アーカイブ - 2020年 2月 7日

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SAGE社、スウェーデン・Bibsamコンソーシアムと3年間の“Read & Publish”契約を締結

2020年2月3日、SAGE社はスウェーデン・Bibsamコンソーシアムと2020年から2022年までを契約期間とする“Read & Publish”契約を新たに締結したことを発表しました。

契約は2020年1月1日以降に受付・受理された全ての論文に適用され、Bibsamコンソーシアム所属機関の内42機関の構成員に対して以下のようなサービスが提供されます。

・SAGE社が刊行する900タイトル以上のハイブリッド誌へ、論文処理費用(APC)を支払うことなく無制限にオープンアクセス(OA)で研究成果が出版可能になる
・SAGE社が刊行する150タイトル以上の完全OA誌への投稿時にAPCが20%割引される
・SAGE社の900タイトル以上の査読誌等へアクセス可能になる。パッケージへ毎年追加される新規コンテンツへも同様にアクセス可能になる
・著者からの特別な要望がない限り、研究成果がCC BYライセンスで出版される

伊賀市上野図書館(三重県)、2020年2月の「忍者市月間」以降「忍者図書館」仕様に変身することを発表

2020年1月31日、三重県の伊賀市上野図書館が、2020年2月の「忍者市月間」以降、同館が「忍者図書館」仕様に変身することを発表しました。

これは伊賀市が2020年2月を「忍者市月間」として、忍者に関する様々な関連行事を行うことの一環として取り組まれるものです。「忍者図書館」仕様となった同館では、次のような「忍術(企画や取り組み)」が実施されます。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、図書館情報学の教育と技能・雇用に関するレポートの2019年版を公表

2020年1月29日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、図書館情報学(LIS)の教育と技能・雇用に関するレポート“ALIA LIS Education, Skills and Employment Trend Report”の2019年版の公表を発表しました。

同報告書は、ALIAの認定を受けた機関の数が2010年の31機関から2020年には23機関へ、ALIAの認定を受けた図書館情報学コースの数が2010年の50コースから2020年には34コースへ減少することを予測するなど、10年間でオーストラリアにおける図書館情報学教育が退潮傾向にあること等を示しています。その他、以下のような状況にあることを指摘しています。

フランスの学術機関コンソーシアムCouperin、フランス国内の研究者を対象とした出版・オープンアクセス(OA)の実践に関する調査結果を公開

2020年1月23日、フランスの学術機関コンソーシアムCouperinは、2019年の2月から4月にかけてフランス国内の研究者を対象に実施した、出版・オープンアクセス(OA)の実践に関する調査結果を公開したことを発表しました。

Couperinの同調査はオープンサイエンスに関する国家計画の一環として、過去に前例のない規模で実施され、フランスの科学コミュニティの約10%に相当する1万1,658件の回答を得ています。回答とその分析に基づいて、研究者と出版社との関係、学術雑誌へのOA出版、学術雑誌の利用状況と論文の可視性、機関リポジトリ(archives ouvertes)・プレプリントサーバーの利用状況、研究データへのアクセシビリティなどについて、次のような調査結果が示されています。

学術研究懇談会(RU11)、「産学連携活動における情報セキュリティ・図書資料関連経費、研究指導料に関する要望」を発表

学術研究懇談会(RU11)のウェブサイトで、産業界に対して取りまとめした2019年8月付のRU11による要望書「産学連携活動における情報セキュリティ・図書資料関連経費、研究指導料に関する要望」が公開されています。

同要望書は、近年増大している情報セキュリティ・図書資料関連経費が大学予算を圧迫していること、これまであまり考慮されてこなかった大学教員の提供する「知」の対価(研究指導料)という新たな要因・要素への対応について関係者の理解を求める、という趣旨の下で取りまとめ・作成されました。「図書館資料関連経費」については、電子ジャーナル経費の高騰等に伴い、大学の運営費・研究費を圧迫している実情が指摘されています。

同要望書では、産官学連携活動の関係者に対する要望事項として、次の2点に言及しています。
・「情報セキュリティ・図書資料関連経費」、及び「知」の対価としての「研究指導料」について、該当事項を立てて所要額を負担すること
・情報セキュリティ・図書資料関連経費、研究指導料等以外の企業側から提供される経費(直接経費、間接経費)について、さらに柔軟に措置されるような工夫を企業側と意見交換・検討するために協力すること

スポーツや文化イベントのシーズンチケットを借りることができるフィンランドの図書館(記事紹介)

フィンランド外務省が運営するウェブサイト“this is FINLAND”が、同国の図書館における貸出サービスにおいて、スポーツや文化イベントのシーズンチケットの貸出が、最近、首都圏内外で拡大していることを紹介しています。貸出期間は1週間から2週間とのことです。

同サービスのコンセプトは、2019年秋に、ヘルシンキのバスケットボールチームのスポーツディレクターが、同チームの地元のトーロ図書館(Töölö Library)を通じて試合のチケットを入手できるようにしたことが始まりです。このことにより、普段は試合を見ない人や、金銭的にチケットを買えない観客が増加し、チームのアウトリーチ活動にもなったとしています。

その他、アイスホッケーチームや、コンサートホール、劇場のチケットを借りることができる図書館もあり、ヘルシンキ中央図書館“Oodi”では、ヘルシンキフィルハーモニー管弦楽団とフィンランド放送交響楽団のチケットを借りることができるとのことです。

オランダ王立図書館(KB)とオランダ・デルフト工科大学(TU Delft)が共同で“Future Libraries Lab”を設立

2020年2月6日、オランダ王立図書館(KB)とオランダ・デルフト工科大学(TU Delft)が、共同で“Future Libraries Lab”を設立したと発表しています。

図書館が、物理的な、また、デジタルのコレクションを、革新的な方法で提供し続けることが可能となるために、新しいタイプのサービスの開発を支援するもので、TU Delftの工業意匠学及び電子数理情報工学の研究者と修士課程の大学院生が未来の図書館を概念化し、その知識を図書館等と共有することを目的とした組織です。

最初の取組として2つのプロジェクトが紹介されており、“Parels van Drenthe”は、ドレンテ州の住民を対象に、拡張現実(AR)といった新技術を用いての、地域の歴史や遺物の体験・実感の強化方法を調査するプロジェクトです。また、“Describing Images”は、視覚障害者が新聞・雑誌・図書の図版にアクセス可能となるための方法を調査するプロジェクトで、画像認識とクラウドコンピューティングの可能性を調査し実装することを目標としています

両機関では、参加する公共図書館・大学図書館を募集しています。

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブで同館所蔵の『大阪商工新報』『大阪商工新聞』『大阪メリヤスタオル商工新聞』が公開

2020年2月6日、神戸大学附属図書館は、同館が所蔵する『大阪商工新報』『大阪商工新聞』『大阪メリヤスタオル商工新聞』の画像をデジタルアーカイブ上で公開したことを発表しました。まとまったコレクションとして所蔵しているのは同館のみ、という貴重な資料であるとしています。

画像はデジタルアーカイブ上の「大阪商工新聞」のページで公開されています。以下の号が公開対象となっていますが、ページ上の記載によれば、著作権保護期間内あるいは権利関係が不明のため、本文が表示できないコンテンツが含まれているとあります。

『大阪商工新報』50-91号、1907-1909(明治40-42年)
『大阪商工新聞』1-236号、1909-1921(明治42-大正10年)
『大阪メリヤスタオル商工新聞』238-498号、1922-1933(大正11-昭和8年)
※欠号・欠ページあり

『大阪商工新報』『大阪商工新聞』『大阪メリヤスタオル商工新聞』電子化画像を公開しました(神戸大学附属図書館, 2020/2/6)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/15238/

米国議会図書館、公民権運動家ローザ・パークス(Rosa Parks)氏の関連文書をテキスト化するためのクラウドソーシングプロジェクトを開始

2020年2月4日、米国議会図書館(LC)は、公民権運動家ローザ・パークス(Rosa Parks)氏の関連文書をテキスト化するためのクラウドソーシングプロジェクトを開始することを発表しました。同日はローザ・パークス氏の生誕107周年に当たります。

LCのクラウドソーシングプラットフォームである“By the People”上でテキスト化作業への参加が可能になっています。テキスト化対象には、ローザ・パークス氏の私信のほか、公民権運動において大きな役割を果たした出来事であり、同氏の逮捕がそのきっかけとなったモンゴメリー・バス・ボイコット事件に関するメモや断片的な文章等が含まれます。

今回テキスト化対象として選ばれた資料には、LCが2019年12月6日から行っている館内展示“Rosa Parks:In Her Own Words”での展示資料も多く含まれています。同展示はオンライン版も公開されているほか、LCが発行する“Library of Congress Magazine”の2020年1・2月号にも同展示の特集が掲載されています。

中国の「デジタル読書」関連企業らが新型肺炎への取組で協力:一部コンテンツや感染予防に役立つ電子書籍等の無料公開を実施

中国オーディオビジュアル・デジタル出版協会(CADPA)が、2020年1月30日付けで、電子書籍サービスなど「デジタル読書」(数字閲読)関連の事業を行う会員企業に対し、協力して新型肺炎の感染拡大への対抗策に取り組むことを呼び掛けています。

具体的な対抗策として、室内で過ごす時間の充実のため、一部のデジタルコンテンツを2020年2月末までの期間限定で無料公開することや、感染予防に役立つ電子書籍等の無料公開による知識普及を挙げています。

CADPAによる2020年2月6日付けの発表では、55のデジタル読書プラットフォーム及びデジタル出版企業が呼びかけに応じ協力を行っており、すでに多数のコンテンツの無料公開を始めていることが紹介されています。

数字阅读行业战“疫”倡议书(CADPA , 2020/1/30付け)
http://www.cadpa.org.cn/news/view?id=567

龍ヶ崎市(茨城県)、龍ヶ崎市立中央図書館において公共施設再編成の市民フォーラム「ワカモノ×図書館 みんなで考えよう これからの公共施設」を開催:若者目線で考えた同館の有効活用アイデアを発表

2020年2月16日、茨城県の龍ヶ崎市が、龍ヶ崎市立中央図書館において、公共施設再編成の市民フォーラム「ワカモノ×図書館 みんなで考えよう これからの公共施設」を開催します。

同市では、公共施設再編成の基本的な考え方やこれまでの取組について情報提供・意見交換を行なうための市民フォーラムを開催しており、今回は、公共施設に馴染みが薄かった若年層の関心を高め、公共施設の良い運営を図るため、同館について大学生と高校生がワークショップ形式で話し合い、若者目線で考えた有効活用アイデアを発表するものです。

定員は100人で参加無料です。

内容は以下の通りです。

・開会(市長挨拶)

・龍ケ崎市の公共施設再編成について 説明者:龍ケ崎市

・基調講演
「市民が関わる公共施設の再編成~ワクワクする公共施設を市民の手で!さあ若者の出番!~」
西尾真治氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 コンセンサス・デザイン室長)

・ワークショップ
ファシリテーター:西尾真治氏
メンバー:流通経済大学生・竜ヶ崎第二高等学校生徒・さいたま市の高校生

鎌倉市図書館(神奈川県)、東京オリンピック・パラリンピックに出場するフランスのセーリングチームのホストタウンであることにちなみ「フランス語のおはなし会」を実施

神奈川県の鎌倉市図書館が、2020年2月から3月にかけて、各館で「フランス語のおはなし会」を実施すると発表しています。

同市が、東京オリンピック・パラリンピックに出場するフランスのセーリングチームのホストタウンであることにちなんだもので、同市の国際交流員であるエレン・ネーム(Helene Nem)氏が講師を務めます。

定員は各館20人(腰越図書館のみ15人)で事前の申し込みが必要です。

フランス語のおはなし会(鎌倉市図書館)
https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp/event/detail/159

東海地域の歴史文化資料を自然災害等から守る活動を行うボランティア団体「東海資料ネット」が2020年2月16日に設立

2020年2月16日、東海地域の歴史文化資料を自然災害等から守る活動を行うボランティア団体「東海資料ネット」の設立総会が、名古屋大学大学院人文学研究科において行われ、活動を開始する予定と発表されています。

@tokaishiryonet(Twitter, 2020/2/6)
https://twitter.com/tokaishiryonet/status/1225292026687582209

関連:
各地の資料ネット(歴史資料ネットワーク)
http://siryo-net.jp/link/#siryo-net

丹波篠山市立中央図書館(兵庫県)、神戸大学の指導を受け同館の地域資料の整理を行っている地域資料整理サポーターによる活動成果展示を開催中

兵庫県の丹波篠山市立中央図書館が、2020年2月1日から2月16日まで、地域資料整理サポーター活動成果展示「歴史の宝庫 丹波篠山 ~地域の歴史を未来に伝える~」を開催中です。

地域資料整理サポーターは、神戸大学の指導を受け、同館の地域資料の整理を行っているボランティアです。

行事のご案内(丹波篠山市立中央図書館)
https://edu.city.sasayama.hyogo.jp/c-library/event/event.html
※イベント情報欄に「地域資料整理サポーター活動成果を展示しています」とあります。

地域資料整理サポーター活動成果展示を開催(丹波ささやま写真新聞)(丹波篠山市, 2020/2/6)
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/pc/photo/cat/post-1485.html

一般社団法人国宝修理装潢師連盟が文化遺産防災ネットワーク推進会議に参加

国立文化財機構 文化財防災ネットワーク推進本部は、2020年2月4日に開催された第11回文化遺産防災ネットワーク推進会議において、新たに一般社団法人国宝修理装潢師連盟が同会議に参加することになったと発表しています。

これにより、同推進会議への参加団体は25団体となりました。