アーカイブ - 2021年 6月

6月 11日

令和2年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業の実施報告書(記事紹介)

メディア芸術に関する情報を掲載する文化庁のウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ」の2021年5月19日付記事で、文化庁の「令和2年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業」の一環として実施された「連携基盤強化事業」6事業に関し、その最終報告会の内容が紹介されています。

事業ごとに1記事、合計6記事が掲載されており、記事の末尾には当該事業の実施報告書へのリンクが掲載されています。

令和2年度 最終報告会・実施報告書「マンガ原画アーカイブセンターの実装と所蔵館連携ネットワークの構築に向けた調査研究」一般財団法人 横手市増田まんが美術財団(メディア芸術カレントコンテンツ, 2021/5/19更新)
https://mediag.bunka.go.jp/article/article-17569/

東北大学附属図書館、同館が所蔵する「狩野文庫」のうち約4,000点の画像を「新日本古典籍総合データベース」上で公開

2021年6月11日、東北大学附属図書館は、同館が所蔵する「狩野文庫」全10門のうち、第7門(数学)、第8門(理学)、第10門(工学・兵学)に含まれる約4,000点の画像(約27万画像)の公開を発表しました。「狩野文庫」は、明治期の思想家・教育者である狩野亨吉文学博士の旧蔵書からなる、和漢書古典を中心とする古典籍コレクションです。

国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」の一環としてマイクロフィルムからデジタル化されたものであり、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」上で公開されています。

【本館】「狩野文庫」マイクロフィルムから4千点27万画像を公開(第一弾)(東北大学附属図書館, 2021/6/11)
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/2021/20210611.html

北海道立図書館、「北海道人物文献目録」に人物情報を追加:オンラインで検索可能

2021年6月11日、北海道立図書館北方資料室は、「北海道人物文献目録」に人物情報を追加したことを発表しました。

今回の追加分は「人物掲載情報 1,056名 出典資料 8冊」であり、「北海道人物文献目録」「北海道立図書館所蔵北海道人名総合目録」の情報を収録したウェブページ「北海道の人物を調べる(人物文献検索)」からの検索が可能です。

「北海道人物文献目録」に人物情報を追加しました。(北海道立図書館, 2021/6/11)
https://www.library.pref.hokkaido.jp/web/hoppo/news/vmlvna0000007v7p.html

米国議会図書館(LC)、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における医療従事者の音声記録を受け入れ

2021年6月8日、米国議会図書館(LC)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における医療従事者の音声記録の寄贈を受けたことを発表しました。

発表によると、新型コロナウイルス感染症対応の最前線の医療従事者200人以上による音声日記(audio diaries)であり、サンフランシスコを拠点とする医療関係のストーリーテリングコミュニティかつポッドキャストであるThe Nocturnistsにより寄贈されました。

大部分は2020年春の“Stories from a Pandemic”というシリーズのため収集されたものと述べられています。“Stories from a Pandemic”は現在も継続中のコレクションであり、700件以上の録音が含まれています。

寄贈された録音は、LCの米国民俗センター(The American Folklife Center)に保存するとあります。

Springer Nature社と米・LYRASIS、書籍のオープンアクセス出版についてのスポンサー契約を締結:SDGsに関連する書籍に焦点

2021年6月8日、Springer Nature社が、米国の図書館等のネットワークLYRASISと、書籍のオープンアクセス(OA)出版についてのスポンサー契約を締結したと発表しました。

気候変動、公正、平和、正義に関する書籍に焦点を当てており、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)を支援する分野の研究成果へのアクセスを提供すると述べられています。発表によると、OA出版された書籍は同社の電子リソース提供プラットフォームSpringerLinkから、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYで提供されます。

ラテンアメリカの単行書の持続可能なオープンアクセスモデルの導入に向けたパイロットプロジェクト、第2フェーズを開始:他の大学出版局への拡大を意図

2021年6月9日、JSTORが、ラテンアメリカの単行書のオープンアクセス(OA)化を促すパイロットプロジェクトの第2フェーズを開始すると発表しました。同モデルを他の大学出版局へと拡大するための機会を探るものです。

同プロジェクトは、北米の研究図書館センター(CRL)が所管するLatin American Research Resources Project (LARRP) が主導し、JSTOR・ラテンアメリカ社会科学協議会(CLACSO)および書店のGarcía Cambeiro社が連携して取り組んでいるものです。

図書館界の支援を受けて、JSTORからアクセス可能なラテンアメリカの単行書を拡充することを目的としており、資金は、LARRPに加盟する、ニューヨーク大学図書館・コロンビア大学図書館・ニューヨーク公共図書館・ハーバード大学図書館・プリンストン大学図書館・テキサス大学オースティン校図書館・ピッツバーグ大学図書館・ミシガン大学図書館・カリフォルニア大学ロサンゼルス校図書館・イリノイ大学図書館が拠出しています。

2020年度カレントアウェアネス・ポータル利用者アンケートの結果を公開しました

2021年2月1日から3月26日にかけて実施した、カレントアウェアネス・ポータル(CAポータル)の利用者アンケートには、197名の方からご回答をいただきました。多くの方にご協力をいただき、お礼を申し上げます。集計結果の概要を、下記のとおり、レポートとしてまとめました。

2020年度 カレントアウェアネス・ポータル利用者アンケート 結果報告
https://current.ndl.go.jp/files/enquete/2020report.pdf

参考:
カレントアウェアネス・ポータルの利用者アンケートを実施します(2021年2月1日から3月26日まで)
Posted 2021年1月29日
https://current.ndl.go.jp/node/43131

米国デジタル公共図書館(DPLA)、サービスハブ“Orbis Cascade Alliance”からのコンテンツの提供を開始

2021年6月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、サービスハブである“Orbis Cascade Alliance”からの5万点を超すコンテンツの提供を開始したと発表しています。“Orbis Cascade Alliance”は、太平洋北西岸の37の大学図書館によるコンソーシアムです。

今回提供が開始されたコンテンツは、オレゴン州・ワシントン州・アイダホ州の機関からのものであり、日系アメリカ人の強制収容所内の様子を撮影した写真のコレクション「ジョージ&フランク・ヒラハラコレクション」(ワシントン州立大学)・「クースキア強制収容所スクラップブック」(アイダホ大学)、ワシントン州・アイダホ州に居住するインディアンであるネズ・パース族を撮影した写真のコレクション(ワシントン州立大学)、リード大学アーカイブズにある1960年代・1970年代の学生の抗議活動の写真(リード大学)、女性の季節労働としての梨の梱包作業の様子を撮影した写真(南オレゴン大学)が含まれています。

OverDrive社、図書館を対象に動画配信サービスを行っているKanopy社を買収

2021年6月9日、OverDrive社が、図書館を対象に動画配信サービスを行っているKanopy社を買収したと発表しています。

今回の買収によりKanopyで配信されている3万点を超す動画が、OverDriveのプラットフォームに加わるとしています。

OverDrive to acquire video streaming service Kanopy(OverDrive,2021/6/9)
https://company.overdrive.com/2021/06/09/overdrive-to-acquire-video-streaming-service-kanopy/

@Kanopy(Twitter,2021/6/10)
https://twitter.com/Kanopy/status/1402678989680824321

6月 10日

オーストラリア図書館協会(ALIA)とCivica社、Civica Libraries Indexをもとにした、2020年度のオーストラリア・ニュージーランドの図書館での貸出傾向を公表

2021年5月18日、オーストラリア図書館協会(ALIA)とCivica社が、2020年度のオーストラリア・ニュージーランドの図書館での貸出の傾向に関する調査の結果を発表しました。

今回で6年目となる調査で、クラウドベースの図書館システムSpydusを提供しているCivica社とALIAが共同で作成したCivica Libraries Indexをもとに分析されたものです。Civica Libraries Indexは、同システムを導入している両国の104の地方や都市の図書館の、2020年4月1日から2021年3月31日までの貸出データ3,400万件もとに作成されています。

コロナ禍においてよく読まれた分野は、ジェーン・ハーパー、マイケル・ロボサム等といった作家による推理小説やホラー小説であったこと、オーストラリア人の作家による小説・伝記・絵本の人気が年々高まっていること、コロナ禍で電子書籍などの電子資料の貸出が増加したことが指摘されています。

神田明神、歴史資料のオンライン博物館開設のためクラウドファンディングを実施

2021年6月10日、神田明神(東京都千代田区)が、オンライン博物館開設のためクラウドファンディングを実施することを発表しました。

所蔵する歴史資料を未来に継承することを目的としており、発表の中では、未公開資料も公開するとあります。

歴史資料を未来へ!クラウドファンディング初挑戦(神田明神, 2021/6/10)
https://www.kandamyoujin.or.jp/infoblog/detail/?pid=22

参考:
京都府立京都学・歴彩館、「京都学デジタル資料閲覧コーナー」で閲覧できるデジタル資料に「賀茂別雷神社文書」が加わったと発表
Posted 2021年5月25日
https://current.ndl.go.jp/node/44065

米国のモハメド・アリ・センター、所蔵資料のデジタルアーカイブおよびオンライン展示を公開

2021年6月8日、元プロボクサーのモハメド・アリに関する博物館を備える米国のモハメド・アリ・センター(Muhammad Ali Center)が、所蔵する資料のデジタルアーカイブおよびオンライン展示を公開したと発表しました。

最初のオンライン展示として、“Ali and Neiman: A Friendship in Art”をテーマに、モハメド・アリと友人である芸術家のリロイ・ニーマンが作成した芸術作品に焦点を当てた展示が公開されています。また、発表の中では、資料のデジタル化は現在も継続しており、今後新たなコレクションを公開する予定であると述べられています。

発表によると、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から5万ドルの助成を受けて構築されました。

『カレントアウェアネス-E』414号を発行

『カレントアウェアネス-E』414号を発行しました。

■E2389■ 図書館プロレスラーとしょカーン誕生:地域連携での情報発信
板橋区立東板橋図書館・最上琴子

■E2390■ 倉敷市立真備図書館(岡山県)再開館までの歩み
元倉敷市立真備図書館・藤井広美

■E2391■ NCR2018年版が規定するエレメント等の語彙のRDFデータ公開
慶應義塾大学文学部・谷口祥一

■E2392■ AXIES-JPCOAR研究データワークショップ<報告>
大学ICT推進協議会研究データマネジメント部会・青木学聡

■E2393■ 第3回SPARC Japanセミナー2020<報告>
帯広畜産大学附属図書館・佐藤亜紀

■E2394■ 学術文献検索サービスSemantic Scholarと自動要約機能
京都大学附属図書館・西岡千文

E2394 - 学術文献検索サービスSemantic Scholarと自動要約機能

Semantic Scholarは米国のアレン人工知能研究所(Allen Institute for AI:AI2)が開発する学術文献検索サービスである。様々な学術文献検索サービスがある中,Semantic Scholarの特長は,人工知能(AI)技術,特に機械学習によって論文から意味やつながりを抽出することで,各利用者の研究に最も関連がある論文の発見ならびに理解を支援することである。本稿では,Semantic Scholarの概要ならびに2020年11月にベータ版として公開された論文を一文に要約するTLDR機能について報告する。

E2391 - NCR2018年版が規定するエレメント等の語彙のRDFデータ公開

筆者が委員として参加している日本図書館協会(JLA)目録委員会は,日本目録規則2018年版(以下「NCR2018」;CA1951参照)が規定している実体,エレメント,語彙のリストの用語,関連指示子のそれぞれについて,その定義データをRDF(メタデータ記述の汎用的な構文枠組みの規定)に基づいた形式でCC BY 4.0の条件の下で2020年12月に公開した。これはLOD(Linked Open Data;CA1746参照)の実現に向けた取り組みの最初の一歩と位置づけられる。その後,2021年4月にも一部データの修正を行っている。

E2390 - 倉敷市立真備図書館(岡山県)再開館までの歩み

2018年7月5日から降り続いた雨による西日本豪雨(E2056参照)で,倉敷市立真備図書館(岡山県)周辺の箭田(やた)・有井(ありい)地区は, 5mを超える浸水の被害にあった。道路から1.5m以上高く盛り土をしている当館駐車場も3m以上浸水し,被害時の状況を写した航空写真では,駐車場の周りの桜並木はひっくり返ったボートが浮いているようだった。

E2389 - 図書館プロレスラーとしょカーン誕生:地域連携での情報発信

2020年12月27日,板橋区立グリーンホール(東京都)で行われた,いたばしプロレスリングの試合で,日本初の図書館プロレスラー「としょカーン」がデビューした。板橋区には図書館が12館あり,各館の役割や地域特性を考慮した「特色ある資料」の収集が蔵書構築指針により定められている。図書館プロレスラーの誕生は,板橋区立東板橋図書館の担当する「特色ある資料」の一つが「スポーツ」であることから,板橋区公認のプロレスリング団体「いたばしプロレスリング」(以下「いたプロ」)との連携が始まったことによる。

E2392 - AXIES-JPCOAR研究データワークショップ<報告>

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR;E1830参照)研究データ作業部会と大学ICT推進協議会(AXIES)研究データマネジメント部会(E2308参照)は,2021年2月19日に「AXIES-JPCOAR研究データワークショップ」をオンラインで開催した。JPCOARとAXIESは,それぞれ,図書館あるいは情報基盤の立場から,大学等学術機関の教育研究支援を検討する団体である。特に,研究データマネジメント(RDM;E2241E2308CA1818参照)の組織展開に関する課題に積極的に取り組み,JPCOARが研究データ作業部会を2016年,AXIESが研究データマネジメント部会を2017年に設置している。さらに2020年7月には,両部会間の交流と連携の強化を目的とし,AXIES-JPCOAR研究データ連絡会を設置した。本ワークショップは本連絡会を中心として,企画・運営された。

国際図書館連盟(IFLA)書誌分科会、全国書誌登録簿に掲載された情報をもとに作成したグラフと表を公開

2021年6月3日、国際図書館連盟(IFLA)の書誌分科会が、全国書誌登録簿(National Bibliographic Register)に掲載された48か国分のデータをもとに作成したグラフと表を公開しました。

表には、国名、全国書誌の名称、URL、対象期間(遡及対象年、開始年等)、数量等が掲載され、比較できるようになっています。

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