アーカイブ - 2020年 4月 6日

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Springer Nature社、インド・マニパル高等教育アカデミー(MAHE)とアジア地域で初めて“Read & Publish”契約を締結

2020年4月3日、Springer Nature社は、インドのマニパル高等教育アカデミー(Manipal Academy of Higher Education:MAHE)とアジア地域で初めて“Read & Publish”契約を締結したことを発表しました。契約期間は2022年12月までとなっています。

締結された契約に基づき、カストゥルバ医科大学、MAHE、及びT.A.パイ経営研究所(T.A. Pai Management Institute:TAPMI)に所属する研究者は、2,200誌以上のSpringer Nature社のハイブリッド誌へオープンアクセス(OA)で研究成果を公開可能です。また、同社のプラットフォームSpringerLinkに出版された全ての研究成果へアクセスすることが可能です。

英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、オープンリサーチのためのプラットフォーム“Cambridge Open Engage”の提供を開始

2020年4月2日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、オープンリサーチのためのプラットフォーム“Cambridge Open Engage”の提供を正式に開始し、研究者が研究成果を直接投稿可能になったことを発表しました。

“Cambridge Open Engage”は、プレプリント・プレゼンテーション・ワーキングペーパー・会議用のポスター・灰色文献など、早期段階の研究成果を公開・共有するためのプラットフォームです。全てのコンテンツは自由に閲覧可能で、また著者は自由に研究成果物をアップロードできます。診療(clinical practice)に関する内容を除くあらゆる分野の研究成果が受付されており、著者は査読や出版に先立って、研究コミュニティへ自身の研究成果を共有可能となっています。

また、学会・研究センター・研究機関・研究助成機関等の組織に対しては、組織内での早期段階のオープンリサーチに関する研究成果の分析や研究の傾向・成長分野に関する知見など、“Cambridge Open Engage”を通したオープンリサーチに関するサービスが提供されます。

SAT大蔵経テキストデータベース研究会、聖徳太子御製とされる仏教典籍『勝鬘經義疏』のUnicodeとTEIに準拠したデジタル版を作成・公開

2020年4月2日、SAT大蔵経テキストデータベース研究会は、聖徳太子御製とされる仏教典籍『勝鬘經義疏』について、Unicode、及び人文科学テキストの符号化・交換のための規格TEIに準拠したデジタル版を作成し、公開したことを発表しました。

同研究会は日本の仏典をデジタル媒体として構造化する取り組みの一環として、今回の『勝鬘經義疏』TEI/XML版の公開を実施しました。公開されたTEI/XML準拠データを用いることで、一部の漢字の微細な形の違いの表示と一括検索・『勝鬘經義疏』に引用される『勝鬘經』当該箇所の参照・文書中に登場する固有表現の抽出と外部リソースとのリンク・返り点の表示と非表示やそれを用いたテキスト分析などが技術的には可能になります。また、同研究会が提供する「SAT大正新脩大藏經テキストデータベース2018版」を介することで、デジタル画像相互運用のための国際規格IIIFに対応することも可能です。

「高知まんがBASE」が2020年4月1日にオープン:まんが文化に関する情報発信・人材育成・交流の場の拠点

2020年4月1日、同日に開館した高知県立公文書館の一部を活用して、「高知まんがBASE」が開設されました。

「高知まんがBASE」は、全国に先駆けて「まんが王国」を宣言し、まんが文化の振興に取り組んできた高知県における、新たなまんが文化に関する情報発信・人材育成・交流の場の拠点として開設されました。約7,000冊のまんがを読める読書コーナー、アナログ・デジタルの両方でまんがが描けるまんがルームなどが設置されています。また、「まんが王国・土佐」の紹介として高知県に縁のある漫画家のサイン展示やまんが作画体験のためのデジタル機器貸出なども行われています。

【令和2年4月1日オープン】まんが王国・土佐情報発信拠点「高知まんがBASE」(高知県,2020/3/31)
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141701/2020033100438.html

高知まんがBASE
http://www.kochi-mangabase.jp/

国文学研究資料館、江戸時代以前の書籍情報を集めた『国書総目録』のPDF版を公開

2020年4月6日、国文学研究資料館は、『国書総目録』8巻及び著者別索引1巻のPDF版を公開したことを発表しました。公開は同館の「新日本古典籍総合データベース」上で2020年4月3日から行われています。

『国書総目録』は、日本人が著作・編集・翻訳した江戸時代以前の書籍の総合目録であり、書名・分類・著者名等の基本的な情報を収録しています。同書は岩波書店が1963年から1976年にわたり刊行し、1989年から1991年には補訂版第1刷が刊行されました。今回のPDF版公開は岩波書店から著作権の譲渡を受けて実施されたものであり、データは補訂版第1刷に基づき作成されています。

利用条件はCC BY-SA 4.0となっており、「発行:岩波書店/公開:国文学研究資料館」といったクレジット表示を記載することにより自由な二次利用が可能とあります。

Europeana、2020-2025年の戦略“Europeana strategy 2020-2025: Empowering digital change”を発表

2020年3月20日、Europeanaは、2020-2025年の戦略“Europeana strategy 2020-2025: Empowering digital change”を発表しました。

欧州の文化遺産セクターにおけるデジタル変革の支援に焦点を当てたものとあり、ミッションとして、デジタル変革のための専門知識・ツール・政策の開発、イノベーションを育むパートナーシップの奨励、教育・研究・創造・改造のための文化遺産利用の容易化を挙げています。

また、優先的に取り組む事項として、技術基盤の強化、コンテンツ及びメタデータの品質向上、デジタル変革に対処する文化遺産セクターの能力育成支援の3点を示しています。

北米の研究図書館センター(CRL)、デジタル化資料約1万タイトルへのアクセス制限を一時的に解除

2020年4月3日、北米の研究図書館センター(CRL)は、これまでCRLのメンバー以外からのアクセスを制限していたデジタル化資料のうち、約1万タイトルへのアクセス制限を一時的に解除したことを発表しました。

アクセス制限を解除されたコンテンツは、1920年代から1960年代にかけて出版された資料を含み、約85%は米国外で出版された資料です。米国において著作権の登録あるいは更新がなされていないと思われるもの、フェアユースのガイドラインの下、アクセス制限を解除してもリスクがほとんどないとCRLが認識しているものからなります。

国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC)は、2020年3月13日、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大と図書館サービス・図書館資料への影響に関する声明を発表し、出版社等に対し、オンライン・遠隔形式で教育活動が継続できるようにコンテンツへのアクセス面で様々な配慮を求めています。CRLも、同声明の署名機関として研究・教育支援のための対策を検討しており、その具体策として今回の取組が実施されました。

韓国教育学術情報院(KERIS)、学術電子資料利用権支援事業で契約した28種類の電子資料を学術研究情報サービス(RISS)を通じて無料で提供:新型コロナウイルスの感染拡大をうけての遠隔授業等を支援

2020年4月2日、韓国教育学術情報院(KERIS)は、学術電子資料利用権支援事業で契約した28種類の学術データベース・電子ジャーナル・電子書籍等を、学術研究情報サービス(RISS)を通じ無料で提供すると発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大をうけて開講の延期や遠隔授業に変更した大学の研究活動を支援することが目的で、大学に所属する学生と研究者が利用できます。

KERISでは2021年からは11種類を追加して39種類の電子資料を提供できるよう準備をしているとしています。

KERIS, 코로나19대비 전자자료 이용 범위 확대 추진으로 대학의 비대면 연구활동 지원(KERIS、新型コロナウイルス感染症に備えて電子資料の利用範囲の拡大を推進して大学の非対面研究活動を支援)(KERIS, 2020/4/2)
https://www.keris.or.kr/main/na/ntt/selectNttInfo.do?mi=1088&nttSn=36456&bbsId=1090

立命館大学ゲーム研究センター、所蔵品のオンライン目録「RCGSコレクション」の正式版を公開

2020年3月30日、立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)は、2020年4月から、同センターが所蔵するビデオゲームやその関連資料のオンライン目録「RCGSコレクション」の正式版を公開することを発表しました。「RCGSコレクション」に収録されたメタデータは、文化庁の「メディア芸術データベース」等にも登録されています。

「RCGSコレクション」はこれまで試行版として公開されていましたが、正式版とするに当たり、トップページのリニューアル、データ出力機能の追加、SPARQLエンドポイントの公開、RDF/XML形式のダンプデータの公開など、機能の追加・改修が行われています。

RCGSコレクション正式版を公開(RCGS, 2020/3/30)
https://www.rcgs.jp/?p=1122

RCGSコレクション
https://collection.rcgs.jp/

国際公文書館会議(ICA)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中であってもオンラインでアクセスできるツールを持つ公文書館を紹介するデジタルマップ“The Archives and Records are Accessible”を公開

2020年4月1日、国際公文書館会議(ICA)が、デジタルマップ“The Archives and Records are Accessible”を公開しました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中であっても、自宅から利用可能な、オンライン展示・オンライン目録・デジタルコレクション・クラウドソーシングプロジェクトといったオンラインツールを持つ公文書館についての情報を共有するために構築されました。

登録を希望する機関は、オンラインアンケートに記入すると1時間後にマップに表示されるとしています。

現在日本からは国立公文書館と福井県文書館が登録されています。

All ICA News
https://www.ica.org/en/all-ica-news
※「The Archives and Records are Accessible Wednesday, April 1, 2020」とあります。

駒ヶ根市立図書館(長野県)、「アイヌについて知ろう」展を開催中

長野県の駒ヶ根市立図書館において、「アイヌについて知ろう」展が開催中です。

アイヌ民俗を題材にした直木賞受賞小説『熱源』などのアイヌに関する図書資料に加え、札幌市のアイヌ民族文化財団様から取寄せたアイヌの民俗資料も展示されています。

地元紙の報道によると、最近話題となることが多いアイヌへの理解を深めてもらうことを意図しており、開催期間は2020年4月23日までとのことです。

今月のコーナー展示『アイヌについて知ろう』(駒ヶ根市図書館)
https://library.city.komagane.nagano.jp/tenji/index.html

アイヌ民族の資料並ぶ 駒ケ根市立図書館(長野日報, 2020/4/6)
http://www.nagano-np.co.jp/articles/60793

大阪府立中央図書館、新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館の延長をうけ、「web版こどもクイズはかせ」を継続:クイズに正解するとこども資料室の再開室後に「おみやげ」をプレゼント

大阪府立中央図書館では、毎年、こども資料室において「春休みのこどもクイズはかせ」を実施していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館をうけ、ウェブ上で実施する「web版こどもクイズはかせ」を行なっています。

2020年4月4日、休館期間の延長をうけ、5月6日まで同取組を継続するとしています。

クイズは3段階のレベルに分かれており、各レベルで全問正解するごとにレベルクリアの画像が表示され、その画像を印刷する、もしくはスマートフォンなどに保存して、こども資料室再開室後にカウンター職員に提示すると「しおり」「しんぶんごま」「はなごま」「ペットボトルけんだま」「ぴょんぴょんうさぎ」「ぶんぶんごま」といった「おみやげ」がもらえます。

@osaka_pref_lib(Twitter, 2020/4/4)
https://twitter.com/osaka_pref_lib/status/1246354799102021633

新聞記事データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」「ヨミダス歴史館」が鳥取県内の市町村立図書館で利用可能に:鳥取県立図書館が県民への情報提供機能強化を目的に契約を締結

2020年4月3日、鳥取県は、4月1日から新聞記事データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」「ヨミダス歴史館」が鳥取県内の市町村立図書館で利用可能になったと発表しています。

鳥取県立図書館が、県民への情報提供機能強化を目的に、県内すべての市町村立図書館(分館含む)で利用可能とする契約を締結したことによるものです。

県内の市町村立図書館で利用できるデータベースは、今回の新聞記事データベース2点のほか、2018年に共同利用を開始した「ルーラル電子図書館」とあわせて3つになるとしています。

全国初!新聞記事データベース(朝日・読売)が県内図書館で利用可能に!(鳥取県, 2020/4/3)
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease2.nsf/webview/D37C2322ECBF58A24925853F000F12E7