アーカイブ - 2020年 11月

11月 12日

E2321 - JADS第99回研究会「新型コロナ資料の収集」<報告>

2020年9月12日,アート・ドキュメンテーション学会(JADS)の第99回研究会・第3回オンラインイベント「新型コロナ資料の収集」が開催された。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって,私たちの生活は一変し,様々な感染症対策をとりながらの日々が続いている。行事中止のお知らせやチラシ,各種店舗における営業案内の貼り紙などは,この生活変化に伴って生まれたものであり,後世に現状を伝える貴重な資料である。こうした「新型コロナ資料」は,博物館等を中心に収集活動が展開されている。その中でも,浦幌町立博物館(北海道)と吹田市立博物館(大阪府)は,日本国内でいち早く新型コロナ資料の収集を開始した。本研究会では,2館の活動についての報告と対談が設けられ,新型コロナ資料収集の意義や今後の展開について語られた。

鎌倉市図書館(神奈川県)、教育現場におけるSDGsの推進や調べ学習支援を目的とした教員向け研修「海と海のSDGs&調べ学習の教員向け講座」を開催

2020年12月19日、神奈川県の鎌倉市図書館が、教育現場におけるSDGsの推進と調べ学習の授業やそのアイデアの参考としてもらうことを目的に、教員向けの研修「海と海のSDGs&調べ学習の教員向け講座」を開催します。

対象は、市内在住または在勤の教員、教育委員会関係者等で、材木座海岸および鎌倉市役所の会議室において、磯の生物観察(フィールドワーク)と身近な海の自然と課題に関する調べ学習の実践を行ないます。

定員は10人程度が予定されています。

また、12月26日には、著作権、地域資料、学校図書館と公共図書館の連携について懇談等を行う図書館活用講座も行われます。

海と海のSDGs&調べ学習の教員向け講座[鎌倉市図書館:PDF:1ページ]
https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp/pdf/support/kyouinkensyu2020.pdf

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて附属図書館所蔵「大惣本」からの70タイトルをデジタル化公開

2020年11月11日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて、附属図書館所蔵の「大惣本」からの70タイトルをデジタル化公開したと発表しています。

大惣本は、江戸中期から明治中期まで名古屋で営業した貸本屋、大野屋惣八店(大惣)の旧蔵書で、明治時代に廃業するにあたり、その蔵書は、帝国図書館(現・国立国会図書館)、東京帝国大学、京都帝国大学、高等師範学校(現・筑波大学)等によって買い上げられました。

京都大学で所蔵する大惣本は、3,667部、1万3,081冊で、内容は仏教・神道・医学・天文学など多岐にわたり、特に浮世草子・歌舞伎・浄瑠璃の脚本などの江戸文学書が質量ともに優れていると紹介されています。

そのうち、今回は、国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」でデジタル化された70タイトルが公開されたものです。

東京大学経済学図書館・経済学部資料室、「〔書き込み式〕図書館資料保存の基本」2020年度版を公表

2020年11月10日、東京大学経済学図書館・経済学部資料室が、「〔書き込み式〕図書館資料保存の基本」2020年度版を公表しています。

同資料は、図書館における資料保存業務の参考に供するために最低限必要と考えられる知識やポイントをまとめたもので、イラスト・写真・図表を用いて視覚的にわかりやすく、また必要に応じて自由に書き込んで活用できるようになっています。

「〔書き込み式〕図書館資料保存の基本」の公表(東京大学経済学図書館・経済学部資料室,2020/11/10)
http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?p=11974

〔書き込み式〕図書館資料保存の基本」2020年度版 [PDF:2ページ]
http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/contents/hozon_poster.pdf

11月 11日

早稲田大学図書館、館報「ふみくら」98号を公開:システム共同運用記念シンポジウム「早慶図書館の挑戦」の開催報告等を掲載

2020年11月10日、早稲田大学図書館は、館報「ふみくら」98号の刊行を発表しました。早稲田大学リポジトリ上で電子版が公開されています。

同号には、2020年2月25日に開催されたシステム共同運用記念シンポジウム「早慶図書館の挑戦」の開催報告等、同大学と慶應義塾大学のコンソーシアムによる図書館システム共同運用に関する記事や、同大学と英・ケンブリッジ大学出版局とのRead & Publish 契約締結に関する記事等が掲載されています。

「ふみくら」98号が刊行されました(早稲田大学図書館, 2020/11/10)
https://www.waseda.jp/library/news/2020/11/10/8998/

中国・山西省図書館、黄河・万里の長城・太行山脈に関する文献データベースを公開

2020年10月23日、中国・山西省図書館は、黄河・万里の長城・太行山脈に関する文献データベース「黄河、長城、太行文化旅遊専題文献庫」の公開を発表しました。

山西省の文化資源を掲載するプラットフォーム「山西公共文化雲」上での公開であり、黄河・万里の長城・太行山脈について各1件、合計3件のデータベースに分かれています。文化・歴史・自然・文物・旧跡・治水等に関する図書・雑誌記事・論文・新聞記事・図版を収録しており、オンラインでの本文閲覧が可能となっています。

山西省图书馆“黄河、长城、太行文化旅游专题文献库”上线啦!(山西省図書館, 2020/10/23)
http://120.92.71.190/info/73045.jspx

黄河、长城、太行文化旅游专题文献库
http://218.26.30.70:8088/stpc/

韓国の4つの科学技術院が運営するポータルサイトSTAR Libraryで4機関の研究成果情報が検索対象に

2020年11月6日、韓国の光州科学技術院(GIST)は、韓国科学技術院(KAIST)・大邱慶北科学技術院(DGIST)・蔚山科学技術院(UNIST)と共同で運営しているSTAR Library(Science & Technology Advanced Research Library)において、4機関の研究成果情報(1,170人の研究者(専任教員)の情報と752の研究室情報)が統合検索できるようになったと発表しています。

STAR Libraryは、科学技術情報通信部の支援を受けて2015年12月から運営されており、10万件の論文、1万5,000件の特許、6万件の各種学術情報といった約20万件の研究成果が2019年下半期から一般公開されています。その他、国内外の研究課題といった最新研究動向や4機関の所蔵資料も検索可能です。

大学院進学を希望する学生や共同研究を希望する国内外の研究者、各分野の専門家情報が必要な企業等の助けになることが期待されています。

今回の公開の前提として、4機関は、2014年に図書館間の業務協約を締結し、2017年にはKAISTの研究成果管理システム(RIMS)の標準化と他の3機関への導入を行なっているほか、2020年初頭には、4機関の総長間で「学術・研究情報共同活用のための業務協約」を締結しています。

図書館流通センターと大日本印刷株式会社、「バーチャル図書館」の開発を開始

2020年10月30日、図書館流通センター(TRC)と大日本印刷株式会社(DNP)が、「バーチャル図書館」の開発を開始したことを発表しました。

発表によると、仮想空間上の図書館内で利用者が書架を巡って書籍を探し、電子書籍での閲覧やリアルな書籍の取り寄せができる等、バーチャルとリアル両方の利点を生かした図書館サービスの実現が目的とされています。

11月1日から30日にかけてオンラインで実施されている第22回図書館総合展で、デモンストレーション版が公開されています。

図書館流通センターと大日本印刷が共同で未来の図書館「バーチャル図書館」の開発を開始 [PDF:236KB](TRC, 2020/10/30)
https://www.trc.co.jp/information/pdf/20201030_TRCrelease.pdf

【イベント】ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」(11/21・オンライン)

2020年11月21日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」が開催されます。

同座談会は、大阪府吹田市の関西大学博物館を中核館とする、文化庁による地域と共働した博物館創造活動支援事業「関西圏大学ミュージアム連携活性化事業 ようこそ大学ミュージアムへ―つなぐ・つなげる・つながる―」の取り組みとして行われ、事業の実行委員会である「かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会」が主催します。

歴史的音源としての価値だけではなく、社会状況を反映する資料としての意味を持つSPレコードについて、それらを活かすデータベースとはいかなるものか、その意義について具体例を挙げ、討論、提言する機会として開催されます。開催の背景として、大阪芸術大学(大阪府南河内郡)と関西大学が大阪音楽大学(大阪府豊中市)に寄贈されたSPレコードを引き継ぎ、整理作業に取り組んだことが挙げられています。

参加には事前に電子メールで申し込みする必要がありますが、参加費は無料です。主なプログラムは次のとおりです。

国際図書館連盟(IFLA)、2020年総会の録画映像と2019年の年報を公開

2020年11月9日、国際図書館連盟(IFLA)は、2020年総会の録画映像と2019年の年報を公開したことを発表しました。

2020年11月5日に開催されたIFLAの2020年総会は、新型コロナウイルス感染症の影響により初めての試みとして、オランダ・ハーグのオランダ王立図書館(KB)からライブストリーム配信する形で開催されました。IFLAは、綿密な準備を進めたため例年にない人数の参加者が出席し、オンライン開催という新しい可能性が開かれたことなどを報告しています。総会当日のライブストリーム配信の録画映像はYouTubeで公開されています。

また、同日付で、2019年1年間のIFLAの各戦略的活動分野の成果、財務状況、会員情報、「IFLA戦略2019-2024」の導入等の概要を紹介した年報がオンライン公開されています。

IFLA’s General Assembly and Annual Report: Looking Back on a Great Year(IFLA,2020/11/9)
https://www.ifla.org/node/93441

筑波大学附属図書館、留学生向けに図書館の使い方を1分間で説明した15本の動画シリーズ「1分チュートリアル」を公開

2020年11月9日、筑波大学附属図書館は、留学生向けに短くシンプルに要点をまとめた図書館の使い方等の動画として、「1分チュートリアル(One minute tutorials)」を公開したことを発表しました。

「本の探し方」、「貸出期間の延長方法」、「リモートアクセスサービスの使い方」などのテーマ別に、英語で作成された15本の動画をYouTubeで視聴することができます。

お知らせ(筑波大学附属図書館)
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/information
※2020/11/09欄に「1分チュートリアル動画を公開しました」とあります

1分チュートリアル動画を公開しました(筑波大学附属図書館)
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/information/20201109

文化庁、文化審議会著作権分科会の法制度小委員会に設置された「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第5回)」の議事次第・配布資料を公開

文化庁のウェブサイトに、2020年11月9日に文部科学省旧文部省庁舎5階入札室で開催された「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第5回)」の議事次第と配布資料が公開されています。

第5回のワーキングチームの議事は、「(1)図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する報告書について」「(2)その他」でした。

配布資料として、「入手困難資料へのアクセスの容易化」と「図書館資料の送信サービスの実施」の2つの課題について、幅広い関係者とのヒアリング・集中的な議論による検討結果等をまとめた、同ワーキングチームによる「図書館関係の権利制限規定の見直し(デジタル・ネットワーク対応)に関する報告書」の案が公開されています。

図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第5回)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/toshokan_working_team/r02_05/

北米研究図書館協会(ARL)、社会科学分野における若手研究者の研究活動の実態と図書館・学協会向けの提言を示した調査レポートを公開

2020年10月26日、北米研究図書館協会(ARL)は、学術情報流通分野の研究者であるMarcel LaFlamme氏が執筆した調査レポート“Affiliation in Transition: Rethinking Society Membership with Early-Career Researchers in the Social Sciences”の公開を発表しました。

このレポートは米国・カナダの社会科学分野の若手研究者に対するインタビュー調査に基づいて、ソーシャルメディア等のコミュニケーション技術を活用した新しい形の研究コミュニティの形成を明らかにし、図書館や学協会向けに研究環境の変化に適応し研究の一層オープンアクセス化を進めるための提言を示したものです。

レポートでは、既存の学会への所属は研究へ参画するための一形態にすぎず、永続的ではなくより緩やかに制度化されたコミュニティ形成を求めていることなど、社会科学分野における若手研究者の研究活動の実態について、インタビュー調査から得られた知見を紹介しています。また、インタビュー調査の結果を踏まえて、研究支援の在り方等に関する図書館向けの提言や、新たに形成されている若手研究者らのコミュニティとの調整等に関する学協会向けの提言が示されています。

全国遺跡報告総覧、報告書詳細ページに「経緯度(世界測地系)10進数(自動生成)」項目を新設:遺跡位置情報を簡単にWebGISで使用できるように

2020年11月10日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧の報告書詳細ページに「経緯度(世界測地系)10進数(自動生成)」項目を新設したと発表しています。

一般的に地理院地図などのWebGISでは位置情報を世界測地系10進法で扱っている一方で、古い文化財報告書は、日本測地系で記載されているほか、抄録の作成は、度分秒で作成すると定められていることから、WebGISで扱うには、測地系変換と10進数への変換が必要であったものの、これにより、遺跡位置情報を簡単にWebGISで使用できるようになったと説明されています。

全国遺跡報告総覧:遺跡位置の世界測地系10進法への簡易変換表示機能の公開(なぶんけんブログ,2020/11/10)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2020/11/location.html

沖縄県立図書館、ボードゲーム展示を実施中

沖縄県立図書館が、2020年11月11日から12月21日まで、ボードゲーム展示を実施中です。

本だけではなく、様々なボードゲームを展示していると紹介しています。

@OkinawaPrefLib(Twitter,2020/11/10)
https://twitter.com/OkinawaPrefLib/status/1326107874871767041

11月の展示スケジュール(沖縄県立図書館)
https://www.library.pref.okinawa.jp/tenji/11.html

吹田市立健都ライブラリー(大阪府)が開館

2020年11月11日、大阪府吹田市の北大阪健康医療都市(健都)内に吹田市立健都ライブラリーが開館しました。

『健康に「気づき」、「楽しみ」ながら「学べる」』をコンセプトとした図書館で、1階には医療やスポーツに関する本を集めた「健康・医療・スポーツコーナー」のほか、血圧計など健康測定機器等が設置されています。

また、0系新幹線の先頭車両も展示されています。

吹田市立図書館
http://www.lib.suita.osaka.jp/
※「健都ライブラリーが開館します」とあります。

@Twitter(suita_toshokan,2020/11/11)
https://twitter.com/suita_toshokan/status/1326326259299741699

11月 10日

東北大学災害科学国際研究所とJX通信社の共同プロジェクト「みんなでSNSマッピングプロジェクト」が公開される:大雨・台風の被害や教訓を残す

2020年11月6日、東北大学災害科学国際研究所とJX通信社の共同プロジェクト「みんなでSNSマッピングプロジェクト」が公開されたことが発表されました。

Twitterに投稿された大雨・台風の被害の写真・映像を収集し、正確な位置を特定して分析すること、被害の記録をアーカイブして残すこと等が目的とされています。

同プロジェクトは、地図上にマッピングされている写真や映像を見て、利用者が正確な場所に関する情報を提供し、その情報をもとに修正を行っていくという、参加型のプロジェクトです。11月10日時点では、「令和元年東日本台風」、「令和2年7月豪雨」が公開されています。

新着情報(東北大学災害科学国際研究所)
https://irides.tohoku.ac.jp/outline/topics/
※2020年11月6日付で、「大雨・台風の被害・教訓を後世に「みんなでSNSマッピングプロジェクト」(東北大学災害科学国際研究所xJX通信社共同プロジェクト)を公開しました」と掲載されています。

宮城県図書館、資料搬送機の紹介動画を公開

2020年11月6日、宮城県図書館が資料搬送機を紹介する動画を公開したことを発表しました。

同館の資料搬送機の内部を撮影したもので、同館が実施している相互貸借サービス等の案内も行われています。

@ Miyagi_pref_Lib(Twitter, 2020/11/6)
https://twitter.com/Miyagi_pref_Lib/status/1324640771132125184?s=20

資料搬送機動画を公開します(宮城県図書館)
https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/news/1662-2020-11-06-04-36-40.html

フランス・高等教育書誌センター(Abes)、フランスの博士論文デジタル化に関する調査レポートを公開

2020年11月4日、フランスの高等教育・研究・イノベーション省が所管する高等教育書誌センター(Abes)が、同国の博士論文デジタル化に関するアンケート調査のレポート“La numérisation des thèses de doctorat françaises – État des lieux, enquête 2020”を公開したと発表しました。

同調査は、2020年1月8日から31日にかけて、Abesのネットワークに参加している高等教育・研究機関を対象に実施されました。目的としては、論文のデジタル化に取り組む機関やデジタル化された論文の類型、技術的・組織的取り決めの把握が挙げられています。

レポートでは、質問項目ごとに結果がまとめられ、論文デジタル化の目的として79%が「コレクションへのアクセスの提供と促進」「論文の流通、ビジビリティ、評価の向上」を挙げていること、53%が国のプラットフォーム、58%が当該機関の電子図書館でデジタル化した論文を公開していること等が述べられています。

結論の箇所では、今回の調査結果は、1985年以降のフランスの博士論文をデジタル化する国家プロジェクトに関して、2021年にAbesとフランスのリール大学が実施する予定の実現可能性調査の出発点でもあること等が述べられています。

ページ