アーカイブ - 2020年 11月

11月 6日

英・電子情報保存連合(DPC)、主要リソースの複数言語での翻訳版を公開:組織のデジタル保存における成熟度の測定ツール“DPC Rapid Assessment Model”の日本語訳も

世界デジタル保存デーである2020年11月5日、英・電子情報保存連合(DPC)は、組織のデジタル保存における成熟度の測定ツール“DPC Rapid Assessment Model”について、日本語訳・フランス語訳をPDFで公開したことを発表しました。なお、英語版は2019年9月に公開されました。

その他、以下の資料の翻訳版公開も発表されました。

・意思決定者等にデジタル保存の重要性を説明する際に利用可能なガイド “Executive Guide on Digital Preservation”のフランス語版・スペイン語版(英語版は2019年5月に公開)
・2020/2021年度におけるDPCの新しい活動計画を示した文書“DPC Prospectus 2020-2021”の、アラビア語版・フランス語版・ドイツ語版・スペイン語版(英語版は2020年8月に公開)

DPCは、“DPC Prospectus 2020-2021”において、2020年中には同文書及びDPCの主要なリソースのうちいくつかを複数言語で利用可能とするとしていました。今回の発表では、以下の翻訳についても近日中の公開を予定していると述べています。

第68回日本図書館情報学会研究大会の発表論文集がオンラインで公開される

日本図書館情報学会のウェブサイト上で、第68回日本図書館情報学会研究大会の発表論文集が公開されています。

同大会は2020年10月3日から4日にかけてオンラインで開催され、両日にかけて口頭発表が、4日の昼にはポスター発表が行われました。同大会申込み方法の案内ページには、「発表論文集のみの希望者は、後日学会ウェブサイトに公開しますので参照ください」との注記が掲載されていました。

過去の研究大会(日本図書館情報学会)
https://jslis.jp/events/annual-conference/archives/
※「第68回(2020年10月)」の項目に発表論文集へのリンクが掲載されています。

近畿大学中央図書館、ディドロ・ダランベール編『百科全書』23冊を「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2020年11月2日、近畿大学中央図書館は、ディドロ・ダランベール編『百科全書』23冊を、「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開したことを発表しました。

ディドロ・ダランベール編『百科全書』は、同館が貴重書として所蔵する18世紀フランスの百科事典です。今回、全35冊のうち本文・索引・補巻23冊が新規公開されました。

【近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ】ディドロ/ダランベール『百科全書』を新たに公開しました(近畿大学中央図書館, 2020/11/2)
https://www.clib.kindai.ac.jp/news/2020/1102-post_91.html

近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://kda.clib.kindai.ac.jp/rarematerials/

【イベント】地域歴史文化フォーラム福島「東日本大震災・原発事故の記録・記憶を伝える ―ふくしまの資料保全活動の10年―」(11/29・オンライン)

2020年11月29日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、地域歴史文化フォーラム福島「東日本大震災・原発事故の記録・記憶を伝える ―ふくしまの資料保全活動の10年―」が開催されます。

同フォーラムは、神戸大学の奥村弘教授を研究代表者とする科学研究費助成事業(特別推進研究)「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」の主催、ふくしま歴史資料保存ネットワークの共催で開催されます。2011年の東日本大震災・福島第一原発事故からまもなく10年を迎えるに当たって、地域の歴史や震災・原発事故の記録・記憶をアーカイブする取り組みについて、3人の関係者による問題意識・現状・課題等の報告等が行われます。

参加には事前の申し込みが必要で、定員は300人です。主なプログラムは次のとおりです。

DOAJ、CLOCKSS・Internet Archive等と連携してオープンアクセスジャーナルの長期保存の保証を目的とした共同イニシアチブを開始

2020年11月5日、DOAJ(Directory of Open Access Journals)は、小規模で論文処理費用(APC)の収入に依拠しないオープンアクセス(OA)ジャーナルに対して、長期保存を提供するサービス構築に向けて、連携協定を締結したことを発表しました。

DOAJは、電子ジャーナルのアーカイブプロジェクトCLOCKSS・Internet Archive(IA)・ISSN国際センターのデジタル逐次刊行物のメタデータ長期保存サービスKeepers Registry・オープンソースの出版システムを開発・提供する複数大学のイニシアチブPublic Knowledge Project(PKP)と連携協定を締結しました。事業は連携協定の下、DOAJが主導します。

連携協定の締結は、消滅の危機に瀕したOAジャーナルの存在を指摘する最近の研究をきっかけに実施されました。同研究において、特に小規模でAPC収入を得られないジャーナルは、資金源が限られ、簡易的な技術的ソリューションを選択していることが多く、保存のための枠組みへ参加する余裕がない、と指摘されたことを受けた内容となっています。

東広島市立中央図書館(広島県)、利用者サービス向上に向けた現状把握を目的として入館者数調査のためのカウント機器を正面玄関入り口に試験設置

2020年11月3日、広島県の東広島市立図書館は、利用者サービス向上に向けた現状把握を目的として、11月3日から27日まで中央図書館の正面玄関横に入館者数調査のためのカウント機器を試験設置することを発表しました。

試験設置されるカウント機器は、同館正面玄関入り口において、カメラを使って性別・年代・検温・マスク着用の有無を自動的に判定し、入館者数を記録するものです。カウント機器に画像の録画保存機能はなく、性別・年代等の入館者数に関わる情報のみを記録し個人を特定するものではない、としています。

入館者数調査のためのカウント機器を試験設置します(東広島市立図書館,2020/11/3)
https://lib.city.higashihiroshima.hiroshima.jp/info/info-5747/

オーストリア国立図書館、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する当局からの要請を受けて2020年11月3日から11月末まで同館の大広間と全ての博物館を閉鎖

2020年11月2日、オーストリア国立図書館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する当局からの要請を受けて、2020年11月3日から11月末まで、同館の大広間(Prunksaal)と全ての博物館を閉鎖することを発表しました。

ヘルデン広場(Heldenplatz)内の閲覧室や同館内のコレクション閲覧室は引き続き利用が可能ですが、午後8時から午前6時まで外出規制が実施されるため、ヘルデン広場内の閲覧室の開室時間が午前9時から午後7時までに短縮されます。

オーストリアのクルツ首相は2020年10月31日付で、欧州各国が新型コロナウイルス感染症の第二波に直面し、オーストリア国内でも感染者が急激に増加していることから、2020年11月3日から二度目の全国的なロックダウンを実施することを発表しました。

@nationalbibliothek(Facebook,2020/11/2)
https://www.facebook.com/nationalbibliothek/posts/3444470992302272

新型コロナウイルス感染症拡大下におけるハゲタカジャーナルの危険性:ポケモンのキャラクターを用いて作成した論文で偽の科学情報の拡散を検知した経験から(記事紹介)

2020年11月1日付のThe Scientist誌オンライン版記事として、国立台湾大学のMatan Shelomi准教授によるオピニオン記事“Opinion: Using Pokémon to Detect Scientific Misinformation”が公開されています。

同記事はShelomi准教授が、ポケモンのキャラクター等を用いて執筆した新型コロナウイルス感染症に関する架空の論文の投稿とその後の経緯を通して、ハゲタカジャーナルによって偽情報が学術雑誌上で拡散することの危険性を指摘する内容です。

国立情報学研究所(NII)、研究データを含めた幅広い分野の研究リソースを検索できる「CiNii Research プレ版」を公開

2020年11月6日、国立情報学研究所(NII)は、同研究所のオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)が、幅広い分野の研究リソースを検索できる統合基盤として、「CiNii Research プレ版」を公開したと発表しています。実運用へ向けた動作確認を兼ねた先行公開と位置付けられています。

研究情報を探索する研究者、書誌や学術情報を扱う図書館員、学術調査を行う組織の担当者などが利用するサービスを目指しており、大学や研究機関が機関リポジトリで公開している研究データ・学術論文・書誌情報・研究プロジェクト情報等といった2,000万件以上の「研究リソース」を横断的に検索することができます。

内部データはDOI等の識別子を介して情報学的な手法で統合され、利用者は多様なリソースに素早くシームレスにアクセスできるようになっており、また、研究情報を芋づる式に収集できる「ディープサーチ」を行うことも可能なため、オープン化やその利活用が近年進んでいる研究データを、研究分野にとらわれずに探索することができることから、データ駆動型科学や学際領域の研究への貢献が期待されるとしています。

今後、さらなる機能追加やデータの追加、内部情報の高度化を実施し、2021年以降に本番公開することが予定されています。

九州大学附属図書館、学習ガイドCute.Guidesのトップページをリニューアル

2020年11月5日、九州大学附属図書館が、学習ガイドCute.Guidesのトップページをリニューアルしたと発表しています。

ガイドの一覧表示機能や使い方に関する説明を充実させ、読みたいガイドがより探しやすくなったと説明されています。

学習ガイドCute.Guidesトップページをリニューアル(九州大学附属図書館,2020/11/5)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/cuteguides-top-renewal-202011

Cute.Guides
https://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/cuteguides/home

公益財団法人角川文化振興財団と跡見学園女子大学、「角川武蔵野ミュージアム」に関する連携協定を締結

2020年11月5日、跡見学園女子大学が、公益財団法人角川文化振興財団と、「角川武蔵野ミュージアム」に関する連携協定を締結したことを発表しました。

発表の中では、学生の派遣や美術館実習を検討していること、学生による企画提案や同大学キャンパスを同ミュージアムのサテライトと位置付けた企画への協力といった図書館・博物館・美術館の3部門を活用した構想を進めていること等が述べられています。

また、協定締結に伴い、現代社会で生み出される文化表現を扱う同大学の文学部現代文化表現学科が、同ミュージアムのラノベ・マンガ図書館やEJアニメミュージアム等の施設を新たな学びの環境として活用することが構想されています。

公益財団法人角川文化振興財団と、同社が運営する「角川武蔵野ミュージアム」について、連携協定を締結しました(跡見学園女子大学, 2020/11/5)
https://www.atomi.ac.jp/univ/news/detail/5827/

フランス国立図書館(BnF)、バンド・デシネのデジタル化画像のセレクションを電子図書館“Gallica”で公開

2020年11月4日、フランス国立図書館(BnF)が、バンド・デシネのデジタル化画像のセレクションを、同館の電子図書館“Gallica”で公開したことを発表しました。

同コレクションは、マンガをはじめとした資料の収集・保存・提供等を行っている「マンガとイメージの国際都市(Cité internationale de la bande dessinée:CIBDI)」が所蔵する資料です。フランス・文化省が主導し各地でバンド・デシネに関するイベント等を実施している“2020 année de la bande dessinée”の一環として公開されました。

セレクションのページでは、著者、シリーズ、新聞のタイトル、テーマごとに画像を検索することができます。

韓国科学技術情報院(KISTI)、科学技術情報を提供するサービスNDSLのScienceONへの統合を発表

2020年11月2日、韓国科学技術情報院(KISTI)が、論文・特許・報告書等といった科学技術情報を提供するサービスNDSL(National Digital Science Library)を、科学技術情報プラットフォームScienceONに統合すると発表しました。

NDSLの30以上の機能とサービスを利用者のニーズに従って分類して提供するとしており、今回の統合により、ScienceON上で、NDSLが提供している科学技術情報や、国のR&D情報、研究データ、情報分析サービス等を一緒に活用できるようになります。

また、MyON機能を通じて、科学技術情報インフラを個人にあわせてカスタマイズして利用できる環境を提供するほか、オンラインセミナー用のツールと連携し非対面コミュニケーションと研究活動を支援するとしています。

さらに、今回の統合に合わせて、ScienceONの主要サービスをモバイル環境でも利用できるようにしています。

東京子ども図書館、オンライン蔵書目録を公開

東京子ども図書館が、2020年11月3日、同館Facebookにおいて、オンライン蔵書目録の公開を発表しています。

検索対象は、同館資料室の児童文学などに関する研究書(和書)のみで、今後、数年かけて児童室やかつら文庫の蔵書データなどが順次公開される予定です。

@TokyoChildrensLibrary(Facebook,2020/11/3)
https://www.facebook.com/TokyoChildrensLibrary/posts/1271737336520889

蔵書目録
http://lib-eye.net/tcl/

11月 5日

【イベント】BIC ライブラリ講演会「コロナが早める未来の姿 ~ 図書館が進む道、図書館員が進む道 ~」(11/24・オンライン)

2020年11月24日、BIC ライブラリ講演会「コロナが早める未来の姿 ~ 図書館が進む道、図書館員が進む道 ~」がオンラインで開催されます。

講師は日本能率協会総合研究所の菊池健司氏であり、新型コロナウイルス感染症によって大きく変化した社会における図書館の変化等について考える講演会です。

参加費は無料であり、事前に申込が必要です。

【WEB】「BIC ライブラリ講演会」のお知らせ 【コロナが早める未来の姿 ~ 図書館が進む道、図書館員が進む道 ~】(BICライブラリ)
http://www.jspmi.or.jp/system/seminar.php?ctid=120306&smid=162&it=a

鹿児島大学附属図書館、令和2年度附属図書館貴重書公開「鹿児島の”うた”」を開催中:オンライン展示として企画者の同大学教員による解説動画を合わせて公開中

鹿児島大学附属図書館が、2020年11月5日から12月4日まで、令和2年度附属図書館貴重書公開「鹿児島の”うた”」を開催します。

同館は、鹿児島の文化遺産として価値の高い所蔵資料について、1999年度から毎年展示会および講演会を実施しています。2020年度は「鹿児島の“うた”」をテーマとして、鹿児島で詠まれ、あるいは歌われたさまざまな“うた”に関する貴重書の展示を実施します。

2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、同大学の学内者限定で展示閲覧の可能な展示会のみの開催ですが、同館ウェブサイトではオンライン展示が同時に行われています。オンライン展示では、企画者である同大学法文学部の多田蔵人准教授による解説動画が公開されています。また、同大学の機関リポジトリ「鹿児島大学リポジトリ」で図録が公開されています。

令和2年度附属図書館貴重書公開「鹿児島の”うた”」の開催について(鹿児島大学附属図書館)
https://www.lib.kagoshima-u.ac.jp/ja/news/2020/10/kichosho2020

英国図書館(BL)、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2020年11月5日から閲覧室・展示室等の公共スペースの利用を停止

2020年11月2日、英国図書館(BL)は、英国政府の最新の指示に従って利用者の安全を守るため、11月5日から閲覧室・展示室等の同館の公共スペースの利用を停止することを発表しました。

英国のジョンソン首相は2020年10月31日付で、英国内外で新型コロナウイルス感染症の拡大が急激に増加し、国民保健サービス(National Health Service:NHS)への負担が増大していることなどから、11月5日から12月2日まで不要な外出を制限する全国的な措置を実施することを発表しています。

Coronavirus notice(BL,2020/11/2)
https://www.bl.uk/news/2020/november/coronavirus-notice

レファレンス協同データベース、「アーバンデータチャレンジ2019」で国立国会図書館賞を受賞した「あっちこっち れはっち!」開発メンバーのインタビューを公開

2020年10月30日付で、国立国会図書館のレファレンス協同データベース(レファ協)は、「アーバンデータチャレンジ2019」で国立国会図書館賞を受賞した「あっちこっち れはっち!」の開発中心メンバー3人に行ったインタビューを、ウェブサイト内にコラムとして掲載しました。

アーバンデータチャレンジ(UDC)は、オープンデータの利活用を通じて地域課題の解決を目指すコミュニティや活動を支援するイベントです。「あっちこっち れはっち!」はレファ協のAPIを使ったアプリであり、2019年度のUDC2019の作品コンテストにおいて、主要な部分に国立国会図書館のデータを用いた作品を対象として初めて設置された「国立国会図書館賞」を受賞しました。

レファ協に掲載された「あっちこっち れはっち!」開発メンバーへのインタビューは、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた授与式を、2020年8月8日に実施した際に行われたものです。3人の開発メンバーに対して行われた、作品やレファ協のデータを使ってみた感想などのインタビューが掲載されています。

文部科学省・主権者教育推進会議、「今後の主権者教育の推進に向けて(中間報告)」を発表

2020年11月2日、文部科学省の主権者教育推進会議が、「今後の主権者教育の推進に向けて(中間報告)」を発表しています。

参考資料3-6「主権者教育とNIE」においては「学校図書館との連携」、参考資料4-3「三郷市の家庭教育支援・主権者教育について」においては「学校図書館の活用」について触れられています。

今後の主権者教育の推進に向けて(中間報告)(文部科学省,2020/11/2)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/142/mext_00558.html
https://www.mext.go.jp/content/20201030-mxt_kyoiku02-000010790_1.pdf
※リンクの二つ目が中間報告の本文[PDF:332KB]です。

“Library of the Year 2020”の大賞は「みんなで翻刻」

2020年11月5日、“Library of the Year 2020”の最終選考会が、オンラインで開催中の第22回図書館総合展内で行われ、審査員の投票により「みんなで翻刻」が大賞に選ばれました。

また、オンライン投票によるオーディエンス賞には、安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ及び中核施設安城市図書情報館(愛知県)が選ばれています。

【速報】Library of the Year 2020 の大賞及びオーディエンス賞の決定について(第22回図書館総合展,2020/11/5)
https://2020.libraryfair.jp/forum/2020/f025

@CloudHonkoku(Twitter,2020/11/5)
https://twitter.com/CloudHonkoku/status/1324228276550733824

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