アーカイブ - 2021年 11月 5日

ORCID, Inc.、組織IDとしてRORをORCID Registryへ追加したことを発表

2021年10月21日、ORCID, Inc.が、組織IDとしてRORをORCID Registryへ追加したことを発表しています。

ROR追加の理由として、永続的識別子のエコシステムにおいては所属(affiliation)情報が重要であること、RORはデータセットとAPIが公開されており複雑に入り組んだメタデータシステムの簡素化を助けること、などが説明されています。また、RORおよびそのメタデータは、CrossrefやDataCiteでもサポートされており、研究成果を組織とより効率的に結びつけることが可能になると説明されています。

Add Research Institution Identifiers with ROR!(ORCID, 2021/10/21)
https://info.orcid.org/add-research-institution-identifiers-with-ror/

大阪市立城東図書館、Twitterでライトノベルの過去作品の紹介投稿を募集中

2021年11月4日、大阪市立城東図書館が、Twitterでライトノベルの過去作品の紹介投稿を募集していると発表しました。

大阪市の10代をテーマとした古本屋「大吉堂」による「懐かしラノベ愛好会」との企画です。同愛好会は、2021年9月に、おすすめの懐かしいライトノベルについて、Twitter上でハッシュタグ「#懐ラノ」を付けて投稿することを呼び掛けていました。

今回の企画では、タイトルと作家名、作品の思い出、公開しても良い名前を「#懐ラノ」と「#図書館OK」のハッシュタグをつけてツイートすることが求められています。投稿されたツイートは同館に掲示し、所蔵がある場合は作品の現物を併せて展示するとあります。

Twitterで本の紹介投稿を募っています【#懐ラノ】【#図書館OK】(大阪市立図書館, 2021/11/4)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo8efuczr-510#_510

荒川区立図書館(東京都)、「“大人向け”オーダーメイドBOOKフェア」を実施中

2021年11月2日から11月14日まで、東京都の荒川区立図書館が、「“大人向け”オーダーメイドBOOKフェア」を実施しています。

同館の図書専門員がアンケートの回答を基におすすめの本を選書し、資料のタイトルや著者名等のリストを渡すという企画です。対象は図書館利用登録をしている荒川区在住・在勤・在学の大人であり、参加は無料で、定員に達し次第終了とあります。

図書専門員からあなたへ“大人向け”オーダーメイドBOOKフェア(荒川区立図書館)
https://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/viewer/info.html?idSubTop=1&id=2264

英・デジタル保存連合(DPC)、失われる恐れのあるデジタルコンテンツのリスト“BitList”の2021年版を公開

2021年11月4日、英・デジタル保存連合(DPC)は、“BitList”の2021年版となる“The BitList: The Global List of Digitally Endangered Species 2021”の公開を発表しました。

“BitList”は適切なデジタル保存が行われなければ失われる可能性の高いデジタルコンテンツのタイプをまとめたリストであり、アドヴォカシー・ツールと位置付けられています。

各コンテンツは消失リスクの程度によって、“Lower Risk”、“Vulnerable”、“Endangered”、“Critically Endangered”、“Practically Extinct”の5段階に区分されており、コンテンツ毎に消失リスクが高い/低い状況等の簡略な情報が記載されています。

“BitList”は2017年に公開されて以来2年ごとに改訂されており、改訂の翌年に中間報告・解説が行われています。今回の改訂では、既存のリストで挙げられているものと新たな候補の包括的レビューが、2021年にデジタル保存コミュニティの専門家や実務者により行われました。

京都大学大学文書館、企画展「京大図書館の起源-知の集積地として-」を開催中

2021年10月27日、京都大学大学文書館は、百周年時計台記念館歴史展示室において企画展「京大図書館の起源-知の集積地として-」を開催すると発表しています。

同大学の学内資料、同大学附属図書館貴重書コレクション、新村出(附属図書館第3代館長)関係資料をもとに、附属図書館の起源を探る展示とあります。開催期間は2021年11月2日から2022年1月16日までのうち休室日を除く期間です。

北本市(埼玉県)、地域の歴史資料をデジタル化し公開する「北本デジタルアーカイブズ」のためふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施中

2021年11月2日、埼玉県の北本市が、同市の歴史資料をデジタル化し公開する「北本デジタルアーカイブズ」プロジェクトのため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施していると発表しました。

プロジェクトでは、歴史的資料を収集整理、デジタル化による長期保存対応、資料へのアクセス性の向上、視覚障害者や高齢者向けに読み上げソフト対応等を行うとしています。集めた資金は、資料のスキャンを行い光学文字認識(OCR)ソフトでテキストデータを抽出する作業や画像加工のための人件費、システム構築費に充当されるとあります。

新着情報(北本市)
https://www.city.kitamoto.lg.jp/news.html
※2021年11月2日付で「ふるさと納税を活用したクラウドファンディング実施中」と掲載されています。

群馬県、「群馬県立図書館の在り方検討委員会」を設置

2021年11月4日、群馬県は、「群馬県立図書館の在り方検討委員会」を設置したと発表しました。

2021年3月に群馬県が公表した「県有施設のあり方見直し最終報告」等を踏まえ、次の3点を検討事項としています。

(1)新たな時代に求められる県立図書館の役割や機能に関すること
(2)前橋市立図書館とのサービス重複の解消に関すること
(3)文書館との再整備に関すること 等

発表では、検討に当たる委員(外部有識者6名)の氏名・所属も示されています。2021年10月12日に第1回会議、10月26日に第2回会議をオンラインにより開催済みであり、今後は月に1回程度会議を開催するとあります。

【11月4日】群馬県立図書館の在り方検討委員会の設置について(生涯学習課)(群馬県, 2021/11/4)
https://www.pref.gunma.jp/houdou/x39g_00086.html

文部科学省、科学技術・学術審議会情報委員会(第21回)の配布資料を公開:大学におけるAPC支払やハゲタカジャーナル等への対応状況に関する調査結果も

2021年10月26日に開催された第21回科学技術・学術審議会情報委員会の配布資料が、文部科学省のウェブサイトで公開されています。

配布資料の中には、800大学を対象に2021年5月18日から6月18日にかけて実施された、大学における論文処理費用(APC)支払の実態調査やハゲタカジャーナル等の「学術情報流通に係る懸念すべき事例」への対応状況アンケートの結果も含まれています。

APC支払については、状況を把握している、または把握予定と回答したのは国立大学が44%、公立大学は16%、私立大学は15%(全体で19%)であることや、把握方法、所管部署、2020年度の支払総額、支払状況を把握していない理由がまとめられています。学術情報流通に係る懸念すべき事例への対応について、対応を行っている、または行う予定と回答したのは国立大学が81%、公立大学は37%、私立大学は27%(全体で36%)であること、対応を実施する部署、取組の内容・事例がまとめられています。

また、教育活動を取り巻く動向・状況の変化に応じた、大学図書館に求められる役割・機能等を検討する「オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方検討部会」の設置に関する資料も掲載されています。

図書館流通センター(TRC)、電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」経由で利用できる電子雑誌コンテンツサービス「TRC-DL マガジン」の実証実験を開始

2021年11月4日、図書館流通センター(TRC)は、TRCが公共図書館を中心に提供している電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」の導入館を対象として、「TRC-DL マガジン」の実証実験を開始したと発表しました。

「TRC-DL マガジン」は、富士山マガジンサービスが取り扱う電子雑誌コンテンツを読み放題で利用できるサービスであり、「LibrariE & TRC-DL」にログイン後閲覧可能となります。実証実験の実施期間は2021年10月25日から12月24日までであり、実施目的として、2022年4月の「TRC-DL マガジン」提供開始に向け機能改善に努めることを挙げています。

お知らせ(TRC)
https://www.trc.co.jp/information.html#info
※2021年11月4日付けのお知らせに「電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」における「TRC-DLマガジン」の実証実験開始」が掲載されています。

九州大学附属図書館、同大所属者であれば誰でも本のレビューを投稿できる企画「ブックレビューコレクション」を開始

2021年11月4日、九州大学附属図書館は、同大所属者であれば誰でも本のレビューを投稿できる企画「ブックレビューコレクション」を開始したと発表しました。同館中央図書館、理系図書館等で活動しているティーチングアシスタント「図書館TA(Cuter)」の発案企画です。

同館中央図書館に設置された応募箱への投稿のほか、同大のeラーニングシステムを経由したオンラインでの投稿も受け付けています。投稿されたレビューはファイリングして館内に設置するほか、本と一緒に随時展示も行われます。なお、レビュー対象は同館が所蔵している書籍に限る旨が注記されています。

本の紹介文を募集中!「ブックレビューコレクション」(九州大学附属図書館, 2021/11/4)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/bookreview

ビデオゲームによる図書館対抗戦:米国公共図書館の取組(記事紹介)

米・コネティカット州沿岸地域のニュースを紹介するウェブサイト“Zip06”の2021年11月3日付け記事で、地域の2つの町を代表する公共図書館(マディソンのE.C. Scranton Memorial LibraryとギルフォードのGuilford Free Library)がビデオゲーム「大乱闘スマッシュブラザース」で対抗戦を行うことが紹介されています。

対抗戦は、11月18日にE.C. Scranton Memorial Libraryのコミュニティルームで開催されます。優勝者には大手ビデオゲーム小売店GameStopのギフトカードが、勝者となった町の図書館にはトロフィーが授与されます。トロフィーは翌年のトーナメントまで館内で展示されます。

Guilford Free Libraryはウェブサイト上で参加申し込みを受け付けていますが、その記載によれば参加対象者は「12歳から18歳」となっています。

米・司法省、米国最大の出版社ペンギン・ランダムハウス社による同業大手サイモン&シュスター社買収阻止のため連邦地裁に提訴

2021年11月2日、米・司法省は、米国最大の出版社ペンギン・ランダムハウス社による同業大手サイモン&シュスター社買収阻止を求め、反トラスト訴訟をコロンビア特別区の連邦地裁に提起したことを発表しました。買収は2020年11月に発表されていたものであり、2021年中の完了が予定されていました。

メリック・ガーランド司法長官は、今回の訴訟は「米国の出版業界における公正な競争を確保するため」であるとし、買収が実現した場合に業界の寡占化が進むことへの懸念を表明しています。