アーカイブ - 2021年 11月 9日

「第7回図書館レファレンス大賞」の各賞が発表される:文部科学大臣賞は立正大学図書館 品川学術情報課(東京都)「コロナ禍における非来館型サービスの拡充とTeamsを活用した調査体制の構築」

2021年11月8日、第23回図書館総合展内で「第7回図書館レファレンス大賞 最終審査・授賞発表」がオンラインで行われ、以下の通り各賞が決定しました。

・文部科学大臣賞
立正大学図書館 品川学術情報課(東京都)「コロナ禍における非来館型サービスの拡充とTeamsを活用した調査体制の構築」

・図書館振興財団賞
図書館ラボプロジェクト〈Code for OSAKA×大阪市立図書館〉「可視化と経験でレファレンス向上~R1GP」

・審査員会特別賞
指宿市立指宿図書館(鹿児島県)「ミッション!作家 島尾敏雄の足跡を探せ!」

決定!第7回図書館レファレンス大賞(図書館総合展, 2021/11/8)
https://www.libraryfair.jp/news/2021-11-08

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「差読のための画像照合サービス」を公開

2021年11月8日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「差読のための画像照合サービス」の公開を発表しました。

差読(Differential Reading)は、2枚の画像の差分から有用な情報を読み取るという資料の新たな読み方を提案するものとされています。同サービスでは、画像比較ツール「vdiff.js」の局所協調比較モードを提供しており、同ツールを簡単に体験できるようにしたと述べています。

併せて、「vdiff.js」をバージョン1.1に更新したことが発表されています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2021年11月8日付で「差読(Differential Reading)のための画像照合サービスを公開しました。またこのサービスの基盤となるvdiff.jsをバージョン1.1に更新しました。」と掲載されています。

日本学術振興会(JSPS)、「人文学・社会科学におけるデータ共有のための手引き」を公開

2021年11月8日、日本学術振興会(JSPS)が、「人文学・社会科学におけるデータ共有のための手引き」の公開を発表しました。

JSPSが2018年度から実施している「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」の成果の一部です。データの共有・利活用・寄託を促進することによって、人文学・社会科学分野の振興を図ることを目的としているとあります。

手引きでは、データ共有の意義、データ管理計画、メタデータ、データフォーマット、データの保管、データ共有に関する倫理的側面、個人情報と匿名化、著作権、データアーカイブの役割について等がまとめられています。

人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業(JSPS)
https://www.jsps.go.jp/j-di/index.html
※新着情報欄に2021年11月8日付で「人文学・社会科学におけるデータ共有のための手引きを公開しました。」と掲載されています。

ジャパンサーチ、「マイノート」機能を改修し「マイギャラリー」を新たにリリース

2021年11月9日、ジャパンサーチが新たに「マイギャラリー」をリリースしました。

「マイノート」の機能の内、ジャパンサーチで検索できるコンテンツを様々な切り口で紹介する「ギャラリー」と同等のキュレーションを行える「フルモード」を移行し、24時間限定でオンラインの共同作業ができる機能を追加したものです。

「マイギャラリー」のリリース後、「マイノート」では、元の機能の内「シンプルモード」機能、お気に入りのコンテンツを集め簡単なメモを付ける機能が残るとあります。

「マイギャラリー」をリリースします(ジャパンサーチ, 2021/11/9)
https://jpsearch.go.jp/news/20211109

関連:
ギャラリー(ジャパンサーチ)
https://jpsearch.go.jp/gallery

米・ミシガン大学出版局、ミシガン図書館らと連携しミシガン州住民等を対象とした電子書籍提供プロジェクトを開始

2021年11月5日、米国のミシガン大学が、ミシガン州の住民や来訪者を対象とした電子書籍の提供プロジェクトを開始したと発表しました。ミシガン図書館、ミシガン州立大学出版局、ウェイン州立大学出版局らとの共同プロジェクトです。

発表時点では、ウェブサイト“Read Michigan”において、ミシガンや五大湖地域について同地域の大学出版局により出版された300の電子書籍を提供していると述べています。ユーザーの位置情報を用いており、いつでも自由に電子書籍を閲覧できるとあります。

ブルキナファソのオープンサイエンスに関するアンケート結果(文献紹介)

2021年11月2日、フランス農業開発研究国際協力センター(CIRAD)のオープンリポジトリ“Agritrop”で、ブルキナファソのオープンサイエンスに関するアンケート結果の報告書が公開されました。

同調査は、科学技術情報を提供する大学や研究機関により構成されるブルキナファソの機関“Réseau pour la Mutualisation de l'information Scientifique et Technique”(ReMIST)により、2020年6月から12月に実施され、160件の回答が寄せられました。

報告書には、オープンアクセス(OA)やオープンサイエンスに対する認識、OAリソースの利用状況、OA出版経験、OA出版の障壁等についての回答集計結果の他、OA雑誌の認識を高めることをはじめとした推奨事項がまとめられています。

結論の箇所では、ブルキナファソの研究関係者はオープンサイエンスのメカニズムを知らないため利点を十分にいかせていない一方、関心は持っているということが指摘されています。また、オープンサイエンスを支援し、知識への自由なアクセスに関する世界的な潮流に沿った国家的な取組が必要であると述べています。

Lean Library、学術図書館員と利用者との関わり方の現状と将来について調査したホワイトペーパー“Librarian Futures”を公開

2021年11月3日、SAGE社の部門“Technology from SAGE”に属する企業Lean Libraryは、学術図書館員と利用者との関わり方の現状と将来について調査したホワイトペーパー“Librarian Futures: Charting librarian-patron behaviors and relationships in the networked digital age”を公開しました。Lean Libraryのウェブサイト上で無料公開されていますが、閲覧には氏名・メールアドレス等の登録が必要です。

同ホワイトペーパーの“Executive summary”によれば、図書館員及び利用者4,000人を対象とした大規模調査をはじめ、複数のデータソースに基づき作成されました。二部構成となっていること、学術図書館員に焦点を当てていること、主に北米と欧州の視点に基づいていること等が紹介されています。

米国図書館協会(ALA)、小規模館や地方の図書館を対象とした助成プロジェクトの第3回助成対象館100館を発表:図書館員のファシリテーションスキル強化と地域コミュニティとの対話を促進

2021年11月4日、米国図書館協会(ALA)は、地方及び小図書館協会(ARSL)と協力して実施している助成プロジェクト“Libraries Transforming Communities:Focus on Small and Rural Libraries”について、第3回助成対象館100館を発表しました。

同プロジェクトは、ALAが以前から行っているコミュニティ支援のためのイニシアチブ“Libraries Transforming Communities”の一環であり、小規模館や地方の図書館(全館種が対象)に地域コミュニティの懸念事項に対処するための助成金を授与するものです。計3回の助成金を通じ、最大650館に各3,000ドルが授与されます。

参加館の図書館員は、基本的なファシリテーションスキルを学ぶためALAのオンライン講座を受講した上、地域住民との対話を少なくとも1回開催する必要があります。助成金3,000ドルは、人件費や資料・設備費など様々な用途に使用することができます。

論文1億本超から抽出された単語・短いフレーズの巨大インデックス“The General Index”の公開(記事紹介)

Nature誌のオンライン版に、2021年10月26日付けで記事“Giant, free index to world’s research papers released online”が掲載されています。論文1億本超(有料のものを含む)から抽出された単語・短いフレーズの巨大インデックス“The General Index”が、10月7日に無料でオンライン公開されたことを紹介しています。

“The General Index”は、米・カリフォルニア州の非営利法人“Public Resource”による支援の下、同法人の設立者であるCarl Malamud氏により作成されました。3,550億以上の単語やフレーズを、それらが掲載されている論文の横に並べた表を収録しています。

Malamud氏は、“The General Index”には論文全文は含まれておらず、5語以内のフレーズのみであることから、今回の公開は有料論文再利用に係る出版社の規約に抵触するものではないと見なしています。一方、記事に掲載されている法学者のコメントによれば、インデックスの作成プロセスにおいて規約に抵触した可能性もあるとしています。