アーカイブ - 2020年 8月 25日

文部科学省、ジャーナル問題検討部会(第4回)の議事録・配布資料を公開

文部科学省のウェブサイトにおいて、2020年7月20日にオンラインで開催された科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会(第4回)の議事録と配布資料が公開されています。

ジャーナル問題検討部会 議事録・配付資料(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/001/giji_list/index.htm
※第4回の議事録・配布資料も掲載されています。

参考:
文部科学省、ジャーナル問題検討部会(第3回)の議事録・配布資料を公開
Posted 2020年7月20日
https://current.ndl.go.jp/node/41549

国立国会図書館デジタルコレクションに、雑誌約6,300点、博士論文約9,400点を追加

2020年8月25日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館デジタルコレクションに、雑誌約6,300点、博士論文約9,400点を追加しました。

雑誌、博士論文の追加分とも、本文はインターネット公開していませんが、書誌事項(タイトル、著者等)はインターネットからの検索が可能となっています。今回の追加により、NDLが「国立国会図書館デジタルコレクション」で提供するデジタル化資料の総数は約275万点となりました。

雑誌、博士論文約15,700点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました(NDL, 2020/8/25)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/200825_01.html

ジャパンサーチ正式版が公開される

2020年8月25日、国立国会図書館(NDL)は、国の分野横断型の統合ポータルであるジャパンサーチの正式公開を発表しました。

内閣府知的財産戦略推進事務局が事務局を担当する「デジタルアーカイブジャパン推進委員会及び実務者検討委員会」の方針のもと、NDLが中心となって 2017 年から構築を進め、2019 年 2 月に試験版が公開されていました。

正式版の新機能として、自分用の電子展覧会「ギャラリー」を作成できる「マイノート」機能や、「マイノート」や「ギャラリー」の共同編集機能等が追加されています。

静岡市立図書館、静岡東高等学校マンドリン部との協力企画「YAコンサート2020 音楽が彩る本の世界」を開催

2020年9月12日、静岡市立中央図書館で、静岡市立図書館と静岡市内に所在する静岡県立静岡東高等学校マンドリン部との協力企画「YAコンサート2020 音楽が彩る本の世界」が開催されます。

静岡市立図書館は、ヤングアダルト(YA)世代に当たる中高生の図書館来館のためのきっかけ作りとして、2016年から市内の中学・高校の音楽部との協力企画「YAコンサート」を開催しています。5回目を迎える2020年の同企画では、静岡東高等学校マンドリン部2年生の生徒によるおすすめ本の紹介とその本に関連する曲の演奏が行われます。また、同館内のYA特集コーナーでは、静岡東高校の学校図書委員会によるおすすめ本の展示が併せて実施されます。

なお、2020年の「YAコンサート」は、新型コロナウイルス感染防止のため初めての試みとして、演奏を2階の吹き抜けで行い、1階書架スペースの自由な場所で読書をしながら同館の利用者が演奏中の音楽を鑑賞するという図書館全体をコンサートホールに見立てた新しいスタイルで開催されます。

関西大学図書館(大阪府)、同大学の教員による「SDGs推薦図書」を高等学校向けに貸出:2020年9月15日まで申請を受付中

2020年8月25日、大阪府の関西大学図書館は、同大学の教員が学生向けに推薦した持続可能な開発目標(SDGs)に関する図書について、高等学校向けに貸出することを発表しました。

関西大学図書館は、2019年度のSDGsの達成に貢献するための図書館の特性を活かした取組み「KU Library thinks SDGs」において、同大学教員の推薦文が入った「本の帯」を巻いた図書を館内に展示する試みを行いました。2020年度に「KU Library thinks SDGs」の第2弾を実施するにあたって、若い世代がSDGsに対する理解を深められるよう授業や校内展示に活用可能なツールとして役立てることを目的として、同大学の教員が学生向けに推薦した「SDGs推薦図書」の高等学校向けの貸出を実施します。

「SDGs推薦図書」の貸出は、関西大学図書館が「KU Library thinks SDGs」第2弾を実施する2020年9月21日から2021年1月30日までの期間に行われます。対象は2019年度の「KU Library thinks SDGs」で展示された教員推薦図書の一部にあたる30冊であり、「本の帯」が巻かれた状態で貸出されます。

ドイツ国立図書館(DNB)が“DNBLab”を設置:DNBの書誌・デジタルリソース等に関する自由に利用可能なデータセットへの中心的なアクセスポイント

2020年8月20日付で、ドイツ国立図書館(DNB)が“DNBLab”を設置したことを発表しています。

DNBは“DNBLab”について、多様なインターフェース・ダウンロード手段による、DNB提供の書誌・デジタルオブジェクト・デジタルリソースのフルテキスト等の自由に利用可能なデータへの中心的なアクセスポイントに位置づけています。

DNBのウェブサイト上に開設された“DNBLab”では、テーマ別に編集された書誌データやデジタルオブジェクトのデータセット、OAI-PMHを介してDNBのデータを取得するための2種類のインターフェースに関する情報、SRU(Search/Retrieval via URL)プロトコルを利用したURLやコンピュータープログラムによるDNBのデータの検索に関する情報などが提供されています。

@DNB_Aktuelles(Twitter,2020/8/20)
https://twitter.com/DNB_Aktuelles/status/1296414898365374464

米・オレゴン大学、同大学ナイト図書館内に備え付けられた4点の壁面アートについて人種差別的な内容を含むため遮蔽することを決定

米・オレゴン大学が運営する同大学の情報提供サイト“Around the O”に2020年8月12日付で、同大学ナイト図書館内の4点の壁面アート(murals)について、人種差別・排外主義的な内容を含むことを理由に、同大学が遮蔽を決定したことが報じられています。

ナイト図書館の壁面アートは1937年の図書館建設当時から、同館の東西の主要な階段の正面に設置されています。「大学の使命」と題された壁面アートでは、白人に言及しながら「我々の人種的遺産の保存」という内容の文言があること、「芸術の発展」「科学の発展」と題された壁面アートでは、芸術・研究活動に従事する白人と原始的な道具を使う先住民族が上下に対比して描かれていることなどの理由で、人種的偏見に関する苦情が以前から学生・教職員によって寄せられており、損壊事件もしばしば発生していました。過去の議論においては、大学コミュニティ内の複雑な感情を考慮しながらも、歴史的な意義の観点から壁面アートを保存する決定がなされましたが、2020年夏に発生した黒人男性ジョージ・フロイド氏の殺害事件とその後の“Black Lives Matter”運動により、改めて公共空間における人種差別的なモニュメントに対する関心が高まった結果、大学により遮蔽の決定が下されました。

閣議において「令和2年5月15日から7月31日までの間の豪雨による災害についての激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」が決定:図書館を含む公立社会教育施設の災害復旧事業に要する経費の3分の2を補助

2020年8月25日、閣議において、令和2年7月豪雨など梅雨前線等による一連の災害を激甚災害として指定し、また、適用すべき措置を指定する「令和2年5月15日から7月31日までの間の豪雨による災害についての激甚災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」が決定されました。公布・施行は8月28日です。

激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の第16条に基づき、激甚災害(本激)により被害を受けた、特定地方公共団体が設置する公立社会教育施設(公民館、図書館、体育館、運動場、水泳プール等)の災害復旧事業に対する補助事業に要する経費の3分の2が補助されます。

令和2年8月25日(火)定例閣議案件(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2020/kakugi-2020082501.html

韓国で図書館法改正案3本が国会に提出される:広域代表図書館の機能強化・公共図書館の登録制・図書館の日の制定・特化図書館の規定・公共図書館設置前の事前評価制・障害者用デジタルファイルの提出先変更等

韓国の国会に、図書館法の改正案が3本提出されており、2020年8月25日、韓国図書館協会(KLA)が各案の内容を紹介しています。

42人の議員の連名で発議された「図書館法全部改正法案」(議案番号2222、提案日2020年7月21日)は、1963年の同法制定以降、現行法体系が、図書館の社会的責任やその役割遂行に大きな貢献をしてきたものの、図書館を取り巻く環境が大きく変化したこと、また、図書館の運営と発展に対して国が責任を負えるように体系を再整備するとともに、障害者等の情報弱者に対する配慮を強化し、市民が図書館を普遍的に利用できるように関連規定を整備する必要があることから、広域代表図書館を公共図書館の一つのタイプとして、管轄地域の図書館の公共性強化の中心機関としての役割を実行させるとしています。また、公共図書館を登録制に変更し図書館に対する管理・監督を強化する一方、毎年4月12日を図書館の日と定め、同日から1週間を図書館週間として、図書館の発展を通じた文化先進国を実現することを意図するもの、とされています。

米国図書館協会(ALA)・国際インテリアデザイン協会(IIDA)、「図書館インテリアデザイン賞2020」の受賞館を発表

2020年8月24日、米国図書館協会(ALA)と国際インテリアデザイン協会(IIDA)は、「図書館インテリアデザイン賞」の2020年の受賞館9館を発表しました。

2年に一度開催している同賞は、図書館の優秀なインテリアデザインを評価し、革新的なコンセプトを反映した非凡なデザイン事例を宣伝することを目的としており、インテリアデザインと図書館の専門家から構成される委員会により審査されます。

IIDAの副社長執行役員でCEOのCheryl Durst氏は、図書館がいままでにない利用しやすい方法で設計されている時、コミュニティの重要な部分となると述べています。

受賞館は以下の通りで、IIDAのウェブサイトには受賞館の写真が掲載されています。ベスト・オブ・コンペティションには、テンプル大学 チャールズ図書館が選ばれています。

・大学図書館(3万平方フィート以上)
テンプル大学 チャールズ図書館(フィラデルフィア)

ニューヨーク大学 特別コレクション図書館(ニューヨーク)

・大学図書館(3万平方フィート以下)
チュラーロンコーン大学 建築学図書館(タイ・バンコク)

エシカル・カルチャー・フィールズトン・スクール テイト図書館(ニューヨーク)