アーカイブ - 2020年 8月 13日

米国国立公文書館(NARA)、大統領図書館ごとの電子化の進捗状況や利用可能なコンテンツ等を案内する“Presidential Library Explorer”を公開

2020年8月11日、米国国立公文書館(NARA)が、“Presidential Library Explorer”を公開したことを発表しました。

同サービスは、2019年に公開された“Record Group Explorer”に続く二番目の情報探索支援ツールです。NARAが運営する大統領図書館ごとに、デジタル化作業状況を可視化するグラフ、オンラインで閲覧可能なコンテンツへの資料種別毎のリンク、デジタル化が完了していない資料の一覧へのリンク、市民アーキビスト(citizen archivist)のページへのリンクがまとめられています。

Introducing the Presidential Library Explorer(NARA, 2020/8/11)
https://narations.blogs.archives.gov/2020/08/11/introducing-the-presidential-library-explorer/

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)の米国におけるユダヤ人向け新聞のコレクション(記事紹介)

2020年8月12日付で、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、同館の米国で発行されたユダヤ人向けの新聞のコレクションに関するブログ記事を公開しました。

同コレクションには、英語、ヘブライ語、イディッシュ語、ドイツ語、ポーランド語等で書かれた新聞が含まれ、19世紀から20世紀にかけて北米に移住したユダヤ人が話していた言語のほとんどを網羅しています。

記事では、2012年から、NYPLと米・コロンビア大学、米・ニューヨーク大学のコンソーシアム“Manhattan Research Libraries Initiative”が、イスラエル国立図書館主導のプロジェクト“Historical Jewish Press Project”へ参加していることが述べられています。同プロジェクトは、ユダヤ人向けに様々な国、言語で、様々な時代に発行された新聞のデジタルコレクションを構築するものです。NYPLが所蔵する英語、イディッシュ語、ラディ―ノ語の新聞17タイトル、70万6,000ページがデジタル化され、そのうちの15タイトルがオンラインで公開されています。

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、感染症の影響下で学生・研究者に安定して電子コンテンツを供給するための出版社等への要望を示した声明を公開

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、2020年8月11日付で、英国及び世界中の高等教育機関が新型コロナウイルス感染症の深刻な影響を受ける中で出版社等に求める要望として、図書館が学生・研究者に安定して電子コンテンツを供給するための要件を示した声明“RLUK Content Statement”を公開しました。

RLUKは新型コロナウイルス感染症が高等教育機関に与えた影響により、多くの図書館が次年度予算の大幅削減を余儀なくされ、既存の購読契約の解約や新規コンテンツ契約の凍結を検討しており、今後数年間はコンテンツな合理的な価格と教育・研究のために必要なリソースへのアクセス確保が図書館の中心的な検討課題であることを声明の背景に挙げています。声明は出版社等に対して、研究図書館が直面する財政的な困難を認識し、学術情報流通に関わるシステムをよりオープンにし、持続可能性と透明性を向上させるため協力を求める内容です。

米国国立医学図書館(NLM)、実施中の「戦略計画2017-2027」を継続する指針とするためにパブリックコメントを募集

米国国立医学図書館(NLM)は、2020年8月11日付で、2017年から2027年までを期間とする現行の戦略計画“A Platform for Biomedical Discovery and Data-Powered Health”を継続実施する指針とするために、情報提供依頼書(RFI)への回答を呼びかけていることを発表しました。

NLMは現行の戦略計画が発表されてから数年の間に、目標を達成するため多数のイニシアチブやプロジェクトを実施してきましたが、RFIへの回答を通して、戦略計画の発表以降に発生した、または大幅に深刻さを増したNLMの使命に関わる重要課題を探り、現行の戦略計画の推進が引き続き最新の動向を反映した内容とすることをパブリックコメント実施の目的に挙げています。RFIは米国国立衛生研究所(NIH)のウェブサイト上で公開されており、2020年10月19日まで回答を受付しています。

台湾・教育部、学位論文の品質向上に向けた8つの取組を発表

2020年7月27日、台湾・教育部は、学位論文の品質向上に向けた8つの取組を発表しました。

これらの取組と支援の提供により、各大学が学位論文の品質保証メカニズムを積極的に強化するよう指導するとしています。取組の概要は以下のとおりです。

・学位プログラムの増設申請時に学位論文品質保証メカニズムの説明を義務付ける
・学位論文や学術倫理に関し生じた疑義に適切な対応を行っていない学部・研究所は新入生の定員枠を減らす
・学部・研究所に、学位論文に占める非公開論文の比率を明らかにさせる
・学位授与法第8条及び第10条における特殊条件(各条の第3、4項)に基づき大学側が口頭試問委員を任命する場合に、その選考基準と人数比率を明らかにさせる
・学位論文の内容に学術倫理違反等が見られた場合、指導教授や学部・研究所も責任を負うものとする
・学位論文の比較システムについて、台湾国家図書館との企画開発や、台湾・科技部との共同調達を通じて大学に提供し、学位論文の審査プロセスで使用させる
・修士・博士課程の学生に対する学術倫理教育の必修化等を引き続き奨励する
・論文の代筆状況について積極的な調査を行い、法律に基づき処罰する

ユーザー作成コンテンツの著作権に関するEuropeanaの考え方:文字起こし、アノテーション、字幕等(記事紹介)

Europeana Proに掲載された2020年8月12日付け記事で、ユーザー作成コンテンツの著作権に関するEuropeanaの考え方が紹介されています。筆者はEuropeana財団のJunior Policy AdvisorであるAriadna Matas氏です。

Europeanaが、クラウドソーシングのプロジェクト等を通じてユーザーによるコンテンツの文字起こし、アノテーション付与、エンリッチメントを進めてきたことに触れつつ、これらのユーザー作成コンテンツの著作権をどう扱うかについてEuropeanaとしての考え方を示しています。

アノテーションとエンリッチメントについては、Europeanaのデータパートナーから提供されるメタデータと同じ扱いとし、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0での提供とすべきとしています。一方、文字起こしと字幕については、それらが基づくコンテンツの知的財産権を尊重し、データパートナーがコンテンツに設定した権利ステートメントと同条件での提供としています。

オーストラリアの公共図書館統計2018-2019年版が公開

2020年7月24日、オーストラリアの国立図書館及び州立図書館の連合である“National and State Libraries Australia”(NSLA)が、オーストラリアの公共図書館の統計報告書の2018-2019年版“Australian public library statistics 2018-19”の公開を発表しました。

報告書の内容として以下の7点が紹介されています。

秩父宮記念スポーツ博物館、デジタルアーカイブを公開

2020年8月1日、独立行政法人日本スポーツ振興センターが運営する秩父宮記念スポーツ博物館は、デジタルアーカイブの公開を発表しました。

同館が所蔵するスポーツ関係資料の周知を目的として開設されたものであり、所蔵資料の目録が検索できるほか、一部、デジタル化された資料については画像を掲載しています。

秩父宮記念スポーツ博物館、デジタルアーカイブ
https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000672Chichibu
※2020年8月1日付けの新着情報に「秩父宮記念スポーツ博物館 デジタルアーカイブを公開しました」とあります。

米・ハーバード大学による#MeToo運動のアーカイブ(記事紹介)

2020年8月11付で、米国のハーバード大学の公式ニュースサイトである“The Harvard Gazette”に、同大学のアーサー・アンド・エリザベス・シュレジンガー図書館による#MeToo運動に関するアーカイブについての記事が掲載されました。

同館は米国における女性の生活やレガシーに関する多様な資料を収集しています。2017年10月に始まった、男性からの女性に対するハラスメントや暴力への抗議運動#MeTooについて、同館はウェブサイトやツイート、オンラインの記事をはじめとしたコンテンツを収集し、オンラインのアーカイブ“#metoo Digital Media Collection”を通して研究者向けに公開しています。

記事によると、アーカイブでは3,200万以上のツイートと1,100以上のウェブページ、数千の記事が提供されています。ツイートについては「#metoo」や「#timesup」等の同運動に関連する71のハッシュタグが付された、同運動に対して賛成・反対両方の立場のツイートIDのデータをダウンロードできます。

また、プライバシーやアクセス権に関する懸念から、データ利用原則に関する勧告や、ソーシャルメディアの提供者が提示する利用規約を遵守するということの周知を含んだ倫理声明文の作成を行ったことが述べられています。

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、「科学技術指標2020」を公表

2020年8月7日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、[調査資料-295]として「科学技術指標2020」を公表したことを発表しました。

同資料は、科学技術活動を「研究開発費」、「研究開発人材」、「高等教育と科学技術人材」、「研究開発のアウトプット」、「科学技術とイノベーション」の5つに分類し、約170の指標で日本の状況がまとめられています。2020年版では、「社会人と社会人以外の専攻別博士課程在籍者数」等、約20の指標が新規又は改訂されました。その他、出入国制限下での「日本における外国人研究関連者の出入国状況」をはじめとした、新型コロナウイルス感染症に関連するコラムが掲載されています。

発表の中では、2018年版および2019年版と同様に、日本は研究開発費、研究者数は主要国の中で第3位、論文数は世界第4位、注目度の高い論文数では世界第9位、パテントファミリー(2か国以上への特許出願)数は世界第1位であるということ等が述べられています。

伊丹市立図書館ことば蔵(兵庫県)、気になる帯を「収穫」してカウンターへ持っていくとその帯がついていた本を貸出できる企画「おびがりっ!」を開催

兵庫県の伊丹市立図書館ことば蔵が、2020年8月15日から、同館3階の酒コーナーで企画「おびがりっ!」を開催します。

網ラックから1人3枚まで気になる帯を選んで「狩り取り」し、同館のカウンターへ持っていくと、帯の付いていた本を「帯借り」として貸出できるという企画です。「収穫時期」(開催期間)は、2020年8月15日から30日までの予定ですが、帯がなくなり次第終了します。「収穫」された帯は参加者にプレゼントされます。

おびがりっ!(伊丹市立図書館ことば蔵)
http://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/EDSHOGAI/EDLIB/event/eventlist/1531351092166.html

全国学校図書館協議会(全国SLA)、第26回日本絵本賞から実施予定の新たな企画「ポップ交流サイト」の実践モニター校を募集

2020年8月7日、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、第26回日本絵本賞から新たに立ち上げを企画している「ポップ交流サイト」の実践モニター校を募集することを発表しました。

「日本絵本賞」は、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展を目的として、1995年から全国SLAが実施している優れた絵本を顕彰するための取り組みです。全国SLAは第26回日本絵本賞で実施予定の「ポップ交流サイト」の立ち上げにあたって、第25回日本絵本賞最終候補絵本を活用してテストサイトへのポップ投稿を行うための「実践モニター校」を100校募集しています。

「実践モニター校」へ応募するためには、2020年9月30日必着で所定の方法により申し込みする必要があります。選出された100校の「実践モニター校」(応募校多数の場合は抽選)には2020年10月中旬頃に、第25回日本絵本賞受賞絵本(4冊)と主催者が指定した最終候補絵本(30点)のうち数冊のセットが受賞絵本ポスターとともに送付されます。「実践モニター校」では、発送された「受賞絵本+候補絵本セット」を活用して各校において読書活動を行い、園児や児童生徒・教員・保護者などに呼びかけて、好きな絵本のポップを描きテストサイトへ投稿する等の取り組みが行われる予定です。

国立国会図書館(NDL)、「国会会議録検索システム」と「日本法令索引」の基本的な使い方をまとめたリーフレットを公開

2020年8月7日、国立国会図書館(NDL)は、国会の会議録や法律に関する情報を提供する同館の検索サービス「国会会議録検索システム」と「日本法令索引」について、基本的な使い方をまとめたリーフレットを公開しました。

リーフレットは2020年5月にNDLの議会官庁資料室が作成したもので、「国会会議録検索システム」と「日本法令索引」のそれぞれについて、サービスの概要やアクセス方法、検索の流れなどが示されています。

お知らせ(国会会議録検索システム)
https://kokkai.ndl.go.jp/
※2020年8月7日欄に「基本的な使い方をまとめたリーフレットを公開しました」とあります

お知らせ(日本法令索引)
https://hourei.ndl.go.jp/
※2020年8月7日欄に「基本的な使い方をまとめたリーフレットを公開しました」とあります