アーカイブ - 2021年 2月

2月 17日

【イベント】公開シンポジウム「今後の博物館制度を考える~博物館法改正を見据えて~」(3/2・オンライン)

2021年3月2日、公開シンポジウム「今後の博物館制度を考える~博物館法改正を見据えて~」がオンライン開催により行われます。

同シンポジウムは、日本学術会議史学委員会博物館・美術館等の組織運営に関する分科会、全日本博物館学会、名古屋大学人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センターが主催し、日本博物館協会が後援します。2019年9月のICOM(国際博物館会議)京都大会の開催と2020年8月の日本学術会議による博物館法改正に関する提言を背景に、現在進行しつつある博物館法改正を含めた、今後の日本の博物館と学芸員の制度を検討する機会として開催されます。

参加費は無料ですが事前申込が必要で、定員は1,000人です。主なプログラムは次のとおりです。

・総合司会
 半田昌之氏(日本博物館協会・専務理事)

・開会挨拶
 木俣元一氏(名古屋大学・教授)

・「文化政策としての博物法改正に向けてーその課題と展望」
 栗原祐司氏(京都国立博物館・副館長)

・「博物館法改正へ向けての日本学術会議の提言二つの発出を終えて」
 小佐野重利氏(東京大学・名誉教授)

奥州市立胆沢図書館(岩手県)、「猫ノ図書館」開館4周年記念行事を開催

2021年2月20日、岩手県の奥州市立胆沢図書館は、猫本コーナー「猫ノ図書館」が2021年2月22日(猫の日)に開設4周年を迎えることを記念した行事を開催します。

記念行事は二部形式で開催され、第一部のセレモニーでは、ねこ館長の辞令交付式、ねこ館長とヒト館長によるあいさつ、活動報告、4周年記念グッズのお披露目が行われます。第二部のイベントでは、ヒトと猫とのかかわりの古今について、胆沢や県内に残る資料をもとに探る内容の民俗ねこばなし「胆沢の猫碑・岩手の猫碑」が行われます。

また、1月20日から2月21日まで、猫写真家のあおいとり氏によるパネル展「気ままに猫だもん。」が開催されています。

ILLサービスで取り寄せした文献複写物を追加費用を伴わずに利用者へ直接電子提供可能に:コロナ禍による図書館休館を踏まえた2021年3月31日までの特例措置(ドイツ)

2021年1月27日、ドイツ図書館協会(DBV)は、ドイツ国内の図書館が図書館間相互貸借(ILL)サービスで取り寄せした文献複写物を追加費用を伴わずに利用者へ直接電子提供することについて、ドイツの著作権管理団体であるVerwertungsgesellschaft(VG) WORTとVG Bild-Kunstが容認したことを歓迎するお知らせを発表しました。

VG WORTとVG Bild-Kunstは、コロナ禍に伴い図書館への利用者の来館が著しく制限された状況を踏まえて、2021年3月31日までの期限を設けて、追加費用を伴わない利用者への電子的な提供を容認しました。DBVのお知らせによると、図書館の休館中にも研究・教育に必要な文献を学生・研究者らに提供するため、ILLにおいて文献複写物の紙媒体による提供を必須とした「一般合意」である“Gesamtvertrag zum Kopienversand im innerbibliothekarischen Leihverkehr”の一時的な免除に対して、VG WORTがドイツ連邦文化大臣会議(KMK)へ合意する旨を連絡したことにより、電子的な提供が可能となりました。

アイルランド国立図書館(NLI)、2015年から2016年にかけて展開された演劇界の女性の地位向上を求める運動 “#WakingTheFeminists”のデジタルアーカイブ構築を発表

2021年1月21日付で、アイルランド演劇界の女性の地位向上を求めるキャンペーン活動である “#WakingTheFeminists”は、アイルランド国立図書館(NLI)とアイルランド国立博物館(National Museum Of Ireland)によって自身の活動の記録がアーカイブ化されることを発表しました。

“#WakingTheFeminists”は、2015年から2016年にかけて、演劇関係者らによる草の根のキャンペーンとして展開した運動です。同キャンペーン活動のアーカイブ化は1月21日に開催されたオンラインイベントで、観光・文化・芸術・アイルランド語・スポーツ・文化担当のマーティン(Catherine Martin)大臣により発表されました。オンラインコンテンツのデジタルアーカイブ化をNLIが、キャンペーンを象徴する横断幕などの現物資料のアーカイブ化をアイルランド国立博物館が担当します。

【イベント】対談!今時のデジタルアーカイブ技術!!(2/26・オンライン)

2021年2月26日、オンラインイベント「対談!今時のデジタルアーカイブ技術!!」が開催されます。

今時のデジタルアーカイブ技術の現状についての情報共有のため、大向一輝氏、永崎研宣氏、福島幸宏氏、吉賀夏子氏による対談が行われます。

参加を希望する場合は事前の申し込みが必要です。

対談!今時のデジタルアーカイブ技術!!
https://sites.google.com/view/currentda/

参考:
CA1989 - 動向レビュー:IIIFの概要と主要APIバージョン3.0の公開 / 永崎研宣
カレントアウェアネス No.346 2020年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1989

※本文を修正しました。(2021/2/17)

東京大学総合図書館、Internet Archiveとの連携を開始:同館デジタルアーカイブ資料4,000点以上が対象

2021年2月17日、東京大学学術資産アーカイブ化推進室は、同大学総合図書館とInternet Archiveの連携を開始したことを発表しました。

同館が公開するデジタルアーカイブ資料のうち、事前申請不要で自由に利用できる25コレクション4,180点について、Internet Archive上で検索・閲覧・画像データの保存が可能になったと述べられています。

総合図書館のデジタル化資料が世界的なデジタルアーカイブInternet Archiveと連携を開始しました(東京大学附属図書館, 2021/2/17)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news/20210217

Knowledge Unlatched(KU)、2020年の共同出資の募集結果を発表:学術書310タイトル・学術誌34誌がオープンアクセスに

2021年2月8日、Knowledge Unlatched(KU)は、2020年の共同出資の募集の結果として、人文社会科学系コレクション240タイトルと提携機関からの65タイトルを含む約310タイトルの学術書と、“Subscribe-to-Open”プログラムにより転換された31誌を含む34の学術誌がオープンアクセス(OA)として公開されると発表しました。公開は2021年の春が予定されています。今回、30の図書館が初めて参加したとしています。

これまで世界の約630の機関が参加し、2021年末までには、総計約2,700タイトルの学術書と50の学術誌がOAとなる予定と紹介されています。

富山大学附属図書館、ラフカディオ・ハーンに関する動画をYouTubeで公開

2021年2月16日、富山大学附属図書館が、ラフカディオ・ハーンに関する動画3件を、同館のYouTubeチャンネルで公開したことを発表しました。

同館は、ラフカディオ・ハーンの旧蔵書「ヘルン文庫」を所蔵しており、今回公開されたのは、同大学学術研究部・人文科学系の中島淑惠教授による、以下をテーマとしたオンライン講座の映像です。

・ラフカディオ・ハーンとフランス文学
・ラフカディオ・ハーンと感染症~明治末わが国におけるコレラ流行を中心に~
・ハーン作品における「祟り」について考える

@lilika_toyama(Twitter, 2021/2/16)
https://twitter.com/lilika_toyama/status/1361499003385389057

フランス国立図書館(BnF)、電子図書館“France-Vietnam”を公開:ベトナム国家図書館と協力

2021年2月12日、フランス国立図書館(BnF)が、ベトナム国家図書館との連携により作成した電子図書館“France-Vietnam”を公開しました。

BnFが2017年から提供している、国内外の機関との協力により構築された電子図書館のコレクション“Patrimoines Partagés”に含まれるものです。同コレクションのウェブページによると、2月17日時点で、オリエント、ブラジル、中国、ポーランド、ベトナムの5つが公開されており、アメリカ大陸、インドが今後公開予定です。

“France-Vietnam”では、17世紀から20世紀半ばにかけての、フランス語およびベトナム語の刊行物、手稿、写真等の多様な資料2,000件以上が、伝統、文学、文化移転等8つの項目別にまとめられています。また、フランス農業開発研究国際協力センター(Centre de coopération internationale en recherche agronomique pour le développement:CIRAD)が所蔵する資料も含まれています。

大学のシラバスを収集・分析する団体Open Syllabus、ウェブサイトの更新を発表:オープン教育資源(OER)を評価するためのツールを公開

2021年2月10日、世界の大学のシラバスを収集・分析する団体Open Syllabusが、ウェブサイトの更新を発表しました。分析のもととなるデータセットを2.0から2.5に更新しています。

教材となっている書籍や論文とシラバスの関連を可視化するGalaxyでは、これまでは16万4,000タイトルをマッピングし、3万タイトルを同時に表示させていましたが、今回の更新により、110万タイトルをマッピングし、50万タイトル表示できるようになりました。

また、新しい機能として、オープン教育資源(OER)の傾向や採用パターンを調べることができるOER Metricsが公開されました。講義での教材の採用決定のための情報源や、著者・出版社・助成機関による投資先の決定に資することが期待されています。

その他、LINK LABでは、収集したシラバスをもとに、新聞・雑誌の記事、ビデオ・ドキュメンタリー、ブログ記事といった、教材として用いられた既存とは異なる資料のリストが作成・公開されています。

奈良文化財研究所、『全国遺跡地図総目録』を学術情報リポジトリで公開

2021年2月16日、奈良文化財研究所が、『全国遺跡地図総目録』(2021年1月)を学術情報リポジトリで公開したと発表しています。

刊行物としての遺跡地図の目録作成を目的としたもので、奈良文化財研究の埋蔵文化財関連の蔵書データをもとに、国立国会図書館サーチ・CiNiiBooks・全国遺跡報告総覧(PDF有)等からデータを収集しまとめたものです。

データ収集対象は、図書館に所蔵されているものであり、刊行物として遺跡地図が作成されていても、図書館に所蔵されていないものは原則対象外であるとしています。

全国遺跡地図総目録(なぶけんブログ,2021/2/16)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/02/BC0514525X.html

全国遺跡地図総目録
http://hdl.handle.net/11177/8304

2月 16日

京都大学図書館機構、粗悪学術誌啓発リーフレット「見極めるチカラ」を公開

2021年2月15日、京都大学図書館機構は、粗悪学術誌啓発リーフレット「見極めるチカラ」を作成したことを発表しました。日本語版及び英語版が公開されています。

同リーフレットは、研究者が投稿・査読・編集等を通じハゲタカジャーナル(Predatory Journals)と呼ばれる粗悪学術誌とかかわりを持つことを防ぐために作成されたものであり、次のコンテンツが含まれています。

・粗悪学術誌 その本当のリスク
・体験談 狙われる京都大学の研究者
・粗悪学術誌への投稿を防ぐ 確認すべき4つのポイント
・粗悪学術誌を見極めるためのチェックリスト

【図書館機構】粗悪学術誌に関する注意喚起について(京都大学図書館機構, 2021/2/15)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1388639

東京大学大学院人文社会系研究科・文学部、作家・大江健三郎氏による自筆原稿の寄託を受けたことを発表:「大江健三郎文庫」(仮称)の設立を予定

2021年2月12日、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部は、ノーベル文学賞を受賞した同大学出身の作家・大江健三郎氏の自筆原稿等のコレクションを受け入れたことを発表しました。大江氏の自筆原稿がまとまったかたちで公的機関に寄託されるのは初めてであり、同学部が文学者の自筆原稿を中心としたコレクションを受入れるのも初めてです。

大江氏の家族から同氏を代理して寄託を受けたものであり、自筆原稿や校正ゲラなど約 50 点からなります。自筆原稿は合計1万枚を越えており、同一作家による自筆原稿のコレクションとしては屈指の規模とあります。

同学部は、寄託資料の基礎的な整理と研究・管理体制を整えた後、適切な形で研究資料としての公開を検討しています。そのための組織として「大江健三郎文庫」(仮称)の設立を予定しており、大江氏の文学を中核とする日本近代文学の世界に向けた研究拠点として位置づけたいと述べています。

科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会、報告書「我が国の学術情報流通における課題への対応について(審議まとめ)」を公表

2021年2月12日、科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会が、報告書「我が国の学術情報流通における課題への対応について(審議まとめ)」を文部科学省のウェブサイト上で公表しています。

同報告書は、2020年1月におけるジャーナル問題検討部会(第1回)の開催以来、同部会で行われてきたこれまでの議論をとりまとめたものです。

我が国の学術情報流通における課題への対応について(審議まとめ)(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/001/mext_00650.html

国立情報学研究所(NII)、公開前の研究データを組織的に管理・共有するための研究データ管理基盤「GakuNin RDM」の本運用を開始

2021年2月15日、国立情報学研究所(NII)のオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)は、公開前の研究データを組織的に管理・共有するための研究データ管理基盤「GakuNin RDM」の本運用を同日から開始したことを発表しました。機関利用の申請受付も開始されています。

「GakuNin RDM」は、NII研究データ基盤(NII Research Data Cloud)を構成する管理・公開・検索の3基盤のうち「データ管理基盤」に当たる、研究者のデータの管理を支援するサービスです。

「GakuNin RDM」では、共同研究者間での組織を越えてのデータ管理・共有や、多様なクラウドサービス、研究ソフトウェアとの連携が可能となっています。また、学術認証フェデレーション(学認)に参加しており、テレワークや出張先からでも普段と同じ環境にログインして利用可能とあります。

北海道大学附属図書館、公式noteアカウントを開設

2021年2月16日、北海道大学附属図書館は、公式noteアカウントの開設を発表しました。

同館のnoteアカウント上の記載によれば、「北海道大学附属図書館で働く図書館員たちが、日々の業務のこと、大学図書館員としてふと考えたことなどを紹介」する内容です。2021年2月16日現在、1記事が公開されています。

公式noteアカウントの開設について(北海道大学附属図書館, 2021/2/16)
https://www.lib.hokudai.ac.jp/2021/02/16/88133/

北海道大学附属図書館 -Hokkaido University Library(note)
https://note.com/hu_library

【イベント】大学図書館研究会京都地域グループDXセミナー「アフターコロナ時代の出版と図書館」(2/13-2/22、2/23・オンライン)

2021年2月13日から2月23日にかけて、大学図書館研究会京都地域グループDXセミナー「アフターコロナ時代の出版と図書館」がオンラインで開催されます。

追手門学院大学の湯浅俊彦氏を講師とし、電子出版がもたらす読書の変容や出版コンテンツの利活用について、追手門学院の取組事例を紹介しながら、解説が行われます。

事前に講演内容をインターネットで視聴し、質問を受け付け、その後ライブ講演を行い質問に回答するという方法で開催されます。なお、ライブ講演の内容は、文字起こしをし、同大学が採用している電子図書館サービス「LibrariE」で後日公開される予定です。

参加費は無料であり、ライブ講演への参加を希望する場合は事前申込(定員50人)が必要です。

内容は以下の通りです。

■2月13日から2月22日まで:「アフターコロナ時代の出版と図書館」動画視聴
・アフターコロナ時代の出版と図書館-問題の所在
・学びが変わる・図書館が変わる-追手門学院の挑戦
・図書館運営のダイナミズム-動画・電子書籍をプロデュースする図書館へ
・電子書籍制作システムRomancerによる『本を紹介する本』制作実演

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、調査資料「プレプリントの利活⽤と認識に関する調査」を公開

2021年2月12日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、[調査資料-301]として、「プレプリントの利活⽤と認識に関する調査」を公開したことを発表しました。

同調査は、プレプリントの公開・利活用が広まる中で、今後の学術情報流通政策に資することを目的に、2020年8月から9月にかけてオンラインで実施され、1,448人から回答が寄せられました。

回答者の52.1%はプレプリントの入手経験があり、そのうち、入手先はarXiveが58.0%と最も割合が高かったことが述べられています。その他、信頼性の判断基準としては「著者情報」が最も多かったこと、プレプリントの入手経験がある回答者の内、39.1%がプレプリントの公開経験を持つこと等がまとめられています。

プレプリントの利活⽤と認識に関する調査[調査資料-301]の公表について(NISTEP, 2021/2/12)
https://www.nistep.go.jp/archives/46661

琉球大学、Elsevier社発行電子ジャーナルの契約をパッケージ契約から個別タイトルごとの契約へ変更:契約外タイトルの論文は「トランザクション形式」の利用へ変更

2021年2月12日、琉球大学附属図書館は、2021年4月からElsevier社が発行する電子ジャーナルについて、利用方法が変更されることを発表しました。

利用方法の変更は、琉球大学が同社の電子ジャーナル契約を、ほとんどのジャーナルを無制限に利用できるパッケージ契約から利用率の高い93タイトルのジャーナルのみ購読する個別契約へと切り替えたことによるものです。2021年4月以降、琉球大学の構成員は、購読契約外の同社の電子ジャーナルに掲載された論文について、「トランザクション形式」により、大学が前払いで購入した論文ダウンロード権の範囲内で利用することができます。

また、契約の変更に伴い、琉球大学の構成員はElsevier社の提供する文献管理ツールMendeleyの機関版が利用できなくなり、2021年4月以降、自動的に無料版へと切り替わります。

エルゼビア社の論文利用方法の変更について(琉球大学附属図書館,2021/2/12)
https://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=30980

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