アーカイブ - 2021年 6月 15日

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、教員のためのコンテンツを提供するウェブサイト“Museums for Digital Learning”を公開

2021年6月9日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、幼稚園から高等学校(K-12)の教員のためのコンテンツを提供するウェブサイト“Museums for Digital Learning”を公開したと発表しました。

IMLSが米・インディアナポリス美術館及び米・フィールド自然史博物館らと連携し2018年から実施している、多様な博物館が参加し、コレクションを用いたK-12の学校の教員向けの教育資源を開発・共有することを目的とした“Museums for Digital Learning”事業により作成されたプラットフォームです。

発表の中では、K-12の学校の教員と協力してあらゆる博物館にとって入力・追加しやすいテンプレートを作成したことや、29の教育資源を公開しており主題や学年で検索が可能なこと、23館の博物館が参加を表明していること等が述べられています。

クリエイティブ・コモンズ、GLAM分野のコレクションのオープン化支援を目的としたプログラム“Creative Commons’ Open GLAM program”の実施を発表

2021年6月10日、クリエイティブ・コモンズ(CC)が、美術館・図書館・文書館・博物館(GLAM)分野のコレクションのオープン化を支援する“Creative Commons’ Open GLAM program”の実施を発表しました。

同プログラムでは、GLAMの所蔵コンテンツを入手可能・二次利用可能にすることを支援する取組が実施されると述べており、主な要素として、(1)方針(policy)、(2)基盤(infrastructure)、(3)能力育成(capacity-building)、(4)コミュニティへの貢献(community engagement)の4点を挙げています。

また、2021年6月3日に、CCは、GLAM部門におけるオープンアクセスを推進するための5年間の助成金500万ドルをArcadiaから受けることを発表しており、その中で同プログラムの実施について言及していました。

福島県立原町高等学校、図書委員を中心に生徒が作成したVR展示会を開催

2021年6月9日、福島県立原町高等学校が、図書委員会によるミニ企画「オンライン展示会」を開催中であると発表しています。公開サイトでは、図書委員および有志生徒の作成した本の紹介POPやイラストがバーチャル空間に展示されています。

VR空間作成にはA-Frame、3D画像作成にはBlenderが使用されました。

公開期間は、1か月間程度で予定されていますが、場合によっては延長の可能性があります。

図書委員会による「オンライン展示会」を開催中です(福島県立原町高等学校, 2021/6/9)
https://haramachi-h.fcs.ed.jp/blogs/blog_entries/view/50/dc0f5a8e3e4a8655141acbdec0b07f1c?frame_id=158

カナダ保存研究所、博物館・アーカイブにおける汚染物質の制御に関するガイドラインを公開

2021年6月9日、カナダ保存研究所(Canadian Conservation Institute;CCI)は、博物館・アーカイブにおける汚染物質の制御に関するガイドライン“Control of Pollutants in Museums and Archives”の公開を発表しました。著者は、CCIの予防保存(Preventive Conservation)部門で上級保存科学者(Senior Conservation Scientist)として勤務するJean Tétreault氏です。

ガイドラインの“Abstract”によれば、汚染物質の一般的な発生源と影響を受ける所蔵品の特定、汚染物質を減らしリスク評価時の不確実性を最小化するための行動の提案、モニタリングのためのデータ収集等のテーマを扱っています。

@cci.conservation(facebook, 2021/6/9)
https://www.facebook.com/cci.conservation/posts/5964041603636170

米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館、コミュニティのアーカイブ構築を支援するツールキットを公開

米・ノースカロライナ大学(UNC)チャペルヒル校図書館は、2021年6月8日付けの記事で、ツールキット“Charting New Courses in Community-Driven Archives”を、無料のウェブページとして新たに公開したことを紹介しています。

“Charting New Courses in Community-Driven Archives”は、自らの歴史を保存しようと取り組んでいるコミュニティや、そのような取組を支援する図書館・アーカイブに向けたツールキットであり、コミュニティのアーカイブ構築を支援するものと位置付けられています。

同校ウィルソン図書館の「南部歴史コレクション」(Southern Historical Collection)では、アンドリュー W.メロン財団から87万7,000ドルの助成を、“Kenan Charitable Trust”から5万ドルの寄付を得て、コミュニティのアーカイブ構築に関する4年間のプロジェクトに取り組んできました。今回公開されたツールキットには、同プロジェクトで作成されたガイドや説明動画等のリソースが「アーカイブの概念」「アーカイブのスキル」「ストーリーテリング」「アーカイブの維持」といったテーマ別にまとめられています。

研究データ同盟(RDA)、「研究用ソフトウェアのためのFAIR原則」の草案への意見を募集中

研究データ同盟(RDA)は、RDAの“FAIR for Research Software”ワーキンググループが策定に携わった「研究用ソフトウェアのためのFAIR原則」(FAIR Principles for Research Software)の草案に関し、2021年7月11日まで意見募集を行っています。

「研究用ソフトウェアのためのFAIR原則」は、FAIR原則の内容について、ソフトウェアの特性(実行可能性、複合的な性質、継続的な進化、バージョン管理等)を踏まえた変更・拡張を試みたものです。

FAIR Principles for Research Software (FAIR4RS Principles)(RDA)
https://www.rd-alliance.org/group/fair-research-software-fair4rs-wg/outcomes/fair-principles-research-software-fair4rs

泉大津市(大阪府)、ロボットシステムを活用した図書館業務のオートメーション化に関し、株式会社HCIと事業連携協定を締結

2021年6月8日、大阪府の泉大津市は、ロボットシステムを活用した図書館業務のオートメーション化に関し、株式会社HCIと事業連携協定を締結したと発表しています。

2021年秋に泉大津駅商業施設「アルザ泉大津」4階にオープンする図書館(シープラ)が課題としている「不明本の検索」、「予約本のピッキング」、「蔵書点検」等の業務について、オートメーション化を目指した実証実験を実施するため、締結されたものです。

実証検証は2021年9月から行われます。

株式会社HCIと事業連携協定を締結しました(泉大津市,2021/6/8)
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/koushitsu/hishokoho/tantougyoumu/houdou/r03houdouteikyou/1623216472282.html

国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2021」の受賞館を発表:1位は豪・モナシュ大学と米・ペンシルベニア州立大学の“The Monash and Penn State Great Rare Books Bake Off”

2021年6月14日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、今回で18回目となる、「国際マーケティング賞2021」の受賞館を発表しました。同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトやキャンペーンを実施した機関を表彰するものです。

オーストラリア・ベラルーシ・ブラジル・中国・コロンビア・クロアチア・エジプト・ドイツ・ガーナ・アイルランド・カザフスタン・ケニヤ・ナイジェリア・ポ-ランド・ロシア・韓国・スペイン・台湾・ウクライナ・米国・ザンビア・ジンバブエ・ノルウェーといった国・地域からの応募の中から選ばれたもので、1位から3位までの受賞者には新しい技術を購入するための賞金が授与されます。

1位には、オーストラリア・モナシュ大学と米・ペンシルベニア州立大学による“The Monash and Penn State Great Rare Books Bake Off”が選ばれています。同取組は、両大学のコレクション内のレシピを用いて料理をして、ソーシャルメディアに投稿することを呼びかけることで、コミュニティーに貢献した取組で、コロナ禍のなかで楽しく創造的なサービスを提供したと評価されています。

日韓グローバルILL、2022年3月末をもって終了

日韓グローバルILLが、参加機関宛に国公私立大学図書館協力委員会から通知された2018年3月20日付文書「日韓グローバルILLの今後の運用について(通知)」の通り、2022年3月末をもって終了すると発表されています。

2021年6月3日付の「日韓グローバル ILL 終了について(通知)」によると、以下のようなスケジュールが予定されています。

・2021年10月  詳細スケジュールの通知/FAQの公開
・2022年1月  日韓ILL 貸借の新規依頼・受付中止
・2022年2月末  日韓ILL 複写の新規依頼・受付中止
・2022年3月末  日韓ILL レコード凍結
・2022年4月初め 日韓ILL 決済

国立情報学研究所目録所在情報サービス ニュース
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/global/
※「2021/06/07 【重要】日韓グローバルILLの終了について」とあります。