アーカイブ - 2020年 3月 27日

東京大学総合図書館、『東京帝國大學五十年史』編纂時に収集された資料群「東京帝国大学五十年史料」のうち295点の画像をオンライン公開

2020年3月27日、東京大学総合図書館は、「東京帝国大学五十年史料」のうち、デジタル化及びメタデータの整備が完了した295点の画像をオンライン公開したことを発表しました。公開データは利用目的を問わず、特段の手続きなく利用可能とあります。

「東京帝国大学五十年史料」は、1932年刊行の『東京帝國大學五十年史』編纂にあたり収集された469点の資料群です。東京大学の歴史に関する公文書、記録、及び編纂のための参考図書等からなり、うち317点が「東京大学史関係資料」として重要文化財に指定されています。

重要文化財を含む「東京帝国大学五十年史料」を公開しました(東京大学附属図書館, 2020/3/27)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20200327-1

国際日本文化研究センター、『世界の日本研究 2019』を刊行:全文をオンライン公開

2020年3月25日、国際日本文化研究センターは、『世界の日本研究 2019』の刊行を発表しました。

1990年に創刊された、海外の日本研究の動向に関する情報を掲載する不定期出版物『世界の日本研究』の最新号であり、同センターの研究成果を公開する学術リポジトリ「日文研オープンアクセス」で全文が公開されています。

トピックス一覧(国際日本文化研究センター)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/arrival
※2020年3月25日付けのトピックスに「『世界の日本研究 2019』を刊行しました」とあります。

世界の日本研究(日文研オープンアクセス)
http://publications.nichibun.ac.jp/pc1/ja/data/seni/

研究データ利活用協議会(RDUF)、リーフレット「研究データにDOIを付与するには?」を公開

研究データ利活用協議会(RDUF)のウェブサイトで、RDUFのリサーチデータサイテーション小委員会が作成した成果物として、リーフレット「研究データにDOIを付与するには?:5分で分かる研究データDOI付与」(2019年12月20日作成)が公開されています。

研究データにDOIを付与するには?:5分で分かる研究データDOI付与 [PDF:2ページ]
https://japanlinkcenter.org/rduf/doc/rduf_rdc_doileaflet.pdf

参考:
E2233 - リーフレット「研究データにDOIを付与するには?」の製作
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2233

千葉大学附属図書館、学生サークルによる約40年前の民話の聞き取り調査報告書のデジタル覆刻版を機関リポジトリで追加公開:福島・長野・山梨の民話を集録した4冊

2020年3月25日、千葉大学附属図書館が、『千葉大学日本文化研究会 民俗調査報告書 リポジトリ用覆刻版』4冊を、「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で公開したと発表しています。

公開されたのは、同大学の学生サークル「千葉大学日本文化研究会」(1996年春に廃部)が、故川端豊彦千葉大学名誉教授の指導を受けて、1973年から1993年にかけて、東北地方・関東地方・中部地方を中心に、民話や習俗などの聞き取り調査を行って刊行した『民俗調査報告書』35冊のうち4冊(福島県・長野県・山梨県)です。

「千葉大学日本文化研究会」の初代会長をはじめとする千葉大学卒業生らが2014年から進めてきたデジタル覆刻作業の成果であり、今回の公開分を含め、これまで15冊がリポジトリ上で公開されています。

約40年前に聞き取り調査で集めた民話を学術成果リポジトリから公開しました(第3弾)(千葉大学附属図書館, 2020/3/5)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2019/topics_20200325_curator.html

オーストリア・ウィーンミュージアム、新型コロナウイルス流行下におけるウィーンの状況を示す写真の提供を呼びかけ

オーストリアのウィーンミュージアムが、新型コロナウイルス流行下におけるウィーンの状況を示す私生活及び職業生活の写真の提供を呼びかけています。

新型コロナウイルス感染症による危機が、ウィーンにとってどういう意味を持ったのか、将来の世代が理解できるようにすることを目的としており、提供されたものの中から選択が行なわれ、ミュージアムのコレクションとなります。

全ての地域・言語が対象で、電子メールで送信する際には、提供者にとってのそのものの意味を簡単に教えるよう求めています。

CORONA IN VIENNA: A HISTORICAL COLLECTION PROJECT (Wien Museum)
https://www.wienmuseum.at/en/corona-collection-project

Wien Museum
https://www.wienmuseum.at/en

1989年~2000年(通号No.118-No.256:CA598-CA1358)

2001年以降に刊行された『カレントアウェアネス』はこちらからご利用ください。

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までを公開

2020年3月27日、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までを公開したことを発表しました。

同大学の文学研究科と総合博物館は2018年度から「大日本史編纂記録」の修復・電子化事業を実施しており、修復・電子化が完了した第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までの1,506画像が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開されています。

「大日本史編纂記録」の修復・電子化事業は今後も引き続き行われ、その成果は随時京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開する、としています。今回の公開によって、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万7,638タイトル、136万5,106画像となっています。

文学研究科所蔵重要文化財『大日本史編纂記録』第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までを公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ,2020/3/27)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/2020-03-27

コクラン・ライブラリー、新型コロナウイルス感染症拡大への対応の一環として利用制限を一時的に撤廃

2020年3月26日、国際的非営利団体コクラン(Cochrane)の系統的レビュー等を収録した高品質な医学情報源のデータベース「コクラン・ライブラリー」は、新型コロナウイルス感染症拡大への対応の一環として、一時的に利用制限を撤廃し世界各国の誰もが無制限に掲載コンテンツへアクセスできるようになっていることを発表しました。

「コクラン・ライブラリー」では、1万6,000件以上のコクラン系統的レビューとプロトコル(準備中のレビュー)、約2,300件の臨床現場の医療従事者向けに作成された簡潔なガイドであるCochrane Clinical Answers (CCAs)、33件の特定主題に関するコクラン系統的レビューを集めた特集であるSpecial Collections、エビデンスに関わる特定の主題についての総説記事であるEditorials、及び160万件以上を収録したランダム化比較試験のレジストリであるCENTRALなどを利用することができます。

「東邦大学・医中誌 診療ガイドライン情報データベース」、特設ページとして「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連するガイドライン」を公開

医学中央雑誌刊行会が、2020年3月25日付の同会のFacebookアカウントの投稿で、「東邦大学・医中誌 診療ガイドライン情報データベース」内に、特設ページとして「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連するガイドライン」を公開したことを発表しました。

「東邦大学・医中誌 診療ガイドライン情報データベース」は、東邦大学医学メディアセンターと医学中央雑誌刊行会が共同で構築するデータベースです。主に日本の学会などの機関で作成、翻訳され公表された診療ガイドラインの情報を提供しています。

新たに公開された特設ページでは、「厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部」「日本環境感染学会」「国立感染症研究所」などの国内の機関や学会などが公開している、新型コロナウイルス感染症に関連するガイドラインや、参考情報として感染症・感染予防に関連するガイドラインが掲載されています。

この特設ページは随時更新されます。特設ページに掲載されデータベースに未登録のガイドラインについては、原則として翌月初めの平日に行われるデータベース更新時に追加登録される、としています。

文化庁、「あいちトリエンナーレ2019」への補助金交付を決定

2020年3月23日付の文化庁による報道発表で、「あいちトリエンナーレ2019」の「文化資源活用推進事業」の補助金について、交付を決定したことが発表されています。

愛知県による2019年10月24日付の補助金不交付決定への不服申出を受けた事実経過の照会等を踏まえて、6,661万9,000円の交付決定を行うこととした、としています。

あいちトリエンナーレに対する補助金の取扱いについて(文化庁,2020/3/23)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/20032301.html

【参考:事実関係】 [PDF:115KB]
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/20032301.html

ORCID, Inc.、2019年の年次報告書と2025年に向けた活動の重要目標・事業評価指標(KPI)等を示した“ORCID’s 2025 Vision”を公開

2020年3月19日、ORCID, Inc.が研究データ公開プラットフォームfigshare上に、2019年の年次報告書を公開しています。

195万7,249人の新規ユーザー登録があり2019年末時点でユーザー数が776万3,812人に達したこと、全体の40%以上にあたる321万9,135件のレコードが少なくとも1つ外部の識別子と関連性を持つようになったことなど、研究者によるORCIDの採用と活用の観点で画期となる1年であった、としながら2019年の事業概要が報告されています。

また、2020年3月20日には、2025年に向けた活動の重要目標・事業評価指標(KPI)等を示した“ORCID’s 2025 Vision”を同じくfigshare上に公開しています。

“ORCID’s 2025 Vision”はORCIDの中核戦略とその課題から、研究者向けサービスの改善・高品質データの提供・組織的なレジリエンスの向上・ORCID採用の拡大の4つの重要目標を設定し、それぞれ活動内容と評価指標を示しています。

情報リテラシーが米国の大学生の学習・発達に与える影響:大規模研究の結果から(文献紹介)

2020年3月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.81, no.2に、米国インディアナ大学高等教育研究センター所属の研究者であるKevin Fosnacht氏による論文“Information Literacy’s Influence on Undergraduates’ Learning and Development: Results from a Large Multi-institutional Study”が掲載されています。

韓国国立中央図書館(NLK)、オンラインで研修を受講できるウェブサイト「司書教育」の拡充を発表:新型コロナウイルス感染症による「集合研修」延期の影響を最小限に抑えるため

2020年3月25日、韓国国立中央図書館(NLK)が、オンラインで研修を受講できるウェブサイト「司書教育」の改修を3月に実施し、4月までに拡大運営すると発表しました。

新型コロナウイルス感染症による「集合研修」延期の影響を最小限に抑える事を目的としており、3月と4月には、5つの課程が新規に開設され、参加定員も3,000人から4,900人に拡大されます。

NLKは国内唯一の司書職の専門教育訓練機関であり、2019年には、同ウェブサイトを通じて、全国の3万9,362人の図書館職員が2万486回研修に参加しています。主な課程として「KORMRC形式」「KDC(6版)資料分類」といった図書館業務の基本知識や、「書誌情報を活用したLinked Data」「ビックデータと図書館」「高齢社会と図書館サービス戦略」といった変化する図書館環境を反映した最新の内容のものもあり、全国の司書職の公務員及び各館種の図書館職員が受講可能な正規課程のほか、誰でも受講が可能なコンテンツ「開かれた学習部屋」が設けられています。

英国政府の2020年度予算案に、英国図書館(BL)のビジネス・知財センター国内ネットワーク拡張費が盛り込まれる

2020年3月12日、英国図書館(BL)が、政府の2020年度予算案において、同館が実施しているビジネス・知財センター(Business&IP Centre)の国内ネットワーク拡張のため、1,300万ポンドの予算の支出が計画されていることを紹介しています。

BLによるビジネス・知財センターの国内ネットワークの地域センターは、現在13の地域の主要な図書館に設置されていますが、今回の予算は、英国内の、21の市と18の周辺の地域の図書館に拡大するものです。

BLは、2015年から2023年までの戦略計画“Living Knowledge”における、2023年にまでに20拠点設置するという目的にとって画期的であるとしています。

米国議会図書館(LC)、将来にわたり保存すべき録音資料の2019年度分として25作品を追加

2019年3月25日、米国議会図書館(LC)が、将来にわたって保存すべき米国の録音資料を登録している“National Recording Registry”に、2019年度分として新たに加える作品25点を発表しました。

大リーグ・ナショナルリーグ優勝決定プレイオフ(ニューヨーク・ジャイアンツ対ブルックリン・ドジャース)最終戦の放送(1951年)、ケネディ大統領暗殺時のボストン交響楽団のラジオ放送局WGBHでの放送(1963年)、ヴィレッジ・ピープル「YMCA」(1978年)、ティナ・ターナー「プライヴェート・ダンサー」(1984年)、ホイットニー・ヒューストン「I Will Always Love You」(1992年)等が選ばれています。

LCでは、録音資料保存法(National Recording Preservation Act)のもと、全米録音資料保存委員会(National Recording Preservation Board)の助言を受け、文化的、歴史的、あるいは芸術的に重要で、発表から少なくとも10年以上が経過している録音資料25作品を毎年選んでおり、今回の登録により、登録資料が550点となりました。

国立公文書館、デジタルアーカイブへのデジタル画像約210万コマの追加を発表

2020年3月18日、国立公文書館が、2019年度に作成した特定歴史公文書等のデジタル画像約210万コマの、デジタルアーカイブへの追加を発表しています。

行政文書からは、昭和63年(1988年)の御署名原本や戦争調査会事務局書類等3万7,645コマ、内閣文庫からは外務省・司法省・大蔵省・内務省等旧蔵の和書149万1,424コマ、及び、紅葉山文庫・昌平坂学問所等旧蔵の漢籍57万1,642コマが対象です。

お知らせ(国立公文書館デジタルアーカイブ)
https://www.digital.archives.go.jp/news/
※2020.03.18欄に「新規画像追加のお知らせ」とあります。

デジタルアーカイブへのデジタル画像追加のお知らせ(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/owning/new/

図書館問題研究会、全国委員会の呼びかけ「COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大防止対策に係る図書館の対応について」を公表

2020年3月26日、図書館問題研究会(図問研)が、全国委員会の呼びかけ「COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大防止対策に係る図書館の対応について(3月21日付)」を公表しました。

新型コロナウイルス感染症の感染が広がる中で、図書館・図書館員が適切かつ柔軟に図書館サービスの提供について判断するとともに、情報の共有化を呼びかけるものです。

「COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大防止対策に係る図書館の対応について」を掲載しました(図問研, 2020/3/26)
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/blog/2020/03/26/covid19/