アーカイブ - 2020年 8月 14日

国立工芸館、開館日が2020年10月25日に決定

2020年8月5日、石川県金沢市に移転開館する国立工芸館(正式名称:東京国立近代美術館工芸館)の開館日が2020年10月25日に決定したことが、東京国立近代美術館のウェブサイトに掲載されました。

発表によると、10月24日に開館記念式典が開催され、10月25日からの展覧会で一般公開が開始します。

なお、新型コロナウイルス感染症等の状況により、会期等を変更する場合があるとしています。

国立工芸館 開館日決定のお知らせ(東京国立近代美術館, 2020/8/5)
https://www.momat.go.jp/ge/topics/presslerease3/

オーストラリア政府、著作権法を改正予定であることを発表:デジタル環境での資料へのアクセス支援のため

2020年8月13日、オーストラリア・インフラ・運輸・地方開発・通信省が、著作権法を改正予定であることを発表しました。

発表によると、今回の改正では、オーストラリアの国民および公共機関のデジタル環境での資料へのアクセスを支援することが目的とされています。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大により、著作権の改正へのニーズがより高まったことに触れています。

改正草案は2020年の後半に公開する予定であり、改正予定の項目として次の5点が挙げられています。

1.オーファンワークスの利用に関する枠組み
調査が行われたものの著作者が不明であり、著作が著者に帰属していることが明確な著作物の利用を許可する項目の追加。

2.非営利目的の引用に関するフェアディーリングの例外規定
非営利目的の引用またはサービスや製品にとって商品的価値を持たない引用であり、文化・教育・政府機関、公益や個人的研究に関わる個人により、引用に関する公正な慣習に従って行われるものに対するフェアディーリングの例外規定の追加。

3.図書館および公文書館に関する例外規定の改正
図書館および公文書館に関して定められている例外規定について、全ての著作物に適用され、技術的に中立となるように簡略化、更新を行う。

米国議会図書館(LC)、1790年から1870年にかけて著作権申請時に提出された標題紙のデジタルコレクションを公開:1870年著作権法150周年

2020年8月13日、米国議会図書館(LC)が、現代的な著作権法が成立した1870年著作権法の150周年を記念し、1790年の著作権法制定から1870年までの期間に、著作権申請で使用された標題紙のデジタルコレクションを公開したと発表しました。

同コレクションは、1790年著作権法および1831年著作権法に則って、著者や出版者から送付された標題紙の画像約5万件で構成され、コメディや演劇、ハウツー本等が含まれています。また、絶版となっている資料や、著作権申請が出版の前に行われていたために実際に出版された著作とは異なるものがあるとしています。

記事の中では、初期の著作権申請に関する資料はワシントンD.C.の連邦地方裁判所や政府機関に保管されていましたが、1870年の著作権改正時にまとめてLCに移管されたということが述べられています。

次のフェーズとしては、政府職員により作成、維持管理されていた手書きの著作権台帳のデジタル化が挙げられています。

カナダ保存研究所、新型コロナウイルス感染症流行時における遺産コレクションの取り扱いに関するガイドの第2版を公開

2020年7月24日、カナダ保存研究所(Canadian Conservation Institute;CCI)は、新型コロナウイルス感染症流行時における遺産コレクションの取り扱いに関するガイド“Caring for Heritage Collections During the COVID-19 Pandemic”の第2版を公開しました。

CCIのCOVID-19タスクフォースが作成したものであり、初版は2020年4月17日に公開されました。コレクションの保全に責任を負う人々にとって役立つ情報と推奨事項をまとめた内容となっており、「COVID-19ウイルスによるコレクション資料の汚染」「コレクションスペースの消毒」「施設の閉鎖への対応」「安全な再開館」といった章が含まれています。

国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染症の議会図書館・調査サービスへの影響に関する調査結果を公表

2020年8月13日、国際図書館連盟(IFLA)は、新型コロナウイルス感染症の議会図書館・調査サービスへの影響に関する調査結果を公表しました。

IFLAの「議会のための図書館・調査サービス分科会」(IFLAPARL)が、2020年5月19日から6月25日にかけて主にIFLAPARLのメーリングリストを介して調査した結果をまとめたものです。合計28件の回答が得られ、その内訳は、欧州から15件、アメリカ大陸から6件、アジア・太平洋から5件、アフリカから2件でした。なお、調査は現在も継続されています。

調査結果の報告書では、政府・組織の対応方針がサービスにもたらした影響、業務継続計画の有無と将来の計画策定への教訓、政府による危機対応への貢献、サービスへの長期的な影響等に関する9つの質問に沿って、回答の概要がまとめられています。

IFLAの発表によれば、多くの館ではすでに数年をかけてデジタルサービスやより柔軟な勤務形態への投資を行っており、リモートサービスや在宅勤務に移行しやすい体制を整えていた一方で、図書館間貸出の中断のために必要な印刷物の入手に困難が生じ、また、依頼者への対面サービスが実施できなくなるなど、様々な課題への対応も求められたとしています。

苅田町立図書館(福岡県)、市立小樽図書館(北海道)とのコラボ展示企画として「歳の差74歳の初デート」を開催中

2020年8月13日、福岡県の苅田町立図書館はFacebookアカウントによる投稿で、8月28日まで市立小樽図書館(北海道)とのコラボ展示企画「歳の差74歳の初デート」を開催していることを発表しました。

苅田町立図書館が2020年7月に小樽市総合博物館との交流に関連して小樽関連資料の展示を実施したことが縁となり、2020年に開館から104年を迎える市立小樽図書館と開館30周年を迎える同館のコラボ展示企画「歳の差74歳の初デート」が実現しました。同企画は、小樽図書館が所蔵している小樽関連の資料と、苅田町立図書館の所蔵資料とを相互に先方の図書館に送って展示し、それぞれの地域に興味を持ってもらうという内容です。

苅田町立図書館では、館内限定で小樽図書館から送付された漫画『ゴールデンカムイ』、『聖樹のパン』や写真資料などを閲覧することができます。また、持ち帰り可能な小樽の観光案内関係のパンフレットなども設置されています。

東北大学附属図書館本館、留学生向けに「新しい生活様式」下における同館の現在の内部の様子と蔵書検索システムによる図書の検索方法を英語で解説した動画を公開

2020年8月13日、東北大学附属図書館本館は、留学生向けの動画として“Welcome to New Normal Library”と“How to find books in Tohoku University Library”を公開したことを発表しました。

2本の動画は、2020年8月12日付けでYouTubeにアップロードされており自由に視聴することができます。“Welcome to New Normal Library”は、「新しい生活様式」下における同館の現在の内部の様子を英語で解説した内容です。“How to find books in Tohoku University Library”は蔵書検索システムによる図書の検索方法を英語で解説した内容です。

お知らせ(東北大学附属図書館)
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/news.html
※2020/08/13欄に「【本館】留学生向け動画公開のお知らせ」とあります。

米国科学振興協会(AAAS)、“Science”誌を含む全ての電子ジャーナルコンテンツを2021年夏からWiley社傘下Atyponの電子出版プラットフォーム“Literatum”で公開

2020年8月7日、Wiley社傘下のAtyponは、米国科学振興協会(AAAS)が2021年夏に、全ての電子ジャーナルコンテンツの公開プラットフォームをAtyponの電子出版プラットフォーム“Literatum”へ移行する予定であることを発表しました。

プラットフォーム移行の対象には、1880年まで遡る“Science”誌のアーカイブコンテンツ、同誌のお知らせ(News)や研究者へのキャリア情報提供サイト“Science Careers”のコンテンツ、“Science Translational Medicine”、“Science Signaling”、“Science Immunology”、“Science Robotics”等の“Science”誌の姉妹誌やオープンアクセス誌“Science Advances”に掲載された研究論文・解説論文などが含まれています。

新しいプラットフォームでは、“Science”のポートフォリオ全体を総合的に利用可能になるほか、検索機能の強化をはじめとした機能改善も行われます。

米・カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館、Geisel図書館の開館50周年を記念して2020年9月から1年間祝賀イベントを開催

2020年8月6日、米・カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館は、同校のGeisel図書館の開館50周年を記念して、2020年9月から1年間祝賀イベントを開催することを発表しました。

Geisel図書館は、1970年9月に大学構成員と一般市民向けに開館したかつての同校の中央図書館であり、現在も同校の知的生産の中心地に位置づけられる図書館です。サンディエゴ校図書館は、同校を代表する象徴的な建築でも知られるGeisel図書館の遺産としての重要性を改めて認識する目的で、1年間にわたる祝賀イベントを開催する、としています。

2020年度から2021年度にかけての学事暦中には、ウェストオーバー(Tara Westover)氏ら米国の著名な作家による講演会など様々な催しが計画されています。また、Geisel図書館の建築デザイン、キャンパス内での重要性、Geisel図書館の歴史を追った年表、ポップカルチャーにおけるこれまでの言及などを解説した特設ウェブサイトが立ち上げられています。