アーカイブ - 2020年 3月 26日

休校中の宮崎県立日向高等学校の学校図書館と産業支援施設ひむか-Biz(日向市)が連携し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業経営者・個人事業主の支援等を目的に、同館所蔵資料の貸出やレファレンスサービスを開始

宮崎県日向市の産業支援施設ひむか-Bizが、宮崎県立日向高等学校の学校図書館と連携し、2020年3月16日から、日向市しごと創生拠点において、中小企業及び一般向けに本の貸出を開始しています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため公共図書館が閉館していることをうけ、同感染症の影響を受けている中小企業経営者・個人事業主の支援等を目的に実施するもので、地元紙の報道によると、休校中の同館資料の中から、ビジネス・マーケティング・SDGs関連の本や同センターがリクエストした本など合わせて100冊が用意されるとのことです。

貸出の手続きは「リブライズ」を使って行われます。

また、ひむか-Bizの利用者からのレファレンスも受け付けるとしています。

日向高校図書館×ひむか-Biz 本の貸出・レファレンス受けつけを開始!(ひむか-Biz, 2020/3/13)
https://himuka-biz.com/2020/03/13/501-2/

国立情報学研究所(NII)、CAT2020に対応したマニュアルとして「目録情報の基準(第5版)」と「目録システムコーディングマニュアル(CAT2020対応版)」を公開

2020年3月26日、国立情報学研究所(NII)の目録所在情報サービスが、2020年以降の目録所在情報システム(CAT2020)に対応した「目録情報の基準(第5版)」と「目録システムコーディングマニュアル(CAT2020対応版)」を公開したことを発表しました。

CAT2020の適用が開始される2020年6月1日以降に、大学図書館等の総合目録データベース(NACSIS-CAT)におけるデータ作成・修正作業で使用するためのマニュアルである、としています。

「目録情報の基準(第5版)」 及び 「目録システムコーディングマニュアル(CAT2020対応版)」 を公開しました(NII目録所在情報サービス,2020/3/26)
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2020/03/5cat2020.html

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJデータベース)の運用を筑波大学等から引継

2020年3月23日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、2010年度から2012年度に国立情報学研究所(NII)のCSI委託事業として実施され筑波大学等を中心に運営されていた「学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJデータベース)」の運用を引き継いだことを発表しました。

SCPJデータベースは、日本国内の学協会の機関リポジトリに対する論文掲載許諾状況を提供するデータベースです。NIIのCSI委託事業として実施された学協会のオープンアクセスに関する方針(OA方針)の調査結果に基づきデータベースが作成・公開されています。JPCOARは2020年3月にOAインフラ整備の一環として運用を引き継いだ、としています。

JPCOARに運用が引き継がれたSCPJデータベースでは、暫定的な措置として、Googleスプレッドシートによるデータ公開が行われています。今後データ更新体制やJAIRO Cloudとの連携などが検討される予定です。

E2246 - 不確実で複雑な時代の図書館の役割:IFLA Trend Report 2019

不確実で複雑な時代における図書館の役割とは何だろうか。2019年12月,国際図書館連盟(IFLA)が,“Trend Report”の2019年更新版を公開した。同レポートは,図書館内外の様々な分野の専門家からの知見を得て社会の新しいトレンドを調査し,図書館が単に生き残るためでなく,そのようなトレンドに対処し,大きな役割を果たすための議論の叩き台として,2013年にその初版(E1474参照)が作成されたものである。初版では,図書館に影響を与える世界的な情報環境のトレンドとして「情報へのアクセス」「教育」「プライバシー」「市民の関与」「技術革新」の5点を掲げ,その理解の延長線上に方向性や論点を追加する更新版を2016年・2017年・2018年と継続的に作成してきた。2020年には初めての大きな改訂を実施するとしている。

E2245 - 愛媛県議会における議会図書室機能強化の取組について

愛媛県議会では,超党派の議員で構成する議会改革検討協議会(議長の非公的諮問機関)で議会改革の検討に取り組んでおり,2017年度に議会図書室の機能強化について検討を行った。これは当時,利用が減少傾向にあった図書室が,2018年に1948年の設置から70年の節目を迎えることから,愛媛県議会基本条例の「議会は,議員の調査研究に資するため,議会図書室を適正に管理し,及び運営するとともに,その機能の強化に努めるものとする」という規定を踏まえ,検討を進めたものである。

E2244 - 情報ナビゲーター交流会:第8回開催までの歩み

2011年11月11日,東京タワーの正面に立つ機械振興会館(東京都港区)において,「第1回産学官民!!情報ナビゲーター交流会」が開催された(第5回からの名称は「情報ナビゲーター交流会」)。当日は,予定の定員を遥かに超える105人の参加があり,この企画に対する関心の高さを示した。情報ナビゲーター交流会とは,ビジネス支援図書館推進協議会(2000年12月設立)と一般財団法人機械振興協会経済研究所が主催する,全国の公共図書館員と主に都市部の専門図書館員の館種を超えた交流会(名刺交換会)である。2020年6月13日には第9回の開催を予定している。本稿は,この情報ナビゲーター交流会の目的と概要を報告するものである。

E2243 - 作り手と読者の交流を促すフリーペーパー・オブ・ザ・イヤー

フリーペーパー・オブ・ザ・イヤーは,「文化のセーフティネットを創る」をコンセプトに,大阪を中心に活動する一般社団法人ワオンプロジェクトを主宰している田中冬一郎氏の発案で,2017年から始められたものであり,2019年度に第3回目が開催された。

『カレントアウェアネス-E』388号を発行

『カレントアウェアネス-E』388号を発行しました。

■E2242■ 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2020/3/20現在)
関西館図書館協力課調査情報係

■E2243■ 作り手と読者の交流を促すフリーペーパー・オブ・ザ・イヤー
奈良県立図書情報館・乾聰一郎

■E2244■ 情報ナビゲーター交流会:第8回開催までの歩み
ビジネス支援図書館推進協議会/鳥取県立図書館・小林隆志

■E2245■ 愛媛県議会における議会図書室機能強化の取組について
愛媛県議会図書室・天野奈緒也

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、多文字くずし字OCR結果を編集するツール“KuroNet Text Editor”を公開

2020年3月25日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、多文字くずし字OCR結果を編集するツール“KuroNet Text Editor”の公開を発表しています。

公開にあわせ、AIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」の改良も行って、自動テキスト化・手動テキスト化の機能を加えたとしています。これにより、KuroNetくずし字OCRによる文字単位の認識結果を連結して文字列(テキスト)として出力し、コピーペーストして使えるようになったと説明されています。

また、複数のプラグインの機能を拡張したIIIF Curation Viewerのバージョン1.8も公開されています。

KuroNet Text Editorを公開しました(CODH, 2020/3/25)
http://codh.rois.ac.jp/news/#20200325

国際図書館連盟(IFLA)の多文化社会図書館サービス分科会とオーストラリア図書館協会(ALIA)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休館やイベント変更案内の多言語翻訳版を作成していると発表

2020年3月24日、国際図書館連盟(IFLA)の多文化社会図書館サービス分科会(Services to Multicultural Populations Section)は、オーストラリア図書館協会(ALIA)と共同で、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休館やイベント変更案内の多言語翻訳版を作成していると発表しています。

若手図書館員のための活動を行っているIFLAの“New Professionals Special Interest Group”や国際学校図書館協会(IASL)といった国際的な図書館ネットワークも協力しています。

30か国語に翻訳したものが無料で利用可能で、自館に合わせた編集も可能となっています。対象言語は拡大中としていますが、他の未翻訳の言語、特に、インドのパンジャブ語・カレン語に翻訳するための支援を求めているとしています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中の韓国・国立子ども青少年図書館、Instagramを用いてメイカースペースプログラムを実施:ステッカーを10個集めるとプレゼントがもらえる

2020年3月24日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中の韓国・国立子ども青少年図書館が、同館のInstagramを用いてメイカースペースプログラムを実施すると発表しています。

同館のメイカースペース「未夢所(미꿈소:未来の夢・希望創作所)」で実施しているプログラムを活用して行なうもので、Instagramに投稿された創作活動の動画を見て作品をつくったり、読書をして図書を紹介する文章を書いたりするとステッカーがもらえ、10個集めるとプレゼントを受け取ることができます。

집에서 함께하는 「도전! 미꿈소」(自宅で一緒に「挑戦!未夢所」)(韓国・国立子ども青少年図書館, 2020/3/24)
https://www.nlcy.go.kr/menu/17310/bbs/30014/bbsDetail.do?idx=1065066