アーカイブ - 2021年 1月 7日

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箕面新キャンパスへ移転準備中の大阪大学附属図書館外国学図書館、新図書館の開館日(2021年5月1日)を発表

2021年1月5日、大阪大学附属図書館は、箕面新キャンパスへ移転準備中の同館の新しい外国学図書館について、開館日が2021年5月1日に決定したことを発表しました。

また、大阪府の箕面市も広報紙『もみじだより』の2021年1月号で、新図書館の入居する複合公共施設の外装工事がほぼ終了し、現在各施設の内装工事の着手段階にあり、同施設が2021年5月1日にオープンすることを発表しています。

新図書館の開館が令和3(2021)年5月1日(土)に決定(大阪大学附属図書館,2021/1/5)
https://www.library.osaka-u.ac.jp/newlibrary2021/#open

欧州研究図書館協会(LIBER)、オルトメトリクスの指標を質的に評価するための指針を示したレポートを公開

2020年12月22日、欧州研究図書館協会(LIBER)はTwitterアカウントによる投稿で、学術評価指標等の課題を扱う“Innovative Metrics Working Group”がレポート“What Lies Behind Altmetrics Scores?:Guidelines on How to Use Qualitative Approaches in Altmetrics”を公開したことを発表しました。

同レポートは大学の機関評価等で重要性を増しているオルトメトリクスについて、集計された指標の数値だけではなく、数値の背後の文脈を質的なアプローチで理解しなければ有効な意味を持たないことを指摘し、このテーマに関する先行する議論等を整理しながら質的評価を行うための指針を示す内容です。指針として次の5点を挙げています。

1. ニュースサイト・ブログ等の様々なオルトメトリクスの情報源で何が報告されているかを確認するなどして、定量的な数値だけでなく質的評価を検討する

2. ツイート数の合計とユーザープロファイルの質的コンテンツ分析を組み合わせるなど、オルトメトリクスの研究・解釈の際には、量的評価と質的評価を混合して検討する

米・カリフォルニア大学サンタバーバラ校図書館、特別研究コレクションにラジオ放送に関する世界最大規模のコレクション“American Radio Archives”を追加

2020年12月17日、米国のカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)は、ラジオ放送に関する世界最大規模のコレクション“American Radio Archives”が同校図書館の特別研究コレクションにまもなく追加されることを発表しました。

“American Radio Archives”は、カリフォルニア州サウザンドオークスの非営利の図書館支援団体サウザンドオークス図書館財団(TOLF)によって、1984年から構築の開始したラジオ放送に関するアーカイブコレクションです。英国のウィンストン・チャーチル元首相のオリジナル録音音源をはじめ、1922年以降の写真、ラジオ放送やテレビ放送の脚本、書籍、映像などで構成されています。1987年に著名な歌手でラジオ司会者であったヴァリー(Rudy Vallée)氏の遺品からラジオ放送に関する資料を引き継ぐなど、ラジオ放送業界の関係者からたびたび貴重資料の寄贈を受けてコレクションとしての価値を高めました。

米・ミシシッピ州立大学図書館、ネブラスカ州在住の個人の収集家による約5万曲相当の楽譜コレクションの寄贈を受入:米国最大規模の楽譜所蔵機関に

2020年12月10日、米国のミシシッピ州立大学は、同大学の図書館に対して、ネブラスカ州オマハに在住する個人の収集家であるクリアリー(Janice Cleary)氏が楽譜コレクションの寄贈を行ったことを発表しました。

現在95歳のクリアリー氏は、長年にわたってラグタイムの楽曲を中心とする楽譜の収集を行い、ガーシュウィン(George Gershwin)・ブレイク(Eubie Blake)など様々な作曲家による約5万曲相当の楽譜コレクションを構築していました。クリアリー氏の家族を介して、著名なピアニストであるバーンハート(Jeff Barnhart)氏からの勧めにより同館への寄贈が行われたことを紹介しています。

お知らせの中で、ミシシッピ州立大学図書館は、合計2万点以上のミュージカル楽曲・ラグタイム・1860年代以降のポピュラー音楽の楽譜コレクション“Charles H. Templeton Sr. Sheet Music Collection”を所蔵しており、楽譜コレクションの保存・利用・デジタル化等に関する同館の取り組みへの評価が、バーンハート氏による寄贈の勧めに繋がったことが挙げられています。

ミシシッピ州立大学図書館はクリアリー氏のコレクションが加わったことにより、米国最大規模の楽譜の所蔵機関となっています。

豊田市中央図書館(愛知県)、「図書館を知りつくそう!外国人のためのバックヤードツアー」を実施:ベトナム語、中国語、ポルトガル語、英語の4コース

2021年1月5日、愛知県の豊田市中央図書館が、「図書館を知りつくそう!外国人のためのバックヤードツアー」を実施することを発表しました。

同県在住在勤の外国人とその家族を対象に、通訳ボランティアによる同時通訳付きで、館内の案内や貸出機器等の利用方法の説明が行われます。ツアー当日に、同館の利用カードを作成できます。

ベトナム語コース、中国語コース、ポルトガル語コース、英語コースの4つがあり、定員は各15人です。

各コースの開催スケジュールは以下の通りです。

・ベトナム語コース:2月6日
・中国語コース:2月20日
・ポルトガル語コース:2月27日
・英語コース:3月9日

群馬大学理工学図書館、企画展示「防災-東日本大震災から10年目にできること-」を開催中

2021年1月5日から3月11日まで、群馬大学理工学図書館が、企画展示「防災-東日本大震災から10年目にできること-」を開催しています。

防災・災害関連図書や、自治体の緊急速報メール、防災チェックリスト、ハザードマップ等が展示されています。

企画展示「防災-東日本大震災から10年目にできること-」を開催中です(~3/11)(群馬大学総合情報メディアセンター, 2021/1/5)
https://www.media.gunma-u.ac.jp/announce/2020/stlib/2021010500.html

参考:
E2299 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2020/9/10現在)
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2299

公共図書館員の意欲低下経験に関する質的研究(文献紹介)

2020年12月14日付で刊行された、カナダ国内の図書館協会のネットワーク“The Partnership”の“Partnership: the Canadian Journal of Library and Information Practice and Research” Vol. 15 no.2に、公共図書館員の意欲低下経験に関する論文“The Public Librarian Low-Morale Experience: A Qualitative Study”が2021年1月4日付で公開されました。

同論文は、米国のウィンスロップ大学に所属するKaetrena Davis Kendrick氏によるもので、現役の公共図書館員または元公共図書館員20人を対象に実施した半構造化インタビューの分析結果がまとめられています。意欲の低下が進む過程や、公共図書館員の意欲低下経験に特有の影響因子を明らかにすることが研究課題として挙げられています。

金沢市立泉野図書館、ビブリオバトルをテーマにした地元劇団による演劇公演「ホントゲキ」を開催

2021年1月31日、金沢市立泉野図書館が、「今伝えたい大切なこと」をテーマにした、らいぶらりー・かふぇ’20の第2回として、地元の劇団・劇団羅針盤によるビブリオバトルをテーマにした公演「ホントゲキ」を開催します。

定員は50人で、観劇には事前の申し込みが必要です。

内容は、第一部「絵本のビブリオバトル」、第二部「最期のビブリオバトル」の二部構成となっています。

琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ、みんなで翻刻との連携を開始:琉球・沖縄関係の資料を翻刻するプロジェクト「琉球・沖縄の世界を翻刻する」を実施

2021年1月6日、琉球大学附属図書館は、同館が運営する「琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ」と「みんなで翻刻」とが連携を開始したと発表しています。

同デジタルアーカイブに搭載されている琉球・沖縄関係の資料を翻刻するプロジェクト「琉球・沖縄の世界を翻刻する」を行うもので、現在、「ハワイ大学所蔵阪巻・宝玲文庫」や「仲原善忠文庫」からの資料143点の画像が翻刻対象資料として提供されています。

翻刻されたテキストデータは、同デジタルアーカイブで活用する予定としています。

みんなで翻刻との連携を開始しました!(琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ,2021/1/6)
https://shimuchi.lib.u-ryukyu.ac.jp/news/2021-01-06

American Libraries誌による2020年の振り返り(記事紹介)

2021年1月4日付けのAmerican Libraries誌(オンライン)が、2020年に図書館に影響を及ぼした事柄についての振り返り記事を掲載しています。

・米国図書館協会(ALA)の本部の移転

・ALAの10代目の事務局長として初のアフリカ系アメリカ人で女性のホール(Tracie D. Hall)氏が就任

・図書館が国政調査の実施を支援

・ALA、黒人・先住民・有色人種や抗議デモへの参加者・ジャーナリストへの警察の暴力を非難

・公民権運動家・作家で図書館の擁護者でもあった下院議員のルイス(John Lewis)氏の逝去

・マクミラン社、1図書館システムにつき電子書籍は1点のみ購入可能で利用可能期間は8週間とする条件を解除

・ALA、人種差別および差別を支持するシステムに加担してきたことを認める

・ハリケーン・山火事といった自然災害により図書館が被害をうける

・ALA、トランスジェンダーの人々の諸権利を支持

・ALA、既存の3部会を統合し新たな部会Coreを創設

・女性参政権100周年記念イベントの実施