アーカイブ - 2021年 6月 8日

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人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「ARC浮世絵顔データセット」を公開

2021年6月7日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「ARC浮世絵顔データセット」を公開したと発表しました。

Google Brain TokyoのYingtao Tian氏らの共同研究グループにより、機械学習を用いて浮世絵から顔領域を自動抽出して作成されたデータセットです。立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)が国立情報学研究所(NII)の情報学研究データリポジトリ(IDR)で公開している「立命館ARC所蔵浮世絵データベース」が対象であり、2021年6月時点のデータ件数は9,203件の浮世絵画像から抽出された1万6,653件です。

データセットは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYで提供されています。また、データセットの他、データをダウンロードし分析するスクリプトも提供されています。

デジタル浮世絵研究(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/ukiyo-e/
※「更新情報」に2021年6月7日付で「ARC浮世絵顔データセットを公開しました。」とあります。

欧州連合知的財産庁(EUIPO)、「アウト・オブ・コマース」の著作物の利用に関する情報を提供するポータルサイト“Out-Of-Commerce Works Portal”を公開

2021年6月7日、欧州連合知的財産庁(EUIPO)は、「アウト・オブ・コマース」の著作物(Out-of-commerce works)の利用に関する情報を提供するポータルサイト“Out-Of-Commerce Works Portal”の公開を発表しました。

発表では、「アウト・オブ・コマース」の著作物について、書籍、映画、映像作品などの著作物のうち、著作権保護期間内であるものの、商業的に利用されていない、または利用されたことがないものと定義しています。

“Out-Of-Commerce Works Portal”の公開は、欧州連合(EU)の「デジタル単一市場における著作権指令」第10条第1項に基づくものです。同指令では、文化遺産機関が所蔵する「アウト・オブ・コマース」作品に関し、非営利目的でのオンライン公開等を可能とする規定を設けるとともに、著作権者らによるオプトアウトの仕組みも定めています。第10条第1項では、同指令が定める著作権の制限による「アウト・オブ・コマース」作品の利用に際し、単一かつ一般にアクセス可能なポータルサイトを通じた事前の情報提供を求めており、ポータルサイトの設置及び管理はEUIPOが行うことになっていました。

欧州委員会、「デジタル単一市場における著作権指令」第17条の国内法化を支援するためのガイダンスを公開:ユーザ投稿型プラットフォームにおける著作物の利用に関する条項

2021年6月4日、欧州委員会(EC)は、欧州連合(EU)の「デジタル単一市場における著作権指令」に関し、同指令第17条の国内法化を支援するためのガイダンスの公開を発表しています。第17条は、ユーザ投稿型プラットフォームにおける著作物の利用に関する条項です。

同指令第17条第10項では、ECに対し第17条の適用に関するガイダンスの作成を求めています。今回の公開は、この規定に応じて行われたものです。

発表では、EU各国での同指令国内法化の期限日が2021年6月7日であることにも言及しています。6月7日には国際図書館連盟(IFLA)やEuropeanaも関連記事を公開しており、完全な国内法化を実施済みなのはオランダ、ハンガリー、ドイツのみであることなど、EU各国における国内法化の状況を紹介しています。

カナダ・Portage、カナダの研究機関における研究データ管理(RDM)への資源配分状況を調査したレポート“Insights Report”の第3弾を公開

2021年6月3日、カナダの研究データ管理(RDM)に関するプロジェクトPortageは、 “Insights Report”の第3弾“Future of Institutional RDM Support: Required Resources, Investments, Challenges and Accelerators”の公開を発表しました。

“Insights Report”は、カナダの研究機関における研究データ管理(RDM)への資源配分状況を調査したレポートシリーズです。2019年9月から10月にかけて実施されたカナダの研究機関へのアンケートに関し、トピック別に回答結果の詳細分析を行っています。

今回公開された第3弾は“Insights Report”シリーズの最終レポートです。RDMに必要な資源、RDMの技術・人材への投資、RDM専門家の育成プログラム、RDMをサポートするための障壁と課題、ステークホルダーの意識レベル、カナダの研究機関におけるRDM進展の促進要因といったトピックを扱っています。また、これまでの“Insights Report”で得られた洞察をまとめた結論部と、ステークホルダーへの推奨事項も収録しています。

米・Library Journal誌、2021年の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」46人を発表

米国のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、2021年版の「図書館界を動かした人、揺るがせた人」(Movers & Shakers)として46人の図書館員を発表しています。

米国の図書館界に新しい風を吹き込んだ図書館員たちを選出するもので、アドヴォカシー分野(ADVOCATES)、組織を変えた人(CHANGE AGENTS)、コミュニティを作った人(COMMUNITY BUILDERS)、デジタル開発者(DIGITAL DEVELOPERS)、教育分野(EDUCATORS)、革新者(INNOVATORS)、の6つの分野から選ばれています。

発表では、2021年の“Movers & Shakers”について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックという、基本的で需要が高いサービスの提供すら「例外的な達成」と見なされうる時期に画期的な仕事を成し遂げた人々である、と称えています。

韓国・ソウル特別市教育庁、コロナ禍により苦境にある零細書店を支援する「図書館と近所の書店のネットワーク事業」を開始:同庁所管の図書館および生涯学習館による共生プロジェクト

2021年5月31日、韓国・ソウル特別市教育庁が、同庁所管の図書館および生涯学習館による共生プロジェクト「図書館と近所の書店のネットワーク事業」を6月から開始すると発表しています。

同庁所管の図書館および生涯学習館がコロナ禍により苦境にある書店とネットワークを構築し、書店が実施するプログラムの支援、施設利用による書店への賃料の支払い、図書の購入、といった形式で、零細書店の運営を支援するものです。2021年は鍾路図書館・開浦図書館など12館を中心に行われます。

書店が実施するプログラムの支援事業では、著名な書評家から書評の書き方を学ぶ講座(江南図書館・チェインア書店)、デザイナーによる初心者のためのイラストレーター講座(龍山図書館・解放村独立書店)、ミニマリスト(銅雀図書館・大陸書店)・ブックデザイナー(龍山図書館・解放村独立書店)・絵本作家(永登浦生涯学習館・絵本レストラン)による講演などが6月・7月に開催されます。

国際図書館連盟(IFLA)書誌分科会・目録分科会・主題分析及びアクセス分科会共催のウェビナー“New horizons: emerging metadata standards and practices in the 21st century”の資料および動画が公開

2021年5月28日、国際図書館連盟(IFLA)の書誌分科会・目録分科会・主題分析及びアクセス分科会の共催により開催されたウェビナー“New horizons: emerging metadata standards and practices in the 21st century”のスライドおよび動画が公開されています。

同ウェビナーは、5月27日に、メタデータの標準や実務について幅広く議論し、IFLAのメタデータ関連の分科会や標準化グループの最新動向を把握してもらうことを目的に開催されました。

BCM Review Group、ISBD Review Group、Linked Data技術小委員会(LIDATEC), Permanent UNIMARC Committeeによるライトニングトーク、パネルディスカッション、ライトニングトークやパネルディスカッション等への質疑応答などが行われています。

文部科学省、「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議 第一次報告」を公開

2021年6月8日、文部科学省が、「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議 第一次報告」を公開しました。

新着情報(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※令和3年6月8日欄に「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議 第一次報告」とあります。

伊東市立伊東図書館(静岡県)、同市在住のキートン山田氏から著書および「ちびまる子ちゃん」の台本の寄贈を受ける:企画展示を開催中

静岡県の伊東市立伊東図書館が、2021年6月1日から7月29日まで、企画展示は、「ちびまる子ちゃん特集」を行っています。

同館が、2021年3月に引退した同市在住のキートン山田氏から、「ちびまる子ちゃん」の台本5冊と著書の寄贈を受けたことから行われているもので、関連本をふくめて42冊が展示されています。台本は館内閲覧のみです。

地元紙の報道では、台本にはさまざまな書き込みがあると紹介されています。

企画展示「ちびまる子ちゃん特集」(伊東市立伊東図書館)
https://www.ito.library-town.com/cgi/event/topics.cgi#25

ちびまる子ちゃん台本紹介 伊東市立図書館がコーナー 市在住キートン山田さん寄贈(静岡新聞,2021/6/3)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/910026.html

京都大学学術研究支援室(KURA)、2021年度「人社系海外出版書籍のオープンアクセス(OA)化事業」の公募を開始

2021年6月1日、京都大学学術研究支援室(KURA)が、2021年度「人社系海外出版書籍のオープンアクセス(OA)化事業」の公募を開始しています。

同大学の指定国立大学法人構想のうちの一つである「人文・社会科学の未来形発信」計画を推進することを目的に、国立大学改革強化推進補助金(国立大学経営改革促進事業)に基づいて実施されるものです。

海外の出版社から外国語で書籍を出版した人からの応募が期待されています。

2021年度 【人社系海外出版書籍のオープンアクセス(OA)化事業】の公募を開始しました。(KURA,2021/6/1)
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/news/funds/20210601-2/

人社系海外出版書籍のオープンアクセス(OA)化事業(KURA)
https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/support/shoseki/oa/