アーカイブ - 2020年 3月 10日

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英国図書館(BL)、職員の男女間賃金格差に関する年次レポート(2019年調査)を発表

2020年1月30日、英国図書館(BL)は、同館職員の男女間賃金格差に関する年次レポート(2019年調査)を発表しました。

2010年平等法に関する2017年男女間賃金格差情報規則(Equality Act 2010 (Gender Pay Gap Information) Regulations 2017)によって、250人以上の雇用者を有する事業主に報告が義務付けられているものであり、2018年1月、2019年1月に続いて3回目の報告となります。

暫定の全国平均賃金格差は16.2%である一方で同館では現状5.93%であり、2018年調査の3.89%よりも増加しているものの、2017年調査の6.22%よりは低い数字となっている、としています。

一方、上級職に占める女性の割合については、2017年調査の30%から2019年調査の38%に増加し、さらに2020年現在は50%まで上昇したことが紹介されています。

24の事物から「毛沢東時代の中国」を紹介するウェブサイト“Mao Era in Objects”が公開

2020年1月30日、英・オックスフォード大学マートンカレッジは、同大学で中国史を教えるJennifer Altehenger氏らによるプロジェクトの成果として、ウェブサイト“Mao Era in Objects”が公開されたことを発表しています。

“Mao Era in Objects”は、24の事物を切り口として「毛沢東時代の中国」における社会・経済・文化・政治を探るウェブサイトであり、事物ごとに、当時の中国社会との関わりや参考文献等を紹介しています。

ウェブサイト上の記載によれば、設計・開発・維持は英国のキングス・カレッジ・ロンドンのチーム“King's Digital Lab”が行っています。

The Mao Era in Objects: new website launches(Merton College, 2020/1/30)
https://www.merton.ox.ac.uk/news/mao-era-objects-new-website-launches

神戸市立図書館、臨時休校で自宅待機中の児童・生徒のために電子図書館サービス「KOBE電子図書館 by Rakuten OverDrive」へ児童書300冊を新たに追加提供

2020年3月10日、神戸市立図書館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う臨時休校により、自宅待機中の児童・生徒の利用を意図して、同館の電子図書館サービス「KOBE電子図書館 by Rakuten OverDrive」へ児童書300冊を新たに追加提供したことを発表しました。

同館は3月16日まで臨時休館を予定していますが、予約図書の受取等が可能な臨時窓口を各館に設置しており、臨時窓口で電子図書館の利用申し込みができます。また、通常は電子図書館サービス利用のためのID・パスワードは利用者本人が来館し図書館カードを取得する必要がありますが、臨時休館中は特例として保護者が来館して代理申込することが可能であることも併せて発表しています。

メニュー(神戸市立図書館)
https://www.city.kobe.lg.jp/a09222/kosodate/lifelong/toshokan/index.html
※「【電子図書貸出サービス】 どこでも読める電子図書館に、新たに児童書約300冊が増えました(2020年3月10日)」とあります。

Elsevier社、北京中医薬大学(中国)と共同開発した中医学に関する分類法の第1弾として鍼治療に関する分類を同社の医学生物学文献に関するデータベース“Embase”で提供開始

2020年3月4日、Elsevier社は同社の医学生物学文献に関するデータベース“Embase”で、中国の北京中医薬大学(Beijing University of Chinese Medicine)と共同開発している中医学(Traditional Chinese Medicine)に関する分類法の第1弾として、鍼治療に関する分類法の提供を開始したことを発表しました。

Elsevier社はプレスリリースの中で、中医学は世界全体で1,210億ドルの市場規模を持ち、中国政府の推定によれば世界人口の約3分の1が鍼灸治療を受けているなど、中医学の治療薬や治療法の人気により、世界規模で中医学の研究開発の実践が増加しているため、容易にアクセスの可能な中医学の臨床データが求められていることを指摘しています。開発された分類法では中医学用語に対応する概念について、英語とピンイン表記の中国語の両方が提供され、ユーザーは単一のプラットフォームから包括的な情報を得ることができます。今後、中医学分類法の開発をさらに進むことで、研究者の中医学で処方される特定の医薬品の成分に関する知識獲得や、中医学と西洋医学の医薬品間の潜在的に有害な影響を及ぼす相互作用の防止による安全性確保への貢献等が期待される、としています。

ドイツ図書館協会(DBV)、ウィキメディア・ドイツ等と共同して公共放送局へ教育用コンテンツの公開を求めるキャンペーン“Öffentliches Geld – Öffentliches Gut!”を実施中

2020年3月3日、ドイツ図書館協会(DBV)は、ウィキメディア・ドイツ(Wikimedia Deutschland)、及び無料教育・オープン教育資源(OER)等に関わる機関や個人の連合体“Bündnis Freie Bildung”と共同して、「公共の資金は公共の利益へ!(Öffentliches Geld – Öffentliches Gut!)」をスローガンとするキャンペーンを実施していることを発表しました。

このキャンペーンはドイツの公共放送局であるドイツ公共放送連盟(Arbeitsgemeinschaft der öffentlich-rechtlichen Rundfunkanstalten der Bundesrepublik Deutschland:ARD)と第2ドイツテレビ(Zweites Deutsches Fernsehen:ZDF)に対して、制作した教育用コンテンツを可能な限り自由なライセンスで公開するように求めるものです。公共放送局制作のドキュメンタリー等のコンテンツは、学校での授業への貢献が可能にもかかわらず、Wikipedia等の無料プラットフォームで公開されているものはごくわずかであり、著作権法や利用規約によって多くの場合ダウンロードや編集に制限がかけられています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)と米・SPARC、米・OSTPの研究データリポジトリの特性に関する情報提供依頼書(RFI)へ共同回答を提出

2020年3月3日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)の研究データリポジトリの特性に関する情報提供依頼書(RFI)について、米・SPARCと共同作成した回答を公開しました。

OSTPは2020年1月17日付で、政府助成研究による研究成果物のデータ管理と共有を行うデータリポジトリの望ましい特性に関する草案について、3月6日を期限としてパブリックコメントに付しており、COARとSPARCはこの草案のRFIへ2020年3月3日付で共同回答しています。両者は、リポジトリ上でのデータ管理に関するベストプラクティスを活用することとリポジトリに求める要件が複雑になりすぎないことの間でバランスをとることを意図して回答を作成した、としています。回答では草案に関する全般的なコメントとして以下の5点が示されています。

・草案で示された特性の多くを支持するが、ポリシーの目的(アクセス、公正性など)とその目的達成のための実践(メタデータ、ライセンスなど)とを区別するための再編成を提案すること、及びポリシーが望ましい特性を示しつつ中核的な重要な特性群を含めることができれば、長期的なリポジトリの実践の改善に資すること

韓国国立中央図書館(NLK)、ウェブサイトをリニューアル

2020年3月9日、韓国国立中央図書館(NLK)が、ウェブサイトをリニューアルしました。

レスポンシブウェブデザインを採用しているほか、デジタルコレクション等の同館が管理する16のウェブサイトを統合し、利用者が同館のサービスを把握して利用できるようにしています。また、統合検索機能は可読性を高めるとともにウェブサイトの中央に大きく配置されています。

「資料当日申込」「本館利用案内」「デジタル図書館予約」の各機能は利用者が直接メニューを変更できるパーソナライズ機能を採用しています。

新ウェブサイトで検索可能な図書・学位論文・ウェブサイトといった同館所蔵資料は1,900万件で、著作権の保護期間が満了した原文DBに搭載された約650万件は誰でも無料で利用可能です。

同館では、最新の情報技術と情報サービスのトレンドを積極的に活用し、利用者のニーズに合わせたキュレーション機能を強化していくとしています。

公益財団法人大宅壮一文庫、新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務者向けに「Web OYA-bunko 会員版」の無料トライアルを実施中

2020年3月9日、公益財団法人大宅壮一文庫が、新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務者向けに「Web OYA-bunko 会員版」の無料トライアルを実施しています。

通常は賛助会員のみ利用可能な「Web OYA-bunko 会員版」のトライアル用アカウントを、非会員にも無料で発行するとともに、自宅に記事コピーを配送する「資料配送サービス」をオンラインの検索画面から直接申込めるものです。希望があればFAX送信するとしています。

実施期間は3月31日までで、新型コロナウイルスの拡大状況によっては予告なくサービスを終了する場合があるとしています。また、申込みは「無料トライアル」を初めて利用する個人に限るとしています。コピー資料の配送およびFAX送信は有料サービスです。

【テレワーク支援!雑誌記事索引を提供。無料トライアル実施中】(公益財団法人大宅壮一文庫, 2020/3/9)
https://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx?itemid=486&dispmid=406

国立公文書館、デジタル展示「昭和二十年」を公開

2020年3月8日、国立公文書館が、同館のTwitterにて、デジタル展示「昭和二十年」を公開したと発表しました。

2015年開催の企画展をベースに作成されています。

@JPNatArchives(Twitter, 2020/3/8)
https://twitter.com/JPNatArchives/status/1236577534587932673

昭和二十年(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/exhibition/digital/s20/index.html

参考:
国立公文書館、デジタル展示『明治の学び』を公開
Posted 2018年10月25日
https://current.ndl.go.jp/node/36907

文部科学省、事務連絡「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校 及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付について(3月9日時点)」を発出:図書館の開館に関する事項もあり

文部科学省が、文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課名で、事務連絡「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付について(3月9日時点)」を発出しています。

問44に「新規」として「学校臨時休業中の図書館の開館、利用は可能なのか。」という項目があり、総合教育政策局地域学習推進課からの回答が掲載されています。

新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校 及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付につい て(3月9日時点) [PDF:41ページ]
https://www.mext.go.jp/content/202000309-mxt_kouhou01-000004520_4.pdf

図書館流通センター(TRC)、新型コロナウイルス感染拡大の影響による図書館の休館等をうけ、TRC電子図書館サービス導入館に対しコンテンツを無償提供

2020年3月9日、図書館流通センター(TRC)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響による公共図書館の臨時休館や小中学校・高等学校・特別支援学校の臨時休校などの事態を受け、TRC電子図書館サービスの導入館に対し、期間限定でコンテンツを無償提供すると発表しました。

期間は3月9日から4月5日までで、出版社等の協力を得て、既導入館のサイトに、「角川つばさ文庫」ほか100タイトル、「Hir@gana Times」2018年・2019年刊行の24冊、保健指導者のための「子どもの感染症と予防接種の手引き」第4版といったコンテンツが追加登録されます。

国内導入実績No.1のTRC電子図書館サービス導入館に対しコンテンツを無償提供<期間限定>(TRC, 2020/3/9)
https://www.trc.co.jp/information/200309_trc.html

韓国国立中央図書館(NLK)、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブを公開へ:国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)による同感染症のウェブアーカイブプロジェクトにも参加

2020年3月9日、韓国国立中央図書館(NLK)が、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブを、同館のウェブアーカイブOASISにて3月16日に公開すると発表しました。

同感染症の発生から感染拡大や拡散防止等の情報を扱った政府機関や関連機関のウェブサイトや、文書類、動画、画像といったウェブ上の資料を収集したものです。

NLKでは、この収集された記録が各種災害の予防や対応のための政策や研究資料として、様々な分野において有用に活用されるよう準備するとしています。

聯合ニュースの報道によると、新型コロナウイルス感染症は現在進行中の事象のため、収集されたウェブ情報は16日以降も収束するまで継続的にアップロードされほか、国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)のコロナウイルス感染症に関する国家別ウェブアーカイブコレクション構築協力プロジェクトにも参加し、韓国のウェブサイトの情報を提供するとのことです。