アーカイブ - 2021年 1月 12日

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韓国国立中央図書館(NLK)、利用者に対応する職員を積極的に保護し、感情労働による被害を最小化することを目的に「国立中央図書館利用者対応業務マニュアル」を策定:全国の公共図書館にも配布

2021年1月11日、韓国国立中央図書館(NLK)が、図書館利用者に対応する職員を積極的に保護し、感情労働による被害を最小化することを目的に「国立中央図書館利用者対応業務マニュアル」を策定したと発表しています。同マニュアルは全国の公共図書館に配布するとともに、同館ウェブサイトでも公開されています。

現場において活用できるよう、韓国雇用労働部・産業災害予防安全保健公団が2019年に発行した「顧客対応労働者健康保護ガイドライン」をもとに、図書館の実情を反映して策定されており、問題利用者と労働者の保護処置・事例別対応方法と処理手順・労働者の健康を保護するための事後対応・労働者の不利益禁止および保護といった内容が含まれています。

今後同館では、職員が同マニュアルを理解できるよう、定期的に研修を行う一方、業務上のストレスを減らすための多様な心理カウンセリング・治癒プログラムを運営する計画であるとしています。

オーストリア国立図書館、新しい書庫棟へ約20万点の資料移送を完了

2021年1月8日、オーストリア国立図書館は、2020年後半に、ニーダーエスターライヒ州のハリングゼー(Haringsee)に建設された同館の新しい書庫棟へ約20万点の資料を移送したことを発表しました。

オーストリア国立図書館は、ウィーンから東に約40キロメートルの地点にあるハリングゼーに、合計利用可能面積が約1,000平方メートルの書庫棟を建設しました。新書庫棟の特徴として、多様な資料に対応し棚長の総計が5,400メートルに及ぶ収蔵庫、最新基準に準拠した火災・湿度に関する警報システム、入退・警報システムと同館のセキュリティシステムとの統合などが紹介されています。

新書庫棟へは、大半がデジタル化済の図書・ネガフィルム・新聞・ポスターなどの資料が移送されています。オーストリア国立図書館では、1992年にホーフブルク宮殿(Hofburg)内に建設された約400万冊の収蔵が可能な書庫について、収蔵能力の限界が近づいており、2013年から新しい図書収蔵庫建設のための計画を進めていました。当初、新しい図書収蔵庫は、ホーフブルク宮殿前のヘルデン広場(Heldenplatz)地下に建設される計画でしたが実現せず、代替案としてハリングゼーの書庫棟建設が行われました。

釧路市中央図書館(北海道)、釧路新聞社の協力により全国の地方新聞18紙を展示する「ふるさと新聞展」を開催中

2021年1月7日から17日まで、北海道の釧路市中央図書館が、同館7階のラウンジで「ふるさと新聞展」を開催しています。

同展示は、釧路新聞社から借り受けした北海道を中心とする地方新聞18紙を展示する内容です。展示開催の背景として、新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年から2021年にかけて年末年始に帰省を控えた人々に、地方紙を通して故郷の情報を提供することを挙げています。

「ふるさと新聞展」開催のお知らせ(釧路市中央図書館)
http://kushirolibrary.jp/archive10.html

参考:
茨城県立図書館、茨城新聞社と協力で48地方紙の元日付け新聞の展示を実施
Posted 2012年1月13日
https://current.ndl.go.jp/node/19918

高知工科大学附属情報図書館と高知こどもの図書館が相互協力に関する協定を締結:香美キャンパスの同大学図書館で協定締結を記念した企画展が開催中

2020年12月18日付で、高知工科大学附属情報図書館と認定特定非営利活動法人の高知こどもの図書館が相互協力に関する協定を締結しました。

両館は、所有する情報資源の有効活用によって、利用者サービスの向上・図書館活動の充実を図り、県民の生涯学習環境の増進に寄与することを目的に協定を締結しました。同協定により、相互貸借が可能となるなど、利便性向上につながることを説明しています。

協定締結を記念して、高知工科大学香美キャンパス(高知県香美市)の附属情報図書館1階エントランスホールでは、2021年1月6日から3月25日までの期間に、高知こどもの図書館の図書160冊の展示・貸出を実施しています。

@NpoFaRenGaoZhikodomonoTuShuGuan (Facebook,2020/12/18)
https://www.facebook.com/NpoFaRenGaoZhikodomonoTuShuGuan/posts/1846402425508760

トリニティ・カレッジ・ダブリン図書館、同館スタッフの選定した貴重資料コレクションのオンライン展示“Director's Choice Uncut”を開催中(アイルランド)

2020年12月18日、アイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリン図書館は、同館の貴重資料コレクションに関するオンライン展示“Director's Choice Uncut”を開催していることを発表しました。

同展示は、トリニティ・カレッジ・ダブリン図書館の図書館員・アーキビストであるシェントン(Helen Shenton)氏の著作“The Library of Trinity College, Dublin : Director's Choice”の刊行を受けて開催されます。シェントン氏が同館スタッフとともに、代表的なものからあまり知られていないものまで、約4世紀に渡って同館が収集した貴重資料コレクションを選定し、各コレクションの内容や背景等を紹介する企画です。

同館のお知らせでは、次のような資料を取り上げていることを紹介しています。

那須資料ネット、那須烏山市(栃木県)と「災害時の資料救出・保全に関する覚書」を締結

2021年1月9日、栃木県那須地区を拠点に資料保全活動を行う「那須資料ネット」が、2020年12月25日付で那須烏山市と「災害時の資料救出・保全に関する覚書」を締結したと発表しています。

「那須資料ネット」では、那須地区をコアフィールドとして地域に密着した活動を展開するため、各市町との災害時の覚書の締結を進めており、今回の提携内容は、災害時の資料救出・保全において両者が協力する内容となっています。行政側があらかじめ資料の保全場所を確保するとともに、「那須資料ネット」が資料救出・保全において必要な資材を提供し、両者が共有して使用することをうたっています。

@nasushiryonet(Twitter,2021/1/9)
https://twitter.com/nasushiryonet/status/1347912308974968833

一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)著作権委員会、「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」に対する意見を公表

2021年1月10日、一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)著作権委員会は、「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」に対する意見を公表しています。

文化庁は2020年12月4日に、同日に文化審議会著作権分科会法制度小委員会が取りまとめた「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する中間まとめ」へのパブリック・コメントの実施を発表していました。今回公表された意見は、このパブリック・コメントに対して2020年12月21日付けで提出されたものです。

「図書館関係の権利制限規定の見直しに関する中間まとめ」に意見を提出しました。(INFOSTA, 2021/1/10)
https://www.infosta.or.jp/posts/copyright2021-1/

文部科学省、ジャーナル問題検討部会(第8回)の議事録・配布資料を公開

文部科学省のウェブサイトにおいて、2020年11月26日にオンラインで開催された科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会(第8回)の議事録と配布資料が公開されています。

ジャーナル問題検討部会 議事録・配付資料(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/001/giji_list/index.htm
※第8回の議事録・配布資料も掲載されています。

参考:
文部科学省、ジャーナル問題検討部会(第7回)の議事録・配布資料を公開
Posted 2020年11月27日
https://current.ndl.go.jp/node/42640

デジタルアーカイブ学会法制度部会、「肖像権ガイドライン(案)」へのパブリックコメントを実施中

2021年1月8日、デジタルアーカイブ学会法制度部会は、同部会が作成した「肖像権ガイドライン(案)」へのパブリックコメントの実施を発表しました。実施期間は2021年2月7日までとなっています。

同学会法制度部会では、デジタルアーカイブ機関の現場担当者が肖像権処理を行うための拠り所とできるガイドラインの検討に取り組んでおり、2019年には議論と意見交換の叩き台として「肖像権処理ガイドライン(案)」を公開していました。その後も検討を踏まえて改訂が行われており、今回パブリックコメントの対象となる「肖像権ガイドライン(案)」のバージョンは「法制度部会版ver.4」となっています。

発表では、ガイドラインの目的として、肖像権という法的問題に向き合うための考え方のモデルを同学会が示し、デジタルアーカイブ機関における自主的なガイドライン作りの参考に資することを挙げています。

肖像権ガイドライン案 パブリック・コメント募集 (2021/2/7まで)(デジタルアーカイブ学会, 2021/1/8)
http://digitalarchivejapan.org/6406

早稲田大学図書館、Zoomを用いたレファレンスサービスを開始

2021年1月12日、早稲田大学図書館が、Zoomを用いたレファレンスサービスを開始すると発表しました。期間は3月31日までです。

対象は、学部学生・大学院生・教職員で、対応日時は月曜日から金曜日までの11時から17時までです。利用には事前の予約が必要で、利用時間は原則30分以内としています。

Zoomレファレンスサービスを始めました(2021年1月12日~3月31日)(早稲田大学図書館,2021/1/12)
https://www.waseda.jp/library/news/2021/01/12/9172/

参考:
神戸大学附属図書館、チャットでの質問(利用案内/参考調査)受付の試行を開始
Posted 2020年5月25日
https://current.ndl.go.jp/node/41018

国立公文書館、令和2年度アーキビスト認証の実施結果を公表

2021年1月8日、国立公文書館は、令和2年度アーキビスト認証の実施結果を公表しました。

アーキビスト認証は、国立公文書館が令和2年度(2020年度)から開始した制度です。今回の公表資料によれば、申請者248人中190名が認証され、認証率は76.6%でした。認証者の所属別では、公文書館110人、その他77人、非公表3人となっています。なお、認証者の氏名や所属名等を記載した「認証アーキビスト名簿」も公表資料に含まれています。

令和2年度アーキビスト認証の実施結果の公表について [PDF:14ページ]
http://www.archives.go.jp/news/pdf/20210108_01.pdf
※国立公文書館による2021年1月8日付けの公表資料です。

参考:
E2251 - アーキビスト認証制度創設の検討について
カレントアウェアネス-E No.389 2020.04.23
https://current.ndl.go.jp/e2251

日本通運 物流資料館、閉館に伴い蔵書を寄贈へ:図書館からの寄贈依頼を受け付け

専門図書館協議会のブログ「SENTOKYO ブログ」上に、2021年1月7日付けでお知らせ「図書寄贈のご案内/日本通運 物流資料館」が掲載されています。

日本通運 物流資料館が2020年をもって閉館したことに伴い蔵書の寄贈を行うこと、図書館からの寄贈依頼を受け付けていることが記載されています。寄贈依頼は同館の蔵書リストから希望資料を選ぶ形式となっており、蔵書リストの返送期限は2021年1月31日(希望資料が重複した場合は先着順)とあります。

図書寄贈のご案内/日本通運 物流資料館(SENTOKYO ブログ, 2021/1/7)
https://blog.goo.ne.jp/sentokyo/e/fab8d9cfdf99cc9a4119d465d3c789a6

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2021/01/11)」の結果を発表

2021年1月11日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2021/01/11)」の結果を発表しました。

同調査は、2020年12月20日にsaveMLAKが結果を公開した第13回調査に続く、第14回目の調査として、2021年1月9日10時から1月11日18時にかけて実施されました。調査対象は、全国の公共図書館等1,723館です。

発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響で56館が休館しています。その他、電子書籍の導入が増えている事、利用者を在住者に限定する図書館が見られたことが述べられています。また、「各図書館の状況・取り組み」として、各館の感染症対策、新規サービスの開始、ウェブサイトで提供されているコンテンツ等がまとめられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。また、調査の根拠となったウェブページの中で、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存され、調査時点のページを閲覧できます。

総務省、データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」を開講

2021年1月12日、総務省は、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認の配信プラットフォーム「gacco」において、データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」を開講しました。

2020年1月に実施した講座を再び開講するものであり、政府統計の総合窓口であるe-Stat等を用いて、統計オープンデータを活用したデータ分析手法を学ぶことができます。

登録料および受講料は無料であり、誰でも受講登録が可能です。

データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」の開講(総務省, 2021/1/12)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000059.html

データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」(gacco)
https://gacco.org/stat-japan3/

米・テキサス大学、AIを用いたデジタル化資料のテキスト化プロジェクトの実施を発表

2020年12月21日、米国のテキサス大学が、プロジェクト“Unlocking the Colonial Archive: Harnessing Artificial Intelligence for Indigenous and Spanish American Historical Collections”を実施することを発表しました。

同プロジェクトは、同大学オースティン校の学際プログラム“Teresa Lozano Long Institute of Latin American Studies(LLILAS)”と、英・ランカスター大学の“Digital Humanities Hub”、英・リバプール・ジョン・ムーア大学の連携により実施されます。

文字の筆記方法や使用されている言語が原因で「読めない」、デジタル化された先住民の言語やスペイン語の資料を、人工知能(AI)を用いて読めるようにするプロジェクトです。また、全米人文科学基金(NEH)から15万ドル、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)から25万ユーロの助成を受けて実施すると述べられています。

発表の中では、目標として以下が挙げられています。