アーカイブ - 2020年 8月

8月 17日

東京大学学術資産等アーカイブズポータル、同大学デジタルアーカイブズ構築事業で公開された各コレクション画像の一括ダウンロードを容易にするIIIF Image Downloaderを提供開始

2020年7月29日、東京大学学術資産等アーカイブズポータルは、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の画像公開支援策により公開された各コレクションの画像公開ページにおいて、画像の一括ダウンロードを容易にするツールとして、「IIIF Image Downloader」の提供を開始しました。

同事業による画像公開ページでは、従来から「全コマダウンロード」機能が用意されていましたが、コマ数が多すぎる場合にダウンロードできないことがあったため、代替ツールとしてIIIF Image Downloaderが開発されました。所定のフォームから利用を申し込みすることで、IIIF Image Downloaderのインストールファイルが提供されます。なお、対応はWindowsのみとなっています。

東京大学学術資産等アーカイブズ共用サーバ上で公開されたアイテムの詳細ページで、IIIFアイコンからIIIFマニフェストのURLをコピーし、IIIF Image Downloaderに貼り付け、出力先フォルダを選択してから実行することで、対象画像を一括取得することができます。

新型コロナウイルス感染症拡大下の社会の記憶をアーカイブするチリ大学の取り組み“Memoria COVID-19”:Ex LibrisのPrimoとAlmaを活用して構築(記事紹介)

2020年8月13日、ProQuest社傘下の図書館システムベンダEx Librisは、新型コロナウイルス感染症拡大下の社会の記憶をアーカイブするチリ大学の取り組みを紹介したブログ記事を公開しました。

チリ大学では、新型コロナウイルス感染症が社会に拡大する中で、遠隔学習・在宅勤務・必要とされるソーシャルディスタンシングやフィジカルディスタンシング・課外活動・強制的な制限事項など、人々が日常生活や活動においてどのような変化を経験しているかについて、情報を収集し公開する取り組みを実施しています。取り組みは同大学の哲学・人文科学部歴史学科と情報サービス・図書館本部が共同で進めており、新型コロナウイルス感染症に関する個人的な体験談を写真・動画・手紙・携帯電話で作成したテキスト・音声・画像などの形で広く募集しています。Ex Librisの“Primo”を用いた同大学図書館のディスカバリーサービス内に専用ページとして“Memoria COVID-19”が作成され、同ページ上でGoogleフォームから体験談を投稿したり投稿された体験談を閲覧することが可能になっています。

研究公正の促進を目的とした「研究者評価のための香港原則」(文献紹介)

オープンアクセス(OA)出版社PLOSの刊行する生物科学分野の査読誌“PLOS Biology”第18巻第7号(2020年7月)掲載のエッセイとして、“The Hong Kong Principles for assessing researchers: Fostering research integrity”が公開されています。

同文献は、2019年6月に香港で開催された「第6回研究公正に関する世界会議(6th World Conference on Research Integrity:WCRI)」において策定・承認された「研究者評価のための香港原則(The Hong Kong Principles for assessing researchers)」の内容・論拠・採用事例などを紹介するものです。「香港原則」は信頼性の高い研究には、研究の設計・実践・報告のあらゆる段階で、堅牢性・厳密性・透明性が求められるにもかかわらず、研究者評価においてこれらがほとんど考慮されていないという現状を背景に開発されました。研究公正を強固にするための実践が研究者のインセンティブとなるように保証することを通じて、研究活動の改善に繋げることが特に重視され、以下の5つの原則が定められました。

文化庁、令和元年度⽂化庁委託事業「研究目的に係る著作物の利用に関する調査研究」の報告書を公開

文化庁が、令和元年度⽂化庁委託事業「研究目的に係る著作物の利用に関する調査研究」の報告書(令和2年3月付け)を公開していました。文化庁の委託業務として、一般財団法人ソフトウェア情報センターが2019年12 月 25 日から2020年3月31日にかけて実施した調査研究の成果をまとめたものです。

同事業では、研究目的に係る権利制限規定の創設についての検討に資するため、研究目的に係る著作物の利用実態や利用ニーズ等についての調査研究を行うとともに、検討の基礎となる課題等の整理が行われました。

著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/
※「調査研究等」の欄に、「研究目的に係る著作物の利用に関する調査研究報告書(令和2年3月)」へのリンクが掲載されています。

英・Libraries Connected、新型コロナウイルス感染症からの地域復興を支える図書館のためのアドボカシー・ツールキットを公開

図書館の支援を行う慈善団体である英国のLibraries Connected(以前の名称は英国図書館長協会)が、新型コロナウイルス感染症からの地域復興を支える図書館のためのアドボカシー・ツールキット“Libraries: An essential part of local recovery”を公開していました。

まず、新型コロナウイルス感染症がもたらした影響を克服するために苦しい戦いを強いられている可能性のある個人やコミュニティのニーズを満たすために、図書館が中心的な役割を果たすことが出来る重要な分野として、以下の5点を挙げています。

・求職者や起業家への支援・研修の提供による経済復興
・家庭学習に苦戦している、子どもや特別な教育的ニーズ・障害がある生徒への教育支援
・脆弱なグループのため、そして、人々が再び地域でつながることを支援するための分離の緩和(Isolation mitigation)
・ITスキルがない、またはインターネットにアクセスできない住民のためのデジタルインクルージョン
・地元のアーティストや芸術団体の活動継続支援のための文化的パートナーシップ

所蔵品の画像を印刷したマスクを販売するセルビアの博物館:マスク着用の啓発と作品のキャプションを通じた教育効果を視野に(記事紹介)

Europeana Proの2020年8月6日付けブログ記事において、博物館の所蔵品画像を印刷したマスクの作成・販売の取組が紹介されています。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、セルビアの博物館2館が新たに開始した取組であり、記事の筆者はセルビア国立図書館のデジタル図書館部門長(Head of Digital Library Department)であるTamara Butigan氏です。

ベオグラードのセルビア国立博物館では、洗えば繰り返し使用できる特別な紙製のマスクを1.70ユーロで販売しています。マスクには所蔵品の画像が印刷され、作品のキャプションが記載されています。40のモチーフを使用しており、子ども用も4パターンのデザインが用意されています。

同館では、社会的責任のある機関として、手頃な価格での販売により市民へのマスク着用の啓発を目指したほか、作品のキャプションを通じた教育効果も視野に入れています。

ベオグラードの民俗誌博物館でも同様のプロジェクトを行っており、パートナー企業と協力して絹製のマスクを作成、7.20ユーロで販売しているとあります。

8月 14日

国立工芸館、開館日が2020年10月25日に決定

2020年8月5日、石川県金沢市に移転開館する国立工芸館(正式名称:東京国立近代美術館工芸館)の開館日が2020年10月25日に決定したことが、東京国立近代美術館のウェブサイトに掲載されました。

発表によると、10月24日に開館記念式典が開催され、10月25日からの展覧会で一般公開が開始します。

なお、新型コロナウイルス感染症等の状況により、会期等を変更する場合があるとしています。

国立工芸館 開館日決定のお知らせ(東京国立近代美術館, 2020/8/5)
https://www.momat.go.jp/ge/topics/presslerease3/

オーストラリア政府、著作権法を改正予定であることを発表:デジタル環境での資料へのアクセス支援のため

2020年8月13日、オーストラリア・インフラ・運輸・地方開発・通信省が、著作権法を改正予定であることを発表しました。

発表によると、今回の改正では、オーストラリアの国民および公共機関のデジタル環境での資料へのアクセスを支援することが目的とされています。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大により、著作権の改正へのニーズがより高まったことに触れています。

改正草案は2020年の後半に公開する予定であり、改正予定の項目として次の5点が挙げられています。

1.オーファンワークスの利用に関する枠組み
調査が行われたものの著作者が不明であり、著作が著者に帰属していることが明確な著作物の利用を許可する項目の追加。

2.非営利目的の引用に関するフェアディーリングの例外規定
非営利目的の引用またはサービスや製品にとって商品的価値を持たない引用であり、文化・教育・政府機関、公益や個人的研究に関わる個人により、引用に関する公正な慣習に従って行われるものに対するフェアディーリングの例外規定の追加。

3.図書館および公文書館に関する例外規定の改正
図書館および公文書館に関して定められている例外規定について、全ての著作物に適用され、技術的に中立となるように簡略化、更新を行う。

米国議会図書館(LC)、1790年から1870年にかけて著作権申請時に提出された標題紙のデジタルコレクションを公開:1870年著作権法150周年

2020年8月13日、米国議会図書館(LC)が、現代的な著作権法が成立した1870年著作権法の150周年を記念し、1790年の著作権法制定から1870年までの期間に、著作権申請で使用された標題紙のデジタルコレクションを公開したと発表しました。

同コレクションは、1790年著作権法および1831年著作権法に則って、著者や出版者から送付された標題紙の画像約5万件で構成され、コメディや演劇、ハウツー本等が含まれています。また、絶版となっている資料や、著作権申請が出版の前に行われていたために実際に出版された著作とは異なるものがあるとしています。

記事の中では、初期の著作権申請に関する資料はワシントンD.C.の連邦地方裁判所や政府機関に保管されていましたが、1870年の著作権改正時にまとめてLCに移管されたということが述べられています。

次のフェーズとしては、政府職員により作成、維持管理されていた手書きの著作権台帳のデジタル化が挙げられています。

カナダ保存研究所、新型コロナウイルス感染症流行時における遺産コレクションの取り扱いに関するガイドの第2版を公開

2020年7月24日、カナダ保存研究所(Canadian Conservation Institute;CCI)は、新型コロナウイルス感染症流行時における遺産コレクションの取り扱いに関するガイド“Caring for Heritage Collections During the COVID-19 Pandemic”の第2版を公開しました。

CCIのCOVID-19タスクフォースが作成したものであり、初版は2020年4月17日に公開されました。コレクションの保全に責任を負う人々にとって役立つ情報と推奨事項をまとめた内容となっており、「COVID-19ウイルスによるコレクション資料の汚染」「コレクションスペースの消毒」「施設の閉鎖への対応」「安全な再開館」といった章が含まれています。

国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染症の議会図書館・調査サービスへの影響に関する調査結果を公表

2020年8月13日、国際図書館連盟(IFLA)は、新型コロナウイルス感染症の議会図書館・調査サービスへの影響に関する調査結果を公表しました。

IFLAの「議会のための図書館・調査サービス分科会」(IFLAPARL)が、2020年5月19日から6月25日にかけて主にIFLAPARLのメーリングリストを介して調査した結果をまとめたものです。合計28件の回答が得られ、その内訳は、欧州から15件、アメリカ大陸から6件、アジア・太平洋から5件、アフリカから2件でした。なお、調査は現在も継続されています。

調査結果の報告書では、政府・組織の対応方針がサービスにもたらした影響、業務継続計画の有無と将来の計画策定への教訓、政府による危機対応への貢献、サービスへの長期的な影響等に関する9つの質問に沿って、回答の概要がまとめられています。

IFLAの発表によれば、多くの館ではすでに数年をかけてデジタルサービスやより柔軟な勤務形態への投資を行っており、リモートサービスや在宅勤務に移行しやすい体制を整えていた一方で、図書館間貸出の中断のために必要な印刷物の入手に困難が生じ、また、依頼者への対面サービスが実施できなくなるなど、様々な課題への対応も求められたとしています。

苅田町立図書館(福岡県)、市立小樽図書館(北海道)とのコラボ展示企画として「歳の差74歳の初デート」を開催中

2020年8月13日、福岡県の苅田町立図書館はFacebookアカウントによる投稿で、8月28日まで市立小樽図書館(北海道)とのコラボ展示企画「歳の差74歳の初デート」を開催していることを発表しました。

苅田町立図書館が2020年7月に小樽市総合博物館との交流に関連して小樽関連資料の展示を実施したことが縁となり、2020年に開館から104年を迎える市立小樽図書館と開館30周年を迎える同館のコラボ展示企画「歳の差74歳の初デート」が実現しました。同企画は、小樽図書館が所蔵している小樽関連の資料と、苅田町立図書館の所蔵資料とを相互に先方の図書館に送って展示し、それぞれの地域に興味を持ってもらうという内容です。

苅田町立図書館では、館内限定で小樽図書館から送付された漫画『ゴールデンカムイ』、『聖樹のパン』や写真資料などを閲覧することができます。また、持ち帰り可能な小樽の観光案内関係のパンフレットなども設置されています。

東北大学附属図書館本館、留学生向けに「新しい生活様式」下における同館の現在の内部の様子と蔵書検索システムによる図書の検索方法を英語で解説した動画を公開

2020年8月13日、東北大学附属図書館本館は、留学生向けの動画として“Welcome to New Normal Library”と“How to find books in Tohoku University Library”を公開したことを発表しました。

2本の動画は、2020年8月12日付けでYouTubeにアップロードされており自由に視聴することができます。“Welcome to New Normal Library”は、「新しい生活様式」下における同館の現在の内部の様子を英語で解説した内容です。“How to find books in Tohoku University Library”は蔵書検索システムによる図書の検索方法を英語で解説した内容です。

お知らせ(東北大学附属図書館)
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/news.html
※2020/08/13欄に「【本館】留学生向け動画公開のお知らせ」とあります。

米国科学振興協会(AAAS)、“Science”誌を含む全ての電子ジャーナルコンテンツを2021年夏からWiley社傘下Atyponの電子出版プラットフォーム“Literatum”で公開

2020年8月7日、Wiley社傘下のAtyponは、米国科学振興協会(AAAS)が2021年夏に、全ての電子ジャーナルコンテンツの公開プラットフォームをAtyponの電子出版プラットフォーム“Literatum”へ移行する予定であることを発表しました。

プラットフォーム移行の対象には、1880年まで遡る“Science”誌のアーカイブコンテンツ、同誌のお知らせ(News)や研究者へのキャリア情報提供サイト“Science Careers”のコンテンツ、“Science Translational Medicine”、“Science Signaling”、“Science Immunology”、“Science Robotics”等の“Science”誌の姉妹誌やオープンアクセス誌“Science Advances”に掲載された研究論文・解説論文などが含まれています。

新しいプラットフォームでは、“Science”のポートフォリオ全体を総合的に利用可能になるほか、検索機能の強化をはじめとした機能改善も行われます。

米・カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館、Geisel図書館の開館50周年を記念して2020年9月から1年間祝賀イベントを開催

2020年8月6日、米・カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館は、同校のGeisel図書館の開館50周年を記念して、2020年9月から1年間祝賀イベントを開催することを発表しました。

Geisel図書館は、1970年9月に大学構成員と一般市民向けに開館したかつての同校の中央図書館であり、現在も同校の知的生産の中心地に位置づけられる図書館です。サンディエゴ校図書館は、同校を代表する象徴的な建築でも知られるGeisel図書館の遺産としての重要性を改めて認識する目的で、1年間にわたる祝賀イベントを開催する、としています。

2020年度から2021年度にかけての学事暦中には、ウェストオーバー(Tara Westover)氏ら米国の著名な作家による講演会など様々な催しが計画されています。また、Geisel図書館の建築デザイン、キャンパス内での重要性、Geisel図書館の歴史を追った年表、ポップカルチャーにおけるこれまでの言及などを解説した特設ウェブサイトが立ち上げられています。

8月 13日

米国国立公文書館(NARA)、大統領図書館ごとの電子化の進捗状況や利用可能なコンテンツ等を案内する“Presidential Library Explorer”を公開

2020年8月11日、米国国立公文書館(NARA)が、“Presidential Library Explorer”を公開したことを発表しました。

同サービスは、2019年に公開された“Record Group Explorer”に続く二番目の情報探索支援ツールです。NARAが運営する大統領図書館ごとに、デジタル化作業状況を可視化するグラフ、オンラインで閲覧可能なコンテンツへの資料種別毎のリンク、デジタル化が完了していない資料の一覧へのリンク、市民アーキビスト(citizen archivist)のページへのリンクがまとめられています。

Introducing the Presidential Library Explorer(NARA, 2020/8/11)
https://narations.blogs.archives.gov/2020/08/11/introducing-the-presidential-library-explorer/

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)の米国におけるユダヤ人向け新聞のコレクション(記事紹介)

2020年8月12日付で、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、同館の米国で発行されたユダヤ人向けの新聞のコレクションに関するブログ記事を公開しました。

同コレクションには、英語、ヘブライ語、イディッシュ語、ドイツ語、ポーランド語等で書かれた新聞が含まれ、19世紀から20世紀にかけて北米に移住したユダヤ人が話していた言語のほとんどを網羅しています。

記事では、2012年から、NYPLと米・コロンビア大学、米・ニューヨーク大学のコンソーシアム“Manhattan Research Libraries Initiative”が、イスラエル国立図書館主導のプロジェクト“Historical Jewish Press Project”へ参加していることが述べられています。同プロジェクトは、ユダヤ人向けに様々な国、言語で、様々な時代に発行された新聞のデジタルコレクションを構築するものです。NYPLが所蔵する英語、イディッシュ語、ラディ―ノ語の新聞17タイトル、70万6,000ページがデジタル化され、そのうちの15タイトルがオンラインで公開されています。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、感染症の影響下で学生・研究者に安定して電子コンテンツを供給するための出版社等への要望を示した声明を公開

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、2020年8月11日付で、英国及び世界中の高等教育機関が新型コロナウイルス感染症の深刻な影響を受ける中で出版社等に求める要望として、図書館が学生・研究者に安定して電子コンテンツを供給するための要件を示した声明“RLUK Content Statement”を公開しました。

RLUKは新型コロナウイルス感染症が高等教育機関に与えた影響により、多くの図書館が次年度予算の大幅削減を余儀なくされ、既存の購読契約の解約や新規コンテンツ契約の凍結を検討しており、今後数年間はコンテンツな合理的な価格と教育・研究のために必要なリソースへのアクセス確保が図書館の中心的な検討課題であることを声明の背景に挙げています。声明は出版社等に対して、研究図書館が直面する財政的な困難を認識し、学術情報流通に関わるシステムをよりオープンにし、持続可能性と透明性を向上させるため協力を求める内容です。

米国国立医学図書館(NLM)、実施中の「戦略計画2017-2027」を継続する指針とするためにパブリックコメントを募集

米国国立医学図書館(NLM)は、2020年8月11日付で、2017年から2027年までを期間とする現行の戦略計画“A Platform for Biomedical Discovery and Data-Powered Health”を継続実施する指針とするために、情報提供依頼書(RFI)への回答を呼びかけていることを発表しました。

NLMは現行の戦略計画が発表されてから数年の間に、目標を達成するため多数のイニシアチブやプロジェクトを実施してきましたが、RFIへの回答を通して、戦略計画の発表以降に発生した、または大幅に深刻さを増したNLMの使命に関わる重要課題を探り、現行の戦略計画の推進が引き続き最新の動向を反映した内容とすることをパブリックコメント実施の目的に挙げています。RFIは米国国立衛生研究所(NIH)のウェブサイト上で公開されており、2020年10月19日まで回答を受付しています。

台湾・教育部、学位論文の品質向上に向けた8つの取組を発表

2020年7月27日、台湾・教育部は、学位論文の品質向上に向けた8つの取組を発表しました。

これらの取組と支援の提供により、各大学が学位論文の品質保証メカニズムを積極的に強化するよう指導するとしています。取組の概要は以下のとおりです。

・学位プログラムの増設申請時に学位論文品質保証メカニズムの説明を義務付ける
・学位論文や学術倫理に関し生じた疑義に適切な対応を行っていない学部・研究所は新入生の定員枠を減らす
・学部・研究所に、学位論文に占める非公開論文の比率を明らかにさせる
・学位授与法第8条及び第10条における特殊条件(各条の第3、4項)に基づき大学側が口頭試問委員を任命する場合に、その選考基準と人数比率を明らかにさせる
・学位論文の内容に学術倫理違反等が見られた場合、指導教授や学部・研究所も責任を負うものとする
・学位論文の比較システムについて、台湾国家図書館との企画開発や、台湾・科技部との共同調達を通じて大学に提供し、学位論文の審査プロセスで使用させる
・修士・博士課程の学生に対する学術倫理教育の必修化等を引き続き奨励する
・論文の代筆状況について積極的な調査を行い、法律に基づき処罰する

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