アーカイブ - 2020年 6月 9日

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オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、ユネスコ(UNESCO)が実施する“Global Consultation on Open Science”への回答内容を公開

2020年6月2日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、ユネスコ(UNESCO)が実施するオープンサイエンスに関する調査“ Global Consultation on Open Science”への回答内容を掲載したウェブページを公開しました。

回答は、全てのドメイン・地域が参加するためにインフラとサービスの多様性が重要とであることに言及し、オープンサイエンスの定義と要素、主体、実施のための原則、社会的利益の増加をはじめとした利点、課題と対応方法、インセンティブ、求められるインフラと人材、金銭的コスト、方針に関する推奨事項、参考となる事例についてまとめています。結論ではオープンサイエンスは研究の評価・実施方法の大きな変化を意味するであろうこと、研究および科学の基本的な前提となっているいくつかの事項の検証が必要であり、地域や国などのといったあらゆるレベルで協力していく必要があることが述べられています。

公益社団法人日本漫画家協会と出版広報センター、「海賊版対策のための著作権法改正成立に関する共同声明」を発表

2020年6月5日、公益社団法人日本漫画家協会と出版広報センターが、「海賊版対策のための著作権法改正成立に関する共同声明」を発表しました。

同声明は、インターネット上の海賊版対策を含む改正著作権法案(著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案)が6月5日に第201回国会で成立したことを受けたものです。声明の中では、法案の成立を歓迎するとともに、関係機関・読者・ユーザーと協力の上、今後も海賊版撲滅に向けた様々な取り組みを行っていくことについて触れられています。

海賊版対策のための著作権法成立に関する共同声明(日本漫画家協会, 2020/6/5)
https://www.nihonmangakakyokai.or.jp/?tbl=information&id=8520

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/06)」の結果を発表

2020年6月6日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/06)」の結果を発表しました。

同調査は、5月23日にsaveMLAKが結果を公開した第6弾調査に続く、第7弾の調査として、公共図書館・公民館図書室等1,715館を対象に、6月4日9時から6月6日18時にかけて実施されました。

発表によると、休館している図書館は全体の7%であり、そのうちの101館は予約受取を実施し、3館は郵送貸出や遠隔レファレンスも行っています。再開にあたっての動きとして、マイバッグ持参の呼びかけといった感染予防の取組、Twitterやウェブサイトでの混雑状況のお知らせ、オンラインでの展示公開をはじめとした新しいサービス、各館が策定した独自のマニュアル等が挙げられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードができます。また、調査の根拠となった図書館や地方公共団体のウェブページの中で可能なものはInternet Archiveに保存され、調査時点のページを閲覧できます。

株式会社図書館流通センター(TRC)、ポータルサイト“TOOLi”の「教科書単元検索」をリニューアル:2020年4月の小学校教科書改訂に対応

2020年6月8日、株式会社図書館流通センター(TRC)は、同センターが提供する図書館専用ポータルサイト“TOOLi”の「教科書単元検索」をリニューアルしたことを発表しました。

「教科書単元検索」は、小学校の教科書の単元ごとに学習件名(キーワード)を与えることで、学習内容に関連した図書を検索できる、TOOLiの標準搭載機能です。リニューアル後の「教科書単元検索」では、2020年4月の小学校教科書改訂に対応し、小学校5年生・6年生の「英語」や全学年の「道徳」の教科書の新規追加、「算数」の教科書にプログラミングの関連ページの設置などが行われています。また、新しい事項やテーマに対応した学習件名も新設されています。

TOOLiの教科書単元検索がリニューアルしました(TRCデータ部ログ,2020/6/8)
http://datablog.trc.co.jp/2020/06/08103850.html

米国国立医学図書館(NLM)、米国国立衛生研究所(NIH)助成研究の成果物にあたるプレプリントのPubMed Central上での利用について実現可能性を検証する試行プロジェクトを開始

2020年6月1日、米国国立医学図書館(NLM)傘下の米・国立生物工学情報センター(NCBI)は、NLMが米国国立衛生研究所(NIH)助成研究の成果物にあたるプレプリントのPubMed Central(PMC)上での利用について、その実現可能性を検証する試行プロジェクト“NIH Preprint Pilot”の開始準備を進めていることを発表しました。

“NIH Preprint Pilot”は、NIHの助成を受けた早期の研究成果物について、その発見可能性を高める方法の調査を主たる目標として取り組まれます。プレプリントのような中間的研究成果物の活用を推進するNIHの方針に基づき、NLMはこのプロジェクトが、NIH助成研究の発見可能性とアクセスのさらなる加速に向けた情報提供や、NIH助成研究のオープンアクセス(OA)による迅速な普及支援として機能することを意図しています。

ドイツ医学中央図書館(ZB MED)、2020年版以降の医学件名標目表(MeSH)のドイツ語翻訳事業をドイツ医療文書情報機構(DIMDI)から承継

2020年5月20日、ドイツ医学中央図書館(ZB MED)は、米国国立医学図書館(NLM)が整備する医学件名標目表(MeSH)のドイツ語翻訳事業について、ドイツ医療文書情報機構(Deutsche Institut für medizinische Dokumentation und Information:DIMDI)から移管を受け、2020年版以降の翻訳を同館が担当することを発表しました。

MeSHは年に一度更新される世界的に普及した医学用語のシソーラスです。書籍等の主題索引から、データベースの索引、医学・生命科学分野の検索プロファイル作成まで多方面で活用されています。

MeSHのドイツ語翻訳事業は2018年までDIMDIが担当し、2020年5月時点では2019年版MeSHのドイツ語翻訳版がDIMDIのウェブサイトからダウンロード可能になっています。ZB MEDはDIMDIとの緊密な連携の下で、翻訳事業を引き継ぎ、後日2020年版MeSHのドイツ語翻訳版を提供する予定です。

国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)中央図書館の破壊を非難する声明を発表:政府に対し図書館の保護を要請

2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)の中央図書館が意図的に破壊されたというニュースを受け、図書館の破壊を非難する声明を発表しました。

声明では、(1)世界の文化遺産を保護するユネスコによる活動“Unite for Heritage”で明らかになった、このような破壊が物質的な損失だけでなく、永続的な社会的・文化的な被害をもたらす、ということを示すとともに、(2)如何なる状況下でも、学習と成長の機会を提供する学校・大学の機能を保護する必要性を強調する「学校保護宣言」(Safe Schools Declaration)の精神にも反するとしています。

そして、(1)(2)ともに、国際法のもと、また、国民に対する義務として、政府は、暴力の脅威に直面している図書館の安全を保障するための行動をとる義務があると明示されていることから、ベネズエラ政府等に対し、図書館へのさらなる保護を求めています。

米・ミネアポリス暴動により、ヘネピン郡内の図書館にも被害が発生

米・ミネソタ州ヘネピン郡ミネアポリスの警察署内で発生した警察官の行為による黒人男性フロイド(George Floyd)氏の死亡事故への抗議デモの一部暴動化により建物が破壊されたことを報じる同州StarTribune紙の2020年6月2日付の記事において、図書館も被害を受けたことが報じられています。

ミネアポリス中央図書館は、9枚のエッチングガラスが破壊され、同等のものと交換されるまで透明ガラスがはめられるとのことです。

また、暴動により大きな被害を受けた第3管区の警察の近くに所在する、ヘネピン郡図書館のイーストレーク(East Lake)分館も、大規模な被害を受けたとされています。

ヘネピン郡図書館は、イーストレーク分館について、職員は安全で、建物は補修され、窓・コンピューター・本は交換される予定であると同館のTwitterにおいて説明しています。また、清掃ボランティアは現在募集していないこと、安全のため被害を受けた建物や閉鎖されている建物に入らないこと、電話・電子メール・チャット等で図書館員と連絡が取れることについてもツイートされています。

韮崎市立大村記念図書館(山梨県)、7色の虹を本で表現した6月の季節展示「Over the Rainbow~虹の彼方に~」を開催中

山梨県の韮崎市立大村記念図書館が、2020年6月28日まで、6月の季節展示「Over the Rainbow~虹の彼方に~」を開催中です。

「降り続いた雨の後には、美しい虹が架かる。どんな時も希望を捨てなければ、未来はきっと明るい」という願いを込めて、7色の虹を本で表現した展示です。

@NirasakiOmuraL(Twitter,2020/5/31)
https://twitter.com/NirasakiOmuraL/status/1266967690100396032

「Over the Rainbow 虹の彼方に」展示が始まりました!(韮崎市立大村記念図書館,2020/6/2)
https://www.nirasaki-library.jp/topicsview_base.html?dspcode=00281262020