アーカイブ - 2020年 2月

2月 5日

“ORCID DE”プロジェクト、2020年から2022年までを期間とする新たなプロジェクトフェーズを開始

2020年1月30日、ドイツ国内におけるORCIDの導入促進を図る“ORCID DE”プロジェクトは、ドイツ研究振興協会(DFG)の助成により2016年に開始したプロジェクトフェーズが終了し、新たに2020年から2022年までを期間とするプロジェクトフェーズを開始したことを発表しました。

ドイツでは、2016年から2019年まで実施された同プロジェクトを通して、ORCID iDの登録数が2016年4月の約4万4,000から2020年1月には約16万8,000へ増加しています。また、プロジェクトの一環として設立されたドイツのORCIDコンソーシアムには、2020年1月時点で56機関が加盟しています。

独・ネットワーク情報イニシアチブ(DINI)の主導により2020年に開始する第二フェーズでは、ORCIDをインフラとして統合済の研究機関ネットワークの拡大と安定化が進められる予定です。また、30か月のプロジェクト期間中、出版社・研究助成機関などORCIDへ関心を持つ組織や利用している組織への支援拡大、及び機関用のORCIDとリンクした識別システムの開発に特に重点を置く、としています。

CDNLAOニュースレター、最新号で「図書館及び情報サービスに関する調査研究」を特集:3か国の国立図書館における調査研究活動を紹介

2020年2月4日、国立国会図書館(NDL)は、NDLが編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”第95号の公開を発表しました。

特集として「図書館及び情報サービスに関する調査研究」を取り上げており、中国、日本、シンガポールの国立図書館による調査研究活動を紹介する以下の記事を掲載しています。

中国:“Research Activities at the National Library of China: An Introduction”
日本:“NDL Research Report”
シンガポール:“Research in Information Service and Client Research Services at the National Library, Singapore”

Software Preservation Network(SPN)、ソフトウェアの保存に関する文献等の情報を集約・整理したオンライン目録を公開

ソフトウェアへの長期アクセスのための団体Software Preservation Network(SPN)は、2020年2月4日付けのTwitterにおいて、ソフトウェアの保存に関する文献等の情報を集約・整理したオンライン目録“Software Preservation Bibliography”の公開を発表しています。

SPNのTraining & Education Working Groupが作成したものであり、文献管理ツールZotero上で公開されています。

@SoftPresNetwork(Twitter, 2020/2/4)
https://twitter.com/SoftPresNetwork/status/1224349381278695426

研究型大学ネットワーク9団体が「研究データの権利に関するソルボンヌ宣言」に署名

2020年1月28日、欧州研究大学連合(LERU)は、前日の1月27日にフランス・パリのソルボンヌ大学で開催された研究データの権利に関するサミット(The international Research Data Rights Summit)において、出席した世界の研究型大学ネットワーク9団体が「研究データの権利に関するソルボンヌ宣言」に署名したことを発表しています。

「研究データの権利に関するソルボンヌ宣言」は、大学が自らの研究データを共有する意思があることを強く確認するとともに、各国政府に対し、データ共有のための明確な法的枠組みの導入やリソースの提供等を求めています。宣言に署名した9団体は以下のとおりです。

朝倉市中央図書館(福岡県)、「あさくらの食で地域を元気に」をテーマに実施した高校生のまちづくりアイデア「朝倉市の未来予想図(高校生の提言)」の発表資料を展示中

福岡県の朝倉市図書館が、2020年2月1日から29日まで、展示・高校生のまちづくりアイデア「朝倉市の未来予想図(高校生の提言)」を開催中です。

2019年10月に実施された「第9回朝倉市の未来予想図(高校生の提言)発表会」において、「あさくらの食で地域を元気に」をテーマに1次審査を通過した7つのグループが発表した資料を展示するものです。

イベント情報(朝倉市図書館)
https://lib.city.asakura.lg.jp/event/event_chuo.html
※「高校生のまちづくりアイデア朝倉市の未来予想図(高校生の提言)」を展示」とあります。

@amagilib(Twitter, 2020/2/2)
https://twitter.com/amagilib/status/1223879427378909184

韓国・文化体育観光部、国内22の公立博物館・美術館を対象に、各館所蔵資料と新技術を組み合わせた「体験型コンテンツ」作成支援を実施

2020年2月5日、韓国・文化体育観光部は、地域の文化基盤施設の活性化を目的に、国内22の公立博物館・美術館を対象に、所蔵する文化遺産や作品を用いた「体験型コンテンツ」作成支援を行なうと発表しました。

支援費は最大5億ウォン(地方費用負担50%)で、39の地方公共団体の応募のなかから2月3日に選定された22館において、既存のVRを主とするサービスから抜け出した、メディアファサード・プロジェクションマッピング・インタラクティブメディア・高精細画像・人工知能といった技術を用いた多様な「体験型コンテンツ」を作成するとしています。

文化体育観光部では、事業別に必要なコンサルティングを実施すると時に、定期的に研修会を開催し、各館と意思疎通を図るとしています。

22개 지역 박물관・미술관 실감나는 체험콘텐츠로 새 단장(22の地域の博物館・美術館を体験型コンテンツへとリニューアル)(韓国・文化体育観光部, 2020/2/5)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=17798

鹿児島大学附属図書館、鹿児島大学附属図書館サポーターによる「県内大学等学生の図書館活動に関する意見交換会」を開催

2020年2月12日、鹿児島大学附属図書館が、同館において、鹿児島大学附属図書館サポーターによる「県内大学等学生の図書館活動に関する意見交換会」を開催します。

県内の大学等において図書館活動を行っている学生や、図書館活動に関心のある県内大学等の学生等が対象で、参加者が情報共有や連携を深めることで、今後の各大学等での図書館活動の活性化や図書館利用の促進につなげることが目的です。

同館の見学会や、参加者による意見交換会が行われます。

県内大学等学生の図書館活動に関する意見交換会(鹿児島大学附属図書館, 2020/2/4)
https://www.lib.kagoshima-u.ac.jp/ja/news/2020/2/supiken2020

高砂市立図書館(兵庫県)、段ボールを使った模型づくりワークショップ「T-CUBEによるボクたちとワタシたちの村」を実施

2020年2月9日、兵庫県の高砂市立図書館が、2月1日から23日まで実施している図書館祭2020の一環として「T-CUBEによるボクたちとワタシたちの村」を開催します。

建築出前授業「すまいまちづくり育成塾」を行なっている日本建築家協会近畿支部兵庫地域会から講師を迎え、同市の放課後子供教室事業としても行われるもので、段ボールを使って自分のための空間の模型(T-CUBE)を作った後、作成したT-CUBEと敷地の模型を用いて、参加者の意見を取り込みながら、参加者全員で村を作っていくワークショップです。

小学校4年生から6年生が対象で、定員は30人(先着順)です。

T-CUBEによるボクたちとワタシたちの村(高砂市立図書館)[PDF:1ページ]
https://takasago-lib.jp/img/file182.pdf

図書館祭2020(高砂市立図書館)
https://takasago-lib.jp/custom38.html

宇都宮市立東図書館(栃木県)、栃木県立図書館「滝澤コレクション」を用いたジャズレコードコンサートを開催

2020年2月16日、栃木県の宇都宮市立東図書館が、「ジャズのまち宇都宮」にちなんでジャズレコードコンサートを開催します。

宇都宮市内の病院院長から栃木県立図書館が寄贈を受けた、1万4,483枚のレコードからなる「滝澤コレクション」(館内利用のみ)のなかから、渡辺貞夫氏の作品や、県立図書館でコンサートを開催した際のリクエストを基に選定して実施するとしています。

「滝澤コレクション」は、国内盤が少なかった時期に蒐集した米国からの輸入盤等の国内外のジャズの名盤がコレクションの中核をなしており、現在廃盤となって入手困難な貴重盤も数多く含まれるとのことです。

定員は先着50人(中学生以上)です。

東図書館 ジャズレコードコンサートを開催します(宇都宮市立図書館)
https://www.lib-utsunomiya.jp/viewer/info.html?id=743

韓国図書館協会(KLA)、文化体育観光部から通知された新型コロナウイルス感染症に関する公共図書館向け対応指針を公表

2020年2月4日、韓国図書館協会(KLA)は、文化体育観光部から通知された「公共図書館・「小さな図書館」新型コロナ対応指針」を公開しました。

公共図書館や小規模読書施設である「小さな図書館」において感染事例が発生した場合、対応指針に則って対処した後、文化体育観光部に速やかに連絡するようにとしています。

신종 코로나바이러스 감염증 관련 공공 (작은) 도서관 관련 지침 알림(新型コロナウィルス感染症関連公共(小さな)図書館関連指針通知)(KLA, 2020/2/4)
https://www.kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=57790

日本図書館協会(JLA)図書館政策企画委員会、「専門職制度検討チーム報告~非正規雇用職員が職員数の多くを占める時代における職員制度のあり方について~」をウェブサイトで公表

2020年2月4日、日本図書館協会(JLA)の図書館政策企画委員会が、「専門職制度検討チーム報告~非正規雇用職員が職員数の多くを占める時代における職員制度のあり方について~」を公表しました。

2019年3月に同委員会の専門職制度検討チームから提出された報告書を、同委員会及びJLAの理事会での審議・修正を経て、ウェブサイトで公表したものです。

2部構成となっており、第1部では、公共図書館の職員制度の全体状況を把握するとともに、非正規雇用職員が多数を占める実際の職場の状態と問題点を現場の職員の立場から報告するものとなっています。

第2部は、公共図書館のみならず学校、大学、専門図書館の館種ごとに、非正規雇用、専門職制度、司書、研修・養成の4部門に分けて現状を分析し、あるべき姿への提案を行っています。

2月 4日

国立女性教育会館(NWEC)、同館の女性教育情報センター内に「NWEC災害文庫」を開設:防災・災害時における男女共同参画・ジェンダー視点の伝達が目的

独立行政法人国立女性教育会館(NWEC)は、2020年2月3日付けのTwitterにおいて、同館の女性教育情報センター内に自然災害に関する資料コーナー「NWEC災害文庫」を開設したことを発表しました。

開設の目的として、防災や災害時、復興に不可欠な男女共同参画やジェンダー視点を伝えることを挙げており、一部資料を除き貸出も可能とあります。

@nwec_official(Twitter, 2020/2/3)
https://twitter.com/nwec_official/status/1224231025938616321

70以上の研究助成団体・出版者等が新型コロナウイルスに関する研究データ及び研究成果の広範かつ迅速な共有に関する声明に署名

2020年1月31日、英・ウェルカム・トラストのウェブサイト上で、新型コロナウイルスに関する研究データ及び研究成果の広範かつ迅速な共有に関する声明が発表されました。2月4日時点で、日本の国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)等を含む70以上の研究助成団体・出版者等が署名しています。

世界保健機関(WHO)が国際的な対応を行う上で支援となる、新たな研究成果に迅速にアクセスできるようにすることを目指しており、以下の点を確実にするために協力を実施する内容となっています。

researchmap.V2リリース

2020年2月4日、研究者向けの業績管理・発信サービスresearchmapが、新バージョンresearchmap.V2をリリースしました。

新バージョンではインタフェースが大きく変更されているほか、登録できる業績の種別が増加したり、所属機関向けに提供されるAPIが増強されています。また、AIを用いて外部サービスから業績候補を推薦したり、自動登録する機能も実装されたとのことです。

1. researchmap.V2リリースのお知らせ(researchmap、2020/2/4付け)
https://researchmap.jp/bbses/bbs_articles/view/381919/917325923f626d77c51f46067ec8a4ca

【イベント】シンポジウム「近代日本の知識資源システム―図書館,出版,アーカイブの観点から―」(3/21・東京)

2020年3月21日、慶応義塾大学三田キャンパスにおいて、知識資源システム研究会主催のシンポジウム「近代日本の知識資源システム―図書館,出版,アーカイブの観点から―」が開催されます。

開催趣旨によれば、このシンポジウムでは「(1)明治期になって知識資源システムがどのように変容していき、(2)それが現代に対してどのような影響を与えたのかについて、アーカイブ、出版、そして図書館という3つの分野を中心に見て行く」とのことです。各分野のエキスパートとして、アーカイブについて中野目徹氏(筑波大学人文社会系教授)、出版について柴野京子氏(上智大学文学部准教授)、図書館について根本彰氏(慶應義塾大学文学部教授)がそれぞれ発表した後、パネルディスカッションを行うとされています。

なお、同シンポジウムは根本氏の「退職記念シンポジウム」としても位置付けられており、根本氏の発表は最終講義を兼ねる扱いのようです。

参加費は無料ですが、webフォームによる事前登録が必要です。

根本彰先生退職記念シンポジウム 近代日本の知識資源システム―図書館,出版,アーカイブの観点から―
http://user.keio.ac.jp/~lis_m/

東京、京都、奈良の国立博物館がいわゆる常設展の観覧料金を値上げ 2020年4月から

東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館が、2020年4月からいわゆる常設展(平常展)の観覧料金を値上げすることを発表しました。

値上げの可能性は各博物館が2019年に策定した、新時代プランの中でも、「基盤の確保」の名目で触れられていました。今回の発表によると、東京国立博物館は一般料金を現行の620円から1,000円に、大学生料金を410円から500円に、京都国立博物館と奈良国立博物館は一般520円を700円に、大学生260円を350円にするとのことです。満70歳以上と高校生以下および満18歳未満はいずれの博物館でも無料のままで維持されます。また、団体割引料金はすべての博物館で廃止されます。

東京国立博物館等の観覧料金の改定について(東京国立博物館)
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2007

新型コロナウイルスにHIVウイルスと不自然に類似したタンパク質が含まれている、と主張するプレプリントがbioRxivに掲載されるも、2日で取り下げられる bioRxivは新型コロナウイルス関連プレプリントに関する注意喚起を表示

プレプリントサーバbioRxivに、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスについて、HIVウイルスと「不気味なほど」(Uncanny)類似したタンパク質が含まれている、と主張するプレプリントが2020年1月31日に掲載されたものの、研究者等から多くの批判を受け2日後の2月2日に取り下げられたことが話題になっています。

元となったプレプリントはインド・ニューデリーの研究者らが投稿したもので、新型コロナウイルス(2019-nCoV)にHIVウイルスと酷似した4つのアミノ酸残基が含まれていることを発見したとしています。抄録ではこの類似を「自然界で偶然、起こるとは考えにくい」と主張していました。しかしこの論文に対しては多くの研究者等から手法や結果の解釈について批判のコメントが寄せられ、週末中の2月2日に著者ら自身によって取り下げられました。このような事態を査読が行われていないプレプリントの問題点と指摘する声もある一方で、取り下げまでのスピードの迅速さを評価する意見もあります。

Knowledge Unlatched(KU)、2019年の共同出資の募集結果を発表:学術書410タイトル・学術誌13誌等がオープンアクセスに

2020年1月30日、Knowledge Unlatched(KU)は、2019年の共同出資の募集の結果として、人文社会科学系コレクションとして274タイトル、STEM(科学・技術・工学・数学)系コレクションとして38タイトル、その他提携機関からの98タイトル、あわせて410タイトルがオープンアクセス(OA)として公開されると発表しています。

そのほか、Berghahn社のSubscribe to Openパイロットモデル事業の成果として学術誌13誌が、またOAビデオジャーナルを提供するLATEST THINKINGとの連携による学術動画も公開されるとしています。

OCLCと連携して作成したMARCレコードもKUのウェブサイトで公開される予定です。

越前市立図書館(福井県)、30冊本を借りると周辺施設で使用できるドリンクチケット等がもらえる「読んでのもう!」を開催中

福井県の越前市立図書館が、2020年2月1日から2月29日まで、としょかん冬の本まつり2020「読んでのもう!」を開催中です。

開催期間中、30冊本を借りると、同館の中央図書館・今立図書館周辺施設いずれかで使用できるドリンクチケット、または関連商品がもらえる企画です。

交換期間は2月15日から3月8日までです。
ドリンクチケット、関連商品は数量に限りがあり、なくなり次第終了します。

*越前市立図書館*「読んでのもう!」開催中!(図書館トピックス)(越前市, 2020/2/3)
http://www.city.echizen.lg.jp/office/090/060/tosyo_topixr1-2.html

としょかん冬の本まつり2020 読んでのもう! [PDF:2ページ]
http://lib-city-echizen.jp/doc/2020/yondenomou.pdf

名古屋市鶴舞中央図書館、展示「新型コロナウイルスに関係する肺炎」を実施中

名古屋市鶴舞中央図書館が、2020年1月28日から2月4日まで、展示「新型コロナウイルスに関係する肺炎」を実施しています。

国際的な感染症やその防御、拡大防止についての知識を得られる本を展示するものです。

鶴舞中央図書館 「新型コロナウイルスに関係する肺炎」≪展示期間:1月28日(火)~2月4日(木)≫(名古屋市図書館)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_tenji/entries/20200131_01.html

参考:
安城市図書情報館(愛知県)、コロナウィルス関連情報サイトをまとめたチラシを作成
Posted 2020年1月31日
https://current.ndl.go.jp/node/40128

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