アーカイブ - 2021年 9月 10日

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OCLC Research、図書館におけるWikipediaの活用に関する単行書の電子版を無料公開

2021年9月2日、OCLC Researchは、図書館におけるWikipediaの活用に関する単行書“Leveraging Wikipedia: Connecting Communities of Knowledge”について、電子版を無料公開すると発表しました。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC 4.0での公開です。

同書は、米国図書館協会(ALA)のユニットであるALA Editionsから2018年に出版されたものであり、編者はOCLC ResearchのMerrilee Proffitt氏が担当しました。内容については、図書館がWikipediaと提携してコンテンツの質を向上させると同時に、図書館のサービスやコレクションをオープンウェブ上でさらに可視化する方法を伝えるものであると紹介されています。

英・デジタル保存連合(DPC)、各データタイプの保存に関する知識をコンパクトにまとめた出版物“Data Type”シリーズとして、3Dデータ・CADファイル・GISデータに関する3件のレポートを公開

2021年9月8日、英・デジタル保存連合(DPC)は、3Dデータ・CADファイル・GISデータの保存に関するレポート3件の公開を発表しました。それぞれのデータタイプについて、保存上の課題、ファイルフォーマットの種類、メタデータ標準に関する情報、ファイル作成者やアーキビスト向けの助言等をまとめています。

これらのレポートは、DPCの出版物“Technology Watch”のうち、デジタル保存に関する特定のテーマをめぐる課題と解決策をコンパクトに概観する“Guidance Notes”の中の、データタイプに焦点を当てたシリーズ“Data Type”として刊行されました。

“Data Type”は、デジタル保存に取り組む人々がよく扱うデータタイプについて、デジタル保存コミュニティが有する知識の現状を紹介することを目的としています。“Data Type”の作成は、デジタル保存に関するソフトウェア開発やコンサルティング等を行うカナダの企業Artefactual SystemsのスタッフとDPCが行っており、英国原子力廃止措置機関(NDA)も協力しています。

北海道博物館協会学芸職員部会、意見書「博物館法改正にかかる会員意見の集約について」を文化庁長官に提出

2021年9月9日、北海道博物館協会学芸職員部会が、文化庁長官に対し意見書「博物館法改正にかかる会員意見の募集の集約について」(2021年9月7日付)を提出したと発表しています。

2019年11月に文化庁文化審議会に博物館部会が設置され、部会において検討を要する事項の中に「制度面(登録制度)」、「博物館に関する人材に関すること」が含められていること、また、2021年2月に博物館部会の下に「法制度の在り方に関するワーキンググループ」が設置され、博物館法改正のための具体的な議論が進められていることをうけ、博物館法改正に対して適切な意見反映を行うことが必要と考えて提出に至ったと説明されています。博物館部会部会長およびワーキンググループ座長にも意見書の写が提出されています。

@hk_curators(Twitter,2021/9/9)
https://twitter.com/hk_curators/status/1435892956188213248

福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」が書籍化

2021年9月9日、福井県立図書館は、同館のウェブサイトで公開している「覚え違いタイトル集」が『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』として書籍化されると発表しました。

「覚え違いタイトル集」の中から92事例を掲載し、覚え違いの裏話や司書が正しい本を探す方法等が含まれているとあります。発表によると、2021年10月20日発売です。

お知らせ(新着情報)(福井県立図書館)
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/tosyo/contents/newinfo/index.html
※2021年9月9日欄に「『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』の発売が決定しました」とあります。

長浜市立図書館(滋賀県)、「本のオーダーパック」を開始:希望に合わせた資料をオーダーメイドで用意し貸出

2021年9月8日、滋賀県の長浜市立図書館が、「本のオーダーパック」を開始すると発表しました。

対象は長浜市在住の個人利用者であり、事前に長浜市立長浜図書館へ電話またはメールで申し込みをすれば、オーダーメイドで用意された希望に合った資料を借りることができます。

期間は9月8日から10月31日までで、1日に5人程度、一度に1人10冊程度の貸出が行われます。

「本のオーダーパック」始めます(長浜市立図書館, 2021/9/8)
http://lib.city.nagahama.lg.jp/index.php?flg=topics&sflg=175

参考:
荒川区立ゆいの森あらかわ、「図書館員からあなたへ オーダーメイドBOOKフェア」の展示を実施中
Posted 2021年5月26日
https://current.ndl.go.jp/node/44076

FORCE11、研究データ公開において発生し得る倫理的問題への対応に関する推奨事項を公開

2021年9月7日、研究データの流通や活用を推進する国際イニシアティブFORCE11が、研究データ公開において発生しうる倫理的問題への対応に関する推奨事項を公開したと発表しました。

2021年初めに出版倫理委員会(COPE)の協力を得て立ち上げられたFORCE11の「研究データ公開倫理ワーキンググループ」(Research Data Publication Ethics Working Group)により作成されました。

オーサーシップに関する問題、法律や規則による制限、公開したデータセットに誤り等があった場合、被験者・コミュニティ等に対するリスクといったカテゴリーごとに、生じ得る事例や推奨事項をまとめています。発表の中では、推奨事項に関してのフィードバックを歓迎するとあります。

Times Higher Education(THE)社、世界大学ランキング2022を公開

2021年9月2日、Times Higher Education社(THE)が、世界大学ランキング2022を公開しました。

1位は6年連続で英・オックスフォード大学、2位は米・カリフォルニア工科大学(前年4位)と米・ハーバード大学(前年3位)、4位は米・スタンフォード大学(前年2位)、5位は英・ケンブリッジ大学(前年6位)と米・マサチューセッツ工科大学(前年5位)です。

「THE世界大学ランキング日本版」のウェブサイトに掲載された同日付け記事では、東京大学が35位(前年36位)、京都大学が61位(前年54位)であったことや、中国では清華大学・北京大学の2大学がトップ20入りを果たしたこと等を紹介しています。

欧州委員会(EC)、オープンソースのソフトウェア・ハードウェアが欧州経済にもたらす影響を調査した報告書を公開

2021年9月6日、欧州委員会(EC)は、オープンソースのソフトウェア・ハードウェアが欧州経済にもたらす影響を調査した報告書“The impact of Open Source Software and Hardware on technological independence, competitiveness and innovation in the EU economy”の公開を発表しました。

同報告書では、欧州連合(EU)に所在する企業が2018年にオープンソースソフトウェア(OSS)に投資した金額は約10億ユーロであり、欧州経済に650億ユーロから950億ユーロのプラスの影響をもたらしたと推定しています。また、OSSのコードへの貢献度が10%増加すると、年間で0.4%から0.6%のGDPが追加で創出され、EU内の情報通信技術(ICT)分野のスタートアップ企業も600社以上増加すると予測しています。

欧州および世界における既存の公共政策措置の分析も行っており、欧州におけるOSS関連の制度的能力(institutional capacity)が、OSSより生み出される価値と比べ不釣り合いに小さいことを指摘しています。その上で、公共政策に関する提言を複数行っています。

学術出版協会(SSP)、ハゲタカジャーナルに関するCabells社提供のデータベース“Predatory Reports”に掲載されたタイトル数が1万5,000を超えたと発表

2021年9月1日、学術出版界の部門間のコミュニケーション促進等を目的に活動する非営利団体・学術出版協会(Society for Scholarly Publishing:SSP)は、米・Cabells社提供のデータベース“Predatory Reports”に掲載されたタイトル数が1万5,000を超えたと発表しました。

“Predatory Reports”にはハゲタカジャーナル(predatory journal)のデータベースであり、2017年に提供開始されました。開始時点では4,000タイトルであったものの、現在では約4倍に増加したと述べています。

東久留米市立ひばりが丘図書館(東京都)、コミュニティFMとの共同企画展「あなたの本の思い出、教えてください」を実施

東京都の東久留米市立ひばりが丘図書館が、コミュニティFM「TOKYO854 くるめラ」との共同企画展として「あなたの本の思い出、教えてください」を実施します。

2021年9月9日から10月2日まで、ウェブページ、メール、Twiiter、ひばりが丘図書館において、思い出が詰まった本のタイトルとそのエピソードが募集されており、10月9日から11月9日までひばりが丘図書館にて展示が行われます。

@higashikurume_t(Twitter,2021/9/8)
https://twitter.com/higashikurume_t/status/1435448642702245892

『あなたの本の思い出、教えてください』くるめラ・ひばりが丘図書館共同企画(TOKYO854 くるめラ,2021/9/8)
https://tokyo854.com/2021/09/08/books854/

【イベント】愛知県図書館開館30周年記念講演会「公共図書館の過去・現在・未来」(10/29・名古屋)

2021年10月29日、愛知県図書館が、開館30周年記念講演会として「開館30周年記念講演会~いかにして「知の拠点」となり、コロナ禍を乗り越えていくのか~」を開催します。

地域の「知の拠点」である、同県の公共図書館の原点を改めて確認するととともに、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、デジタル化を中心に大きな変化を迎えつつある公共図書館の今後のあり方を考えることを目的としています。

会場は愛知県図書館で、定員は50人です。参加無料で申し込みは不要です。

当日の内容は以下の通りです。

・第1部 講演「近代図書館の先駆け愛知県羽田八幡宮文庫」
岩瀬彰利氏(豊橋市図書館主幹学芸員)

・第2部 講演「愛知県から考える図書館機能の再定置」
講師:福島幸宏氏(慶應義塾大学文学部准教授)

・第3部 シンポジウム「コロナ禍の中の公共図書館におけるデジタルリソースを考える」

マスク着用、手指消毒、換気等の感染症対策を講じて実施され、感染症等の状況により変更又は中止になる場合はウェブサイトでお知らせがされるとのことです。

国立国会図書館、こども霞が関見学デーの体験プログラム「電子展示を作ってみよう!」で案内した制作マニュアルや当日の作品をジャパンサーチで公開

2021年9月8日、国立国会図書館は、8月18日(水)・19日(木)の「こども霞が関見学デー」で実施したオンラインの体験プログラム「電子展示を作ってみよう!」のページをジャパンサーチで公開しました。

同プログラムは、ジャパンサーチの利活用機能である、マイノート、ワークスペースを使って、参加者のテーマや興味・関心に沿った、電子展示(ギャラリー)を制作するというものです。

公開したページでは、イベント趣旨や概要に加え、当日に参加者が制作した作品や運営側で作成したサンプル素材集を掲載しています。また、今後イベントなどで活用してもらえるように、参加者に案内した制作マニュアルをCC BYで公開しています。

こども霞が関見学デー「電子展示を作ってみよう!」(ジャパンサーチ、2021/9/8)
https://jpsearch.go.jp/gallery/jpsutilization-kasumigasekiday2021