アーカイブ - 2020年 10月 8日

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/10/04)」の結果を発表

2020年10月7日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/10/04)」の結果を発表しました。

同調査は、8月30日にsaveMLAKが結果を公開した第10弾調査に続く、第11弾の調査として、日本の公共図書館・公民館図書室等1,721館を対象に、10月1日9時から10月4日21時にかけて実施されました。

発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響で休館している図書館は2館であり、入館記録を取っている図書館は前回調査時の395館から376館に減少しました。

「各図書館の状況・取り組み」としては、自宅でのおはなし会用のセットの貸出をはじめとした「家で楽しむためのセット」、過去のイベントをウェブサイトで公開する等の「WEB活用」、オフラインでのイベント、各館での新型コロナウイルス感染症対策の事例等が挙げられています。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館における情報技術に対するニーズと成熟度に関するブリーフィングペーパーを公開

2020年10月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館における情報技術に対するニーズと成熟度に関するブリーフィングペーパーを公開したことを発表しました。

発表によると、同ブリーフィングペーパーは、図書館における技術成熟度の評価に関する文献や考察において扱われることの多い主題の概要を示しており、以下がまとめられています。

・図書館の技術評価のための第1ステップとしての、利用可能なインフラや機器の蓄積
・成熟度に影響を及ぼす多様な関係者
・コミュニティのニーズに合わせた、図書館の技術計画・目標の策定

Understanding Library Tech Needs and Readiness: a new IFLA Briefing(IFLA, 2020/10/7)
https://www.ifla.org/node/93372

東京大学農学生命科学図書館、「農場博物館デジタルアーカイブ」を公開

2020年10月7日、東京大学農学生命科学図書館は、「農場博物館デジタルアーカイブ」の公開を発表しました。

「農場博物館デジタルアーカイブ」は、東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構が運営する農場博物館(東京都西東京市)蔵書のデジタル化画像を収録したデジタルアーカイブです。明治初期に刊行されドイツの農業技術を図版とともに解説する「獨逸農事圖解」の全巻と、同じく明治初期に刊行され日本各地の産業の製造過程を図版とともに解説する「教草」の一部が同アーカイブで公開されています。「教草」はいずれ全巻がデジタル化される予定です。

「農場博物館デジタルアーカイブ」に掲載された画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY」相当の利用条件で公開されています。

「農場博物館デジタルアーカイブ」を公開しました(東京大学農学生命科学図書館,2020/10/7)
https://www.lib.a.u-tokyo.ac.jp/html/news/2020/20201007_agrifarm_archive

京都精華大学情報館、同館の5G対応3D+VR映像「VR-Johokan」を公開し学内者限定企画として「VR-Johokan Tour Quiz~シカオのかくれんぼ~」を開催中

2020年10月1日、京都精華大学情報館(京都市左京区)は、同館を5G対応3D+VR映像で撮影した「VR-Johokan」の無料公開を発表しました。

「VR-Johokan」は、パソコンやタブレット、スマートフォンで同館の3D+VR映像として観賞できるコンテンツです。作成には、新型コロナウイルスの影響で休館・休園中の施設をボランティア活動で支援する一般社団法人VR革新機構が協力しました。

また、「VR-Johokan」の公開を受けて、2020年10月5日から12月25日まで、学内者限定企画として、「VR-Johokan Tour Quiz~シカオのかくれんぼ~」を開催しています。「VR-Johokan」の中に隠れた同大学の広報キャラクター「シカオ」を探す企画です。同大学の学生・教職員等は大学ドメインのメールアカウントから回答を送信することで企画に応募することができます。全問正解した応募者にはオリジナルの不織布バッグがプレゼントされます。

ユネスコ、加盟193か国へオープンサイエンスに関する勧告の草案を提出

2020年10月1日、ユネスコは、加盟する193か国へオープンサイエンスに関する勧告の草案を前日9月30日に提出したことを発表しました。

ユネスコは2019年11月の第40回総会で採択されたロードマップに従って、2019年12月に科学アカデミー・大学・若手研究者・図書館・出版社に呼びかけてオープンサイエンスのためのパートナーシップ関係を設立しました。また、世界各国の30人の専門家からなる諮問委員会へ、関係する全ての利害関係者との協議を経たオープンサイエンスに関する勧告案の作成を委任していました。

加盟国に提出された草案は、オープンサイエンスの定義や目的、共有される価値観、原則の枠組みや、地域固有の知識体系などのオープンサイエンスがもたらしうる広大な可能性から社会が恩恵を受けるために必要な作業工程の分析等を提示するものです。利害関係者との協議の内容を反映して、科学界全体が直面する課題、特にアフリカの地域的要因を考慮しています。全体として、オープンサイエンスのもたらす革新の可能性、国家間だけでなく国内においても人々を隔てているデジタル環境・情報技術・ジェンダー・知識に関する格差縮小の重要性、科学を取り巻く文化が競争から協力へと変化することの必要性などを指摘した内容です。

北米研究図書館協会(ARL)、閲覧制限期間中の図書館所蔵文書への開示請求を巡る訴訟について米・ミシガン州最高裁判所へ大学図書館・研究者団体等と連名で意見書を提出

2020年9月30日、北米研究図書館協会(ARL)は、米・ミシガン大学を被告として係争中の訴訟について、ミシガン州最高裁判所へ意見書(Amicus Brief)を提出したことを発表しました。

ミシガン州最高裁判所への意見書は、ARL、米国学術団体評議会(ACLS)、米国歴史学協会(AHA)、米国大学・研究図書館協会(ACRL)、カリフォルニア大学図書館、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校図書館、アイオワ大学図書館の連名で提出されています。

【イベント】デジタルアーカイブ学会第5回研究大会(10/17-18・オンライン)

2020年10月17日から18日にかけて、デジタルアーカイブ学会第5回研究大会がオンラインで開催されます。

一般発表のほか、10月17日にはワークショップ「8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する:その現状と展望」、10月18日にはワークショップ「肖像権ガイドライン」も予定されています。

また、研究大会の前後に以下のサテライト・ワークショップ(オンライン)も開催されます。

・デジタルアーカイブ論構築(10月10日)
・アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用(10月16日)
・自然史・理工系デジタルアーカイブの現状と課題(10月16日)
・デジタルデータの保存・管理 − 現場視点からの共有課題を考える(10月24日)

研究大会・サテライト・ワークショップ(オンライン)とも参加費は無料ですが、いずれも事前の申込みが必要です。

第 5 回研究大会 (2020/10/17~18 ) オンライン開催) 参加者募集開始(デジタルアーカイブ学会)
http://digitalarchivejapan.org/5610

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、オンライン展示「失われた公演―コロナ禍と演劇の記録/記憶」を公開

2020年10月7日、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館は、オンライン展示「失われた公演―コロナ禍と演劇の記録/記憶」の公開を発表しました。

同展示は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため中止・延期となった演劇公演のチラシ画像等を、同館に資料を提供した団体の許諾を得て公開するものです。コーナー「チラシを閲覧する」には、各公演のチラシ画像等とそれについてのコメントが、コーナー「舞台関係者からのメッセージ」には、コロナ禍と同時代演劇、文化状況等に関する複数の舞台関係者からのメッセージが収録されています。

同館では、新型コロナウイルス感染症の影響下にある時間を演劇という視座から記録し、2020年に上演できなかった公演の記録/記憶を後世に伝えることを企図した取組を進めています。中止・延期公演の調査・情報収集、該当する公演関係資料の同館への寄贈呼び掛けを行っており、今回のオンライン展示でもコーナー「資料ご寄贈のお願い」が設けられています。

米国図書館協会(ALA)、暴風雨の被害を受けたマリオン公共図書館が仮設図書館でサービスを実施するための資金を提供:ノートパソコン・タブレット・プリンター・Wi-Fiを購入

2020年10月5日、米国図書館協会(ALA)は、8月10日に発生した暴風雨デレチョの被害を受けた、イリノイ州・マリオン公共図書館に対し、Library Disaster Relief Fundを通じ1万ドルの資金を提供したと発表しています。

同館が設置した仮設図書館において、地域住民に対してサービスを行なえるよう、ノートパソコン、タブレット、プリンター、Wi-Fiのホットスポットを購入するために用いられます。

資金の提供は、十分なサービスを享受できていない住民の支援、暴風雨により大きな被害を受けた地域へのWi-Fiを用いたインターネットへのアクセス提供、リソースが限られた児童生徒のオンライン学習の支援、復興期間中における継続的な質の高い図書館サービスの提供、を目的としており、同館の館長による、これらサービスの必要性は当面のものだが、同地域の長期的なニーズに答えるためにも役立つと発言が紹介されています。

信州大学附属図書館、小谷コレクション展「書物で繙く登山の歴史2 -日本における江戸以前の山岳信仰-」(Web版)を公開

2020年9月30日、信州大学附属図書館が、小谷コレクション展「書物で繙く登山の歴史2 -日本における江戸以前の山岳信仰-」(Web版)の公開を発表しています。

8月28日から10月5日まで同館中央図書館において開催されていた同展のウェブ展示です。

同館は、登山と山に関する国内外の資料8,000冊からなる山岳関係コレクション「小谷コレクション」を所蔵しており、同展示は、同コレクションの資料を通して、欧州に始まる近代登山が、日本においていかに受容され発展していくかを紹介するシリーズ展示の第2回として、近代登山を受容する以前の日本に焦点あてた内容の展示となっています。

小谷コレクション展「書物で繙く登山の歴史2 -日本における江戸以前の山岳信仰-」(Web版)の公開について(信州大学附属図書館,2020/9/30)
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/matsumoto/news/2020/09/---web.html

水戸市立図書館(茨城県)で資料を借りると水戸市立博物館で開催される特別展の招待券がもらえるコラボ企画が実施中

茨城県の水戸市立図書館(中央・東部・西部・見和・常澄・内原の各館)で本やCDを借りると、水戸市立中央図書館と同じ建物内にある水戸市立博物館で2020年10月17日から11月23日まで開催される、開館40周年記念特別展「ざんねんな 鳥&茨城のいきもの展」の招待券がもらえるコラボ企画が行なわれています。

@MitoZannen(Twitter,2020/10/6)
https://twitter.com/MitoZannen/status/1313235790097379328

ざんねんな 鳥&茨城のいきもの展(水戸市立博物館)
http://shihaku1.hs.plala.or.jp/exhibition/2783