アーカイブ - 2021年 6月 24日

知立市(愛知県)、パソコン・スマートフォン等を所有していない住民を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種予約の入力支援窓口を図書館等に開設

愛知県の知立市が、 2021年7月1日から7月31日まで、パソコンやスマートフォン等を所有していなかったり、操作に不安のある住民を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種予約の入力支援窓口を設置すると発表しています。

設置場所は、中央公民館、スギ薬局知立福祉アリーナ(福祉体育館)、知立市図書館で、いずれの会場もロビーに開設されます。

予約者の「接種券」と、所有している場合は「スマートフォンまたはタブレット」を持参するように、としています。

ワクチン接種予約の入力支援窓口を開設します!(知立市)
https://www.city.chiryu.aichi.jp/important/singatacoronataisaku/wakutin/1624071575668.html

【イベント】シリアスボードゲームジャム2021 図書館と一緒にシリアスボードゲームジャム!(9/11-12・オンライン)

社会問題や環境問題をテーマにしたゲーム「シリアスゲーム」を短期間にゼロから作成するイベント「シリアスボードゲームジャム」が、2021年9月11日から9月12日にかけて、オンラインで開催されます。

3回目となる今回のテーマは「食べることのジレンマ」で、図書館と協力して開催されます。

前祭として、7月21日にイベントの概要やシリアスボードゲームの作り方、図書館やインターネットでの資料の探し方を紹介するウェビナー、7月22日に「食べることのジレンマ」をテーマとしたビブリオバトルが行われます。

SBGJ2021
https://sbgj2021.jimdosite.com/

関連:
シリアス・ボードゲーム・ジャム(SBJ)展示紹介(ぷくりぶ日誌, 2021/6/23)
https://puklibclub.blogspot.com/2021/06/sbj.html

山梨県立図書館、県民安全協働課との連携ミニ展示「きのこを食べよう」を開催中:県産きのこを使ったメニューを提供する館内カフェのレシピやクーポン券も配布

山梨県立図書館が、2021年6月15日から6月30日まで、県民安全協働課との連携ミニ展示「きのこを食べよう~6月は『食育月間』・毎月19日は『食育の日』~」を開催中です。

食育に関するチラシや、県産きのこを使ったメニューを提供している館内のカフェ「図書カフェby白州・山の水農場」の「きのこレシピ」も配布されており、その他、館内のデジタル情報スタンドを通じて、食育に関する情報がダウンロードできます。また、デジタルサイネージの光IDシステムで、ドリンククーポンを受け取ることができます。

情報サテライト1ミニ展示「きのこを食べよう~6月は『食育月間』・毎月19日は『食育の日』~」(連携展示)(山梨県立図書館)
https://www.lib.pref.yamanashi.jp/oshirase/2021/06/1619.html

コロナ禍におけるデータ:パンデミック対応におけるデータ・ライブラリアンの貢献(文献紹介)

カナダ国内の図書館協会のネットワーク“The Partnership”が刊行する“Partnership: the Canadian Journal of Library and Information Practice and Research”のVol. 16 no.1に、カナダのクイーンズ大学に所属するAlexandra Cooper氏らによる記事“Data in the Time of COVID-19: How Data Library Professionals Helped Combat the Pandemic”が、2021年6月21日付で公開されました。

同記事には、コロナ禍におけるデータ・ライブラリアンの活動等がまとめられています。一例として、カナダのウィルフリッド・ローリエ大学のデータ・ライブラリアンが、オンタリオ州のウェブサイトで公開されている情報をWayback Machineを用いて集め、新型コロナウイルス感染症感染状況の変化をまとめたファイルを作成し、共有したことが挙げられています。

島根大学附属図書館、利用者が目的の電子リソースに速やかにアクセスできるよう作成した「電子リソースリスト」をオープンソースで公開

2021年6月22日、島根大学附属図書館が、利用者が目的の電子リソース(電子ジャーナルの提供元サイト・学術情報データベース)に速やかにアクセスできるように作成した「電子リソースリスト」をCC0 1.0のライセンスのもとで公開しました。

公開ページでは、基本的な使い方(電子リソースリストとしての使い方)の解説がされています。ZIPファイルの中にあるindex.htmlファイルを修正することで、規則集やシラバス一覧等への応用も簡単にできるとしています。

「電子リソースリスト」をオープンソースで公開しました。(島根大学附属図書館のブログ,2021/6/22)
https://shimadai-lib.hatenablog.jp/entry/2021/06/22/140338

電子リソースリストについて(島根大学附属図書館)
https://app.lib.shimane-u.ac.jp/e-resource_list/

【イベント】2021年度岡山史料ネット総会・活動報告会「西日本豪雨と図書館」(8/1・オンライン)

2021年8月1日、岡山史料ネットの2021年度総会・活動報告会「西日本豪雨と図書館」がオンラインで開催されます。

2018年に発生した西日本豪雨で12万冊を超える蔵書を失ったものの、多くの支援をうけて2021年1月に再開した倉敷市立真備図書館の前館長に、再開に向けた活動についてふりかえってもらうものです。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

・「真備図書館の被災と再建」
 藤井広美氏(倉敷市立真備図書館前館長)
・コメント(15分程度×2)
 隈元恒氏(岡山県立図書館)、村上岳氏(瀬戸内市民図書館)
・質疑応答

2021年度総会・活動報告会「西日本豪雨と図書館」のお知らせ(8/1・オンライン)(岡山史料ネット, 2021/6/22)
http://okayamasiryonet.s1008.xrea.com/2021/06/22/2021-sokai/

『カレントアウェアネス-E』415号を発行

『カレントアウェアネス-E』415号を発行しました。

■E2395■ [たはLab.]が拓く未来のかたち
田原市総務部(元田原市中央図書館)・吉田竜太郎

■E2396■ 持続可能な図書館サービス「リモートライブラリー+事業」
別府市教育部・森本悦子

■E2397■ 佛教大学図書館におけるAlma導入の目的と現況
佛教大学図書館・飯野勝則

■E2398■ 日本初のジャパンサーチ・タウンをオンラインで開催<報告>
アーバンデータチャレンジ2020京都府ブロック/Code for 山城・青木和人

■E2399■ 各国の著作権法を整理した国際出版連合(IPA)のレポート
電子情報部電子情報企画課・藏所和輝

E2395 - [たはLab.]が拓く未来のかたち

2021年1月,田原市中央図書館(愛知県)は, [たはLab.]を設置した。廃止となった「インターネットコーナー」を転用したもので,広さは約12平方メートル,ScratchやmBotを使って誰でも遊びながらプログラミングを学べるスペースとなっている。本稿では,なぜ今[たはLab.]なのか,どうして当館にプログラミング体験スペースが必要だったのかについて述べたい。学習指導要領の改訂(CA1934参照)に伴って,プログラミング教育がスタートし, GIGAスクール構想により小学生にタブレットが配られたから……という事実は,その答えの半分ではあるが,全てではない。

E2397 - 佛教大学図書館におけるAlma導入の目的と現況

 佛教大学図書館は,2020年6月にAlmaの運用を開始した。Almaは図書館サービスプラットフォーム(CA1861参照)のひとつであり,従来の図書館システムにリンクリゾルバや電子リソース管理システムなどの周辺部のシステムを包括したシステムである。クラウド上で提供されることも大きな特徴である。当館でのAlma導入について,2021年1月10日に行われた大学図書館問題研究会(現・大学図書館研究会)関西3地域グループの合同例会では,導入の意図や,さまざまな課題等について,筆者が運用初期段階での報告を行った。本稿においては,これを踏まえたうえで,当初抱いていたAlma導入の目的と,その現況に的を絞りつつ述べるものとしたい。

E2399 - 各国の著作権法を整理した国際出版連合(IPA)のレポート

本稿では,2020年10月に公開された,世界の出版協会等が加盟する国際出版連合(IPA)のレポート“IPA Global Report on Copyright & Publishing”について紹介する。

E2398 - 日本初のジャパンサーチ・タウンをオンラインで開催<報告>

地域課題解決のために市民がITを活用して,社会課題を解決するシビックテックが日本でも盛んになりつつある。オープンデータを用いた地域課題解決コンテストであるアーバンデータチャレンジ(UDC)の地域拠点の1つUDC京都府ブロックと,市民のIT技術を使って地域を元気にする活動をしているCode for 山城は,このシビックテック活動を京都にて展開している。2019年には,国立国会図書館(NDL)との共催で,地方公共団体のオープンデータや,NDLなどが公開する国内の美術館・図書館・公文書館・博物館(GLAM)分野のデータを用いたアイデアソン,ハッカソンを,けいはんな学研都市に所在するNDL関西館を会場として行った(UDC京都2019;E2235参照)。

E2396 - 持続可能な図書館サービス「リモートライブラリー+事業」

  別府市(大分県)では,2019年度末に基本理念として,「ひとりひとりの暮らしと創造のよりどころへ」と掲げる新図書館等整備基本計画を取りまとめ,2023年度の開館を目指して事業を進める予定であった。この計画では,目指す図書館像のひとつとして,多種多様な関心を引き出す入り口となり,世代を超えた幅広い人たちが関わる接点やしかけによってさまざまな人や活動に出会い,地域の課題を解決できるコミュニティの場となることを重視していた。

英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、公共貸与権による支払い対象の範囲拡大を発表:北アイルランドの公共図書館による「遠隔電子貸出」を新たに追加

2021年6月10日、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は、公共貸与権(PLR)による支払い対象の範囲拡大について、2021年4月8日から4月28日まで実施されていたパブリックコメントの結果と、それに基づく英国政府の対応を発表しました。

パブリックコメントでは、PLRによる支払い対象に、北アイルランドの公共図書館による「遠隔電子貸出」(remote e-lending)を新たに追加するという修正案への意見が求められました。著者、図書館、出版社、書店を代表する組織からの意見を含む、計13件の意見が寄せられ、いずれも修正案に賛成する内容でした。その中には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下における遠隔電子貸出の顕著な増加に照らし、今回の修正案は特に重要であるとの意見も含まれていたと特記されています。

Project MUSE、AIを活用した関連コンテンツ推薦機能を実装:UNSILO社との提携により実現

2021年6月21日、人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEは、人工知能(AI)を活用した関連コンテンツの推薦機能を、同サービスのコレクションに実装したことを発表しました。

今回の実装は、Cactus Communications傘下の企業で、出版社に対しAI技術によるソリューションの提供を行っているUNSILO社との提携を通じ実現されたものです。UNSILO社の Recommender APIは、選択されたドキュメント(書籍の章や学術誌の論文)に対して、Project MUSEのコンテンツコーパスの中から、関連コンテンツへのリンクを自動的に特定します。

発表には、Project MUSEのディレクターであるWendy Queen氏のコメントも掲載されています。同氏は、UNSILO社が提供する推薦機能により、Project MUSE上のアーカイブと新規出版物双方の可視性が高まるとしています。そのことは利用の増加をもたらし、ひいては本質的な人文学・社会科学分野の学術を広く普及させるというProject MUSEの使命を果たすことにつながる、と述べています。

DOAJとCrossref、覚書を締結:技術的・戦略的要件の調整など様々な面で協力

2021年6月21日、 Crossrefは、DOAJ(Directory of Open Access Journals)と覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を締結したことを発表しました。双方のパートナーシップを強化し、新興の出版コミュニティを包摂した、開かれた学術コミュニケーションのエコシステムの実現を目指すとしています。

今回の覚書締結により、DOAJに収録された学術誌のコンテンツは、Crossrefのメタデータの使用を通じ、より容易に識別できるようになると述べています。また、覚書がカバーするDOAJ・Crossref間の協力内容として、様々なサービスや情報の交換、技術的・戦略的要件の調整、アウトリーチや研修教材の開発、サービス・機能の開発における調整、各自がカバーする学術誌・メタデータの重複やギャップを探るための調査研究等を挙げています。

発表には、CrossrefのDirector of Member & Community OutreachであるGinny Hendricks氏のコメントも掲載されています。同氏は、世界中の新興出版社にとっての障壁を下げるために、DOAJとのパートナーシップにより戦略・データ・資源の共有が可能になると述べています。