アーカイブ - 2020年 11月 4日

「第6回図書館レファレンス大賞」の各賞が発表される:文部科学大臣賞はくまもと森都心プラザ図書館(熊本県)「アマビエでつながる地域と図書館」

2020年11月4日、第22回図書館総合展内で「第6回図書館レファレンス大賞 最終審査・授賞発表」がオンラインで行われ、以下の通り各賞が決定しました。

・文部科学大臣賞
くまもと森都心プラザ図書館(熊本県)「アマビエでつながる地域と図書館」

・図書館振興財団賞
大阪市立中央図書館「コロナ禍でもできることから!-レファレンス周知に向けた取り組み-」

・審査員会特別賞
指宿市立指宿図書館(鹿児島県)「道端の牛乳瓶 ~時を超えて開かれる歴史~」

決定!図書館レファレンス大賞(第22回図書館総合展_ONLINE, 2020/11/4)
https://2020.libraryfair.jp/news/2020-11-04

横浜市都筑図書館、都筑区役所と連携し、多種多彩な場所で読書イベントを展開する出張図書館「みゃーごとちゅーずのおでかけ図書館」を実施

2020年10月30日、横浜市は、横浜市都筑図書館と都筑区役所とが協力し、出張図書館「みゃーごとちゅーずのおでかけ図書館」を実施すると発表しました。

同区内の発砲スチロールメーカーと連携して製作した同館のマスコットキャラクター「みゃーごとちゅーず」の立体オブジェや大型ブロックによる本棚で作り上げる読書空間を、地域・団体・関係機関等と連携して多種多彩な場所に出張して設置し読書イベントを展開する取組で、同区の読書活動推進目標を達成することを目的としています。

世界の国々の絵本、川柳の書籍、仕掛け絵本や野菜の図鑑等、出張先に応じた本を取り揃えて実施するとしています。

【都筑区】「みゃーごとちゅーずのおでかけ図書館」始めます。(イベント情報)(横浜市,2020/10/30)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/tsuzuki/2020/20201030.html

国際図書館連盟(IFLA)、図書館建築の紹介を行うInstagramアカウントを開設

2020年11月3日、国際図書館連盟(IFLA)の図書館建物および設備分科会 (Library Buildings and Equipments)が、図書館建築の紹介を行うInstagramアカウントに関する記事を掲載しました。

同分科会による、規模や知名度によらず、世界各国のあらゆる図書館の建物を紹介し、図書館建築や革新的な技術に関する事例共有を行うイニシアチブの活動の一環として作成されたアカウントです。

2020年9月末に最初の投稿として、“2019 IFLA/Systematic Public Library of the Year”に選ばれたフィンランドのヘルシンキ中央図書館(Oodi)が載せられました。

Inspiring library buildings: a new Instagram account you will love!(IFLA, 2020/11/3)
https://www.ifla.org/node/93421

国内外58機関の参加を得て「日本古典籍研究国際コンソーシアム」が設立される

2020年11月1日、国文学研究資料館が、国内外58機関の参加を得て「日本古典籍研究国際コンソーシアム」が設立されたと発表しています。

同コンソーシアムは、日本古典籍(19世紀までの日本で作られたあらゆる書物の総称)を対象とした研究の深化・発展のため、特に、

1.人材(学生、研究者、司書・学芸員・アーキビストなどの専門職員)の育成
2.先端的研究に基づく研究成果発信等に関する情報・資源の共有と活用
3.データベースの活用等に関する情報・意見交換

の三点について、参加機関が協働できる場を一緒に作り上げていくことを目指しており、同館が事務局を担当しています。

日本古典籍研究国際コンソーシアムの設立について(国文学研究資料館,2020/11/2)
https://www.nijl.ac.jp/news/2020/11/post-147.html

SPARC Europe、欧州のオープンサイエンスのインフラの現状に関する調査レポートを公開

2020年10月30日、SPARC Europeが、欧州のオープンサイエンスのインフラストラクチャーの現状に関するアンケート調査の結果をまとめたレポート“Scoping the Open Science Infrastructure Landscape in Europe”を公開したことを発表しました。

同調査は2020年春季に実施されたものであり、レポートは欧州28か国から寄せられた120件の回答をもとにしています。アンケートは、インフラストラクチャーの評価のパートと、インフラストラクチャーの対象利用者・利害関係者や技術的デザイン・持続可能性についてのパートの2つで構成されていました。

レポートでは、インフラストラクチャーのサービス対象は主に研究者と図書館であること、多くがAPIを提供しており、FAIR原則や既存のデータ管理システムを統合した研究基盤“European Open Science Cloud(EOSC)”のサービス要件等に則った戦略・方針を策定していること等が述べられています。結論の箇所では、オープンコンテンツの共有をはじめとした課題が残っていること、事例共有の実施が効果的と思われること等に触れられています。

【イベント】大図研京都ワンディセミナー「Go to レファレンス~ウィズコロナ時代におけるレファレンスの在り方を再定義してみませんか~」(11/14・オンライン)

2020年11月14日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、大学図書館問題研究会京都地域グループ(大図研京都)主催のワンディセミナー「Go to レファレンス~ウィズコロナ時代におけるレファレンスの在り方を再定義してみませんか~」が開催されます。

コロナ禍の状況で、資料と利用者をつなぐ役割として一段と重要性が問われる一方、リモート形式の実践など多くの図書館が手探りしながら対応に当たっているウィズコロナ時代のレファレンスサービスについて、実践のヒントを得るとともに、改めて今後のサービスの在り方を考える機会として開催されます。

九州女子大学の矢崎美香准教授が講師を務めます。参加費は無料で、大学図書館問題研究会の会員・非会員を問わず参加可能ですが、事前の申し込みが必要です。定員は30人です。主なプログラムは次のとおりです。

・事務連絡・講師紹介
・<第一部>リモート環境下でのレファレンス~レファレンス・インタビューのコツ~
・<第二部>レファレンスの体系的な構築に向けて~レファレンス・カルテの導入~
・質疑応答
・アンケート・閉会

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、研究者向けの研究データ管理に関する教材「研究者のための研究データマネジメント」を公開

2020年10月30日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、研究者向けの研究データ管理(RDM)に関する教材「研究者のための研究データマネジメント」を公開したことを発表しました。

同教材は、JPCOARの研究データ作業部会によって作成されました。「RDMトレーニングツール」「研究データ管理サービスの設計と実践」に続く、JPCOARのRDMに関する第3弾の教材に位置づけられています。研究支援者としての目線から、大学や研究機関等の研究者向けに作成された教材集であり、研究データ管理の場面に応じた12のテーマ別に、研究者自身の必要な知識の習得、環境やニーズに応じた加工による研究支援者のRDMサービスの提供を想定した内容です。

教材「研究者のための研究データマネジメント」の公開(JPCOAR,2020/10/30)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=141#_href_549

欧州人文学デジタル研究基盤(DARIAH)、欧州の文化遺産のデジタル化の課題等に関するポジションペーパーを公開

2020年10月29日、欧州人文学デジタル研究基盤(DARIAH)は、欧州の文化遺産のデジタル化の課題等に関するポジションペーパーを公開したことを発表しました。

欧州各国は、文化遺産の効果的・効率的なデジタル化について深刻な課題に直面しています。文化遺産の80%以上のデジタル化が未完了であり、2025年までに完全なデジタル化を達成するという目標に向けて、戦略の再考が緊急に求められる一方で、古い技術でデジタル化された第一世代の文化遺産は、現在の高度なデジタル人文学の分析に堪える品質ではなくなった状況にあります。

DARIAHはこうした状況を踏まえて同ポジションペーパーを作成しました。このポジションペーパーは、欧州連合(EU)における文化遺産のデジタル化・デジタル保存等に関する2011年勧告への欧州委員会(EC)の評価プロセスの一環として、ECに提出されています。

ポジションペーパーでは、特定のデジタル人文学の手法に対するデジタル化済の既存の文化遺産コレクションの利便性への評価を進めること、Europeanaの研究に対する関わりを強化することなど、DARIAHのコミュニティによる見解が示されています。

研究分野間の論文処理費用(APC)の価格相違の要因に対する分析(文献紹介)

2020年10月8日、ドイツのイルメナウ工科大学(TU Ilmenau)経済・メディア学部(Fakultät für Wirtschaftswissenschaften und Medien)は、同大学の研究者3人の共著によるディスカッションペーパーとして、“The Prices of Open Access Publishing: The Composition of APC across Different Fields of Sciences”を公開したことを発表しました。

デジタル出版の普及により学術雑誌の出版プロセスにかかる費用が均一化しているにもかかわらず、オープンアクセス(OA)出版のための論文処理費用(APC)の価格は雑誌ごとに大きく異なっています。APC価格の相違の要因には、各雑誌の分野内における評価がしばしば挙げられますが、著者らは研究分野間の相違の要因に焦点を当てた調査を試みました。