オープンアクセス(OA)出版社PLOSの刊行する生物科学分野の査読誌“PLOS Biology”第18巻第7号(2020年7月)掲載のエッセイとして、“The Hong Kong Principles for assessing researchers: Fostering research integrity”が公開されています。
同文献は、2019年6月に香港で開催された「第6回研究公正に関する世界会議(6th World Conference on Research Integrity:WCRI)」において策定・承認された「研究者評価のための香港原則(The Hong Kong Principles for assessing researchers)」の内容・論拠・採用事例などを紹介するものです。「香港原則」は信頼性の高い研究には、研究の設計・実践・報告のあらゆる段階で、堅牢性・厳密性・透明性が求められるにもかかわらず、研究者評価においてこれらがほとんど考慮されていないという現状を背景に開発されました。研究公正を強固にするための実践が研究者のインセンティブとなるように保証することを通じて、研究活動の改善に繋げることが特に重視され、以下の5つの原則が定められました。
図書館の支援を行う慈善団体である英国のLibraries Connected(以前の名称は英国図書館長協会)が、新型コロナウイルス感染症からの地域復興を支える図書館のためのアドボカシー・ツールキット“Libraries: An essential part of local recovery”を公開していました。
Europeana Proの2020年8月6日付けブログ記事において、博物館の所蔵品画像を印刷したマスクの作成・販売の取組が紹介されています。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、セルビアの博物館2館が新たに開始した取組であり、記事の筆者はセルビア国立図書館のデジタル図書館部門長(Head of Digital Library Department)であるTamara Butigan氏です。
2020年7月24日、カナダ保存研究所(Canadian Conservation Institute;CCI)は、新型コロナウイルス感染症流行時における遺産コレクションの取り扱いに関するガイド“Caring for Heritage Collections During the COVID-19 Pandemic”の第2版を公開しました。
2020年8月13日、東北大学附属図書館本館は、留学生向けの動画として“Welcome to New Normal Library”と“How to find books in Tohoku University Library”を公開したことを発表しました。
2本の動画は、2020年8月12日付けでYouTubeにアップロードされており自由に視聴することができます。“Welcome to New Normal Library”は、「新しい生活様式」下における同館の現在の内部の様子を英語で解説した内容です。“How to find books in Tohoku University Library”は蔵書検索システムによる図書の検索方法を英語で解説した内容です。
同サービスは、2019年に公開された“Record Group Explorer”に続く二番目の情報探索支援ツールです。NARAが運営する大統領図書館ごとに、デジタル化作業状況を可視化するグラフ、オンラインで閲覧可能なコンテンツへの資料種別毎のリンク、デジタル化が完了していない資料の一覧へのリンク、市民アーキビスト(citizen archivist)のページへのリンクがまとめられています。
米国国立医学図書館(NLM)は、2020年8月11日付で、2017年から2027年までを期間とする現行の戦略計画“A Platform for Biomedical Discovery and Data-Powered Health”を継続実施する指針とするために、情報提供依頼書(RFI)への回答を呼びかけていることを発表しました。