アーカイブ - 2020年 8月 11日

【イベント】第99回研究会・第3回オンラインイベント「新型コロナ資料の収集」(9/12・オンライン)

2020年9月12日、アート・ドキュメンテーション学会(JADS)により、第99回研究会・第3回オンラインイベント「新型コロナ資料の収集」が開催されます。

同イベントでは、新型コロナウイルス感染症に関連する資料を収集している、北海道の浦幌町立博物館の持田誠氏と大阪府の吹田市立博物館の五月女賢司氏により、それぞれの博物館での活動内容や課題に関する報告、対談(司会は東京国立博物館の阿児雄之氏)、質疑応答が行われます。

オンライン会議システムを用いて開催され、事前申し込みが必要です。JADS会員の定員は60人(参加費無料)、非会員の定員は30人(参加費500円)です。

第99回研究会・第3回オンラインイベント「新型コロナ資料の収集」(JADS)
http://www.jads.org/news/2020/20200912.html

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、近代日本の文書のためのOCRシステム“Kindai OCR”を公開

2020年8月5日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、近代日本の文書のための光学文字認識(OCR)システム“Kindai OCR”を公開したことを発表しました。

同システムの開発にあたっては、OCRに関する基盤技術の開発とデータ公開を進める「n2iプロジェクト」のもと構築され、CODHが公開している画像データセット「近代雑誌データセット」を用いて機械学習が行われました。

ソースコードはオープンソースとしてGitHub上で公開されています。

ニュース
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2020年8月5日付で、「近代日本の文書のためのOCRシステムとして、Kindai OCRを公開しました。」と掲載されています。

Kindai OCR
http://codh.rois.ac.jp/software/kindai-ocr/

米・コーネル大学図書館、ヒップホップに関する写真のアーカイブ“Ernie Paniccioli Photo Archive”を公開

2020年8月4日、米国のコーネル大学のニュースサイトである“Cornell Chronicle”で、同大学図書館が、写真家のアーニー・パニッチョーリ(Ernie Paniccioli)氏が撮影したヒップホップに関する写真のアーカイブ“Ernie Paniccioli Photo Archive”を公開したと発表されました。

1980年代から2000年代初期にかけてのヒップホップミュージックと文化を記録した約2万枚の写真の画像が提供されています。発表によると、ヒップホップ文化に関する資料を収集した同大学のコレクション“Cornell Hip Hop Collection”で提供されている10万以上のコンテンツのうち、同氏が撮影した写真のデジタル化コンテンツがまとめられたものです。

米国・カナダ・ラテンアメリカの大学図書館におけるハゲタカ出版に対する取り組み(文献紹介)

2020年7月8日付で、図書館情報学分野の査読誌“Aslib Journal of Information Management”にて、研究論文“Investigating academic library responses to predatory publishing in the United States, Canada and Spanish-speaking Latin America”が公開されていました。カナダ・オタワ大学の機関リポジトリで、著者版が公開されています。

論文では、米国、カナダ、スペイン語圏のラテンアメリカの国々の大学図書館におけるハゲタカ出版に対する取り組みについて比較調査が実施されています。Times Higher Education(THE)社の世界大学ランキングで上位に位置している各地域の大学の大学図書館が対象となっています。各大学図書館のウェブサイトを閲覧して、学術コミュニケーション司書の雇用、学術コミュニケーションに関するワークショップの開催、ウェブサイトでの学術コミュニケーションに関する情報の提供の有無について調査しています。さらに、これらのイベントや情報にて、ハゲタカ出版が扱われているか探っています。

新たな研究成果公開のプラットフォームOctopus(記事紹介)

2020年6月23日、Europe Science社が運営するニュースサイトResearch informationに、“Cambridge scientist 'breaks up the old-fashioned academic paper'”と題された記事が公開されていました。

記事では、新たな研究成果公開のプラットフォームであるOctopusについて紹介されています。同プラットフォームは、研究成果の出版のプロセスをProblems、Hypotheses、Methods/Protocols、Data/Results、Analyses、Interpretations、Applications、Reviewsの8個の要素に分解して、それぞれに応じた研究成果を公開することができます。Octopusは英・ケンブリッジ大学のAlex Freeman氏によって取り組まれており、英・Jisc等が助成するReproducibility Networkによって支援されています。

このようなモデルを採用したプラットフォームの利点として、下記が挙げられています。

神奈川工科大学附属図書館、同館の高画質画像(5G対応)3Dビュー・VRマップを公開

2020年8月7日、神奈川工科大学附属図書館(神奈川県厚木市)は、同館の高画質画像(5G対応)3Dビュー・VRマップを作成したことを発表しました。

「神奈川工科大学附属図書館3Dビュー・VRマップ」の作成には、新型コロナウイルスの影響で休館・休園中の施設をボランティア活動で支援する一般社団法人VR革新機構が同館に協力しました。VR映像としての鑑賞には、専用ゴーグルもしくはメガネが必要ですが、3Dビュー映像はPCやスマートフォンで利用することができます。マップには、館内を周遊する目線で鑑賞できる「3DSpaceの探索」、同館を俯瞰する「ドールハウスの表示」、図書館のフロアを真上から見下ろす「フロアプランの表示」、鑑賞したい任意のフロアを選択できる「フロアセレクター」、館内の任意の場所2点の距離を測定する「測定モード」の5機能が用意されており、2020年12月末まで公開される予定です。

【全体】神奈川工科大学附属図書館 3Dビュー・VRマップ(神奈川工科大学附属図書館,2020/8/7)
http://kaitosho.hatenablog.jp/entry/2020/08/07/175005

英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、Hindawi社との共同出版契約により2021年1月刊行号から5誌の編集・制作を同社に移管して完全オープンアクセス(OA)化

2020年8月6日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、オープンアクセス(OA)に向けた継続事業の一環として、OA出版を手掛けるHindawi社と刊行中の5誌に関する共同出版契約を締結したことを発表しました。

両者が締結した契約により、CUPが刊行する“Global Health, Epidemiology and Genomics”、“Genetics Research”、“Journal of Smoking Cessation”、“Wireless Power Transfer”、“Laser and Particle Beams”の5誌について、2021年1月刊行号からHindawi社が同社のオープンソースの出版プラットフォーム“Phenom”により編集・制作を担います。また、5誌全てが2021年1月以降完全OA化します。

熊本市立図書館、新型コロナウイルス感染症の影響で同市に長期間帰省中の大学生等に対して住民票不要で図書館カードを発行

2020年8月6日、熊本市立図書館は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、在籍大学がオンライン授業になったこと等によって、熊本市へ長期間帰省中の大学生等を対象に図書館カードを発行していることを発表しました。

同館ウェブサイトからダウンロードした「居住証明書」に必要事項を記入し、申請者の住所・氏名・大学名のわかる書類と証明者の住所・氏名が分かる書類とともに窓口へ提出することで、熊本市に住民票がなくても同館の図書館カードを作成することができます。

米・カリフォルニア電子図書館、全国的なアーカイブ資料の検索支援ネットワーク基盤の構築に向けた2年間の研究・実証プロジェクトを開始

2020年7月28日、米・カリフォルニア電子図書館(CDL)は、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)による98万2,175ドルの助成を活用して、全国的なアーカイブ資料の検索支援ネットワーク基盤の構築に向けた2年間の研究・実証プロジェクト“Building a National Finding Aid Network”を開始することを発表しました。

同プロジェクトには、各州・地域のアグリゲーター及び米国の図書館等のネットワークLYRASISとの緊密なパートナーシップの下で、CDLとOCLC・バージニア大学図書館が共同で取り組みます。インフラストラクチャーの老朽化や予算の減少等に伴い、情報検索環境下で米国内のアーカイブ資料の可視性が不十分な状況となっていることを背景に、コミュニティが主体的に関与して全ての関係者が利用可能なアーカイブ資料の検索支援ネットワークを構築し、包括的で持続可能なアクセスを提供することがプロジェクトの目的である、と説明されています。

福井県立図書館、開館70周年記念企画「ライブラリーステイ -図書館に泊まって災害を学ぶ-」を開催

福井県立図書館が、2020年10月3日から10月4日にかけて、同館および福井県ふるさと文学館・福井県文書館において、開館70周年記念企画「ライブラリーステイ -図書館に泊まって災害を学ぶ-」を開催します。

新型コロナウイルス感染症の拡大や、各地での豪雨災害の発生により、常に災害に備える意識を持ち、準備をしておくことが必要になっていることから「災害」をテーマに、図書館・文書館・文学館3館の資料や機能を活用した宿泊体験を行なうことで、防災について学ぶ企画です。

対象は、小学5年生から中学生で、新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、館内ツアー(避難体験)、災害を題材にした福井の文学作品紹介、講座「アマビエとは何者?」、災害時の対処法講座、段ボールベッドで宿泊(避難所体験)、本の調べ方講座、秋の夜長の読書タイム、ビブリオバトル等が行われます。

定員は10人で参加には事前の申し込みが必要です。応募者多数の場合は書類選考により受講者を決定されます。参加費として保険料300円程度必要です。食費(夕食・朝食)や、夜具は主催者が負担します。

令和2年7月豪雨による浸水被害をうけた芦北町立図書館(熊本県)、臨時図書館を開館:熊本県立図書館が支援

2020年8月6日、熊本県の芦北町は、令和2年7月豪雨による浸水被害をうけた芦北町立図書館の臨時図書館を8月8日に開館すると発表しています。

熊本県立図書館の支援を受けてのもので、芦北町地域活性化センター内の田浦図書室に設置されます。利用には県立図書館の利用カードの作成が必要です。開館期間は12月27日までが予定されています。

報道によると、夏休みに入る町内の小中学生に読んでもらうため、県立図書館から運び込んだ約3,000冊のうちの6割は絵本など子ども向けの図書となっているほか、県立図書館では、新町立図書館の開館に向けての図書購入費の寄付や新古書の寄贈などを募っているとのことです。

図書館からのお知らせ(芦北町,2020/8/6)
http://www.ashikita-t.kumamoto-sgn.jp/www/contents/1596757424263/index.html