アーカイブ - 2021年 7月 26日

英・リーズ市議会、産業革命時に建設された亜麻工場の英国図書館(BL)への改修に係る設計・調査等のための資金の調達を承認

2021年7月21日、英・リーズ市議会が、英国政府のBLプロジェクトの予算2,500万ポンドを管理するウェスト・ヨークシャ―合同行政機構から権限移譲協定(Devolution Deals)に基づき調達する500万ポンドを資金計画(Capital Scheme)に投入すること等が理事会(Executive Board)で承認され、コールイン(call-in;国が地方自治体に代わって計画を実施する制度)の対象となったと発表しています。500万ポンドは、一時的な建物の保護・安定化と、改修可能性についてのより詳細な設計と調査のための資金として用いられます。

産業革命時に建設され、GradeⅠの建物に指定されている亜麻工場テンプル・ワークス(Temple Works)の英国図書館(BL)への改修に係る提案報告書の理事会での審議に基づくものです。

【イベント】文化遺産国際協力コンソーシアム第29回研究会「文化遺産にまつわる情報の保存と継承~開かれたデータベースに向けて~」(8/9・オンライン)

2021年8月9日、文化遺産国際協力コンソーシアムの主催により、第29回研究会「文化遺産にまつわる情報の保存と継承~開かれたデータベースに向けて~」が、オンラインで開催されます。

国内外でデータベース作成を通じて、有形・無形の文化遺産の保存・活用に取り組む具体的事例を取り上げ、文化遺産に関する情報の保存と継承のあり方を考えるとともに、国際協力の可能性について議論が行われます。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

・フォーラム型情報ミュージアムプロジェクトとアイヌ民族資料の活用
齋藤玲子氏(国立民族学博物館 人類文明誌研究部 准教授)

・無形文化遺産に関わる情報の記録と活用について
久保田裕道氏(東京文化財研究所 無形文化遺産部 無形民俗文化財研究室長)

・アジア近代建築遺産データベースの40年:その展開・変容・課題
林憲吾氏(東京大学生産技術研究所 准教授)

・ディスカッション「文化遺産にまつわる情報の記録と国際協力への展望」
モデレーター:近藤康久氏(総合地球環境学研究所 准教授)
パネリスト:齋藤玲子氏、久保田裕道氏、林憲吾氏

Google Scholar、学術雑誌のインパクト指標を2021年版に更新

2021年7月22日、Google Scholarは学術雑誌のインパクト指標を提供するサービス“Google Scholar Metrics”の値を2021年版に更新しました。

2021年版は、Googleのガイドラインに準拠しているウェブサイト掲載のジャーナル、および、選定した工学・コンピューター科学分野の会議論文のうち、2016年から2020年の間に公開・引用された論文をもとにしています。

2021 Scholar Metrics Released(Google Scholar Blog, 2021/7/22)
https://scholar.googleblog.com/2021/07/2021-scholar-metrics-released.html

米国議会図書館(LC)の米国民俗センター、多様なコミュニティにおける文化や伝統の記録を行う個人・機関を対象とした助成を実施

2021年7月23日、米国議会図書館(LC)の米国民俗センター(American Folklife Center)が、新たな助成プログラム“Community Collections grants”を実施すると発表されました。

同助成プログラムは、アフリカ系米国人、先住民族、米国における低代表コミュニティの文化や伝統の記録に取り組む個人や機関を対象としています。最大6万ドルの12か月間の助成10件を提供すると述べられています。

発表によると、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック、先住民、その他の少数民族のコミュニティとつながるため、LCが2021年から開始した複数年のイニシアチブ“Ofthe People:Widening the Path”の一環として実施されます。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、新型コロナウイルス感染症対策としての新たな形態のリモートアクセスに関するレポートを公開:オンラインの閲覧室等を構築する取組について

2021年7月19日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、オンラインの閲覧室(Virtual Reading Room:VRR)やティーチングスペース(Virtual Teaching Space:VTS)を構築する取組についての調査レポートの公開を発表しました。

同調査は、2021年5月14日から6月11日にかけてRLUKが実施したものであり、英国の大学を中心に、32機関から回答が寄せられました。発表の中では、VRRやVTSはデジタル化に依存せず、図書館内の閲覧室等に配置したビジュアライザーを用いたライブ・ストリーミングにより、コレクションへのリモートアクセスを可能とするとあります。

調査の結果明らかになった主な事柄として、両者は広がりつつあるサービスであり、利用・対象者・拡張性・持続可能性について課題が残っていること等が挙げられています。その他、VRRは、ロックダウン期間中に当該組織内の少数の研究者等を対象としたリモートアクセス提供サービスから、より広範な研究者を対象とした研究支援サービスとなったと述べています。VTSについては、当初はロックダウン期間中にオンサイトでの授業の代替とされていたものの、現在では学生の学習支援と参加・地域への貢献の拡大のためのものになっていると指摘しています。

足立区立江北図書館(東京都)、同区総合防災対策室の協力のもと「荒川が氾濫したらどうなる?~親子で防災リストをつくろう~」を開催:持ち出しチェックリストの作成や家族の行動タイムラインの確認等

2021年9月4日、東京都の足立区立江北図書館が、江北地域学習センターにおいて「荒川が氾濫したらどうなる?~親子で防災リストをつくろう~」を開催します。

足立区総合防災対策室の協力のもと実施されるもので、同区の洪水ハザードマップをもとに作成された映像を見て水害の恐ろしさを体感するとともに、いざというときの持ち出しチェックリストの作成や、家族の行動タイムラインの確認等を行われます。

参加には事前の申し込みが必要で、参加費は無料ですが、対象は小学生以上の子どもと保護者(大人だけの参加も可)で、定員は10組です。

江北図書館:荒川が氾濫したらどうなる?「親子で防災リストをつくろう」(9月4日)(足立区,2021/7/26)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/toshokan/chiikibunka/toshokan/20210904kohoku.html

石狩市民図書館(北海道)・ミライon図書館(長崎県)、交流企画「アイデア缶詰ラベル絵アワード」を開催

北海道の石狩市民図書館と長崎県のミライon図書館が、交流企画「アイデア缶詰ラベル絵アワード」を開催すると発表しています。

日本で初めて缶詰が作られたのが長崎、日本で初めて本格的な缶詰生産が始まったのが北海道石狩市という缶詰発祥という共通点をきっかけに、企画を通して長崎と石狩の文化や歴史を学び、郷土への親しみを再認識するとともに両地域のPRを図ることを目的に開催されるものです。

石狩市民には「石狩の○○を缶詰にしたら・・・」、長崎県民には「長崎の〇〇を缶詰にしたら・・・」をテーマに、幼児、小・中学生対象の「こどもの部」と高校生以上の「一般の部」に分けて作品の募集が行われます。応募受付期間は2021年7月21日から8月29日までです。

最優秀賞(長崎県・石狩市ともに各部門1作品)を受賞した長崎県民には石狩市の特産品セット、同じく石狩市民には長崎県の特産品セットが贈呈されるほか、最優秀賞および長崎県・石狩市ともに各部門4作品選ばれる優秀賞受賞者全員には、賞状と応募作品を缶詰に再現した空缶が贈呈されます。

また、10月5日から10月17日にかけて、両館において、最優秀賞・優秀賞作品の展示が行われます。

国立情報学研究所(NII)、「日本語単一話者オーディオブック・紙芝居朗読音声コーパス(J-KAC)」「日本語多話者オーディオブックコーパス(J-MAC)」の提供開始

2021年6月17日、国立情報学研究所音声資源コンソーシアム(NII-SRC)は、音声コーパス「日本語単一話者オーディオブック ・紙芝居朗読音声コーパス(J-KAC)」を提供開始しました。

日本語の小説・紙芝居を,プロの男性声優1人が多様なスタイルやキャラクタで朗読した計9時間分の音声データからなるものです。

また、2021年7月12日、同コンソーシアムは、「日本語多話者オーディオブックコーパス(J-MAC)」を提供開始しました。

こちらは、小説24作品のオーディオブック延べ74点について,章や段落に構造化し振り仮名を付与したテキストに,文単位での時間情報を付与したものです。

NIIでは大学等の研究者が作成したデータセットを「情報学研究データリポジトリ(IDR)」で受け入れており、「日本語単一話者オーディオブック・紙芝居朗読音声コーパス(J-KAC)」および「日本語多話者オーディオブックコーパス(J-MAC)」は、東京大学の高道慎之介氏を中心に構築されたものを「研究者等提供データセット受入要項」に基づき受入・提供するものです。IDRのウェブサイトからのオンライン申請にて無償で入手可能ですが、利用は研究目的に限られます。