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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2020年6月30日、愛知県の田原市図書館が、同館ウェブサイトで「お家で音読タイム」を公開しました。
同館の中央図書館で実施している「いきいき元気!音読タイム」を自宅でできるようにしたもので、テキストは、今後も少しずつ増やしていくとしています。
2020年のお知らせ(田原市図書館)http://www2.city.tahara.aichi.jp/section/library/news/news_archives.html ※「2020.6.30「おうちで音読タイム」のページができました」とあります。
おうちで楽しむ 音読タイム♪(田原市図書館)http://www2.city.tahara.aichi.jp/section/library//info/ondoku_at_home.html
2020年6月30日、韓国国立中央図書館(NLK)と韓国科学技術情報院(KISTI)が、業務協約を締結したと発表しています。
主な締結内容として、デジタル知識情報資源の収集・共有、デジタル知識情報資源保存のための標準化に関する技術交流と開発協力、人工知能(AI)・ビックデータ分析といった技術基盤による知能型情報サービスの提供・開発のための研究協力、韓国の研究開発成果の活用・普及促進のためのデータ共有・サービスでの協力、学術イベント・展示会の共催や教育プログラムの運営といった文化情報・科学技術分野の発展のための協力、があげられています。
데이터 자원 공유와 지능형 정보서비스 개발 위해 손잡다(データ資源共有と知能型情報サービス開発のために手を組む)(NLK,2020/6/30)https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=36868&schBcid=normal0302
2020年6月30日、カレントアウェアネス・ポータルで新しく英文記事1件を公開しました。
新たな英文コンテンツは、『カレントアウェアネス』に掲載した、欧州の図書館と電子書籍を巡る状況に関する記事の原語版です。
今回の新しい記事に加えて、今後もコンテンツの追加を予定しております。
CA1979e - European Libraries and eBooks - RIP the public library as we know it? / Benjamin White https://current.ndl.go.jp/en/ca1979_en
『カレントアウェアネス』344号(2020年6月20日発行)の記事を掲載しました。
PDFファイル
専修大学文学部:野口武悟(のぐちたけのり)
東京大学大学院情報学環:福島幸宏(ふくしまゆきひろ)
科学技術振興機構:中島律子(なかじまりつこ)
国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター:尾城孝一(おじろこういち)
獨協大学経済学部:井上靖代(いのうえやすよ)
2020年6月25日、東京学芸大学附属図書館(東京都小金井市)は、同館の書架をオンライン上で閲覧可能なウェブページとして、「学芸大デジタル書架ギャラリー」を公開したことを発表しました。
「学芸大デジタル書架ギャラリー」では、同館2階閲覧室書架のうち、日本十進分類法(NDC)で、教育に対応する「370」、教育学・教育思想に対応する「371」、教育課程・学習指導・教科別教育に対応する「375」から「375.2」等の書架画像のデータが公開されています。公開された画像データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYの条件の下で自由に利用することができます。また、公開された画像は2020年6月18日から23日にかけて撮影されたものであり、撮影時点で貸出中・書庫所蔵・別置された資料は反映されていないことが併せて説明されています。
同企画は、公教育におけるオープンイノベーションを進めるため、同大学とMistletoe Japan合同会社の包括的事業協定に基づいて設置された一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構との協力により実施されています。
米・ロチェスター工科大学理学部(College of Science)の2020年6月23日付のお知らせで、同大学の研究チームが高度な数学公式の作成・編集・参照等が可能になるオンライン検索ツール“MathDeck”を開発したことが発表されています。
MathDeckは、数学的な表記を双方向的で共有しやすくする目的で、同大学の教員・学生が構成する学際的な研究チームによって開発されました。MathDeckでは、手書き・タイピングされた数式画像のアップロード、LaTexによるテキスト入力など、複数の方法で数式を入力・編集することができます。アップロードされた数式画像の認識には、画像処理や機械学習の技術が用いられています。
2020年6月29日、SCOAP3が、既刊の単行書のオープンアクセス(OA)化のためのパイロット事業の開始を発表しています。
SCOAP3の運営協議会(Governing Council)によって設立されたワーキンググループによる分析を受けて開始されたもので、高エネルギー物理学(HEP)、および、測定機・検出器工学や加速器物理学といった関連分野の大学レベルの教科書といった既刊の単行書のOA化を目的としています。
SCOAP3のOpen Books Working Groupでは、78の関連タイトルを選び、これらの単行書のOA化を実施できる事業者選定の調達を欧州原子核研究機構(CERN)に委託しています。調達の結果は2020年夏には発表され、2021年初頭には最初の単行書がOA化される予定です。
SCOAP3 for Books pilot project started(SCOAP3,2020/6/29)https://scoap3.org/scoap3-for-books-pilot-project-started/
2020年6月24日、神戸市が、2021年3月末に市営地下鉄名谷駅前の大丸須磨店内での開館を予定している、神戸市立名谷図書館のイメージパース(完成予想イメージ)を発表しました。
大丸須磨店内を回遊する中で、自然と図書館へ誘われるような、フロア内に一体感のある空間づくりを目指すとしており、館内インテリアには木材を多用するとともに、他テナントに面した壁面はガラス張りにし、開放感が感じられるような内装となるよう設計協議を行っていると説明されています。
面積は約1,300平方メートル、蔵書数は開館時に約5万冊(うち、児童書約1万5千冊)となっており、飲食可能なキッズコーナーを含む親子(幼児・児童)のためのスペース、ブース席やグループ学習席等がある読書や学習のためのスペース、飲食可能でゆったり過ごせる新聞コーナーといったスペースが設けられます。
2020年6月29日、電子出版制作・流通協議会(電流協)が、「公共図書館 電子図書館・電子書籍貸出サービスのアンケート2020」および「大学図書館 電子図書館・電子書籍サービスのアンケート2020」の実施を発表しました。
アンケートは、電子図書館・電子書籍サービス等に関する現状、新型コロナウイルス感染症対応に関するものであり、対象は全国の自治体公立図書館1,385館と複数の学部を有する大学の大学図書館245館です。公共図書館については2013年から2016年にかけて、大学図書館については2018年と2019年に同アンケートを実施していますが、2020年は、一部質問を変更し、新型コロナウイルス感染症対策に関する項目が設けられています。
アンケート結果は、図書館関係者や電子書籍出版関連事業者、関係行政機関等にとっての参考資料とすると記載されています。
お知らせ(電流協)https://aebs.or.jp/ ※2020年6月29日付で「公共図書館及び、大学図書館のアンケートを実施しています。」というお知らせが掲載されています。
2020年6月25日、OpenAIREは、オープンアクセス(OA)出版プラットフォーム“Open Research Europe”(ORE)の構築に関して、F1000 Researchと覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を締結したことを発表しました。
同プラットフォームは、Horizon2020の助成を受けた研究の成果をOAで出版するものであり、2020年秋から論文の投稿の受付を開始し、2021年に正式公開を予定しています。2020年3月に、F1000 Researchは、同プラットフォーム構築に関して欧州委員会(EC)と契約しました。
今回のOpenAIRE とF1000 Researchの覚書では、以下をはじめとした内容に協力して取り組んでいくとされています。
・OpenAIREのAPIを用いてECの助成情報をOREに統合する。
・OpenAIREのコンテンツ提供機関からのOREへの自動投稿を支援する。
・統計の表示を調整し、可能ならばOpenAIREの利用統計をOREに統合する。
・利害関係者との協力体制を築く。
その他、ワークショップ等でプラットフォームの持続可能性に関する議論に貢献すること等に触れられています。
2020年6月26日、オーストラリア国立図書館(NLA)の情報探索システム“Trove”は、システムリニューアルを実施したことを発表しました。
Troveのリニューアルは、オーストラリア連邦政府による4年間・1,600万オーストラリアドルの財政支援により、NLAが主導して実施したシステムの近代化・コンテンツのデジタル化プロジェクト事業の成果として実現しました。プロジェクトの過程で、数百万ページ分のコンテンツがTroveに追加されています。システムリニューアルにあたっては3,000人以上の意見に基づいて、使い勝手の良い直観的なデザインへと更新されています。また、先住民(アボリジニとトレス海峡諸島民)文化を尊重した「文化的安全性(cultural safety)」を向上させるための措置も講じられています。
リニューアル後のTroveはオーストラリア国内の数百の文化機関による約65億件のコンテンツを無料で提供するオンラインポータルとなっています。同国政府はTroveの継続的な開発のため、NLAに対して今後2年間で800万オーストラリアドルの追加支援の実施を表明しています。
首相官邸のウェブサイト上で、2020年6月26日に開催された第7回統合イノベーション戦略推進会議の議事及び会議資料が公開されています。
公開された会議資料には、資料1-2として「統合イノベーション戦略2020(素案)(概要)」が、資料1-3として「統合イノベーション戦略2020(素案)」が含まれています。「統合イノベーション戦略2020(素案)」では、総合知による真の“Society 5.0”実現のために、「新型コロナウイルス感染症により直面する難局への対応と持続的かつ強靭な社会・経済構造の構築」、「国内外の課題を乗り越え成長につなげるイノベーションの創出」、「科学技術・イノベーションの源泉である研究力の強化」、「戦略的に進めていくべき主要分野」の4つの施策に重点的に取り組むこと、などが示されています。
統合イノベーション戦略推進会議は、「統合イノベーション戦略」に基づき、イノベーションに関連が深い司令塔会議である総合科学技術・イノベーション会議、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部、知的財産戦略本部、健康・医療戦略推進本部、宇宙開発戦略本部及び総合海洋政策本部並びに地理空間情報活用推進会議について、横断的かつ実質的な調整を図りながら、同戦略を推進する目的で、2018年7月25日付の内閣総理大臣決裁によって内閣に設置されました。
2020年6月25日、沖縄県の浦添市立図書館は、2020年7月1日から、市制施行50周年および開館35周年を記念した限定デザインの図書館利用カードを発行することを発表しました。
同館は2019年8月から10月まで、同市内在住・在学の児童・生徒を対象に、市制施行50周年および開館35周年を記念した図書館利用カードのデザインイラストの募集を行いました。同館に関するもの、移動図書館「としょまる」に関するものの2種類のデザインに関する募集が行われ38点の応募がありました。今回発行される図書館利用カードはこの38点から選ばれた2作品のデザインによるものです。
浦添市立図書館の限定デザインの図書館利用カードは、2020年7月1日以降、同館または移動図書館「としょまる」で新規登録する同市内在住・在学の0歳児から高校生までの利用者を対象に発行されます。
【市制施行50周年・図書館開館35周年記念】浦添市立図書館利用カード限定デザインの発行開始!(浦添市立図書館,2020/6/25)http://library.city.urasoe.lg.jp/docs/2020062500070/
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のアンケートを実施中です。 (実施期間:2021年2月1日~3月26日) ご協力をお願いいたします。 アンケートページは こちら
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