アーカイブ - 2020年 5月 22日

京都大学、「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」を策定

2020年5月22日、京都大学図書館機構は、京都大学が2020年3月19日に「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」を策定したことを発表しています。

同ポリシーには、京都大学の研究者が研究データを管理・保存・公開するための指針となる5つの原則が定められており、社会や学術状況の変化に応じて適宜見直しが行われます。

同ポリシーの本文とあわせ、同ポリシーの考え方や参照情報など詳しい解説を加えた資料「ポリシーについての解説・補足」も公開されています。

「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」が策定されました(京都大学図書館機構, 2020/5/22)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1385749

株式会社未来の図書館 研究所、「動向レポート」増刊号「新型コロナウイルス影響下の図書館:再開に向けた取組」を公開

2020年5月22日、株式会社未来の図書館 研究所は、「動向レポート」増刊号「新型コロナウイルス影響下の図書館:再開に向けた取組」の公開を発表しました。

国内及び国外(主に欧米)における図書館の再開に向けた取組や、公表されているガイドライン等について5月20日までの状況をとりまとめたものです。各国の図書館の再開に向けたガイドラインの内容を比較できる一覧表も収録されています。

「動向レポート」増刊号「新型コロナウイルス影響下の図書館:再開に向けた取組」(株式会社未来の図書館 研究所, 2020/5/22)
http://www.miraitosyokan.jp/wp/20200522/

新型コロナウイルス影響下の図書館:再開に向けた取組(2020-05-22)[PDF:11ページ]
http://www.miraitosyokan.jp/future_lib/trend_report/covid-19_20200522.pdf

台湾・故宮博物院、ビデオゲーム「あつまれ どうぶつの森」向けのオープンデータコーナーを開設:「翠玉白菜」「肉形石」などの収蔵品データを提供

2020年5月21日、台湾・故宮博物院は、同院のオープンデータを提供するページ「故宮Open Data専区」の中に、ビデオゲーム「あつまれ どうぶつの森」向けデータのコーナーを開設したことを発表しました。

第一弾として、「翠玉白菜」や「肉形石」など、同院の代表的な収蔵品22点のデータが公開されており、無料でのダウンロードが可能です。

用翠玉白菜妝點你的美好家園!故宮Open Data專區加入《動物森友會》(故宮博物院, 2020/5/21)
https://www.npm.gov.tw/zh-TW/Article.aspx?sNo=04011299

故宮博物院、「あつ森」に参入 「翠玉白菜」など名品のデータを配布/台湾(フォーカス台湾, 2020/5/22)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202005220005.aspx

【イベント】国立情報学研究所「学術情報基盤オープンフォーラム2020」(6/8-10・オンライン)、「オープンハウス2020」(6/12-13・オンライン)

2020年6月8日から10日まで、国立情報学研究所(NII)による「学術情報基盤オープンフォーラム2020」がオンライン開催により実施されます。

同フォーラムは、SINET5において実現する大学・研究機関における教育研究環境について、具体的なイメージを関係者と共有し、利用者とともに発展させることを目的として開催されます。「CAT2020」「次期JAIRO Cloud」などを扱うコンテンツトラック、「学認LMS」「グリーンOA」「研究データ管理・活用に関する基盤サービス」「学術機関における研究データ管理フレームワーク」などを扱うOS(オープンサイエンス)トラックなど、VPNから監査まで含む広義の意味を含むセキュリティ、アカデミッククラウドを包含したクラウド環境提供、学術コンテンツ流通基盤に関するテーマを取り扱った意見交換の場などが設けられています。

また、フォーラムに続き、6月12日から13日まで、同じくオンライン開催により「オープンハウス2020」が開催されます。基調講演やバーチャル上でのポスターセッション、ポスターセッションに出展している研究者からリアルタイムで解説を聞くことができるラウンジなどの企画が実施されます。

フィンランドのコンソーシアム“FinELib”、SCOSSの資金調達モデルの枠組みによりDOAJへ3年間の資金提供を実施

DOAJ(Directory of Open Access Journals)の2020年5月19日付のお知らせで、フィンランドの大学・研究機関・公共図書館等によるコンソーシアム“FinELib”が、DOAJへの3年間の資金提供に合意したことが発表されています。

FinELibはDOAJのオープンアクセス(OA)・学術出版に対する貢献の重要性を認識し、DOAJへの資金提供に合意しました。FinElibの資金提供の表明は、2020年初頭に発表したフィンランドのオープンサイエンス・オープンリサーチに関する方針を背景として実施されており、フィンランドの学術コミュニティでも歓迎されています。

FinElibはDOAJへ年間3万1,500ユーロの資金提供を3年間実施することを約束しています。この資金提供はDOAJの「持続可能性」を確保するに足る水準であり、社会科学・人文科学分野の英語以外によるジャーナルを収録する事業など、DOAJの現在の主要目標に集中して取り組むことを可能にする、としています。

FinElibによる資金提供は、フィンランド学会連盟(TSV)とDOAJによる共同パイロットプロジェクトが成功したことを受けて実施されます。

EBLIDA、新型コロナウイルス感染症拡大危機への図書館の現在の対応状況・今後の課題等に関する欧州17か国の会員機関へのアンケート調査をとりまとめた報告書を公開

2020年5月14日、欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)は、報告書“Preparing a European library agenda for the post-Covid 19 age:Work in Progress”の公開を発表しました。

2020年4月、EBLIDAは、新型コロナウイルス感染症拡大危機の間に講じられた、もしくは危機の収束後に何らかの形で実施され得る、対策・実践・可能なサービスを把握するための調査を実施しました。調査には欧州17か国に渡る会員機関が回答し、公開された報告書はこれらの回答に基づいて作成されています。

報告書では、新型コロナウイルス感染症拡大危機収束後の欧州の図書館の行動計画において、次の5点が新しい時代の標準になりうることを指摘しています。

1 急激に増大するソーシャル・ディスタンシング確保要請へ対応し、2メートルの対人距離を保ちながらつながる図書館を実現する
2 最新技術によって図書館を新しい形に変容させる
3 見通しの不透明な経済情勢から、図書館の予算構成を見直す
4 中央集権的なレベル・地域の地方自治体レベルなど、図書館のガバナンスのあり方を見直す
5 気候変動に関わる課題も継続して実施する

米国議会図書館(LC)、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開

2020年5月21日、米国議会図書館(LC)が、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開しました。

公開されたのは、LCのアジア部が所蔵する北朝鮮の建国から現在までの300誌のうち、パブリックドメインであることが明らかな1964年までの8誌340号分です。今後2年間で、1964年までに刊行された146誌約4,038号分に範囲を拡大する予定です。

LCでは、2018年に、北朝鮮刊行雑誌の記事索引データベース“North Korean Serials Indexing Database (NKSIP)”を公開しており、今回デジタル化された8誌のうち7誌を含む21誌3万4,000記事を検索することが可能です。

North Korean Periodicals Now Online(Library of Congress Blog,2020/5/21)
https://blogs.loc.gov/loc/2020/05/north-korean-periodicals-now-online/

伊那市立伊那図書館(長野県)、特別展「伊那図書館でSDGsにふれてみよう!」を開催中:新型コロナウイルス感染症に関する2019年12月からの経過一覧表も展示

長野県の伊那市立伊那図書館が、2020年5月19日から8月末まで、特別展「伊那図書館でSDGsにふれてみよう!」を開催しています。

4つの企画があり、(1)「17の目標」に関連する一般書・絵本・雑誌など常時200冊程度の関連本の展示、(2)宇宙船から撮影した地球の様子や、子供向け、大人向けの分かりやすい温暖化のデータや長野県内の状況などの展示、(3)新型コロナウイルス感染症に対する国内外の対応やその後の働き方・新しい生活様式などについてまとめた展示、(4)新型コロナウイルスが初めて確認されてからの経過を時系列に、各国の様子、長野県、伊那市のイベントの中止なども記載して一覧にまとめた表の展示が行われています。

島根大学附属図書館、進学先の大学図書館が利用できない県内出身の学生を対象に一部サービスを提供

島根大学附属図書館が、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う県境を跨いだ移動の自粛により、県内の自宅等に滞在しながら所属大学のオンライン授業を受講し、かつ進学先の大学図書館が利用できない学生を対象に、2020年5月13日から、同館(本館)において一部のサービスを提供しています。

利用可能なサービスは、館内資料の閲覧、館内資料の複写(有料)、図書の貸出(冊数:10冊まで、期間:2週間まで)です。

県外からの帰省後、2週間の自宅待機及び健康観察を経ている必要があり、利用にあたっては同館への事前の連絡が必要です。

進学先の大学図書館が利用できない県内出身の学生の方へ(島根大学附属図書館)
https://www.lib.shimane-u.ac.jp/crisis_management/otheruniv.html

デ・ラ・サール大学(フィリピン)、Ex Librisの図書館サービスプラットフォーム“Alma”、ディスカバリーサービス“Primo VE”、及び授業リーディングリストのソリューション“Leganto”を採用

ProQuest社傘下Ex Librisは、2020年5月19日付けのプレスリリースで、フィリピンのデ・ラ・サール大学が図書館サービスプラットフォーム(LSP)“Alma”、ディスカバリーサービス“Primo VE”、及び授業リーディングリストのソリューション“Leganto”を採用したことを発表しました。

プレスリリースでは、デ・ラ・サール大学が図書館サービスをアップグレードするにあたって、多様な情報リソースの統合的・効率的な管理、スタッフのワークフローの合理化、ユーザーエクスペリエンスの向上を達成するため、クラウドベースのSaaS(Software as a Service)型ソリューションが必要と判断したことが紹介されています。

Ex Librisは、Alma、Primo VE、Legantoを組みわせて利用することによって、デ・ラ・サール大学のスタッフは遠隔で図書館の管理が容易となり、学生はキャンパス内外に関わりなく図書館提供のリソースへアクセスが可能となる、としています。また、Legantoの提供するソリューションによって、教員はどこからでも学生へ最新の授業教材を入手可能とし、オンライン学習や従来型授業とオンライン学習を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」を支援できる、としています。

山口市立図書館、山口市に関する逐次刊行物・図書を中心に目次情報の採録を開始

2020年5月18日、山口市立図書館は、山口市に関する逐次刊行物・図書を中心に目次情報の採録を開始したことを発表しました。

同館ウェブサイトのトップページにある簡単検索、またはOPACの簡易検索画面から3文字以上のキーワードで検索することにより、目次内容から採録された地域資料を調べることができます。同館は、採録範囲を広げるなど、今後も充実を図る予定で、身近な地域に関する調べものや、郷土史の調査、研究などに幅広く活用可能である、としています。

2020年5月現在、約830タイトルの資料について、目次情報による検索を利用することができます。

お知らせ(山口市立図書館)
http://www.lib-yama.jp/oshirase/index.html
※2020年5月18日欄に「地域資料の目次検索のご利用について」とあります

八代市立図書館(熊本県)、『給食番長』の八代弁版読み聞かせ動画を公開

2020年4月29日、熊本県の八代市立図書館は、2007年に出版された絵本『給食番長』について、八代弁版の読み聞かせ動画を公開したことを発表しました。

『給食番長』の八代弁への翻訳と読み聞かせは、八代市立図書館スタッフ一同により行われました。同館ウェブサイト上で読み聞かせ動画と八代弁による『給食番長』のシナリオが公開されています。

なお、同館は絵本の著者及び出版社の許可の下で、読み聞かせ動画を作成・公開しています。

熊本初!『給食番長』が八代弁できけるごたるよ!(八代市立図書館,2020/4/29)
https://www.yatsushiro-lib.jp/topics/2020/3061/

『給食番長』[PDF:4ページ](八代市立図書館)
https://www.yatsushiro-lib.jp/files/kyuusyoku/kyuusyoku.pdf
※八代弁による絵本のシナリオです