アーカイブ - 2020年 5月 25日

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感染症拡大下における優れたデザインの図書館ウェブサイトとは(記事紹介)

2020年5月21日、図書館・大学・学校向けにレファレンスデータベースの販売等の事業を行うCengage社傘下のGaleは、ブログ記事“4 Tips for Library Websites During the Coronavirus Pandemic”を公開しました。

同記事は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、数百万人の学生・教育者等の図書館利用者が自宅学習・在宅勤務を余儀なくされても、優れたデザインの図書館ウェブサイト構築は依然として重要であるとして、利用者のニーズに応えた図書館ウェブサイトの構築をいくつかのベストプラクティスとともに支援する内容です。記事では優れたデザインの図書館ウェブサイトを構築するコツとして、以下の4点をベストプラクティスとともに挙げています。

・目を引き明確な行動を促す呼びかけ:
ウェブサイト上に、図書館の提供する感染症関連資料や活用のために最適なオンラインリソース、図書館への連絡方法等を利用者に案内するためのバナーや行動の呼びかけを掲載する。例えば、米カリフォルニア州のロサンゼルス郡図書館(LA County Library)は、ウェブサイト上に紫と黄色で構成された目を引くセクションを設け、利用者が資料へアクセスする最初のステップとして図書館の利用者カードを入手するように明確に案内している。

感染症拡大下において研究データを円滑に共有するには:6つの留意点(記事紹介)

2020年5月19日付のNature誌オンライン版のコラムに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下において研究データを円滑に共有するための6つの留意点を紹介した記事が掲載されています。

感染症の世界的な拡大は、既存の研究データの共有やマイニング、リソースの蓄積等へ差し迫った関心を喚起し、これまで研究データの共有に慎重であった学術コミュニティの慣習を変革しつつあります。記事では感染症に対処するための研究データ共有に関する医療・衛生分野の取り組みを紹介しながら、共有は盛んに進められているものの、法的・倫理的・学術的な配慮を要して実践する必要があることを指摘し、研究データ共有における典型的な誤りを回避するために留意すべき事項として以下の6点を挙げています。

・収集方法等の研究データに関する十分なメタデータや、処理・分析に必要なコード、ファイル形式への配慮、readmeファイルの作成といった他の研究者の再利用に資するように、提供する研究データを整備すること

・ヒトを研究対象とした研究のデータを登録する場合には適切な倫理的・法的承認を経ている必要があり、特にデータを適切に匿名化して個人が特定できないことへの配慮が必要であること

SPARC Europe、欧州のオープンアクセス・オープンサイエンス・オープンスカラシップを支えるインフラの現況把握のためアンケート調査を実施中

2020年5月13日、SPARC Europeは、欧州のオープンアクセス(OA)・オープンサイエンス・オープンスカラシップを支えるインフラの現況を把握するために、アンケート調査を実施していることを発表しました。

同調査は、欧州のOAやオープンサイエンスの基盤となりながら、財政的に不安定な状況にあるこれらのサービス・インフラストラクチャーについて、現在の主だった状況を把握する目的で実施されます。SPARC Europeと、人文・社会科学のオープンな学術コミュニケーションのための欧州の研究基盤OPERAS、非営利のOA・オープンサイエンスサービスの資金調達支援に関する国際的なフレームワークSCOSSといった欧州を中心とするOA・オープンサイエンスに関するコミュニティ、及び、持続性・拡張性を備えたオープンサイエンスのための科学・学術基盤の実現を目指して活動する国際的なイニシアチブInvest In Open Infrastructure(IOI)が共同して実施しています。

SPARC Europeは、調査によって得られた情報は、政府・助成機関・図書館・サービスプロバイダ等が、OA・オープンサイエンスにとって必須のインフラへ効果的な助成を実施する戦略検討の一助になる、としています。

Springer Nature社、「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名

2020年5月20日、Springer Nature社は、研究評価の改善を求める「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名したことを発表しました。

発表の中では、大規模な学術出版社の中では初の署名であり、研究の公正な評価のために、同社が発行するジャーナルポートフォリオ全体において、多くの数量的指標を提供していくこと、学協会の連携機関と協力していくこと等に触れています。

Springer Nature extends commitment against the misuse of impact factors to its entire journal portfolio(Springer Nature, 2020/5/20)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/springer-nature-signs-dora/17990874

日本図書館協会(JLA)、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」の「来館者名簿の作成」の運用に関する補足説明を公開

2020年5月20日、日本図書館協会(JLA)は、5月14日に公開した「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」で言及されていた「来館者名簿の作成」について、運用に関する補足説明を発表しました。

補足説明の中では、同ガイドラインを、新型コロナウイルス感染症対策のためのものであり、恒久的なものではないこと、開館に向けて施設管理者が検討すべき基本的事項を示したものと位置付けています。また、「三つの密」と「接触感染」のリスクを考慮すること、「来館者名簿の作成」においては利用者のプライバシーに配慮することをはじめとした意思決定上の留意点や、同ガイドラインで示されていた「来館者名簿の作成」に関する留意事項についての補足が記載されています。

図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの「来館者名簿の作成」の運用に関する補足説明(JLA, 2020/5/20)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=5310

新型コロナウイルス感染症に関するデジタルアーカイブ研究会、「日本国内におけるCOVID-19に関するアーカイブ活動調査のためのアンケート」を実施

2020年5月20日、新型コロナウイルス感染症に関するデジタルアーカイブ研究会(SIG)は、「日本国内におけるCOVID-19に関するアーカイブ活動調査のためのアンケート」を実施すると発表しました。

同アンケートは、日本における新型コロナウイルス感染症に関するアーカイブ活動の情報を集約・可視化し、活動している機関・団体・個人が抱える課題や懸念点をまとめることを目的としています。

アンケートフォームには、機関・団体用と個人用のものがあります。

SIG「新型コロナウィルス感染症に関するデジタルアーカイブ研究会」(デジタルアーカイブ学会)
http://digitalarchivejapan.org/bukai/sig-covid19
※2020年5月20日付で「『日本国内におけるCOVID-19に関するアーカイブ活動調査のためのアンケート』を実施します」と記載があります。
※個人用のアンケートについては、5月25日付で「『日本国内における”個人による”COVID-19に関するアーカイブ活動調査のためのアンケート』を実施します」と記載があります。

総務省、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講

2020年5月19日、総務省は、大規模公開オンライン講座(MOOC)のプラットフォーム「gacco」において、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講しました。

2019年10月にも開講された同講座は、統計学の基礎やデータの見方、国際比較データを使った分析事例や公的データの入手・利用方法の紹介をはじめとした、データ分析の基本的な知識を学べます。

登録料と受講料は不要で、だれでも受講できます。

データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」の開講(総務省, 2020/5/19)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000054.html

データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」(gacco)
https://gacco.org/stat-japan/

「図書館」(仮称)リ・デザイン会議のウェブサイトが公開:「図書館」のあり方の理想を語り、その位置づけを再定義・再定置する会議体

2020年5月17日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による図書館サービスへの影響をきっかけに図書館関係者を中心として開催された「withコロナ時代の『図書館』(仮称)」リ・デザイン会議の活動報告や議事内容を公開するため、「図書館」(仮称)リ・デザイン会議のウェブサイトがオープンしました。

同会議は、「図書館」の名称と定義を一度仮のものとし、「図書館」(仮称)のあり方の理想を語り、位置づけを再定義し、図書館法施行100周年に当たる2050年を見据えたビジョンをまとめることを目的としています。5月25日時点で、ウェブサイトには、これまでに実施された会議の内容や実行委員会第0回会議までの経緯、実行委員会の名簿が掲載されています。

Webサイトを公開しました(「図書館」(仮称)リ・デザイン会議, 2020/5/17)
https://library-redesign.main.jp/20200517/open/

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、シンガポール国立博物館(NMS)と共同で、新型コロナウイルス感染拡大下の体験の記録の提供を呼びかけ

2020年5月22日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)が、シンガポール国立博物館(NMS)と共同で、新型コロナウイルス感染拡大下の体験の記録の提供を同国の個人・コミュニティ・団体に対して呼びかけています。

この期間の生活の全体像を把握し、国の歴史やアーカイブに加え、この通常とは異なる期間に関する次世代の理解を豊かにすることが目的で、12月31日まで行われます。

“Documenting COVID-19 in Singapore”という名前の同プロジェクトは、NLBが2月から行っている新型コロナウイルス感染症に関するウェブサイトやテレビ放送のアーカイブや、写真・エフェメラの収集を補完するものとして位置付けられています。また、NMSにおいて継続的に取り組まれている同国の近現代史の重要な瞬間を記録する“Collecting Contemporary Singapore”プロジェクトの一環としても位置付けられています。

消費者庁、特設ページ「「新しい生活様式」の実践例を踏まえた新しい日常に向けて消費者に知っておいていただきたい事項 」を開設:図書館に関する項目も

2020年5月22日、消費者庁が、特設ページ「「新しい生活様式」の実践例を踏まえた新しい日常に向けて消費者に知っておいていただきたい事項 」を開設しました。

日本図書館協会による「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」から抜粋した図書館に関する項目も掲載されています。

新着情報 2020年度(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/notice/archive/2020/
※2020年5月22日欄に「特設ページ「「新しい生活様式」の実践例を踏まえた新しい日常に向けて消費者に知っておいていただきたい事項 」を開設しました」とあります。

神戸大学附属図書館、チャットでの質問(利用案内/参考調査)受付の試行を開始

2020年5月25日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館中の神戸大学附属図書館が、チャットでの質問(利用案内/参考調査)受付の試行を開始しました。

同館ウェブサイトの「レファレンス(参考調査)」「お問い合わせ」各ページの右下に「図書館員に質問する」という吹き出しがついており、そこから質問することが可能です。内容によっては回答までに時間が必要なものや、別の方法で回答する場合もあるとしています。

試行期間は第1クォーター期間内である6月25日までが予定されており、対応時間は月曜日から金曜日の9時から16時30分までです。

チャットでの質問(利用案内/参考調査)受付の試行を開始します(神戸大学附属図書館, 2020/5/25)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/16480/

大阪府立中央図書館、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表

2020年5月23日、大阪府立中央図書館が、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表しました。

大阪府立中央図書館 お知らせ
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/
※「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施します。 (2020年5月23日更新)」とあります。

大阪府立図書館 障がい者サービスのページ
https://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/index.html
※お知らせ欄に「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読サービスを実施します」とあります。