アーカイブ - 2021年 5月 14日

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統合イノベーション戦略推進会議において「公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方」が決定される

2021年4月27日の内閣官房長官記者会見の中で、同日に開催された統合イノベーション戦略推進会議(第9回)において「公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方」が決定されたことが発表されています。

内閣官房長官記者会見 令和3年4月27日(火)午前(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202104/27_a.html

統合イノベーション戦略推進会議(第9回)(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/cstp/tougosenryaku/9kai/9kai.html

立正大学図書館、「古書資料館バーチャルツアー」を公開

2021年4月20日、立正大学図書館が、「古書資料館バーチャルツアー」を公開したことを発表しました。公開期間は6月30日までです。

画像は4月1日時点のものであり、「古書資料館バーチャルツアー」内の棚番号と対応している、4月1日時点の配架リストも掲載されています。

古書資料館バーチャルツアーを公開しました(立正大学図書館, 2021/4/20)
https://www.ris.ac.jp/library/news/cb6q79000000blqu.html

古書資料館紹介(立正大学図書館)
https://www.ris.ac.jp/library/kosho/introduction.html

フィンランドの「公共図書館におけるデジタルメディアのサービスコンセプト」に係るプロジェクト:電子サービスを調整する単一の運営体の設置を推奨(記事紹介)

オンラインサービスへのアクセスを図書館ネットワークとして提供するフィンランドのLibraries.fiが、2021年4月28日付の記事において、フィンランドの教育文化省からの助成を受けて行っている「公共図書館におけるデジタルメディアのサービスコンセプト」に係るプロジェクトの紹介を行っています。

同プロジェクトは、現在の図書館の電子資料の利用可能性は自治体によって異なっており、利用者にとっても職員にとっても利用が難しいという課題認識のもと行われています。

広告会社WPPのコンサルティング部門Kantar TNSが、2021年1月22日から2月4日にかけて実施した調査では、図書館の電子サービスにおいて利用者が重視するのは「質」や「使いやすさ」であるものの、回答者の56%が図書館のオンラインサービスに全く、もしくは、あまり関心がないと回答する等、図書館の提供している電子サービスが時代に追い付いていないとし、第1段階まで終了した同プロジェクトでは、より幅広い資料にアクセスできるよう、全ての関係者(出版社、フィンランド出版協会、作家団体)と協力し、電子サービスを調整する単一の運営体を設置することを推奨しています。

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会、「多文化サービスQ&A」を公開

2021年5月14日、日本図書館協会(JLA)の多文化サービス委員会が、「多文化サービスQ&A」(2021年3月20日作成)をウェブサイトで公開しました。

公共図書館の多文化サービスに関してよく尋ねられる質問とその答えを紹介したもので、Q&A12項目、「もっと知るために」4項目、資料編、付録、で構成されています。

お知らせ一覧(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※2021/05/14欄に「日本図書館協会多文化サービス委員会「多文化サービスQ&A」を掲載」とあります。

多文化サービスQ&A(JLA)
http://www.jla.or.jp/committees/tabunka/tabid/901/Default.aspx

日本DAISYコンソーシアム、EPUBの縦組・横組、ルビ、分かち書き等のアクセシビリティメタデータの提案仕様を公開

2021年5月13日、日本DAISYコンソーシアム技術委員会が、EPUBの縦組・横組、ルビ、分かち書き等のアクセシビリティメタデータに関する提案仕様11件を公開しました。

発表の中では、今後、実証実験を行いつつ、World Wide Web Consortium(W3C)をはじめとした関連団体への提案を行うとしています。

EPUBの縦組・横組、ルビ、分かち書き等のアクセシビリティメタデータの提案仕様を公開(日本DAISYコンソーシアム, 2021/5/13)
https://blog.normanet.ne.jp/jdc/?q=node/8

参考:
日本DAISYコンソーシアム、「EPUB アクセシビリティ 1.1」および「達成方法集 1.1」の日本語訳を公開
Posted 2021年4月12日
https://current.ndl.go.jp/node/43779

文部科学省、デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議(第10回)の配布資料を公開:中間まとめに関する意見募集結果等

文部科学省のウェブサイトにおいて、2021年4月26日にオンライン開催された、デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議(第10回)の配布資料が公開されています。

3月17日に公開された「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議 中間まとめ」に対する意見募集結果や、「視覚障害のある児童・生徒に対するデジタル教科書等の教育効果に関する調査・分析」等が含まれています。

デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議(第10回)配布資料(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/157/giji_list/mext_00726.html

一般社団法人日本出版者協議会(出版協)、「著作権法の一部を改正する法律案」に対する見解を公開

2021年4月28日、一般社団法人日本出版者協議会(出版協)が、「著作権法の一部を改正する法律案」に対する見解を公開しました。

今回の著作権法改正の経緯や改正項目に関する検討がまとめられており、改正の必要性や制度設計に関し、国会での慎重な審議を要望することや、主要な点についての見解が表明されています。

また、5月14日に、同見解の作成に関して、出版協理事の成澤壽信氏の記事「「著作権法改正案に対する出版協の見解」をまとめるにあたって(ほんのひとこと)」が掲載されています。

第204回国会提出「著作権法の一部を改正する法律案」に対する見解(出版協, 2021/4/28)
https://www.shuppankyo.or.jp/post/seimei20210428

米国・英国・オーストラリアにおける公共図書館のサービスに関する調査報告書(記事紹介)

米国の出版情報誌“Publishers Weekly”に、2021年5月6日付で、公共図書館のサービス状況に関する調査報告書についての記事“Report Urges Library Leaders to Address Decline in Public Library Usage Stats”が掲載されました。

英国の書店の元最高経営責任者であるTim Coates氏による調査報告書“Freckle Report 2021”の内容が紹介されています。記事によると、同報告書は、米国・英国・オーストラリアにおける公共図書館のサービスに焦点を当てており、図書館に関係する政府機関等が発表したデータや2021年4月に実施された調査の結果をまとめています。

公共図書館の来館利用は、米国では2018年までの8年間で31%、英国では2000年以降70%、オーストラリアでは10年間で22%減少したと述べられています。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大の読書行動に対する影響について、全ての年齢層で読書量が増えたこと、デジタルコンテンツの提供・利用が増えた一方、紙媒体の資料の利用が減少したこと等を挙げています。

第18回中国国民読書調査の結果が公表される

中国・新華網による2021年4月25日付けの記事で、4月23日に発表された第18回中国国民読書調査の調査結果が紹介されています。

中国国民読書調査は、中国新聞出版研究院により1999年から実施されています。今回の調査方式はオンライン調査と電話調査の併用であり、167の都市を対象としたサンプル調査を実施しました。

調査結果は2020年における読書状況を報告するものとなっています。調査結果の一例は次のとおりです。

・(紙媒体の)図書・定期刊行物及び電子出版物を含む各種メディアの総合読書率(綜合閲読率)は、成年では81.3%であった。一人あたりの図書(紙媒体)の読書量は4.70冊、図書(電子媒体)では3.29冊であり、いずれも2019年の数値より上昇した。
・メディア別の一日当たりの利用時間という観点では、成年では携帯電話・スマートフォンの利用時間が最も長く、100.75分に達した。また、成年のインターネット利用時間は67.82分であり、2019年の数値より1.77分増加した。

台湾国家図書館、「台湾の学術資源の影響力」に関する分析報告書(2021年版)を公表

2021年4月26日、台湾国家図書館は、「台湾の学術資源の影響力」に関する分析報告書の2021年版『110年台湾学術資源影響力分析報告:台湾学術資源利用及研究主題概況』を公表しました。

同報告書の「一、前言」によれば、主な収録内容は次のとおりです。

・各大学の学位論文に関する、学術上の貢献と影響力の分析。同館の学位論文データベース「台湾博碩士論文知識加値系統」を用いて、論文の公開許諾、ダウンロード、被引用の状況を分析。
・学術誌に関する、学術上の貢献と影響力の分析。同館の学術論文データベース「台湾期刊論文索引系統」と、人文・社会科学分野の学術出版物情報を収録したデータベース「台湾人文及社会科学引文索引資料庫」を用いて、学術誌単位での収録論文ダウンロード数、学術誌の5年インパクトファクター、被引用数を分析。
・研究テーマに関する動向の分析。「台湾期刊論文索引系統」及び「台湾博碩士論文知識加値系統」の収録論文に設定されたキーワードから、近年注目を集めている研究テーマを分析。

同報告書では、それぞれの分析結果からみた大学・論文・学術誌等のランキングが掲載されています。また、「六、結論」では、主な分析結果として次の4点を挙げています。

香港中文大学図書館が開催した中国古典籍のOCRコンテスト(記事紹介)

台湾・中央研究院デジタル文化センターは、2021年5月5日付けのお知らせで、香港中文大学図書館が開催した中国古典籍のOCRコンテスト「中国古籍文字自動識別挑戦2021」(2021 Chinese Classic Text OCR Challenge)において優勝したことを報告しています。

同コンテストは、2021年3月、10日間にわたりオンラインで開催されました。毎日アップロードされる50枚の古典籍画像に対し、各チームでOCR処理を行った上、一時間以内に認識結果をアップロードするという手順で行われました。文字及びレイアウト認識の正確性が評価対象であり、同センターのチームが91%の認識率で優勝しました。

参加チームの総数は、中国大陸から13チーム、香港から5チーム、台湾から4チーム、米国から1チームの計23チームであり、所属でみた内訳では、学界関係が13チーム、ビジネス界関係が6チーム、その他が4チームでした。全参加チームのうち、90%以上の認識率であったのは同センターのチームのみでした。