アーカイブ - 2021年 9月 28日

NPOブックスタート、「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査2020の結果を発表

2021年9月24日、NPOブックスタートが、「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査2020の結果を発表しました。

日本でのブックスタートが開始から20周年を迎えたことを機に、自治体在住の0歳から1歳の子ども全員を対象に絵本を贈呈する事業の実施状況について、全国の自治体(1,741市区町村)を対象として2021年3月に調査が行われ、1,498市区町村から回答が寄せられました。

発表の中では、全国の自治体の78.6%(1,368市区町村)が同事業を行い、人口規模が大きい自治体は未実施率が高くなる傾向が見られると述べられています。回答の内、約5割は図書館・図書室が事業を主管し、8割以上が集団健診等の母子保健事業の機会に実施しており、絵本を仲立ちとして、異なる分野の機関が連携して赤ちゃんの成長や保護者の子育てを応援していることが分かったと指摘しています。

「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査 2020(NPOブックスタート, 2021/9/24)
https://www.bookstart.or.jp/1843/

【イベント】「国際バカロレアと学校図書館」公開シンポジウム(11/23・オンライン)

2021年11月23日、「国際バカロレアと学校図書館」研究会の主催により、「国際バカロレアと学校図書館」公開シンポジウムがオンラインで開催されます。

アンソニー・ティルク著『国際バカロレア教育と学校図書館——探究学習を支援する』(根本彰監訳、中田彩・松田ユリ子訳、学文社)の刊行を機に、国際バカロレア・ディプロマプログラムのカリキュラムの中心にある探究学習を進めるにあたり、学校図書館が持つ位置づけについて、関係者の意見交換が行われます。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

総合司会:松田ユリ子氏(神奈川県立新羽高等学校司書)

・主催者挨拶
根本彰氏(東京大学名誉教授)

・ビデオメッセージ(日本語字幕付き)
アンソニー・ティルク氏(オランダ・ハーグ、アメリカンスクール図書館長)

●発言
・探究を基盤とした教授学習と学校図書館
ダッタ・シャミ氏(岡山理科大学教授・日本国際バカロレア教育学会副会長)

・DP歴史の授業と学校図書館ー教科担当教員の立場よりー
梶木尚美氏(前大阪教育大学附属高等学校池田校舎教諭)

フランス・ADBU、大学図書館で使用されているITツールに関する調査結果を公開

2021年9月22日、フランスの学図書館・ドキュメンテーション分野の管理職層職員が構成する“Association française des directeurs et personnels de direction des bibliothèques universitaires et de la documentation”(ADBU)が、大学図書館で使用されているITツールに関する調査結果の公開を発表しました。

同調査は、ADBUの委員会“Commission Signalement et Système d’Information”(SSI)により、2021年1月26日から3月8日にかけて実施され、59件の回答が寄せられました。調査目的として、大学図書館で使われているITツールの概要を把握すること、独自で導入されているツールとその特徴(ホスティング、開発、メンテナンス、ユーザコミュニティの存在)を明らかにすること、相互運用の観点からのニーズを特定することが挙げられています。

全体的な結果として、図書館サービスの分野間で差異はあるものの、多種多様なツールが用いられ、規模が小さめな機関であっても独自のツールを開発している事例が見られたことが述べられています。また、機関の規模や文化によって異なるエコシステムがあったと指摘しています。

豊橋鉄道、路面電車の車内で絵本の読み聞かせを行う「おはなしでん」を運行:豊橋市中央図書館(愛知県)の「おはなしのへや」を車内で実施

2021年9月27日、豊橋鉄道が、路面電車の車内で絵本の読み聞かせを行う「おはなしでん」を10月29日に運行すると発表しています。

愛知県豊橋市と連携し、豊橋市中央図書館で実施している「おはなしのへや」を市内線の駅前駅から運動公園前の間(片道)で実施するもので、パネルシアター、大型絵本、手遊び絵本、エプロンシアターといったプログラムが予定されています。

対象は未就学児と保護者で、参加には事前の申し込みが必要です。定員は20人程度で、応募多数の場合は抽選となります。また、緊急事態宣言発出時は中止になります。

路面電車の車内で絵本の読み聞かせを行う“おはなしでん”を運行します(豊橋鉄道,2021/9/27)
https://www.toyotetsu.com/news/000282.html

おはなしのへやが市電に出張!「おはなしでん」を開催します (豊橋市)
https://www.city.toyohashi.lg.jp/46071.htm

NDLラボ、振り仮名のデータセット「振り仮名注釈コーパス」(2種類)を公開

2021年9月21日、国立国会図書館(NDL)のNDLラボが、振り仮名のデータセット「振り仮名注釈コーパス」2種類をGitHubで公開しました。

日本語のテキストを分かち書きにした上で、分割した箇所に振り仮名を付与したもので、青空文庫の公開作品のテキストデータに対し、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」が視覚障害者に提供している点字データに由来する振り仮名を付与して作成したものと、国立国会図書館が提供する書誌データを元に作成したものの2種類を公開したものです。

振り仮名注釈コーパスの公開について(NDLラボ, 2021/9/21)
https://lab.ndl.go.jp/news/2021/2021-09-21/

青空文庫及びサピエの点字データから作成した振り仮名のデータセット(GitHub)
https://github.com/ndl-lab/huriganacorpus-aozora

米・フリーダムハウス、インターネットの自由度を国ごとに評価した年次報告書“Freedom on the Net 2021”を公開:世界のインターネットの自由度が11年連続で低下

2021年9月21日、米国の無党派の非営利団体フリーダムハウス(FreedomHouse)が、インターネットの自由度を国ごとに評価した年次報告書“Freedom on the Net 2021”を公開しました。

世界のインターネットユーザーの88%を占める70か国におけるインターネットの自由度を、2020年6月から2021年5月までに起こった事象に焦点をあてて評価しており、詳細な国別レポート、インターネットの自由度に係る21の指標に関するデータ、政策提言が公表されています。

世界各国の政府が技術基盤への権限を強めており、インターネット上の違法・有害情報の軽減、データの悪用の抑制、市場操作慣行の停止など合理的な試みがあるものの、多くの政府では表現の自由・プライバシー・公に対する説明責任に対する多大な犠牲を払ってコンテンツの削除や個人データの当局との共有を企業に義務付ける新しい政策の提案が行われていると指摘しています。

重要な所見として以下の6点があげられています。

・世界のインターネットの自由度が11年連続で低下

・利用者の権利をめぐって政府と技術企業が衝突

・オンライン上の表現の自由はかつてない緊張のもとにある

・中国が7年連続でインターネットの自由度がもっとも最悪の環境

韓国文化体育観光部、公共図書館統計調査(2020年基準)の結果を発表:コロナ禍での非対面サービスの拡充により一日平均の貸出冊数が増加/オンラインで利用できる資料も拡充

2021年9月27日、韓国文化体育観光部が、公共図書館統計調査(2020年12月31日基準)の結果を発表しました。

コロナ禍の影響で公共図書館の来館者数は2019年と比べて65.9%減少したものの、ドライブスルー貸出・宅配/郵便貸出・スマート図書館(無人貸出)といった非対面サービスの拡充により、一日平均の貸出冊数が38%増加したとしています。また、公共図書館によるオンラインプログラムが770館で18,096回実施され約440万人が参加したことや、オンラインで利用できる資料の1館当たりの点数が2019年に比べて31%増加したことも紹介されています。

また、韓国政府による生活密着型社会的共通資本(SOC)の拡充政策により、地域住民による公共図書館へのアクセスが向上していることもわかったとも指摘されています。