ルートブックは、ショーのシーズンの終わりに発行され、サーカスのスタッフ、イベント、訪問地に関する情報や、移動距離や毎日の食事等の統計を掲載しています。また、天候の記録を含むものもあります。同デジタル化は、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」による26万8,000ドルの助成を受けて、同館、サーカスの博物館であるCircus World、The John and Mable Ringling美術館の共同プロジェクトとして行われたものであり、1842年から1969年に出版されたルートブックを対象としています。
2020年7月22日、北米の研究図書館センター(CRL)は、Slavic and East European Materials Project(SEEMP)がウクライナ系カトリック教徒の発行した新聞“Ameryka”のデジタル化を実施したことを発表しました。
SEEMPは、スラブ・東欧地域の研究に関連する資料のマイクロフィルム化・デジタル化による収集・保存・維持を通して会員向けに提供するCRLのプロジェクトです。今回SEEMPがデジタル化した“Ameryka”は、ウクライナから米国に渡った移民を支援するために共済保険協会として設立された、「米国におけるウクライナ系カトリック教徒のプロビデンス協会(Providence Association of Ukrainian Catholics in America)」が1912年に創刊した新聞です。1918年から週3回刊、後には日刊となり、1950年代から1970年代には約1万2,000人に購読され読者数がピークに達しましたが、1998年に終刊しました。
2020年7月21日付で、OCLC Researchが、アーカイブ資料・特殊資料コレクションのLinked Data評価等のためのワーキンググループ“Archives and Special Collections Linked Data Review Group”で得られた知見を共有するレポートを公開しています。
OCLCは、Linked Dataと特殊コレクションに関する事業を拡張し、コミュニティ特有のニーズに対応するため、研究図書館支援のための国際的ネットワーク“OCLC Research Library Partnership”の加盟館に所属する16人の専門家が構成するワーキンググループとして、“Archives and Special Collections Linked Data Review Group”を立ち上げています。同ワーキンググループは、OCLCのスタッフの支援を受けながらLinked Data環境への移行における主な懸念事項の調査を実施しました。公開されたレポートはワーキンググループ内の議論で得られた知見の要約として作成され、次のようなトピックが取り扱われています。
2020年7月16日、GitHubが”GitHub Archive Program: the journey of the world’s open source code to the Arctic”と題したブログ記事を公開しました。記事では、GitHubアーカイブプログラムの一環で、GitHubで公開されているコードが北極圏にある貯蔵庫(GitHub Arctic Code Vault)にアーカイブされたことを報告しています。
2020年7月20日付けでThe New York Timesに”How to Identify Flawed Research Before It Becomes Dangerous”という題目のオピニオン記事が掲載されています。執筆者は米・カリフォルニア大学バークレー校の生物学者Michael B. Eisen氏と米・スタンフォード大学の統計学者Robert Tibshirani氏です。