アーカイブ - 2021年 9月 13日

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米・ノースカロライナ州立大学図書館、ビデオゲームを通じて環境問題を考える取組“Global Change Games”を実施

2021年9月7日、米・ノースカロライナ州立大学図書館は、ビデオゲームを通じて環境問題を考える取組“Global Change Games”を実施することを発表しています。

同大学一年生及び編入生向けのサマーコース“Wicked Problems, Wolfpack Solutions: Global Change”に基づくもので、図書館のスタッフと特別ゲストが環境問題を意識したゲームをプレイし、内容について話し合う様子をライブ配信するという内容です。

第1弾は、米・ニューヨークのセントラルパークを模した環境でミツバチを操縦するゲーム“Bee Simulator”であり、ゲストはノースカロライナ自然科学博物館に勤務するハチの専門家Colin Brammer博士です。9月10日に同館のTwitchチャンネルで配信され、Twitchアカウントを持つ視聴者であれば配信中の質問やコメントも可能です。配信後は、同館のYouTubeチャンネルでもアーカイブ動画が公開されます。

英・ケンブリッジ大学図書館の「プランB」:学術出版社との交渉決裂時に取り組む代替策(記事紹介)

英・ケンブリッジ大学のOffice of Scholarly Communicationによるブログ“Unlocking Research”に、2021年9月2日付けで、同大学図書館のコレクション開発・管理責任者であるMichael Williams氏による投稿が掲載されています。

英国の大学連合では、2021年末にElsevier社との電子ジャーナル契約更新を控えており、現在契約条件に関する交渉を進めています。本記事では、仮に交渉が決裂した場合に同大(及び同館)が「プランB」としてどのような代替策の準備を行っているかを説明しています。

記事によれば、Elsevier社との交渉に際し同大の研究者コミュニティにも参加してもらうよう最善を尽くしており、契約やプランBに関する決定は全て、研究者コミュニティとのやりとりや参加を経た上で行うこととしています。また、Elsevier社との交渉に関する情報は同大のウェブサイト上でまとめられており、研究者向けに意見の提出方法も案内しています。

プレプリントへの査読行為と「重複査読」の問題(記事紹介)

学術情報流通に関連した多様な話題を提供する学術出版協会(Society for Scholarly Publishing:SSP)運営のブログ“The Scholarly Kitchen”に、2021年9月9日付けで記事“The dawn of the age of duplicate peer review”が掲載されています。筆者は研究データ共有支援ツールの開発企業の創設者・プロジェクトリーダーであるTim Vines氏です。

プレプリントを査読する取組の存在に触れつつ、当該のプレプリントが学術誌での査読プロセスにある場合、査読者の労力浪費につながる「重複査読」(duplicate peer review)となりうるケースがあると指摘しています。ただ、当該のプレプリントについての正当な議論と重複査読とを区別する明確な基準はないとし、プレプリントの台頭が、従来行われてきた「順を追った」(sequential)査読プロセスの変容をもたらす可能性に言及しています。

本記事の下に設けられたコメント欄では、内容に関する様々な意見が寄せられており、著者本人も回答しています。著者の回答によれば、本記事は重複査読を擁護したものではなく、重複査読を抑制していた壁が崩れつつあり、プレプリントへの査読行為がさらにそれを加速させていることを述べています。

鳥羽市立海の博物館(三重県)、営業を休止した県内の水族館「志摩マリンランド」が所蔵していた図書資料を受入れ

鳥羽市立海の博物館(三重県)は、2021年9月2日付けのTwitterで、2021年3月末に営業を休止した県内の水族館「志摩マリンランド」が所蔵していた図書資料の受入れ作業を進めていることを紹介しています。9月3日付けTwitterでは、年度内に目録も作成すると述べています。

NHK NEWS WEBの9月6日付け記事でも本件について報じており、寄贈資料が「学術雑誌や研究報告書など2万冊以上」にのぼること、将来的には希望者の閲覧に供することも検討されていること等が紹介されています。

@umi_museum(Twitter, 2021/9/2)
https://twitter.com/umi_museum/status/1433338079524241415

【イベント】日本図書館研究会情報組織化研究グループ2021年10月月例研究会「図書館情報学文献目録BIBLIS PLUSの構築について」(10/23・オンライン)

2021年10月23日、日本図書館研究会情報組織化研究グループの2021年10月月例研究会「図書館情報学文献目録BIBLIS PLUSの構築について」がオンライン(Zoomミーティング)で開催されます。発表者は実践女子大学図書館の伊藤民雄氏です。

明治期から現在までに発表された図書館情報学文献の一括検索を目指して構築されたデータベース「BIBLIS PLUS」について、企画立案から実際の作業、今後の展望についての発表が行われます。

参加費用は無料ですが、事前の申込みが必要です。

2021年10月月例研究会「図書館情報学文献目録BIBLIS PLUSの構築について」(日本図書館研究会情報組織化研究グループ)
http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#202110

江戸川区立東葛西図書館(東京都)、所蔵した当初に予約が多かった本を集めた特集『今なら貸出できます。』を展示中

2021年9月10日、江戸川区立東葛西図書館(東京都)が、特集『今なら貸出できます。』として、図書館に所蔵した当初に予約が多かった本を展示しています。当時予約が多くて読めなかった本を借りる機会として案内されています。

@edolib_higashi(Twitter,2021/9/10)
https://twitter.com/edolib_higashi/status/1436190978478469167

参考:
苫小牧市立中央図書館で「誰も読んでない本フェア」開催
Posted 2014年1月9日
https://current.ndl.go.jp/node/25226

江戸川区立東部図書館(東京都)、特集本コーナーの選書を利用者に体験してもらう企画「My Book Shelf~利用者〇〇さんが選んだ〇〇特集~」の参加受付を開始

2021年9月9日、江戸川区立東部図書館(東京都)が秋の読書週間企画として、「My Book Shelf~利用者〇〇さんが選んだ〇〇特集~」を開催するとして、参加者を募集しています。

12個の特集本コーナーについて、コーナー名や展示場所、集める本の種類(2Fにある本、ティーンズコーナーにある本、レシピ本等)や冊数などが示されており、参加者は作ってみたいコーナーを選んで、1時間ほどで選書を行うという企画です。

@edolib_tobu(Twitter, 2021/9/9)
https://twitter.com/edolib_tobu/status/1435866285217247233

藤枝市立駅南図書館、静岡産業大学藤枝図書館より借り受けた資料の展示と貸出を実施中:市の連携事業の一環

2021年9月8日、藤枝市立図書館(静岡県)は、同市の駅南図書館で静岡産業大学藤枝図書館より借り受けた資料の展示と貸出を始めたことを発表しました。

同市の連携事業の一環としての取り組みで、同館で所蔵の無い資料を借り受けたと説明されています。貸出は9月28日まで、展示と閲覧は10月17日まで行われます。

@FujiedaLibrary(Twitter,2021/9/8)
https://twitter.com/FujiedaLibrary/status/1435506225379115009

新たな学術セミナーのプラットフォームCassyni(記事紹介)

2021年9月1日、Europe Science社が運営するニュースサイトResearch informationに、“New company to run and publish academic seminars”と題された記事が公開されていました。

記事では、これまで十分なサービスが提供されていなかったとして構築された、学術セミナーの発見・組織化・公開プラットフォームであるCassyniについて紹介されています。同プラットフォームはKopernio、Mendeley、Publonsの創業者が共同で立ち上げたサービスで、研究者がセミナーを開催、運営、公開しDOIを割り当てることができます。また、関心のあるセミナーを発見して参加するか過去のセミナーのアーカイブを視聴することも可能です。

パンデミックへの対応や飛行機での移動で排出される二酸化炭素削減への対応としてオンライン開催による学術セミナーの範囲と影響力が拡大している中で、Cassyniを用いることで研究者が学術セミナーのコンテンツや記録を統一性・透明性の高い方法で容易に作成・公開できると説明されています。