アーカイブ - 2021年 1月 21日

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京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて「菊亭文庫」を公開

2021年1月21日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて「菊亭文庫」を公開したと発表しました。

「菊亭文庫」は、1921年に872部1,326冊、1922年に38部43冊および文書822部が、故菊亭公長侯爵から永久寄託されて以来、京都大学附属図書館貴重書庫で保管され、利用に供されてきた、公家・今出川家(明治以降、「菊亭」と改姓)に関する資料です。今回、現在の所有者により、新たな関係文書・美術品16点とともに同館に寄贈され、2021年1月、正式に附属図書館の所蔵資料として登録されました。

今回デジタル化・公開されたのは、肖像画掛軸(第22代・今出川実種(さねたね)、第23代・今出川尚季(なおすえ)、第24代・今出川公久(きんひさ)、第25代・今出川実順(さねあや))、家系図([菊亭家系図])、「言継卿記」(天正4(1576)年)の合計6点です。

韓国図書館協会(KLA)、「2020年韓国図書館界の10大ニュース」のアンケート調査を実施

2021年1月20日、韓国図書館協会(KLA)が、「2020年韓国図書館界の10大ニュース」を選定するため、オンラインでのアンケート調査を実施すると発表しました。期間は1月26日までです。

19の候補から7つを選んで投票するもので、候補は以下の通りです。

【イベント】ウェブ講演会「「新しい日常」における図書館」(2/26・オンライン)

2021年2月26日、国立国会図書館(NDL)により、ウェブ講演会「「新しい日常」における図書館」がオンラインで開催されます。

国際図書館連盟(IFLA)会長のクリスティン・マッケンジー氏を講師とし、新型コロナウイルス感染症感染拡大下におけるIFLAや各国の図書館の対応事例、今後の国際連携の在り方等について講演が行われます。

日英同時通訳付きであり、定員は300人(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。

ウェブ講演会「「新しい日常」における図書館」(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20210226lecture.html

世界の言語遺産を保存するアーカイブプロジェクト“collection Pangloss”(記事紹介)

2021年1月15日、フランス国立科学研究センター(CNRS)が、消滅の危機に瀕し、記録されていない言語の音声アーカイブプロジェクト“collection Pangloss”に関する記事を掲載しました。

同プロジェクトは、言語多様性等に関するCNRS内の研究ユニット“Langues et civilisations à tradition orale(LACITO)”により1995年から開始され、2012年に“collection Pangloss”という名称がつけられました。

記事によると、現地調査時に収集された170以上の言語の、ドキュメント、音声、ビデオ3,600件以上がコレクションに含まれています。また、提供されている録音は、全体で約780時間であり、半分近くに内容のテキストや注釈が付与されています。

また、記事の中では、専門家のニーズに応えること、より多くの人がアクセスしやすくすることを目的に、2021年1月にインターフェースを改善したウェブサイトを公開したことに触れています。その他、FAIR原則に則ったデータの提供や、2020年10月以降行っているドキュメントへのDOI付与をはじめとした、オープンサイエンスに関する取組等について述べられています。

米国国立公文書館(NARA)、ドナルド・J・トランプ大統領図書館のウェブサイトを公開

2021年1月20日、米国国立公文書館(NARA)が、ドナルド・J・トランプ大統領図書館のウェブサイトの公開を発表しました。アーカイブされたホワイトハウスのウェブサイトやソーシャルメディアのアカウントの情報、および、トランプ政権の記録へのアクセスに関する情報を提供するものです。

NARAは、大統領記録法にもとづき、トランプ政権の全ての記録を受け取り、ワシントン,D.Cに所在する本館で保存します。保存された記録の提供は、大統領図書館法にもとづく15番目の大統領図書館であるドナルド・J・トランプ大統領図書館を通じて行われます。

NARAでは、前大統領が、大統領図書館法にもとづいてアーカイブ研究施設や博物館を建設し寄贈すると決定したかどうかに関わらず、政権によって作成された大統領記録のコレクションを「大統領図書館」として維持するとしています。また、トランプ前大統領の大統領センターや博物館の計画についての情報は、トランプ前大統領の事務所に尋ねるよう求めています。

出版情報登録センター(JPRO)の書誌データを公開するポータルサイト「BooksPRO」、2021年1月26日から雑誌情報の表示を開始

2021年1月18日、一般社団法人日本出版インフラセンター(JPO)の出版情報登録センター(JPRO)は、1月26日から書誌データ公開のためのポータルサイト「BooksPRO」において、雑誌情報の表示を開始することを発表しました。

一般社団法人日本雑誌協会の協力により、2021年1月26日以降の「BooksPRO」では、雑誌の誌名・出版社名・雑誌コード・本体価格・発売日情報などが提供されます。また、一部のタイトルでは、表紙画像や試し読みも提供されます。

「BooksPRO」に表示される雑誌情報は、2021年夏頃をめどに、目次・内容や特集の紹介・付録の情報の追加など、さらに充実が図られる予定です。

【プレスリリース】BooksPRO ついに雑誌情報も閲覧可能に!(BooksPro,2021/1/18)
https://bookspro.jp/info/jpo-info.php?seq=16

三鷹市立図書館(東京都)、絵本作家のデザインによるオリジナルバッグの販売を開始

2021年1月12日、東京都の三鷹市立図書館は、絵本作家でエッセイストの石倉ヒロユキ氏考案のデザインによるオリジナルバッグが完成したことを発表しました。

完成したオリジナルバッグは、39センチメートル×39センチメートルの大きさでマチがあり、紙芝居や絵本の入る大きさです。三鷹市立図書館全館のカウンターで1,000円で販売されており、バッグの色は「紺」と「生成り」の2種類から選ぶことができます。

三鷹市立図書館オリジナルバック販売中!(三鷹市立図書館,2021/1/12)
https://www.library.mitaka.tokyo.jp/info?0&pid=806

参考:
E1813 - 鹿角市立図書館のオリジナルLINEスタンプ発売について
カレントアウェアネス-E No.306 2016.06.30
https://current.ndl.go.jp/e1813

図書館情報学分野における実務者の論文の「学術的インパクト」(文献紹介)

2021年1月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries(C&RL)”のVol.82, no.1に、国立台湾大学のチャン(Yu-Wei Chang:張郁蔚)教授による論文“Academic Impact of Articles by Practitioners in the Field of Library and Information Science”が掲載されています。

同論文は図書館情報学分野において、実務者(practitioner)の執筆した論文の「学術的インパクト(academic impact)」に対する分析の結果・考察等を報告するものです。出版後比較的早期に学術論文から引用されることを「学術的インパクト」とし、図書館員に代表される実務者の論文と研究者の論文とを比較・分析する研究が行われました。2005年から2014年の期間に、論文著者の職名が識別可能な図書館情報学分野の学術誌7誌で発表された合計1,388件の論文を比較・分析の対象としています。

米国の図書館における音声アシスタント技術の採用とプライバシーに対する懸念(文献紹介)

2021年1月5日付で、米国図書館協会(ALA)の部会“Core: Leadership, Infrastructure, Futures”が刊行する“Information Technology and Libraries”(ITAL)誌の第39巻第4号に、米・アラバマ大学の2人の著者による共著論文“Alexa, Are You Listening?: An Exploration of Smart Voice Assistant Use and Privacy in Libraries”が掲載されています。

同論文は“Alexa”をはじめとしたAmazon社やGoogle社等が開発・提供する音声アシスタント技術について、図書館のサービス・イベント・貸出等における活用状況や、こうした技術に対する図書館員の懸念を調査・報告するものです。著者らは2019年秋に、米国内の公共図書館・大学図書館等にオンライン上で質問紙調査を実施し、86館から得られた回答に基づいて、主に次のようなことを報告しています。

・音声アシスタント技術を採用済であるという回答はまだ少なく、図書館においては普及の初期段階にあると言える
・多数の回答館において、音声アシスタント技術の採用に伴う利用者データの保護に対する不安が確認される

SAGE社とscite、スマート引用によって発見可能性と再現可能性を向上させるため、索引付けについての協定を締結

2021年1月19日、SAGE社はsciteと、SAGE社が出版した論文をsciteが索引付けする協定を結んだことを発表しました。これによって、sciteによりスマート引用(Smart Citations)が作成されることとなり、論文の発見可能性と評価が向上すると述べています。

スマート引用は、引用のコンテキストならびに引用された主張を支持しているかまたは異議をとなえているかの分類を提供することにより、論文がどのように引用されているか示します。スマート引用を作成するために、このパートナーシップはsciteにSAGE社が出版する全論文の本文へのアクセスを提供します。SAGE社が出版した研究へのアクセスが向上し、研究者が研究のインパクトをより適切に評価できるようになると述べています。