アーカイブ - 2021年 5月 21日

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白河市立図書館(福島県)、開館10周年記念イベントの一環として、バケツで米づくり

2021年5月20日、福島県の白河市立図書館が、同館Twitterにおいて、開館10周年記念イベントの一環として、バケツで米づくりを行うと発表しています。

白河市立表郷図書館長の指導の下、5月19日に代掻きが行われ、5月20日に、司書によって田植えが行われました。

@shirakawalibran(Twitter,2021/5/19)
https://twitter.com/shirakawalibran/status/1394860204286627842

英国国立・大学図書館協会(SCONUL)と英・Jisc、学術誌購読契約の評価のためのダッシュボード・サービス“Unsub”のSCONUL所属機関の利用に関しOur Research社と契約

2021年5月17日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)と英・Jiscは、学術誌購読契約評価のためのダッシュボード・サービス“Unsub”利用に関するナショナルサイトライセンスを、同サービスを開発したOur Research社と締結した発表しました。

“Unsub”は現在、英国ではケンブリッジ大学とランカスター大学で個別に使用されていますが、今回の締結により、SCONUL所属機関も“Unsub”を使用できるようになります。

また、今回の締結により、SCONUL所属機関とJiscの間で交渉シナリオ(タイトル選択のシナリオ)を双方向で共有する機能が開発・提供される予定です。同機能では、Jiscによるコンソーシアムレベルでの交渉シナリオが各館アカウント宛に通知され、各館では送られてきたシナリオを各館のデータでフィルタリングし、各館での影響を分析・評価することができます。また、各館で修正したシナリオをダッシュボードに送る機能もあり、そのことで、Jiscはコンソーシアム全体の修正内容を分析・評価することが可能であり、Jiscによるコンソーシアムの運営や契約交渉を支援するものになると紹介されています。

米・カリフォルニア大学バークレー校図書館、1912年以前の中国語資料のデジタル化を実施すると発表:中国・四川大学と連携

2021年5月19日、米国のカリフォルニア大学バークレー校図書館が、同校東アジア図書館が所蔵する、1912年以前の中国語資料1万タイトルのほとんどをデジタル化するプロジェクトの実施を発表しました。

同プロジェクトは、中国の四川大学と連携して実施されます。3年にわたり年間50万ページのデジタル化が行われる予定で、さらに3年継続される可能性があると述べられています。その他、デジタル化した画像は、光学文字認識(OCR)を用いたテキスト化を行い、同館のデジタルコレクションへのポータルサイト“Digital Collections”でオンライン公開するとしています。

‘A long journey’: Richly detailed, fully searchable Chinese treasures will be made available for free online(Berkeley Library NEWS、2021/5/19)
https://news.lib.berkeley.edu/chinese-treasures

「須磨海浜水族園デジタルアーカイブ」の特設サイトが開設

2021年5月20日、神戸市は、「須磨海浜水族園デジタルアーカイブ」の特設サイトが開設されたことを発表しました。

同ウェブサイトは、同水族園の前身「須磨水族館」からの歴史等を記録保管するアーカイブサイトであり、営業時の施設内を撮影した「スマスイVRツアー」も提供されています。

また、同時に開設が発表された「須磨海浜水族園・海浜公園 再整備プロジェクト」の特設サイトでは、2024年に開館予定の新しい水族館の情報等を掲載するとしています。

“須磨海浜水族園”「須磨海浜水族園デジタルアーカイブ」と「須磨海浜水族園・海浜公園 再整備プロジェクト」の特設サイトがオープンしました。(神戸市, 2021/5/20)
https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/kanko/kisyasiryo/202105/049249555764.html

英国図書館(BL)とシンガポール国立図書館委員会(NLB)によるデジタル化プロジェクトが完了

2021年5月3日、英国図書館(BL)が、シンガポール国立図書館委員会(NLB)と連携して2013年から進めていた、5年間のデジタル化プロジェクトが完了したと発表しました。

プロジェクトの初期はBLの所蔵するマレー語の手稿やシンガポールの古地図、トーマス・ラッフルズ(Sir Thomas Stamford Raffles)に関する資料に焦点が当てられていましたが、その後、ブギス語の手稿や東南アジアのコーランの写本も対象となりました。デジタル化した資料は、BLのウェブサイト“Digitised Manuscripts”やNLBの“BookSG”からアクセスできます。

発表によると、約120巻、約150点の手紙および文書からなるマレー語の手稿、約250の古地図、27巻のトーマス・ラッフルズに関する文書、ブギス語の手稿32冊、マカッサル語の手稿2冊、東南アジアのコーランの写本8冊のデジタル化が行われました。

フランス図書館員協会ら、元老院に提出された図書館および公読書の発展に関する法案に対する意見を発表

2021年5月6日付で、フランス図書館員協会(ABF)、県立図書館員協会(Association des Bibliothécaires départementaux)、市町村立図書館長等により構成される協会“Association des directrices et directeurs des bibliothèques municipales et groupements intercommunaux des villes de France”が、連名により、図書館および公読書の発展に関する法案に対する意見を発表しました。

同法案は、2月3日に元老院(Sénat、上院)へ上院議員のSylvie Robert氏らにより提出され、6月9日に審議が予定されています。

ABFは、同法案への賛同の意を示し、公共図書館の使命や図書館への自由かつ無料なアクセス、コレクションの多元性と多様性、図書館員の専門資格等について法律で初めて言及されることになると指摘しています。

株式会社未来の図書館 研究所、第5回シンポジウム「図書館とレジリエンス」の記録を公開

2021年5月14日、株式会社未来の図書館 研究所は、2020年11月27日にオンラインで開催された第5回シンポジウム「図書館とレジリエンス」の記録を公開しました。

同シンポジウムでは、柴崎悦子氏(名取市図書館 館長)による講演「名取市図書館における東日本大震災からの復旧と復興」、三田祐子氏(鳥取県立図書館)による講演「情報支援とレジリエンス~鳥取県立図書館の取り組みから」に加え、両氏をパネリスト、未来の図書館 研究所所長の永田治樹氏をコーディネーターとしたディスカッションも行われました。

トピックス(未来の図書館 研究所)
http://www.miraitosyokan.jp/topics/
※2021年5月14日付けのお知らせに「第5回シンポジウム「図書館とレジリエンス」の記録を掲載しました」とあります。

研究用ソフトウェアの再現性に関するガイド“How reproducible should research software be?”が公開される:再現性における4つのレベルを定義

2021年5月17日、英・Software Sustainability Institute(SSI)は、研究用ソフトウェアの再現性に関するガイド“How reproducible should research software be?”の公開について発表しています。

同ガイドは、再現性に関する4つのレベル(レベル0からレベル3まで)を定義するとともに、自らの研究用ソフトウェアの再現性がどのレベルにあるべきかを判断するための基準を提案し、そのレベルに到達するための推奨手法を示すものとあります。

New guide: How reproducible should research software be?(SSI, 2021/5/17)
https://www.software.ac.uk/news/new-guide-how-reproducible-should-research-software-be

ウェールズの詩人・作家ディラン・トマスの手稿等を収録したデジタルコレクションが公開される:米・テキサス大学ハリーランサムセンターらによる国際協力の成果

2021年5月14日、米・テキサス大学オースティン校ハリーランサムセンターは、5月14日の“International Dylan Thomas Day”にあわせ、ウェールズの詩人・作家ディラン・トマスの手稿等を収録したデジタルコレクションが公開されたことを発表しました。

デジタルコレクションの公開は国際協力により進められ、ディラン・トマス財団による支援の下、ハリーランサムセンターとウェールズのスウォンジー大学が共同で資金を提供しています。

発表によれば、現在デジタルコレクションでは6,000画像以上が公開されており、これはディラン・トマスに関するアーカイブの一部に過ぎないものの、本人の手稿は全てオンラインで閲覧可能になっている、と述べています。なお、ハリーランサムセンターはディラン・トマスに関する世界最大のコレクションを所蔵しており、デジタルコレクションの半数超は同センター所蔵の手稿類が占めています。

デジタルコレクションはOCLCの電子コレクション管理ソフトウェアCONTENTdmを用いて公開され、IIIFにも対応しています。

研究データキュレーションに関する文献リスト“Research Data Curation and Management Bibliography”が公開される

ブログ“Digital Koans”を運営し、様々なトピックに関する文献リストを作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、2021年5月18日付けで、研究データキュレーションに関する文献リスト“Research Data Curation and Management Bibliography”をPDFファイルで公開しました。

同リストには、主に2009年1月から2019年12月までに出版された、英語文献800本以上の書誌情報が含まれています。各文献へのリンクも含まれているほか、特定のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で公開されている文献については、同リスト内に抄録も収録しています。また、同リストがカバーしているトピックとして、研究データの作成、取得、メタデータ、来歴、リポジトリ、管理、ポリシー、支援サービス、助成機関の要件、オープンアクセス、査読、出版、引用、共有、再利用、保存を挙げています。

ベイリー氏は、2019年6月にも、研究データキュレーションに関する文献リスト“Research Data Curation Bibliography”の第10版を公開していました。

Taylor & Francisグループ、スイス学術図書館コンソーシアムと転換契約を締結

2021年5月4日、Taylor & Francisグループは、スイス学術図書館コンソーシアム(Consortium of Swiss Academic Libraries:CSAL)と3年間の転換契約を締結したことを発表しました。

CSALの26機関の研究者は、所属機関による論文処理費用(APC)負担の下で、同グループの大部分の“Open Select”(ハイブリッド)誌及び全ての完全ゴールドOA誌での出版が可能となります。また、同グループのジャーナル・ポートフォリオ全体へのアクセスも可能となります。

新たな引用評価指標“Journal Citation Indicator”(記事紹介)

Clarivate Analytics社による2021年5月20日付けのブログ記事“Introducing the Journal Citation Indicator: A new, field-normalized measurement of journal citation impact”において、学術誌の新たな引用評価指標“Journal Citation Indicator”が紹介されています。筆者は同社のISI(Institute for Scientific Information)でディレクターを務めるMartin Szomszor氏です。

学術誌単位の指標である“Journal Citation Indicator”は、研究分野ごとに異なる出版率・引用率を正規化することにより、研究分野を超えて容易に解釈・比較できる指標を提供する、と述べています。