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板橋区立東板橋図書館(東京都)の公認プロレスラー「としょカーン」がデビュー戦で勝利:マスクデザインを同館が公募

2020年12月27日、東京都の板橋区立東板橋図書館の公認プロレスラー「としょカーン」が、板橋区立グリーンホールで行われた地元プロレス団体「いたばしプロレスリング」の試合のメインイベントでデビュー戦に臨み、得意技の「ブックエンド」で勝利しました。

2019年7月、板橋区立東板橋図書館は利用者カード登録を行っている小学6年生までの児童を対象に、「いたばしプロレスリング」とのタッグ・プロジェクト特別編として、プロレスラー「たたかう図書館ヒーロー としょカーン」のマスクデザインを募集していました。応募された128点のマスクデザインから同館および「いたばしプロレスリング」の審査と選考を経て、最終的なマスクデザインが決定しています。

板橋区立東板橋図書館は同館ウェブサイト上で、デビュー戦における「としょカーン」のパフォーマンスの様子や、マスクの最優秀作品を描いた児童とその家族が観戦に訪れ、「としょカーン」との記念撮影を行い、最優秀賞のプレゼントが授与されたことなどを紹介しています。

帯広市図書館(北海道)、2020年12月に発刊した開館100周年記念誌の全文をオンライン公開

2020年12月27日、北海道の帯広市図書館は、同館の開館100周年記念誌を公開したことを発表しました。

1920(大正9)年12月2日に、町立大典記念帯広図書館として発足した帯広市図書館は2020年12月2日に開館100周年を迎えました。同館は2020年中に「おめでとう100年 ありがとう100年」をキャッチフレーズとした「帯広市図書館開館100周年記念事業」を実施しています。図書館の歴史を振り返った「記念誌」は、同事業の一環として発刊され、12月2日から館内で閲覧可能となっていました。

同館の開館100周年記念誌は、図書館のウェブサイトからPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

図書館からのお知らせ(帯広市図書館)
http://www.lib-obihiro.jp/TOSHOW/asp/index.aspx
※2020/12/27欄に「開館100周年の記念誌を公開いたします。」とあります。

利用者ニーズを把握・反映するためのインタビュー調査を図書館が効果的に実践するには(文献紹介)

米国図書館協会(ALA)の部会“Core: Leadership, Infrastructure, Futures”が刊行する“Library Leadership & Management”誌の第35巻第1号(2020年)に、ユタ州ブリガムヤング大学(Brigham Young University)の図書館員が執筆した論文“Not Another Survey! Use Interviews Instead to Understand Needs in Your Library”が掲載されています。

同論文は、利用者・利害関係者のニーズを満たした図書館リソースの活用において、図書館に対する評価を不可欠な要素とし、評価において用いられる代表的な手法である「アンケート調査」と「インタビュー調査」について、図書館の文脈でその長所と短所を検討する内容です。

とりわけ「インタビュー調査」について、「アンケート調査」と比べて複雑で時間がかかる一方、定量的な調査では得られない詳細な洞察を得たり、ニーズ自体の理解を深めることも可能であるなどの利点から、利用者ニーズに関する調査として有益な手法であることを指摘し、実践におけるガイドラインを示しています。

米・カーネギーメロン大学のCyLab、オンライン地図上でIoTデバイスの存在・データ収集方針・データ収集の実施状況等の確認が可能なスマートフォン用アプリを開発

2020年12月3日付で、米・カーネギーメロン大学の情報セキュリティ・プライバシー研究拠点“CyLab”が、同拠点が開発し提供中のスマートフォン用アプリ“IoT Assistant”を紹介するお知らせを公開していました。

“IoT Assistant”は、スマートカメラ・マイク・位置情報追跡サービスなどのインターネットに接続された「IoTデバイス」について、オンライン地図上でこれらのデバイスの存在、データの収集方針、データ収集の実施状況等をユーザーが確認できるアプリです。iOS用、Andoroid用のアプリがそれぞれ無料で提供されています。

“IoT Assistant”のアプリをダウンロードすると、ユーザーはアカウント作成等を行うことなく、すぐにオンライン地図上でIoTデバイスの存在を確認することができます。IoTデバイスを示した地図上のピンをクリックすると、収集データの種類・データの保存期間・収集したデータの共有先などの該当デバイスの情報が表示されます。また、特定の種類のデータ収集のみ表示するフィルタリング機能や通知オプションを備えています。

研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)、2020年の研究評価についての進展を振り返る記事を公開

2020年12月18日、「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)は、2020年の研究評価についての進展について振り返りを行う記事を公開しました。毎年の年末に、DORAの運営委員会と諮問委員会は、研究と研究者の評価を改善するための進展について振り返りを行っています。2020年は世界的に新型コロナウイルス感染症によって多くの課題がありましたが、方針と実践の実験、ガイダンスの開発、公正で責任ある研究評価の開発を支援する新しいツールの作成が行われたとしています。

記事では、研究と研究者の評価の改善について、DORAによる進展、その他の組織による進展がリストとして記載されています。また必読の文献(Essential reading)として、書籍が2件、論文が4件挙げられています。

そのうちDORAによる進展として、以下の4点が挙げられています。

・2020年3月、南北アメリカ、欧州、アフリカの公的および私的な研究助成団体を対象とした四半期ごとの会議を開始し、研究評価の改革に向けて新しい実践について話し合い、コミュニケーションを強化した。2020年8月には、アジア太平洋地域の研究助成団体を対象に、最初の補完的な会議を開催した。

オープンソースのJPEG2000コーデック“OpenJPEG”のバージョン2.4.0がリリースされる

2020年12月28日、オープンソースのJPEG2000コーデック“OpenJPEG”のウェブサイト上で、OpenJPEGのバージョン2.4.0のリリースが発表されました。

エンコーダーにおける主な改善点として、マルチスレッド対応、IMFプロファイルの書き込みや(JPEG2000の)PLTマーカー生成のサポート等を挙げています。その他、様々なバグの修正も行われました。

OpenJPEG 2.4.0 released(OpenJPEG, 2020/12/28)
http://www.openjpeg.org/2020/12/28/OpenJPEG-2.4.0-released

台南市立図書館の新本館が開館(台湾)

2021年1月2日、台湾・台南市永康区に、台南市立図書館の新本館が開館しました。

台湾・中央通訊社の日本語ニュースサイト「フォーカス台湾」による2021年1月2日付け記事によれば、地下2階・地上6階建ての施設であり、総工費は約19億台湾元(約70億円)、敷地面積は1.5ヘクタールです。同記事では、蔵書数は100万冊であり、日本統治時代の書籍も1万6,000冊余り所蔵していること等も紹介しています。

台南市政府による2020年12月22日付けの発表では、新本館の特色として以下のような点等が紹介されています。

・台湾で初めて料理教室用のスペースを設けた図書館であること
・独立系書店(原文「獨立書店」)が館内に出店している台湾初の図書館であること
・4階にメイカースペースを設けていること
・1階ホールに台湾最大規模の24時間セルフ貸出・返却スペースを設けていること

台湾の自由時報電子報による2020年12月22日付け記事では、新しくお披露目された同館のマスコット「蛙寶」が写真付きで紹介されています。同館が立地する台南市永康区で発見された台湾固有種のカエル「諸羅樹蛙」に基づいてデザインされています。

2020年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25

Wikimedia財団は、2020年12月29日付けのmediumでの投稿において、2020年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25を紹介しています。

ページビュー数1位の記事は“COVID-19 pandemic”であり、8,304万504ページビューとなっています。2位は“Donald Trump”で5,547万2,791ページビュー、3位は当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2020”の4,226万2,147ページビュー、4位は“Kamala Harris”で3,831万9,706ページビュー、5位は“Joe Biden”で3,428万1,120ページビューでした。

記事では、トップ25のうち7記事がCOVID-19と直接関係があること、トップ25に見られるもう一つの主要なテーマが政治、より具体的には米国大統領選挙であること等を指摘しています。

なお、記事の注記によれば、12月29日時点では12月15日までのデータを用いてリストを作成しており、2021年1月に12月16日以降のデータセットも用いてリストの更新が行なわれます。

東洋文庫、「梅原考古資料 銅鐸 画像データベース」を公開

2020年12月31日、公益財団法人東洋文庫は、「梅原考古資料 銅鐸 画像データベース」の公開を発表しました。

故・梅原末治博士が調査蒐集した、銅鐸関連資料や、日本および欧米の考古学研究機関・考古学者が所蔵する銅鐸関連資料の写真、記録を集成したデータベースです。総件数は約3,400点ですが、2021年1月4日時点では暫定的に2,000点が公開されており、残りのデータは数か月以内に公開予定と述べられています。

また、同データベースの資料を利用して著作物を公刊する場合には、その刊行物を特定できる情報を同文庫に通知するよう求めています。

【ライブラリ】梅原考古資料 銅鐸 画像DB新規公開いたしました。(東洋文庫, 2020/12/31)
http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tgid=207

Internet Archive(IA)、コンピュータ関連雑誌“ComputerWorld”をマイクロフィルムからデジタル化して公開

2020年12月30日、Internet Archive(IA)が、研究助成団体Patrick J McGovern Foundationと共同で、コンピュータ関連雑誌“ComputerWorld”をマイクロフィルムからデジタル化して公開したと発表しています。

Patrick J McGovern Foundationが所蔵していた分はデジタル化が行われていましたが、所蔵分以前のものはマイクロフィルムを探す必要がありました。今回、入手もしくは寄贈を受けたマイクロフィルムをもとに、オープンソースコミュニティやマイクロフィルムの電子化関連企業NextScan社と連携しデジタル化を実施したものです。

デジタル化にあたっては、フィルムの色褪せの補正、光学文字認識(OCR)処理、日付の入力、ページ数の検出等を行なっており、また、テキストの読み上げにも対応しています。

全文検索も可能ですが、12月30日時点では統合作業中と案内されています。

【イベント】Wikipedia 20 in JAPAN(1/23・東京ほか)

2021年1月23日、Wikipediaの20周年を記念し、「Wikipedia 20 in JAPAN」が東京都の武蔵大学江古田キャンパスで開催されます。また、福井県立図書館、京都府のヒカリ美術館といったサテライト会場でオンライン中継が行われる予定です。

参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。なお、新型コロナウイルス感染症感染拡大状況や行政・会場の状況等により、オンライン開催に切り替える場合があるとされています。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

・オープニングトーク「知識情報基盤としてのウィキペディア」
登壇者:東修作氏(オープン・ナレッジ・ジャパン)

・そもそもウィキペディア20年、何が起きたの
登壇者:Suisui氏、kzhr氏、青子守歌氏

・大学の人がウィキペディアを編集してみたらどうなるの
登壇者:北村紗衣氏(武蔵大学)、伊藤陽寿氏(至誠館大学)、早稲田Wikipedianサークル

・ウィキペディアンが「棚から一掴み」してみたら 2021
進行:のりまき氏(ウィキペディア日本語版)
登壇者:Mayonaka no osanpo氏、逃亡者氏、のりまき氏

韓国・文化体育観光部、利用者自身が貸出・返却処理を行なう「スマート図書館」の設置を支援すると発表:新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休館期間中の貸出サービス継続のため

2020年12月30日、韓国・文化体育観光部が、公共図書館における非対面貸出サービスの拡充のため、2021年度、「スマート図書館」の設置を支援すると発表しています。

「スマート図書館」は、利用者自身が貸出・返却処理を行なう、図書を400冊から600冊備えた自動貸出機です。コロナ禍において韓国の公共図書館が休館・開館を繰り返すなかでも「スマート図書館」を運営している公共図書館では貸出サービスを継続できたことから、設置のための予算を2020年の10億ウォンから2021年は20億ウォンに拡大し、全国32の市・郡・区での設置を支援するものです。

ソウル特別市・大邱広域市・光州広域市・京畿道・忠清南道・慶尚南道では住民が最も多く利用する地下鉄の駅に、世宗特別自治市では中央公園に、全羅北道(扶安郡)ではキャンプ場、全羅南道(海南郡)では住民センター等に設置する計画です。

米国議会図書館(LC)の新型コロナウイルス感染症感染拡大下におけるウェブアーカイビング(記事紹介)

2020年12月30日付で、米国議会図書館(LC)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における同館のウェブアーカイビング事業に関するブログ記事を公開しました。

同館では、2020年3月中旬から、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のための休館や職員のテレワークといった対応を行っていました。その時点から、感染拡大に関するウェブコンテンツの収集を行っていたということが述べられています。

ウェブアーカイビングを実施する中で明らかになったこととして、収集するウェブサイト数を急速に増やした一方、十分な収集計画がなかったこと、次年度予算に関する不確実性の高まり等が挙げられています。

また、記事中では、6月中旬に承認された、ウェブアーカイビング事業の範囲と資金を考慮した収集計画についても言及されています。計画策定は、新型コロナウイルス感染症感染拡大に関する同館のウェブアーカイブコレクションに関するギャップを解消すること、米国内で優先度が高いトピックを決定すること、既に収集しているコンテンツの識別と組織化の改善を目的に行われました。

日本図書館協会(JLA)、「NCR2018年版エレメント・語彙等データ提供」ページを更新:2020年5月9日作成RDFデータの追加等

2020年12月27日付で、日本図書館協会(JLA)目録委員会が、ウェブページ「NCR2018年版エレメント・語彙等データ提供」の更新を行いました。

同ページは、2019年3月23日付で公開され、『日本目録規則(NCR)2018年版』で規定している実体、エレメント、語彙のリストの用語、関連指示子を、簡易な機械可読データで提供することを目的に作成されたものです。

今回の更新では、XLSX形式・TSV形式データの更新、2020年5月9日作成のRDFデータ(Turtle形式・JSON-LD形式)掲載等が行われました。これらのデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYで提供されています。

【イベント】2020年度第2回フィールドサイエンス・コロキアム/第13回CODHセミナー「歴史ビッグデータ研究の現在と未来」(1/22・オンライン)

2021年1月22日、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)と人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)との共催により、2020年度第2回フィールドサイエンス・コロキアム/第13回CODHセミナー「歴史ビッグデータ研究の現在と未来」がオンライン(Zoom)で開催されます。

CODHが展開してきた「歴史ビッグデータ」プロジェクトの成果を、情報学・人文学・自然科学の各分野の研究者が報告するものです。

参加費は無料ですが事前の登録が必要です。

内容は以下の通りです。

・発表1:北本朝展氏
(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)
「歴史ビッグデータ:過去の記録の構造化に基づくデータ駆動型人文学研究」

・発表2:西村陽子氏(東洋大学)
「シルクロード遺跡の再発見:東洋文庫アーカイブと遺跡データベースの構築」

・発表3:加納靖之氏(東京大学地震研究所)
「みんなで翻刻と歴史地震研究」

・ディスカッション

一般社団法人日本映像ソフト協会、「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」に対する意見を公表

2020年12月21日、一般社団法人日本映像ソフト協会が、「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」に対する意見を公表しています。

文化庁は2020年12月4日に、同日に文化審議会著作権分科会法制度小委員会が取りまとめた「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」へのパブリック・コメントの実施を発表していました。

最新情報(一般社団法人日本映像ソフト協会)
http://jva-net.or.jp/news/
※2020年12月21日の欄に「文化庁が実施した「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」に関する意見募集に対し、意見を提出」とあります。

2021年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は2021年1月4日より、更新を再開いたします。本年もコンテンツの充実により一層努めてまいりますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。