アーカイブ - 2020年 6月 24日

国際図書館連盟(IFLA)、国際連合(UN)のアンケート“Human Rights and COVID-19”への回答内容を公開

2020年6月22日、国際図書館連盟(IFLA)が、新型コロナウイルス感染症の人権への影響に関して国際連合(UN)が実施しているアンケート“Human Rights and COVID-19”への回答内容を公開したことを発表しました。

発表の中では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が直接的に影響をもたらした権利として、教育、情報への自由なアクセス、コミュニティの文化的生活への自由な参画、科学的成果の共有、行政への参加に関する権利が挙げられています。

回答の概要は、以下の通りです。

・万人のためのインターネットとメディアリテラシー(Internet-for-all and media literacy)
教育的・文化的イベントの開催等がインターネット環境を前提としたものとなり、インターネットへのアクセスおよびメディアリテラシー教育がこれまで以上に重要になっている。図書館はインターネットのアクセスやメディアリテラシーを提供するうえで重要な役割を担っている。

第22回図書館サポートフォーラム賞の表彰者が発表される

図書館サポートフォーラムが、2020年6月12日付のニューズレターで、ユニークで社会的に意義のある各種図書館活動を表彰する「図書館サポートフォーラム賞」の第22回の結果を発表しました。

受賞者は次の通りです。
・矢野陽子氏(公益社団法人 全国市有物件災害共済会 防災専門図書館)
・鳥海恵司氏((株)トッカータ)
・林淑姫氏(近代洋楽史研究者/旧日本近代音楽財団日本近代音楽館)

図書館サポートフォーラム LSF News Letter no.84(図書館サポートフォーラム, 2020/6/12)[PDF:2ページ]
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/pdf/n84.pdf

★第22回 図書館サポートフォーラム賞表彰決定(図書館サポートフォーラム)
http://www.nichigai.co.jp/lib_support/index.html

国際子ども図書館、自宅で館内を見学できる「夢の図書館―東京上野・国際子ども図書館をおうちで見学」を公開

2020年6月23日、国立国会図書館国際子ども図書館が、自宅で館内を見学できる3D+VRコンテンツ「夢の図書館―東京上野・国際子ども図書館をおうちで見学」を公開しました。

同コンテンツでは、PCやスマートフォンから3Dビュー映像の利用が可能であり、専用のVRゴーグルや眼鏡を使用すればVR映像として鑑賞することができます。新型コロナウイルスの影響で休館・休園している施設を支援する一般社団法人VR革新機構の協力のもと作成されました。

公開期間は、2020年12月末までの予定です。

新着情報(国際子ども図書館)
https://www.kodomo.go.jp/news/index.html
※2020年6月23日付で「3D+VRコンテンツ「夢の図書館―東京上野・国際子ども図書館をおうちで見学」を公開しました」と掲載されています。

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/20)」の結果を発表

2020年6月22日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/20)」の結果を発表しました。

同調査は、6月6日にsaveMLAKが結果を公開した第7弾調査に続く、第8弾の調査として、公共図書館・公民館図書室等1,718館を対象に、6月18日9時から6月20日23時にかけて実施されました。

発表によると、休館している図書館は27館と全体の1.6%程度に減少し、貸出返却サービスのみの図書館は170館、入館記録を取っているのは345館、閲覧席の利用制限を行っているのは476館、インターネット端末の利用を制限しているのは423館です。また、サービス再開の動きについて、イベントに関して再開や方法を変更して実施している図書館の例や、休館日の変更、マスクの提供、書類に関する対応等の工夫が挙げられています。その他、オリジナルコンテンツの提供や、YouTube・Facebook・Zoom等の活用事例、参加型の企画の例、アーカイブ活動等が紹介されています。

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム(東京都)、2020年7月7日に開館

2020年6月18日、豊島区立トキワ荘マンガミュージアム(東京都)が、2020年7月7日に開館すると発表されました。当面の間、新型コロナウイルス感染症拡大対策のため入館は予約制です。

同ミュージアムは、トキワ荘の持つ歴史的意義や文化的価値の再評価と、マンガ・アニメを核とする地域文化の継承・発展を目的としています。当初は3月22日開館予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため延期されました。

また、6月22日付で掲載されたお知らせには、37.5度以上の発熱や風邪の症状がある人は来館を避けること、マスクの着用や咳エチケット等、来館に際しての留意点や、入口での検温をはじめとした同館で行われている新型コロナウイルス感染症拡大防止の取組が記載されています。

開館日決定のお知らせ(豊島区立トキワ荘マンガミュージアム, 2020/6/18)
https://tokiwasomm.jp/news/2020/06/post-10.php

米・テンプル大学図書館のSFコレクションのデジタル化(記事紹介)

2020年6月15日、テンプル大学図書館が、同大学が実施しているSF作品コレクションのデジタル化プロジェクトに関する記事を掲載しました。

同プロジェクトは、同館が所蔵する数百点のSF作品を新しいフォーマットで保存し、研究者がより多くの作品を一度に分析できるようにするために行われています。対象は、同大学のチャールズ図書館が持つSF作品コレクションのうちの一部です。このコレクションは、同大学の卒業生であるパスコウ氏(David Paskow)の個人蔵書からSF作品のペーパーバック5,000点の寄贈を受けたことを契機として構築が開始されました。

デジタル化作業では、資料のスキャンに加え、光学式文字認識(OCR)処理も行われています。また、記事の中では、今回のデジタル化プロジェクトは、SF作品を含むフィクションという軽視されることの多い分野に、研究者の注意を引くのを助けるだろうと述べられています。

2年間でデジタル化されたSF作品は300点ほどであり、同館内の端末で閲覧が可能です。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を受け、同大学はHathiTrust Digital Libraryにもデータのアップロードを行いました。

米・カリフォルニア州立大学フレズノ校ヘンリー・マッデン図書館、自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施

2020年6月16日、米国のカリフォルニア州立大学フレズノ校は、同校のヘンリー・マッデン図書館(Henry Madden Library)が自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施していることを発表しました。

同校の学生は構内封鎖等の影響で、静かな環境を提供し学習効率や集中力を高める図書館を利用できなくなり、家族らの騒音に悩まされながら自宅で学習に取り組むことを余儀なくされました。同校のヘンリー・マッデン図書館は、こうした学生の支援を実施するために、2017年秋から実施している機器類貸出サービス“Tech Lending”の一環としてノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を行うことを決定しました。

同館は、米国が新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済支援策として制定した「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act:CARES Act)」による給付を活用して、ノートパソコンやカメラ等の機器類とともに50台のノイズキャンセリングヘッドホンを調達しました。同校の学生は専用のGoogleフォームまたは電子メール・電話で、同館に貸出を申し込むことができます。

米・EDUCAUSE、高等教育におけるデジタルトランスフォーメーションをテーマとした2件の報告書を公開

2020年6月15日、米国のNPO組織EDUCAUSEは、高等教育におけるデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:Dx)」テーマとした2件の報告書を公開したことを発表しました。

公開された報告書は、高等教育におけるデジタルトランスフォーメーションがどのように展開されているかについてデータ収集等を実施するEDUCAUSEの研究プロジェクトの成果として発表されました。同プロジェクトは、デジタルトランスフォーメーションによる環境の変化に関する理解を深め、その課題や機会を調査することを目的としています。

英国図書館(BL)、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブ(beta)をオンラインカタログに追加

2020年6月23日、英国図書館(BL)が、オンラインカタログ“Explore the British Library”に、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブのbeta版を追加したと発表しています。

同館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中です。

@BL_Ref_Services(Twitter,2020/6/23)
https://twitter.com/BL_Ref_Services/status/1275430217029476352

英国工学技術学会(IET)、Wiley社と連携し、全てのハイブリッド誌を2021年1月からゴールドOA誌に移行すると発表

2020年6月17日、英国工学技術学会(IET)とWiley社は、IETのジャーナルのオープンアクセス(OA)化のため連携すると発表しました。

IETが、Wiley社と連携し、また、これまでの関係者とも協力しながら、2021年1月からIETの全てのハイブリッド誌をゴールドOA誌に移行する内容で、既存のゴールドOA誌に追加することで、工学や技術に関する優れたOAジャーナルコレクションを作成するとしています。

これにより、最新の研究成果をOAで出版できるだけでなく、2013年以降に出版された論文がWiley Online Libraryを通じて自由に利用できるようになります。

英国読書協会(Reading Agency)、読書グループへの調査結果を公表

2020年6月19日、英国読書協会(Reading Agency)が、6月20日の全国読書グループの日(National Reading Group Day)を機に実施した読書グループへの調査の結果を公表しています。

主な結果として、

・読書グループ参加者の65%が参加したことで世界観が深まったと回答。87%が別の視点からの理解が深まったと回答。

・グループへの主な参加理由は、異なる種類の本を読みたい(78%)、他の人と本についての議論がしたい(85%)等。参加者の多くは読書グループの多様性がより面白く多様な議論につながったと強調。

・84%が読書グループに参加したことで他の人とのつながりをより感じており、71%が精神的な健康状態が改善したと回答。

・95%が参加後普段は読まないものを読むと回答。72%が参加後読書量が増えたと回答。

・87%が参加後本や読書についてより多く話題とするようになったと回答。71%が参加後本や文章について話し合う時により多くの読書をすることを楽しんでいると回答。

が挙げられています。

国際日本文化研究センター、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開

2020年6月24日、国際日本文化研究センターが、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開しました。

1890年代から1950年代までに出版された、約1万枚の浪曲(浪花節)SPレコードのデジタルアーカイブで、著作権保護期間満了分の音源、全レコード盤面画像、番付・ポスター等の関係資料画像がインターネット公開されています。著作権保護期間中の音源は同センター内で限定公開されます。

音源のデジタル化作業は継続中で、今後も追加予定としています。

「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開しました(国際日本文化研究センター,2020/6/24)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/sheet/2020/06/24/s001/

浪曲SPレコード デジタルアーカイブ
https://kutsukake.nichibun.ac.jp/rsp/