2021年7月12日、北米日本研究資料調整協議会(NCC)は、データベース“NCC Japanese Digital Image Gateway”(DIG)の正式公開を発表しました。日本・北米・欧州の大学・アーカイブ・図書館・博物館等が所蔵・公開する日本関連デジタル画像のポータルサイトであり、2021年6月時点で184のリソースを収録しています。
2021年7月13日、研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)は、Arcadia基金から3年間で120万ドルの助成を受けることを発表しました。助成金は、学術機関における研究評価改革を支援するためのプロジェクトである“Tools to Advance Research Assessment”(TARA)の実施に活用されます。
TARAは、オランダ・ライデン大学の科学・評価研究の教授であり、同大の科学技術研究センター(Centre for Science and Technology Studies :CWTS)でディレクターを務めるSarah de Rijcke氏と、米・イリノイ工科大学のデザイン研究所で准教授を務めるRuth Schmidt氏による共同研究です。同プロジェクトが実施又は作成に取り組む内容として、次の3点が挙げられています。
2021年7月14日、英・デジタル保存連合(DPC)は、“Safeguarding the Nation’s Digital Memory”プロジェクトの評価報告書の公開を発表しました。デジタル保存のリスク管理のための共同アプローチを確立し、統計的なリスク管理手法をデジタル遺産の領域に導入することを目的として実施されたプロジェクトです。
同プロジェクトは、英国の国営宝くじ文化遺産基金(The National Lottery Heritage Fund)からの助成を受けて、DPCと英国国立公文書館(TNA)、英・ウォーリック大学など英国のアーカイブズ・コミュニティとの協力により行われました。実施期間は2020年1月から12月までの1年間でした。