アーカイブ - 2020年 7月 21日

国際図書館連盟(IFLA)、2020年11月5日にオランダ・ハーグで2020年総会を開催予定

2020年7月20日、国際図書館連盟(IFLA)はライトナー(Gerald Leitner)事務局長名義で、11月5日にオランダのハーグで2020年総会(General Assembly)を開催することを発表しました。

2020年総会で扱う議題・決議案の募集〆切は、2020年8月3日に延期されています。

IFLAは新型コロナウイルス感染症の影響による渡航制限のため、現地出席することができない参加希望者が多数発生すると予想されるため、総会の様子をライブストリーム配信することを予定しています。また、感染症による渡航制限やロックダウンが緊急に実施される可能性がある点にも留意が必要である、としています。

なお、規則上IFLAでは総会開催が義務付けられているため、予定通りに開催できないことが判明した場合には、別日程・別会場で開催できるように調整されます。

Extended Call for Agenda Items: IFLA General Assembly 2020(IFLA,2020/7/20)
https://www.ifla.org/node/93207

宮崎大学附属図書館の本館が2020年7月15日にリニューアルオープン:「「共創の場」としての図書館」をコンセプトとした約1年に及ぶ全面改修を経て開館

2020年7月20日、宮崎大学は、同大学の附属図書館の本館が、約1年の全面改修工事を経て7月15日にリニューアルオープンしたことを発表しました。

同館の改修は「「共創の場」としての図書館 ~共に学び、考え、創る~」をコンセプトとして実施されました。ラーニングコモンズやグループ学習室等の再整備・機能強化によって、学生のコミュニケーション能力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力、情報リテラシーなどを高めることなどが企図されています。館内にはリフレッシュ空間としてカフェが併設されています。また、同館1階の展示スペースでは、同大学農学部出身の著名な進化生物学の研究者・根井正利氏を顕彰する資料や、同大学が6月に開設した宮崎県高千穂町土呂久地区の砒素公害等に関する資料室「土呂久歴史民俗資料室」の貴重資料の展示などが行われています。

その他、同館の3階には、図書館と大学の国際連携センターが連携し、米国国務省からの助成を受けて企画した「アメリカ国務省×宮崎大学 図書館プロジェクト」の一環として、アメリカンインフォメーションデスクが設置されています。

オランダの学術雑誌にオープンアクセス(OA)出版を提供するプラットフォーム“OpenJournals.nl”の構築が始まる:2020年秋に運用開始予定

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”の2020年7月14日付の記事で、オランダ王立芸術科学アカデミー (KNAW)が同国の学術雑誌へOA出版を提供するプラットフォーム“OpenJournals.nl”の構築を開始したことが紹介されています。

プラットフォームの構築には、オランダ科学研究機構(NWO)が助成しており、KNAWとNWOはOpenJournals.nlによって、規模が小さく独自にOA出版へ移行する手段に乏しい社会科学・人文科学分野のOAを促進することを意図しています。OpenJournals.nlは学術雑誌をOA出版するためのデジタル基盤と技術的支援を提供するものであり、各雑誌及び編集者のコンテンツ・購読構造等に関する自律的な運営機能は維持される、と説明しています。

【イベント】「中川図書館で夕涼み!」(8/8・名古屋)

2020年8月8日の19時から20時にかけて、名古屋市中川図書館で、「中川図書館で夕涼み!」が開催されます。

同イベントは、照明を抑えたいつもと異なる雰囲気の図書館の中でくつろぐ夏休みスペシャル企画であり、開催中は閲覧室にBGMが流れます。また、お楽しみ企画として「ひみつの怪談」「司書による本の紹介トーク」が実施されます。

誰でも参加可能であり、申込は不要です。参加に当たっては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスク着用、手指消毒が呼びかけられています。また、参加者が多数の場合は入館制限を行う可能性があります。

中川図書館 「中川図書館で夕涼み!」≪開催日:8月8日(土)≫(名古屋市図書館, 2020/7/17)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_event/entries/20200717_01.html

【イベント】フォーラム「読書が与えてくれるもの」(8/16・東京)

2020年8月16日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールにおいて、独立行政法人国立青少年教育振興機構主催、公益財団法人文字・活字文化推進機構主管のフォーラム「読書が与えてくれるもの」が開催されます。

同フォーラムは、子供の読書活動推進事業の一環として、作家、脳科学の専門家、読書好きのお笑い芸人が読書について語るものです。

プログラムと登壇者は以下の通りです。

・第一部 講演「読書のすすめ」 浅田次郎氏(作家)

・第二部 シンポジウム「読書で磨かれる力」
パネリスト:角田光代氏(作家)、笑い飯・哲夫氏(お笑い芸人)、川島隆太氏(東北大学加齢医学研究所所長)
コーディネーター:桝太一氏(日本テレビアナウンサー)

定員は先着250名であり、参加費は無料です。参加を希望する場合は、申し込みが必要です。

同フォーラムは新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、できる限りの対策を講じた上開催するとされ、2020年7月15日付のお知らせ「8/16イベントの開催に関する基本方針について」で、体調不良時には参加を控えること、マスクを着用すること等を求めています。

米国図書館協会(ALA)、米国の図書館のバーチャルツアーを実施:ALA会長がウェブ会議システムZoomを用いて米国内12か所を巡る

2020年7月17日、米国図書館協会(ALA)は、会長のジェファーソン(Julius C. Jefferson, Jr)氏が米国内の図書館のバーチャルツアーを実施することを発表しました。

同ツアーは、米国議会図書館(LC)、公共図書館、歴史的黒人大学(historically black colleges and universities:HBCU)の図書館、学校図書館等、米国内12か所の様々な種類の図書館について、各館の多様なコミュニティのニーズへの対応方法や、利害関係者の巻き込み方に焦点を当てたものです。発表によると、ジェファーソン氏が、各スポットの図書館長、州や地域の図書館のパートナー、議員等と対談を行う形式で行われます。

2020年7月27日から8月7日にかけてウェブ会議システムのZoomを用いて実施され、だれでも参加可能です。また、YouTubeに動画がアーカイブされる予定です。

REALM Project、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第2回目のテスト結果を公表:点字用紙・光沢紙・雑誌の用紙・ボードブック・アーカイバルフォルダを対象に実施

2020年7月20日、博物館・図書館・公文書館の職員や利用者への新型コロナウイルスへの影響を軽減するための資料の取扱方法について、科学的根拠に基づいた情報を作成・普及させることを目的としたREALM Projectが、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第2回目のテスト結果を公表しました。

2回目のテストは、点字用紙・光沢紙・雑誌の用紙・こども向けのボードブック・アーカイバルフォルダの5つの素材を対象に、1回目のテストとは異なり、積み重ねたり棚に置かれたりなどといった一般的な保存状況のもとで行われました。

調査結果として、アーカイバルフォルダでは2日後には検出されず、点字用紙・光沢紙・ボードブックからは4日後には検出されなかったと報告されています。雑誌のページからは4日後にも微量のウイルスが検出されたとしています。

1回目と2回目のテストの結果を比較すると、セルロース系の紙を用いた資料を積み重ねた状態で保管した場合、ウイルスが未検出となるために若干長めの隔離が必要であることを示しているとしています。

韓国・国会図書館(NAL)、人工知能(AI)を活用した日本法の自動翻訳サービスの開発に関し、NAVERと協定を締結

2020年7月20日、韓国・国会図書館(NAL)が、人工知能(AI)を活用した日本法の自動翻訳サービスの開発に関し、NAVERと協定を締結したと発表しています。

NALが保有する約1万2,000件の外国法の翻訳資料のデータをAIの学習資料としてNAVERに提供し、NAVERがこのデータを活用して日本法の分野に特化したAI翻訳システムを開発するものです。

同館に対する、国会議員や立法支援機関からの、世界的な法制や海外の立法事例に関する照会が毎年拡大していること受けてのもので、今回の協定締結により、国会内でリアルタイムに翻訳サービスを提供できる環境を構築することで、これまで少なくとも3日から20日かかっていた翻訳サービスの期間を短縮することが期待されています。

また、自動翻訳サービスは一定期間の国会内での試験サービスの後、NALのウェブサイトで提供されます。

椎葉村図書館「ぶん文Bun」やレーザーカッター・3Dプリンター等を備えた「ものづくりLab」を含む椎葉村交流拠点施設Katerie(宮崎県)が2020年7月18日にオープン

2020年7月18日、宮崎県椎葉村に椎葉村交流拠点施設Katerie(かてりえ)がオープンしました。

同施設内には、椎葉村図書館「ぶん文Bun」のほか、ボルダリングやスラックラインのある交流ラウンジ、木の遊具や絵本のあるキッズスペース、レーザーカッター・3Dプリンター・木材加工機「ShopBot」等を備えたものづくりLab、クッキングLab、コワーキングスペース、会議室などがあります。

椎葉村図書館「ぶん文Bun」は、会話や飲み物のほか、床に寝転ぶことも自由となっています。書棚ごとに漢字一文字で表現するテーマを掲げ、小説やマンガ、辞書や写真集など様々な種類の本を椎葉ならではのテーマに沿ってディスプレイしていると紹介されています。

Katerie(かてりえ)オープン!(Katerie,20020/7/19)
https://katerie.jp/2020/07/19/katerieopen/

椎葉村図書館「ぶん文Bun」(Katerie)
https://katerie.jp/library/