アーカイブ - 2021年 5月 28日

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長尾真・元国立国会図書館長が死去

2021年5月23日、長尾真・元国立国会図書館長が亡くなりました。84歳でした。

長尾氏は、京都大学総長、日本図書館協会会長を歴任後、2007年4月から2012年3月まで国立国会図書館長を務めました。国立国会図書館では、ウェブサイト上に「長尾真 元国立国会図書館長の訃報に接して」(5月26日付け)を掲載し、電子図書館事業などの諸事業における長尾氏の貢献を紹介するとともに、哀悼の意を表明しています。

長尾真 元国立国会図書館長が5月23日に逝去されました。(国立国会図書館, 2021/5/26)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/210526_01.html
※吉永元信国立国会図書館長による「長尾真 元国立国会図書館長の訃報に接して」が掲載されています。

CESAER、EUA、Science Europe、出版者にオープンアクセスについての透明性と研究者の権利の尊重を求める共同声明を発表

2021年5月25日、欧州の科学技術大学の団体CESAER、欧州大学協会(EUA)、欧州の研究助成財団・研究実施機関が加盟するScience Europeが、出版者がオープンアクセスについての透明性を提供することで研究者の権利を尊重することを求める共同声明を発表しました。

共同声明では、出版者に対して、制限やエンバーゴ期間なしに査読済みの研究結果を共有するなど、研究者の権利を完全に尊重することを求めています。 特に、この声明は、著者最終稿をCC-BY等のオープンライセンスでリポジトリへ登録することを希望する研究者には、エンバーゴ期間なしに実現できなければならないと宣言しています。

通常、出版社は、著者が研究結果に対してできることを制限する独占的な出版契約に署名することを著者に要求しています。この声明は、このシステムが時代遅れであるとしてその置き換えを促し、社会の利益のために研究をオープンに広めるための多様なモデルを支援しています。

アイルランドの高等教育機関のコンソーシアムIReL、英・オックスフォード大学出版局(OUP)と3年間のRead & Publish契約を締結

2021年5月18日、アイルランドの、公的資金に基づく高等教育機関による電子リソース契約のためのコンソーシアムIReLは、英・オックスフォード大学出版局(OUP)と3年間のRead & Publish契約に合意したことを発表しました。契約期間は2021年1月1日から2023年12月31日までです。

この契約によって、参加機関は、OUPが刊行する340以上のタイトルにアクセスすることが可能となります。また、機関の著者は、個別の支払いなしにOUPのオープンアクセスジャーナルおよびハイブリッドジャーナルで、研究をオープンアクセスで出版することが可能となります。

Oxford University Press and IReL agree Read & Publish deal(IReL, 2021/5/18)
https://irel.ie/oxford-university-press-and-irel-agree-read-publish-deal/

国立国会図書館、電子展示「本の万華鏡」の第29回「めーきゃっぷ今昔 ─江戸から昭和の化粧文化─」を公開

2021年5月27日、国立国会図書館(NDL)は、ミニ電子展示「本の万華鏡」の第29回として、「めーきゃっぷ今昔 ─江戸から昭和の化粧文化─」をウェブサイトで公開しました。

「第1章 江戸時代の化粧」「第2章 明治、大正、昭和の化粧」のほか、明治から昭和の雑誌に掲載された化粧品広告を紹介するコーナー「広告あれこれ」が設けられています。

本の万華鏡「めーきゃっぷ今昔 ─江戸から昭和の化粧文化─」を公開しました(付・プレスリリース)(NDL, 2021/5/27)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/210527_01.html
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/__icsFiles/afieldfile/2021/05/18/pr210527.pdf
※二つ目のURLはプレスリリースです。[PDF:432KB]

鎌倉市(神奈川県)、出版社らと読書支援活動と実証実験についての協定を締結

2021年5月21日付のプレスリリースで、鎌倉市教育委員会が、詩集・児童書の出版者である株式会社銀の鈴社、システム開発を行う株式会社エスペラントシステムと、読書支援活動と実証実験についての協定を締結したと発表しました。

電子書籍の読書支援サービスである「読書館」を用いた実証実験や、筆者・編集者との交流等が行われます。また、発表では、GIGAスクール構想における端末等を用いた電子書籍の読書が実証実験中に可能となると述べられています。

鎌倉市教育委員会、銀の鈴社、エスペラントシステムの3者が読書支援活動と実証実験についての協定を締結します(鎌倉市, 2021/5/24)
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2021/20210524.html

国際図書館連盟(IFLA)、図書館員を対象とした音楽コンテストを開催

2021年5月25日、国際図書館連盟(IFLA)の、若手図書館員のための活動を行っている“New Professionals Special Interest Group”が、図書館員を対象とした音楽コンテスト“NPSIG Music Contest 2021”を開催すると発表しました。

今回が初めての開催であり、図書館やコミュニティへの熱意、図書館の価値や重要性等を表現した5分以内の歌の音源またはミュージックビデオの募集が行われています。歌詞を英語以外の言語とする場合は、英語訳の提出が必要と述べられています。

参加費は無料で、1人あるいは複数人での参加が可能です。

NPSIG Music Contest 2021: sing a song and send it to us! (IFLA, 2021/5/25)
https://www.ifla.org/node/93917

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、展示「ルクセンブルクと“オリエント”の眺め」のVR版を公開

2021年5月25日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、5月6日から6月26日にかけて同館で実施している展示「ルクセンブルクと“オリエント”の眺め」(Views of Luxembourg and the 'Orient')のVR映像を公開したと発表しました。

19世紀に撮影された、ヴィクトリア朝期の英国の写真家Francis Frithに関係がある写真が展示されています。

Visitez l'exposition en réalité virtuelle !(BnL, 2021/5/25)
https://bnl.public.lu/fr/actualites/articles-actualites/2021/views_of_luxembourg_and_the_orient_vr.html

インドの新型コロナウイルス感染症ケアセンターにおける図書館設置(記事紹介)

2021年5月17日付で、インドの英字紙“The New Indian Express”に、ナビムンバイの新型コロナウイルス感染症ケアセンター(Covid Care Centre)における図書館設置に関する記事が掲載されました。

記事によると、同市の展示・会議施設CIDCO Exhibition Centreに置かれた新型コロナウイルス感染症ケアセンターに、ナビムンバイ市政府により臨時図書館が設置されました。同センターで療養中の感染者を対象に、マラーティー語、ヒンディー語、英語の本を提供しています。また、他の新型コロナウイルス感染症ケアセンターでも同様の取組を行うことを計画していると述べています。