アーカイブ - 2021年 10月 5日

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Open Preservation Foundation(OPF)、長期保存の観点からスプレッドシートの重要特性を調査した報告書“The Significant Properties of Spreadsheets”を公開

2021年9月16日、デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)のArchives Interest Group(AIG)が、報告書“The Significant Properties of Spreadsheets”の公開を発表しました。

2016年に設立されたAIGは、スプレッドシートの長期保存を実現するため、マイグレーション時に考慮すべき重要特性(Significant Properties)の調査に取り組んできました。今回公開された“The Significant Properties of Spreadsheets”は同調査の最終報告書と位置付けられています。

発表では、2019年9月にオランダ・アムステルダムで開催された「第16回電子情報保存に関する国際会議」(iPRES2019)でも同調査に関するポスター発表を行い、“The Best Poster Audience Award”を受賞したことにも言及しています。

米国医師会及び米・ロックフェラー大学出版、主要学術出版社刊行雑誌に掲載の文献へシームレスなアクセスを提供する無料ソリューションGetFTRへ参加

2021年9月15日、主要学術出版社刊行雑誌に掲載の文献へシームレスなアクセスを提供する無料ソリューションであるGetFTRは、米国医師会(AMA)及び米・ロックフェラー大学出版(RUP)の参加を発表しました。

発表では、AMA及びRUPがともに、学術誌向けプラットフォームを提供するSilverchair社のプラットフォームを利用している旨が述べられています。なお、Silverchair社は2021年5月にGetFTRへの参加を発表しています。

GetFTR Product のDianne Benham氏は、「GetFTRとSilverchairとのパートナーシップは、学術出版社・専門出版社等の幅広いコミュニティがGetFTRを活用して研究へのアクセスを改善する道を開くもの」とコメントしています。

【イベント】日本図書館研究会創立75周年記念式典および2021年度図書館学セミナー(10/30・オンライン)

2021年10月30日、日本図書館研究会が、創立75周年記念式典および2021年度図書館学セミナーを、オンラインで開催します。

参加費は会員が2,000円、非会員が3,000円、学生が1,000円で、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

●創立75周年記念式典
・開会挨拶:原田隆史氏(日本図書館研究会理事長)

・来賓挨拶:植松貞夫氏(日本図書館協会理事長)、岸田和明氏(日本図書館情報学会会長)

・祝辞(ビデオメッセージ):陳超氏(上海図書館館長)

・記念講演「日本図書館研究会75年の歩みを通して思うこと」
塩見昇氏(大阪教育大学名誉教授,元・日本図書館研究会理事長)

●2021年度図書館学セミナー
・講演「コロナ禍における地方自治と図書館」
片山善博氏(早稲田大学政治経済学術院教授)

・鼎談「これからの図書館と図書館員の専門性」
植松貞夫氏、岸田和明氏、原田隆史氏
コーディネーター:呑海沙織氏(筑波大学情報学群知識情報・図書館学類長)

米・セント・ジョンズ大学Hill Museum & Manuscript Library、写本の典拠データを提供するデータベースを公開

2021年10月4日、米国のセント・ジョンズ大学のHill Museum & Manuscript Library(HMML)が、写本の典拠データを提供するデータベース“HMML Authority File”(HAF)を公開したと発表しました。

“HMML Authority File”では、同館の写本のデジタルアーカイブ“HMML Reading Room”と芸術作品や写真のデジタルアーカイブ“HMML Museum”で提供されている資料に関する、人名・地名・組織名・家族名等についての典拠データが提供されています。発表時点では1万件以上のデータが公開されており、今後、5万件以上となることが見込まれています。メタデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYのもと利用可能です。

また、“HMML Authority File”に登録された典拠データは、米国議会図書館(LC)が主導する名称典拠ファイルの共同作成プログラム“National Authority Cooperative Program(NACO)”にも追加されていると述べています。

安城市図書情報館(愛知県)、Instagram上で「アンフォーレフォトコンテスト2021「#本のある毎日」」を開催

2021年10月1日から11月30日まで、愛知県の安城市図書情報館がInstagram上でフォトコンテストを開催します。毎年10月27日から11月9日に実施される読書週間にちなんで実施される取り組みで、おすすめの本や同館での過ごし方を共有することを呼びかけています。

安城市アンフォーレ課公式Instagramアカウントをフォローの上、同館内で撮影した写真や、同館や公民館図書室等サービスポイントの蔵書が写っている写真に、「#本のある毎日」「#アンフォーレフォトコン2021」のハッシュタグをつけて投稿することで、応募をすることができます。なお、コンテスト規約等詳細を必ず確認の上応募するよう案内されています。

最優秀賞(1人)、優秀賞(2人)には図書カードが贈呈される予定です。

アンフォーレフォトコンテスト2021「#本のある毎日」開催(安城市図書情報館, 2021/10/1)
https://www.library.city.anjo.aichi.jp/anforet_photo_2021.html

豊中市(大阪府)、桜井谷東小学校学校図書館で床材の実地検証を実施:豊中市公民学連携プラットフォームを活用

2021年9月30日、大阪府の豊中市が、豊中市立桜井谷東小学校の学校図書館で、床材の実地検証を実施することを発表しました。

民間事業者、NPO、大学、市等の多様な主体が連携して地域課題の解決に取り組むネットワーク「豊中市公民学連携プラットフォーム」を活用した取組です。今回の実地検証は、豊中市と、同プラットフォームの登録会員である東リ株式会社(兵庫県)の連携により行われます。

発表によると、使用状況が内装材の耐久年数に及ぼす影響を検証する機会を求めていた同社と、経年劣化により学校図書館の床材の張替工事が必要であった同校の需要が一致したとあります。同社が床材の張替工事を無償で行い、同市により小学校での定期的な経過観察と使用状況のフィードバックが行われます。

連携の力で快適な学校図書館を!小学校で床材の実地検証を実施 【令和3年(2021年)9月】(豊中市, 2021/9/30)
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/joho/koumin_renkei/pf/pfjirei.html

EBSCO社、2022年の学術雑誌価格上昇の予測値を個別タイトルで3%から5%、パッケージで1%から3%と発表

2021年9月30日、EBSCO社が、“Serials Price Projection Report 2022”を発表し、2022年の大学・医学図書館向けの学術雑誌の価格上昇の予測値を公表しています。これによると、外国為替レートを考慮しない場合、個別タイトルでは3%から5%の、パッケージでは1%から3%の上昇になると予測されています。

その他、同レポートでは、新型コロナウイルス感染症やオープンアクセス(OA)といった価格設定に影響する要因等についてまとめられています。

大牟田市立図書館(福岡県)と大牟田市立三池カルタ・歴史資料館(福岡県)、ADEACで「大牟田市三池炭鉱歴史資料デジタルアーカイブ」を公開

2021年10月1日、福岡県の大牟田市立図書館が、同館Twitterアカウントで、「大牟田市三池炭鉱歴史資料デジタルアーカイブ」の公開を発表しました。

同館と大牟田市立三池カルタ・歴史資料館の所蔵する労使紛争「三池争議」の渦中に発行されたビラ類等の画像データ約600件など、三池炭鉱関連の各種資料が公開されています。

また、一部資料の画像については、プライバシー保護の観点で閲覧制限がされており、閲覧希望者は大牟田市立図書館に問い合わせをするよう案内されています。

@omuta_library(Twitter,2021/10/1)
https://twitter.com/omuta_library/status/1443802859728871430