アーカイブ - 2020年 6月 17日

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くまもと森都心プラザ図書館(熊本県)、フロアーロボットを試験導入

2020年6月16日、熊本市は、同市のくまもと森都心プラザ図書館にフロアーロボット「PEANUT」を試験導入することを発表しました。図書館における同ロボット導入は日本初の試みとあり、導入期間は2020年6月19日から約2か月間としています。

同ロボットはセンサーで人の存在を感知でき、利用者が本の返却場所が分からなくなった場合にカウンターへの返却を代行するほか、図書館スタッフから預かった資料の利用者への受け渡しを行います。

導入意図として、新型コロナウイルス感染症感染防止の観点から、ロボットの導入により人と人との接触を減らすことで、利用者が安心して図書館を利用できるのではないかと考えたことを挙げています。

ドイツ国立科学技術図書館(TIB)、ドイツの“Library of the Year 2020”に選出:ゴータ市立図書館が優秀な小規模自治体・地域の図書館として併せて選出

2020年6月16日、ドイツ図書館協会(Deutschen Bibliotheksverbandes:DBV)とドイツテレコム財団(Deutsche Telekom Stiftung)は、“Bibliothek des Jahres(Library of the Year)”の2020年受賞館として、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)を選出したことを発表しました。

また、初めての試みとなる優秀な小規模自治体・地域の図書館を表彰する“Bibliothek des Jahres in kleinen Kommunen und Regionen”に、テューリンゲン州のゴータ市立図書館(Stadtbibliothek Gotha)を選出したことを併せて発表しています。

TIBについては、アナログ・デジタル双方における優れたサービスの展開と、戦略的なオープンサイエンスへの転換・オープンアクセス・研究データ・デジタル長期保存といった分野における同館の際立った取り組みが評価されました。副賞として2万ユーロが授与されます。

人口4万6,000人のゴータ市の図書館は、子ども・ヤングアダルト層から高齢者世代まで、多様な利用者層に応じて優れた教育やメディア事業を展開していることが評価されました。副賞として7,000ユーロが授与されます。

長崎ウエスレヤン大学図書館、「3密」を回避したビブリオバトルとして「モザイクビブリオバトル」を実施

2020年6月15日、長崎県諫早市の長崎ウエスレヤン大学図書館は「モザイクビブリオバトル」を開催しました。

「モザイクビブリオバトル」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための「3密」回避の観点から、同館カウンターのシールドをバトラーの前に「シールドもどき」として設置して行われたビブリオバトルです。翌16日付の同館ブログ記事では、シールドもどきの前に立ったバトラーが「ひと昔前のワイドショー」さながらの様子となりながら、カジュアルにビブリオバトルが行われたことを報告しています。

@wesleyanacjp(Twitter,2020/6/16)
https://twitter.com/wesleyanacjp/status/1272687376951738368

中国・成都図書館が成都市内の書店に開設する読書スペース(記事紹介)

中国のニュースサイト・四川在線の2020年6月11日付け記事で、中国・成都図書館が成都市内にある15の書店と協力し、各書店内に読書スペース「城市閲読美空間」を開設することを紹介しています。

各書店の「城市閲読美空間」には、書店利用者の多様なニーズに応じて、成都図書館から2,000冊の図書が配置され、毎月入れ替えも行われます。記事では、開設に当たり書店に求められる要件として、20平方メートル以上のスペース提供、10以上の座席設置、毎年20回以上の公益読書活動の開催、の3点を挙げています。

「城市閲読美空間」では、成都図書館の利用者証あるいは成都市の社会保障カードがあれば資料を借りることが出来ます。また、成都市内の公共図書館との間で、資料の相互貸借・相互返却も可能です。

成都図書館はこれまでも同様の取組として「城市閲読空間」の開設を行っていましたが、今回の「城市閲読美空間」では空間設計がより重視され、利用者の読書体験・快適さの改善が図られます。

リサーチ・リファレンス・リソース・リザーブ……図書館独特の専門用語を学生は正しく理解しているか?:米・ペンシルベニア州立大学図書館員による報告(文献紹介)

米国ペンシルベニア州のピッツバーグ大学図書館システムが刊行するオープンアクセスジャーナル“Pennsylvania Libraries: Research and Practice”の第8巻第1号(2020年)に、図書館でよく使われる独特の専門用語(library jargon)について調査した、ペンシルベニア州立大学図書館員による実践報告が掲載されています。

報告の中心として検討されているのは、リサーチ・リファレンス・リソース・リザーブの「リ(Re)」で始まる4語です。著者らは、同大学学生の「「リサーチ」は教授のすることだから図書館ウェブサイト上で「リサーチ」と書かれたリンクやタブはクリックしない」という反応や、別の学生による「「リソース」という単語は、ほぼ全ての物事を意味し得るような定義の安定しない単語だ」といった指摘などからこの調査を思い立ちました。2019年4月に同館のリファレンスデスクで、これら4語について、同大学に所属する18歳から22歳までの志願した学生30人に対して2種類の実験が行われています。

国文学研究資料館、嵐牛俳諧資料館(静岡県)と「日本語の歴史的典籍に関する国際共同研究ネットワーク構築」を推進する覚書を締結

2020年6月17日、国文学研究資料館は、嵐牛俳諧資料館(静岡県掛川市)と「日本語の歴史的典籍に関する国際共同研究ネットワーク構築」を推進する覚書を2月13日に締結したことを発表しています。

嵐牛俳諧資料館が所蔵する俳諧関係の古典籍45点をデジタル化し、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」で、クリエイティブ・コモンズ表示-継承4.0 国際(CC BY-SA 4.0)のもと公開されています。

今後も継続してデジタル化を行なって順次公開する予定です。

お知らせ(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/news/
※2020.06.17欄に「嵐牛俳諧資料館(静岡県掛川市)と「日本語の歴史的典籍に関する国際共同研究ネットワーク構築」を推進する覚書を2020年2月13日に締結いたしました。嵐牛俳諧資料館が所蔵する俳諧を中心とした江戸時代以前の資料のデジタル画像化とWEB上での一般公開を進めていきます」とあります。