アーカイブ - 2021年 9月 1日

国際図書館連盟(IFLA)、ウェブサイトをリニューアル

2021年8月30日、国際図書館連盟(IFLA)がウェブサイトをリニューアルしたことを発表しました。

ウェブサイトを最新式のものにすることで、図書館界のできるだけ多く人がIFLAのコンテンツから恩恵が受けられるようにすることがIFLA Strategy 2019-2024の重要な要素であったことから行われたものです。

新しいウェブサイトでは、IFLAのビジョンと使命をより前面に押し出し、IFLAのさまざまな分科会・部会・その他の委員会のページにアクセスしやすくなったと説明されています。あわせて、ダブリンコアメタデータ標準に準拠した、1,200を超えるコンテンツを含む専用のリポジトリも公開しています。

また今後、IFLAの公用語で利用できるコンテンツの範囲拡大、これまでのリポジトリであるIFLA Libraryに搭載されているコンテンツを含めたリポジトリへのコンテンツ追加などが予定されています。以前のウェブサイトもアーカイブとして利用可能になる予定です。

英国図書館(BL)の国際巡回展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」、兵庫県立美術館・東京ステーションギャラリーにて開催

特別展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」が、2021年9月11日から11月7日まで兵庫県立美術館(神戸市)、2021年12月18日から3月27日まで東京ステーションギャラリー(東京都千代田区)にて開催されます。

英国図書館(BL)が2017年に開催した展覧会“Harry Potter : A History of Magic”の国際巡回展で、2018年のニューヨークでの開催に続くものです。

薬学・錬金術・天文学・幻獣などに関する貴重な資料が、ホグワーツ魔法学校のカリキュラムに沿って展示されます。

当初は2020年の開催が予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響により開催が延期されていました。

ハリー・ポッターと魔法の歴史
https://historyofmagic.jp/

ハリー・ポッターと魔法の歴史(兵庫県立美術館)
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/

豊橋市図書館(愛知県)、「知識」「情報」の発信を通して地域貢献活動を行う「知の伝道師」を募集

2021年9月1日、愛知県の豊橋市図書館が「知の伝道師」を募集すると発表しました。「知識」や「情報」の発信を通して地域貢献したいと考え活動する個人や企業・団体を募集するものです。

「知識」や「情報」を発信する人と、必要としている人をつなぐことで「知と交流の創造拠点」としての機能を高めることを目的としたもので、登録者は「知の伝道師」として、図書館主催の講座やイベント等で、活きた情報を広く利用者に提供する活動を行うことになります。

【募集】豊橋市図書館「知の伝道師」について(豊橋市図書館,2021/9/1)
https://www.library.toyohashi.aichi.jp/facility/chuou/information/2021/09/post-273.html

国立映画アーカイブ、国立情報学研究所(NII)と共同で「関東大震災映像デジタルアーカイブ」を開設

2021年9月1日、国立映画アーカイブが、国立情報学研究所(NII)と共同で「関東大震災映像デジタルアーカイブ」を開設したと発表しました。

国立映画アーカイブが所蔵する関東大震災関連の映画を公開するウェブサイトであり、9月1日時点では、文部省が監修した1923年の映画『關東大震大火實況』の全編が公開されています。

発表によると、1923年9月1日の関東大震災発生から100年の節目を迎える2023年9月1日までに、『大正拾弐年九月一日 猛火と屍の東京を踏みて』をはじめとした、同館が所蔵する全ての関東大震災関連の映画が公開される予定です。

WEBサイト「関東大震災映像デジタルアーカイブ」開設のお知らせ(国立映画アーカイブ, 2021/9/1)
https://www.nfaj.go.jp/ge/topics/20210901/

【イベント】第441回機振協セミナー「防災・災害のことなら防災専門図書館へ」(9/15・オンライン)

2021年9月15日、機械振興協会(機振協)経済研究所BICライブラリの主催により、第441回機振協セミナー「防災・災害のことなら防災専門図書館へ」がオンラインで開催されます。

防災専門図書館の矢野陽子氏を講師とし、災害の記録の収集保存を長年にわたって行っている同館の取組について、講演が行われます。

定員は90人(先着順・要申込)で、参加費は無料です。

神奈川県川崎市、「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(案)」への意見募集を実施中

2021年9月1日から9月30日まで、神奈川県川崎市が、「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(案)」への市民意見募集を実施しています。

2021年7月に提出された「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」を踏まえ、同市にとってどのような博物館・美術館が必要であるかを示すものとして、取りまとめられたものです。これまでの経緯、新たな博物館・美術館の必要性に加え、施設・役割についての基本的な考え方がまとめられています。

案の中で、施設については、被災リスクの少ない場所への設置を検討すること等が述べられています。役割については、「川崎の歴史と文化を未来へつなぐ」「文化芸術的な視点からの人材育成と学びの機会の提供」「文化芸術を活用したまちづくり」の3つを挙げ、それぞれの方向性を示しています。

「新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(案)」への市民意見を募集します(川崎市, 2021/8/30)
https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000131838.html

静岡県立中央図書館、図書館DX実証実験を実施:第1弾は貸出カードのスマートフォン表示

2021年9月1日、静岡県立中央図書館が、「図書館DX実証実験」として、順次利用者サービスのデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進することを発表しました。

同県のデジタル戦略課が進める、「ふじのくにデジタルトランスフォーメーション推進事業」の一環として実施されます。第1弾として、9月1日から、同館の貸出カードのスマートフォン表示が開始され、スマートフォンでの本の貸出が可能になりました。

発表の中では、第2弾・第3弾の予定についても示されており、内容は近日中に公開するとあります。

図書館DX実証実験について:第1弾貸出カードのスマホ表示(静岡県立中央図書館, 2021/9/1)
https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2021/dx_2.html

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)、公共図書館の戦略“Forward: Scotland's Public Library Strategy 2021-2025”を公開

2021年8月24日、スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)が、スコットランドの公共図書館の戦略“Forward: Scotland's Public Library Strategy 2021-2025”を公開したと発表しました。

発表によると、社会的孤立、無料かつアクセス可能な情報の提供、健康・幸福度(wellbeing)の促進、デジタルデバイドの解消に焦点を当てた戦略です。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大により促進されたデジタルサービスについて、さらなる統合・提供を進めることも重視していると述べられています。

スコットランド政府が国家的な取組事項を定めた“National Performance Framework”や、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた内容であり、以下の3項目が重要目標として掲げられています。

・人
図書館は、人々やコミュニティが潜在能力を発揮できるように支援し、職員のユニークな技能を奨励する。

・場所
図書館は、コミュニティ主導のデザインを核とし、価値のある場所であると同時に場を作る存在となる。

・パートナーシップ
連携協力への戦略的アプローチにより、地域的・国家的優先事項を実現する。