アーカイブ - 2020年 2月 19日

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Elsevier社、アイルランドの高等教育研究機関19機関のコンソーシアムと試験的なオープンアクセス(OA)出版モデルへの「転換契約」を締結

2020年2月18日、Elsevier社は、同社とアイルランドの高等教育研究機関によるコンソーシアムが、アイルランドの研究成果物の完全なオープンアクセス(OA)化を支援するため、試験的なOA出版モデルへの「転換契約(transformative agreement)」を締結したことを発表しました。

アイルランドで主要学術出版社との「転換契約」が締結されるのはこれが初めての事例となります。契約はアイルランド国内の大学や工科大学で構成される高等教育研究機関19機関のコンソーシアムがElsevier社と締結しました。3年間の契約期間中、コンソーシアムの19機関に所属する研究者は、Elsevier社のプラットフォームScienceDirect上で電子ジャーナルパッケージ“Freedom Collection”に含まれる全ての文献にアクセス可能になります。また、これらの機関に所属する研究者の研究成果物の70%以上について、論文処理費用(APC)を支払うことなく公開可能とすることで、アイルランドのOAへの転換を促進する内容となっています。

米国国立医学図書館(NLM)、医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加

2020年2月14日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館が整備する医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として、前日13日に“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加したことを発表しました。

これは世界的に感染が拡大している「2019新型コロナウイルス(2019-nCoV)」によって引き起こされる疾患に対して、世界保健機関(WHO)が“Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)”と公式に命名したことに対応するものです。新たに追加された補足用語“COVID-19”は、“Coronavirus Infections(「コロナウイルス感染症」)”と“Pneumonia, Viral(「ウイルス性肺炎」)”の2つの定義語(Descriptors)に対応しています。

Open Preservation Foundation(OPF)にオランダ視聴覚研究所(Netherlands Institute for Sound and Vision)が加盟

2020年2月13日、デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)は、新たにオランダ視聴覚研究所(Netherlands Institute for Sound and Vision)が加盟したことを発表しました。

オランダ視聴覚研究所は1997年に設立された、オランダの視聴覚遺産の収集・保存・公開を担当するメディアアーカイブ機関です。ボーンデジタルのラジオ番組・テレビ番組、デジタル化された映画や音声・動画、近年のウェブサイトやウェブサイトに配信された動画などのコレクションを管理しており、同研究所のリポジトリには再生時間にすると100万時間分に相当する26ペタバイト以上のデジタルデータが保存されています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、先住民との和解に関する活動計画“Reflect Reconciliation Action Plan”を公開

2020年1月30日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、同問題の専門組織Reconciliation Australiaからの最終承認を受けて、先住民(アボリジニとトレス海峡諸島民)との和解に関する活動計画“Reflect Reconciliation Action Plan”を公開しました。

2019年2月に、ALIAの職員5人とオーストラリア国立図書館(NLA)の先住民に関するキュレータによって構成されるワーキンググループが設置されて策定が開始されたものです。

全ての人の多様性・個性・平等を尊重し、先住民の権利を認めることはALIAの戦略計画2018-2022の中心的な価値であるとしています。

The ALIA Reflect Reconciliation Action Plan published(ALIA, 2020/1/31)
https://www.alia.org.au/news/20457/alia-reflect-reconciliation-action-plan-published

歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点、「歴史文化資料保全コーディネーター講座」を開催

2020年3月2日から4日にかけて、歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点(東北大学学術資源研究公開センター)が、同大学大学院理学研究科において「歴史文化資料保全コーディネーター講座」を開催します。

様々な分野の専門家が、東日本大震災などでの保全活動の経験を踏まえ、資料ごとに、対処方法や注意点、どのような機関や組織と連携すると良いかなどを解説するもので、多様な資料の保全に直面した際、踏まえておくべきことを知っておくことで、受講者が、地域での歴史文化資料などの保全活動全体をコーディネートしていくことが可能となることを目的としています。

受講料は無料ですが事前の申し込みが必要です。全ての講義を受講した受講者には、受講証明書が発行されますが一部のみの受講も可能です。

講座の内容は以下の通りです。

【イベント】園田学園女子大学COC+シンポジウム「地域歴史遺産の「保存」と「活用」-博物館・公文書館の役割-」(3/21・尼崎)

2020年3月21日、園田学園女子大学COC+シンポジウム「地域歴史遺産の「保存」と「活用」-博物館・公文書館の役割-」が、兵庫県尼崎市の同大学で開催されます。

内容は以下の通りで、参加には事前の申し込みが必要です。

・基調講演「博物館と公文書館の役割-「わたし」と「わたしたち」-」
藪田貫氏(兵庫県立歴史博物館館長)

・ディスカッション
稲村和美氏(尼崎市長)、藪田貫氏、大江篤氏(園田学園女子大学人間教育学部教授)、市沢哲氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)

園田学園女子大学COC+シンポジウム「地域歴史遺産の「保存」と「活用」-博物館・公文書館の役割-」(園田学園女子大学)
https://www3.sonoda-u.ac.jp/chiiki/smail5/

【イベント】全国映画資料アーカイブサミット2020(3/13-14・東京)

2020年3月13日・14日に、 東京都千代田区の神楽座において、「全国映画資料アーカイブサミット2020」が開催されます。

文化庁の「令和元年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業[撮影所等における映画関連の非フィルム資料]」に基づき、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が、映画資料の保存・活用のための基礎知識(資料を知り、いかに保存活用するか)をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に開催するものです。

参加費は無料ですが、定員は100人(事前申し込み、先着順)です。

主な内容配下の通りです。

3月13日

・主催者挨拶 坪田知広氏(文化庁参事官) 

・第1部 セミナー
「映画資料の保存対策と防災」
眞野節雄氏(日本図書館協会資料保存委員会委員長) 

・第2部 プレゼンテーション&シンポジウム
「映画資料所蔵館による自館紹介」3館のプレゼンテーション