫は、河口慧海将来写本チベット大蔵経データベース「Toyo Bunko Manuscript Kanjur」の公開を発表しました。

発表によれば、河口慧海がチベットから日本へ将来した手書きのチベット大蔵経の画像を公開し、書誌情報と概説、参考文献を付したデータベースです。

【リサーチ】Toyo Bunko Manuscript Kanjur(河口慧海将来写本チベット大蔵経データベース)公開のお知らせ(東洋文庫, 2021/11/24)
http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tguid=257%22%20target=%22_#

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、研究関連データの取扱いに関する基本方針や研究データ利活用に係るガイドライン2.0版等を公開

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が、「AMEDにおける研究開発データの取扱いに関する基本方針」や「AMED研究データ利活用に係るガイドライン 2.0版」、「データマネジメントプラン記載要領」、「データマネジメントプラン様式」を、2021年11月15日付で公開しています。

同基本方針は、AMEDが支援した研究開発データ全般に適用されるものであり、研究開発データの取扱いについてAMEDの考え方や方針を示しているとあります。また、同ガイドラインでは、具体的なデータ利活用方法やデータマネジメントプランの提出義務化、機能、役割等の説明が行われています。加えて、同基本方針と同ガイドライン2.0版の英語版が後日公開予定とされています。

また、データの円滑な第三者への共有・提供のため、データ提供者とデータ受領者間の「データ利用許諾契約書」のひな型も公開されています。

【イベント】講演会「学習障害って何だろうー読み書き障害の特徴と支援方法の実際」(2/11・大村、オンライン)

2022年2月11日、ミライon図書館(長崎県)が、講演会「学習障害って何だろうー読み書き障害の特徴と支援方法の実際」を開催します。

河野俊寛氏(金沢星稜大学人間科学部教授)を講師とし、読み書き障害(ディスレクシア)について、当事者の実体験や具体的な支援方法についての講演が行われます。

同館の多目的ホールでの会場参加(定員30人)と、オンラインでの視聴(定員50人)の2通りの参加方法があります。参加費は無料で、事前の申し込み(先着順)が必要です。

英・Jiscと米国物理学協会の出版部門(AIP Publishing)、3年間の“Read and Publish”契約を締結

2021年11月22日、米国物理学協会の出版部門(AIP Publishing)が、英国のJiscと “Read and Publish”契約を締結したと発表しました。

発表によると、今回の契約により、30以上のJisc加盟機関が、AIP Publishingが出版する査読付きハイブリッドジャーナルのほぼ全てにアクセスできるようになります。また、AIP Publishingが刊行するジャーナルでのオープンアクセス(OA)出版が可能となるとあります。契約期間は2021年から2023年の3年間です。

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、ルクセンブルクの新聞“Luxemburger Wort für Wahrheit und Recht”の1951年から1980年刊行分をデジタル化しオンライン公開

2021年11月23日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)、ルクセンブルクの新聞“Luxemburger Wort für Wahrheit und Recht”の1951年から1980年までの刊行分をオンライン公開したと発表しました。

“Luxemburger Wort für Wahrheit und Recht”は、現在も刊行されている新聞の内、最も古いものであると述べられています。BnLは、これまでに同紙の1848年から1950年刊行分をオンライン公開していました。今回追加されたのは17万2,000ページであり、1980年よりも後のものはデジタル化画像を利用できないものの、同館においてマイクロフィルムを利用できるとあります。

オンライン公開されているものは、同国内の図書館所蔵資料の横断検索サービス“a-z.lu”と同館のデジタル化資料のポータルサイト“eluxemburgensia.lu”から検索・閲覧できます。

11月 22日

前橋市立図書館(群馬県)、「未来の図書館をつくるワークショップ」の報告書を公開

2021年11月19日、前橋市立図書館(群馬県)は、2021年7月から9月にかけて実施した「未来の図書館をつくるワークショップ」の報告書公開を発表しました。

同館は千代田町中心拠点地区再開発事業の一環として新築移転をする計画があり、市民・専門家・図書館職員によるワーキンググループを立ち上げて新館基本構想に取り組んでいます。「未来の図書館をつくるワークショップ」はその一環として企画されたものであり、「学生」「司書」「建築」をテーマとした3つのワークショップと、子育て世代へのアンケートが行われました。

お知らせ一覧(前橋市)
https://www.city.maebashi.gunma.jp/info.html
※2021年11月19日付けのお知らせに「未来の図書館をつくるワークショップ報告書」とあります。

神奈川県川崎市、「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方」を策定

2021年11月18日、神奈川県川崎市は、「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方」の策定を発表しました。
 
2021年9月に実施された市民意見募集を踏まえたものとなっており、寄せられた意見と川崎市側の考え方を記載した資料「「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(案)」に対するパブリックコメント手続の実施結果について」もあわせて公表されています。
 
「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方」を策定しました(川崎市, 2021/11/18)
https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/250/0000134265.html
 
新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(概要版)[PDF:437KB]

国立公文書館アジア歴史資料センター開設20周年記念シンポジウム「デジタル・アーカイブの進化と歴史教育・歴史研究」の動画が公開される

2021年11月12日、国立公文書館アジア歴史資料センター(アジ歴)は、11月2日にオンラインで開催した開設20周年記念シンポジウム「デジタル・アーカイブの進化と歴史教育・歴史研究」について、動画をアジ歴YouTubeチャンネルで公開したと発表しています。

同シンポジウムでは、デジタルアーカイブが歴史研究や歴史教育に果たす役割と、歴史を巡る国際的な相互理解にアジ歴が果たす役割について、有識者やデジタルアーカイブの専門家によるパネルディスカッションが行われました。

アジア歴史資料センター開設20周年記念シンポジウムの動画を公開しました。(2021年11月11日)(アジ歴, 2021/11/12)
https://www.jacar.go.jp/wp/janews/others/676/
※動画が埋め込み形式で掲載されています。

「埼玉関係データベース」の「県内史誌目次」で県内全市町村史誌の目次検索が可能に

2021年11月8日、埼玉県立図書館は、同館が作成した「埼玉関係データベース」の「県内史誌目次」に関し、県内全市町村史誌の目次登録が完了したと発表しました。

「埼玉関係データベース」では、「埼玉新聞記事見出し索引データ」(新聞記事)、「埼玉関係雑誌記事索引データ」(雑誌記事)、「埼玉関係人物索引データ」(人物文献)、「埼玉県内史誌目次データ」(県内史誌目次)の検索が可能となっています。このうち「県内史誌目次」は2021年5月に新たに追加されたものであり、県内全市町村史誌の目次以外に、埼玉県史に係る資料80冊以上の目次も検索可能となっています。

図書館からのお知らせ(埼玉県立図書館)
https://www.lib.pref.saitama.jp/information/index.html
※2021年11月8日付けの「埼玉関係データベースに関するお知らせ」において、県内全市町村史誌の目次登録完了が発表されています。

石川県小松市、未来型図書館に関する絵画を募集中

2021年11月19日から2022年1月14日まで、石川県の小松市が、未来型図書館に関する絵画を募集しています。

同市では、「市民とともにつくる未来型図書館」を目指し、その在り方について調査・研究を行っています。

今回の絵画の募集は、子どもの「夢」や「希望」とともに図書館づくりを進めていくことを目的として実施されています。テーマは「あなたが想像する未来型図書館とは?」で、同市内に在住または通園・通学する幼児や小学生・中学生を対象としています。

応募作品は小松市立図書館や市庁舎エントランスホール等での展示や、市のウェブサイトでの紹介が行われます。

新着一覧(小松市)
https://www.city.komatsu.lg.jp/news.html
※2021年11月19日付で、「未来型図書館に関する絵画募集とアンケート結果を掲載しました!」と掲載されています。

慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション、新規コレクション「荒俣宏旧蔵博物誌コレクション」を公開

2021年11月17日、慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクションは、新規コレクション「荒俣宏旧蔵博物誌コレクション」の公開を発表しました。

同コレクションは、作家の荒俣宏氏が1997年に慶應義塾へ譲渡した洋書216点と和書9点で構成されています。同氏が『世界大博物図鑑』執筆のために収集した資料の一部であり、16世紀から20世紀にかけて刊行された欧州の博物図譜を中心に、解剖学、文学、民族誌、土木・建築等多岐の分野にわたると述べられています。IIIFで高精細画像を閲覧できるとあります。

併せて、「貴重書展示会図録」に、2003年開催の「繁殖する自然 博物図鑑の世界」展図録のPDF版を追加したことが発表されています。

お知らせ(慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション)
https://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/news
※2021年11月17日付で、「新規コレクション公開(荒俣宏旧蔵博物誌コレクション)、コンテンツ追加(貴重書展示会図録)を行いました。」と掲載されています。

東京都、東京2020大会のアーカイブ資産等の展示を実施

2021年11月23日から11月30日まで、東京都オリンピック・パラリンピック準備局が、東京2020大会のアーカイブ資産等の展示を、東京都千代田区の東京スポーツスクエアで実施します。

より多くの人が大会の感動と興奮を分かち合い、身近に感じられるようにすることを目的としており、選手使用競技用具、聖火リレートーチ、メダリストやパラリンピック競技パネル等が展示されます。

東京2020大会のアーカイブ資産等の展示について(東京都オリンピック・パラリンピック準備局, 2021/11/19)
https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/news/2021/1119_3902.html

参考:
東京都立中央図書館、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた新展示コーナをオープン
Posted 2016年12月2日
https://current.ndl.go.jp/node/33032

英・デジタル保存連合(DPC)、組織のデジタル保存における成熟度の測定ツール“DPC Rapid Assessment Model”のバージョン2.0の日本語訳を公開

2021年11月19日、英・デジタル保存連合(DPC)が、組織のデジタル保存における成熟度の測定ツール“DPC Rapid Assessment Model”のバージョン2.0の日本語訳を公開したと発表しました。

発表によると、DPCの方針・計画の一環として、世界各地でデジタル保存に携わる人が必要とする支援の利用を容易にすることを目的に、ボランティアの協力により作成されました。また、基軸資料全てをさまざまな言語で共有するという最終目標を持っており、ボランティアやデジタル保存関連ネットワークと共に翻訳活動を進めていることが述べられています。

11月22日時点で、同ツールのバージョン2.0は、日本語訳の他に、スペイン語訳、フランス語訳、ポルトガル語訳が公開されています。

DPC Rapid Assessment Model: Japanese translation now available!(DPC, 2021/11/19)
https://www.dpconline.org/news/dpc-ram-jp-available

米国テレビ局WSFA 12 Newsが、米・アラバマ州立公文書館へ1950年代から2000年代までの映像や写真等を寄贈:一部デジタル化済み映像が公開

2021年11月17日、米国のテレビ局WSFA 12 Newsが米国のアラバマ州立公文書館に映像や写真等を寄贈したことについて、両者のTwitterアカウントにお知らせが投稿されました。

アラバマ州立公文書館のウェブサイトによると、寄贈は2019年秋に行われました。コレクションには、カメラで撮影された1950年代から2000年代にかけての視聴覚コンテンツ7,000件以上や、スクラップブック、写真、ネガ、ニュースレター等が含まれています。同館がコレクションの中から選んでデジタル化を行い、発表時点では一部のコンテンツが公開されています。2022年半ばから定期的なデジタル化を行い、四半期ごとに新たなコンテンツを公開する予定であると述べられています。

WSFA 12 Newsの発表によると、発表時点で、マルティン・ルーサー・キングJrの記者会見の映像を含む約15時間分のフィルムのデジタル化が完了しています。加えて、コレクションの所有権と著作権は同館に移管されており、展示や教室や教材での利用が可能であること等が述べられています。

11月 19日

東京大学総合図書館、「デジタル源氏物語」への「挿絵画像の比較」ページの追加を発表

2021年11月19日、東京大学総合図書館が、「デジタル源氏物語」への「挿絵画像の比較」ページの追加を発表しました。発表時点では、『絵入源氏物語』と『源氏百人一首』についての画像比較機能が提供されています。

『絵入源氏物語』については、国文学研究資料館所蔵のもの1点と国立国会図書館所蔵の2点、合計3種類の資料の挿絵を一度に比較できます。『源氏百人一首』については、大阪府立大学学術情報センターと奈良女子大学学術情報センターが所蔵するものの画像の一覧、重ね合わせての比較が可能です。画像の抽出にあたってはNDLラボが公開する「図表自動抽出のプログラム」、画像の比較にあたっては人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が公開するツール「vdiff.js」を活用したとあります。

@UTokyo_GenLib(Twitter, 2021/11/19)
https://twitter.com/UTokyo_GenLib/status/1461486784047509504

東北大学東北アジア研究センター、仙台藩士の古文書「北家文書」を調査し目録を公開

2021年11月12日、東北大学東北アジア研究センターは、宮城県の加美町教育委員会が所蔵する仙台藩士の古文書「北家文書」を調査し、「加美町北家文書目録」をウェブサイトで公開したと発表しました。

発表によると、同調査は2020年度から実施され、482点の文書の撮影と目録作成が行われました。「北家文書」には、領地・役職に関する古文書や、武芸を習得した証である免状、学問関係の書籍等が含まれているとあります。

また、撮影画像については、同センターが進める「地域研究デジタルアーカイブ」事業の一環として、50点程度オンライン公開する予定であると述べています。

フランスの国民教育・青少年・スポーツ省、図書館の資料収集に対する支援政策の評価レポートを公開

2021年11月15日、フランスの国民教育・青少年・スポーツ省が、教育・スポーツ・研究監督官(IGÉS)による、公共図書館の資料収集への支援政策の評価レポートを、ウェブサイトで公開しました。

発表によると、フランスでは公共図書館の資料収集に対して、文化省による資金援助の他、地方分散化組織の地域圏文化事業局(Directions régionales des affaires culturelles:DRAC)により、図書館購入州基金(fonds régionaux d’acquisition des bibliothèques:Frab)の枠組みで資金援助が行われています。2010年から2019年の10年間で、国は、前者で合計126万7,000ユーロ、後者で200万ユーロの支援を行ったとあります。

レポートでは、図書館分野に関する国の遺産関連政策の歴史と文脈、2010年から2019年の国による資金援助の評価の要素、課題と展望等がまとめられています。

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