アーカイブ - 2021年 9月 27日

情報機関による教育・研究目的での著作物への無制限のアクセスを可能とする著作権法や実務の改革の達成・実行を目的とした欧州での3年間のプログラム“Knowledge Rights 21(KR21)”が開始

2021年9月23日、国際図書館連盟(IFLA)・欧州研究図書館協会(LIBER)・SPARC Europeが、欧州における学習・研究・文化的生活のための知識へのアクセスを促進するための新しいプログラム“Knowledge Rights 21(KR21)”の開始を発表しました。教育・研究目的で、情報機関による著作物への無制限のアクセス提供を可能とする著作権法や実務の改革の達成と実行を目的としたものです。

アルカディア基金が、IFLAの活動を支援するStichting IFLA Foundation (SIF)に対して3年間で300万ユーロの助成することを受けてのもので、SIFでは、IFLA・LIBER・SPARC Europe等と協力して行うとしています。

主な活動として「公共・国立・教育・研究図書館利用者の電子書籍への公正なアクセスの推進」「契約による無効化や著作権法の例外規定を弱める技術的保護手段からの著作権法に基づいた利用者の権利の保護」「研究・教育・学習を支援するために欧州でのオープンで柔軟な著作権の基準の導入の推進」「欧州における著作者の権利保持活動とオープンライセンシングへの理解の促進」等が挙げられています。

神奈川県立歴史博物館、「赤星直忠考古学研究資料デジタルアーカイブ」を公開

2021年9月23日、神奈川県立歴史博物館が、同館の公式Twitterアカウントで『赤星直忠考古学研究資料』のデジタルアーカイブを公開したと発表しました。

『赤星直忠考古学研究資料』は、考古学者である赤星直忠氏が1922年から1952年に記したフィールドノートで、全6冊からなります。同氏が行った調査の概要・写真・スケッチ等が含まれています。

デジタルアーカイブでは、『赤星直忠考古学研究資料』の全ページの画像とその関連情報、各巻のPDF版が公開されています。画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYのもと利用できます。

また、同デジタルアーカイブで公開している画像の翻刻作業への協力を呼びかけています。

@kanagawa_museum(Twitter, 2021/9/23)
https://twitter.com/kanagawa_museum/status/1440859871927160834

静岡県立中央図書館、図書館DX実証実験第2弾「利用者登録等Web申込」と第3弾「電子図書館」を10月1日から実施

2021年9月22日、静岡県立中央図書館が、「図書館DX実証実験」の第2弾「利用者登録等Web申込」、第3弾「電子図書館」を10月1日から実施すると発表しました。

利用者サービスのデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進する一連の「図書館DX実証実験」により、来館することなく各種ウェブサービスを利用可能になるとあります。今回発表されたのは、9月1日から実施されている第1弾「貸出カードのスマホ表示」に続く取組です。

第2弾「利用者登録等Web申込」は、静岡県の電子申請サービスを用いた利用者登録を可能とするもので、第3弾「電子図書館」では約500冊の電子書籍の提供が開始される予定です。

【事前告知】図書館DX実証実験について 第2弾利用者登録等Web申込・第3弾電子図書館(静岡県立中央図書館, 2021/9/22)
https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2021/dx2web3.html

東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター、「写真でみる公立図書館・図書室の乳幼児・保護者のためのスペース事例集」の特設ウェブサイトを開設

2021年9月22日、東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)が、「写真でみる公立図書館・図書室の乳幼児・保護者のためのスペース事例集」の特設ウェブサイトを開設したと発表しました。

同事例集は、Cedepと株式会社ポプラ社の共同研究の一環として、全国の公立図書館・図書室を対象に実施された、「子どもの読書環境と公立図書館の役割に関する調査」の成果の一つで、特設ウェブサイトからダウンロードできます。18歳未満の子どもを対象とした区画・閲覧スペースについて、乳幼児と保護者のための環境づくりの例としてわかりやすい写真を取り上げ、分類・解説が行われています。

発表の中では、今後、同事例集について特設ウェブサイトで詳しく伝えていくとあります。

[特設サイトを開設しました]写真で見る公立図書館・図書室の乳幼児・保護者のためのスペース事例集 子どもたちの豊かな絵本・本環境をめざして(発達保育実践政策学センター, 2021/9/22)
http://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp/event/35547/

公益財団法人文字・活字文化推進機構と学校図書館整備推進会議、「学校図書館図書等の整備・拡充を求める各界連絡会」を10月5日に開催

2021年10月5日、公益財団法人文字・活字文化推進機構と学校図書館整備推進会議の主催により、「学校図書館図書等の整備・拡充を求める各界連絡会」が、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で開催されます。

第5次「学校図書館図書整備等5か年計画」が2021年度に終了することを受け、立法府と行政府に対して改めて要望を伝えるために実施するとあります。

参加には事前の申し込みが必要です。

「学校図書館図書等の整備・拡充を求める各界連絡会」開催(公益財団法人文字・活字文化推進機構, 2021/9/22)
http://www.mojikatsuji.or.jp/news/2021/09/22/5005/

参考:
【イベント】第5次学校図書館図書整備推進5か年計画に関し、学校図書館議員連盟、学校図書館活性化協議会の合同会議が開催(3/16・東京)
Posted 2016年3月4日
https://current.ndl.go.jp/node/30940

米・SPARC、学術出版界に関する現況分析と現況を踏まえた学術機関向けの行動のためのロードマップの2021年更新版を公開

2021年9月22日、米・SPARCが、学術出版界に関する現況分析と現況を踏まえた学術機関向けの行動のためのロードマップの2021年更新版“2021 Update to Landscape Analysis & Roadmap for Action”の公開を発表しました。

発表によると、今回の改訂では研究・教育市場や主要な個別の企業における影響を検証しています。市場集中の進展や学術機関とベンダー間の利害のさらなる乖離といった以前からの懸念事項の最新の状況と、学生の選択肢を狭める「包括的アクセス」の支持の増加といった新たに生じた懸念事項の解説等が行われています。

また、戦略的・倫理的課題に取り組むための学術機関における組織改編の実施や、個人やコミュニティのニーズを把握できるツール・データの整備等、2019年に公開された“Roadmap for Action”を補完する推奨事項の追加を行ったとあります。

加えて、過去1年に見られた動きは、学術コミュニティにとって、利益を追求し、公平性・包摂性・学問の自由の保護という価値観を守り、促進するために、自身のコンテンツとインフラの管理を行うことが急務であると示していると述べています。

“UNESCO PERSIST”プロジェクト、MLA機関向けのデジタル遺産保存のガイドラインの第2版を公開

2021年9月22日、国際図書館連盟(IFLA)は、ユネスコのPERSISTプロジェクトが、MLA機関向けのデジタル遺産保存のガイドライン“The UNESCO/PERSIST Guidelines for the selection of digital heritage for long-term preservation”の第2版を公開したと発表しています。

第2版は、IFLA・国際公文書館会議(ICA)・国際博物館協議会(ICOM)からの代表を含む専門家により執筆されたもので、今回、英語版・スペイン語版・アラビア語版が公開されています。

【イベント】専門図書館協議会教育プログラム第5弾「レファレンスサービスを図書館の強みに 江戸東京博物館図書室の事例から~」(10/28・オンライン)

2021年10月28日、専門図書館協議会により、新任者向けの教育プログラムの第5弾として、「レファレンスサービスを図書館の強みに 江戸東京博物館図書室の事例から~」がオンラインで開催されます。

江戸東京博物館図書室の楯石もも子氏が、博物館図書室ならではのレファレンス事例とその活用について説明します。

定員は60人(要事前申込)です。参加費は、会員は無料、非会員は3,000円です。

【専図協】教育プログラム第5弾「レファレンスサービスを図書館の強みに 江戸東京博物館図書室の事例から~」(専門図書館協議会)
https://jsla.or.jp/2021-10-28-online-meeting/

参考:
野球殿堂博物館図書室(東京都)、「野球で自由研究!お悩み相談コーナー」を開設
Posted 2021年7月16日
https://current.ndl.go.jp/node/44447

CA2002 - 図書館をテーマにした同人誌即売会「としょけっと」の開催から / みさき絵美

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カレントアウェアネス
No.349 2021年09月20日

 

CA2002

 

図書館をテーマにした同人誌即売会「としょけっと」の開催から

としょけっと実行委員会:みさき絵美(みさきえみ)

 

CA2003 - 公立図書館における補助金・交付金の活用 / 小泉公乃

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カレントアウェアネス
No.349 2021年09月20日

 

CA2003

 

公立図書館における補助金・交付金の活用

筑波大学図書館情報メディア系:小泉公乃(こいずみまさのり)

 

CA2005 - DORAから「責任ある研究評価」へ:研究評価指標の新たな展開 / 林 隆之, 佐々木 結

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カレントアウェアネス
No.349 2021年09月20日

 

CA2005

 

DORAから「責任ある研究評価」へ:研究評価指標の新たな展開

政策研究大学院大学:林 隆之(はやしたかゆき)
京都大学学術研究支援室: 佐々木 結(ささきゆう)