アーカイブ - 2020年 10月 7日

国立大学図書館協会、「令和元年度図書館システム及び関連システムに関するアンケート集計報告」を公開

2020年10月6日、国立大学図書館協会の学術情報システム委員会と、これからの学術情報システム構築検討委員会が、「令和元年度図書館システム及び関連システムに関するアンケート集計報告」を公開したことを発表しました。

アンケート調査は、同協会会員館92館を対象に、2020年1月21日から2月21日にかけて行われ、回答数は67でした。報告書の「まとめ」では、国立大学図書館が導入している周辺システムや業務体制については各館の事情によって多様であること等が述べられています。

お知らせ(国立大学図書館協会)
https://www.janul.jp/ja/news
※2020年10月6日付で、「「令和元年度図書館システム及び関連システムに関するアンケート集計報告」(学術情報システム委員会)を公表しました」とあります。

3Dデータの共有と利活用等に関する調査(文献紹介)

2020年10月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries News ”(C&RL News)のVol.81, No.9に、3Dデータの管理に関する記事“New dimensions in data management: Understanding sharing and reuse practices for 3-D data”が掲載されました。

同記事は、12人の研究者に対するインタビュー結果をもとにまとめられたものです。

記事によると、回答者の50%が、3Dの技術を用いた研究について持続可能性、再生産性、ドキュメンテーションが課題であると感じています。また、多くの回答者が、データの所有権や著作権に関して懸念があると回答していたこと等が挙げられています。その他、回答者は、3Dモデルやそのデータの共有は研究成果を伝えるうえで重要であり、現在の支援体制が不十分であると捉えていることが述べられています。

結論の箇所では、3Dに関するデータ共有について、知的財産や著作権に関する情報発信等の図書館による支援が有効と思われること、デジタル化、メタデータの標準化をはじめとした図書館業務と関連した分野の支援が求められていることが述べられています。

【イベント】トキャラ × Library NAVI ワークショップ(10/28・オンライン)

2020年10月28日、株式会社ブレインテックが運営する図書館と図書館にかかわる人たちのサイト“Jcross”により「トキャラ × Library NAVI ワークショップ」がオンラインで開催されます。

同ワークショップは、Jcrossのスタッフやマスコットキャラクター「ウパっち」と一緒に、図書館利用者をナビゲートする、手のひらサイズのリーフレット“LibraryNAVI”を作成するものです。

対象は図書館キャラクターのいる図書館の職員であり、事前の申込が必要です。

トキャラ × Library NAVI ワークショップ(Jcross)
https://www.jcross.com/sogoten/2020/event/tocharanavi/

フランス国立図書館(BnF)、同館における研究活動に関する文書を公開

2020年9月17日、フランス国立図書館(BnF)が、同館における研究の方針や組織等についての参考文献として“LA RECHERCHE À LA BIBLIOTHÈQUE NATIONALE DE FRANCE”を公開していました。

文献には、以下の内容等が含まれています。
1.研究のミッションと歴史
2.主な研究分野
3.研究組織
4.研究成果の発表と管理

La recherche à la BnF : document de synthèse(BnF, 2020/9/17)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/la-recherche-la-bnf-document-de-synthese

米国国立医学図書館(NLM)、表示形式等に関わるPubMedの機能改善を実施:旧PubMed(Legacy PubMed)は2020年10月31日に閉鎖

2020年10月6日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館の提供する生物医学文献の無料データベースPubMedに機能改善を実施したことを発表しました。

2020年5月の新システム運用開始以降に、ユーザーから寄せられたリクエストに基づいて以下のような機能改善が実施されました。

・検索結果一覧画面のサイドバーに日付の範囲指定の可能なフィルターの追加
・My NCBIログイン時の検索結果一覧画面における検索語ハイライト機能の有効化
・文献管理ソフトに連携可能なPubMed形式のテキストファイルやPMID(PubMed ID)のリストを検索結果一覧として表示するオプションの追加
・検索結果一覧画面におけるスニペット表示・非表示の切替
・検索結果のソートキーのオプションとして刊行物名・第一著者の追加
・検索語句の検索クエリへの変換状況、無効な構文やタグの警告など検索詳細(Search Details)画面の表示内容の充実
・検索結果一覧画面への関連情報リンクの表示(一覧の表示形式がAbstractの場合のみ)

専門図書館協議会、同協議会ウェブサイト上に「資料保存 参考ページ」を開設

2020年10月2日、専門図書館協議会は、同協議会ウェブサイト上に「資料保存 参考ページ」を開設したことを発表しました。

「資料保存 参考ページ」では、資料保存の「取組み」実態を各館が自らチェックするためのツール「保存管理自己点検表」及びその手引きなどが提供されています。

専門図書館協議会は2019年度に、元国立国会図書館副館長で同協議会の顧問である安江明夫氏による資料保存をテーマとした2回のセミナーの開催を通して、専門図書館版の「保存管理自己点検表」の開発に協力しました。

事務局からのお知らせ(専門図書館協議会)
https://jsla.or.jp/
※2020/10/02欄に「“資料保存 参考ページ”開設のお知らせ」とあります。

資料保存 参考ページ(専門図書館協議会)
https://jsla.or.jp/preservation/

宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「震災と心のうた―短歌・俳句・川柳編―」を実施

宮城県図書館が、2020年10月3日から12月4日まで、同館3階の東日本大震災文庫で、東日本大震災文庫ミニ展示「震災と心のうた―短歌・俳句・川柳編―」を実施しています。

短歌や俳句、川柳により、大震災の中を生きる心情や情景を表現した資料が取り上げられています。また、被災地だけでなく、全国から寄せられた俳句を取り扱った資料の一部も展示されています。

東日本大震災文庫ミニ展示「震災と心のうた―短歌・俳句・川柳編―」
https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1646-shinsaibunko-202012.html

参考:
宮城県図書館、東日本大震災文庫ミニ展示「震災とペット」を実施
Posted 2020年8月5日
https://current.ndl.go.jp/node/41664

米・ランド研究所、新型コロナウイルス感染症拡大下の学校教育における生徒のデジタルディバイド問題に関する調査報告書を公開

2020年9月24日付で、米国に拠点を置き公共政策課題の解決策開発等に取り組む非営利の研究組織・ランド研究所(RAND Corporation)は、調査報告書“The Digital Divide and COVID-19: Teachers' Perceptions of Inequities in Students' Internet Access and Participation in Remote Learning”を公開しました。

同報告書は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための学校閉鎖中における、生徒のインターネットアクセスに関する教員の認識と、生徒の家庭との相互コミュニケーションの関連性についての調査を報告しています。報告書の作成には、同研究所が2020年5月から6月にかけて実施した調査“American Instructional Resources Surveys(AIRS)”の回答データを使用しています。AIRSは同研究所がプロジェクトとして実施する、K-12(幼稚園から高校まで)の学校教員を対象にした授業教材等についての全国調査です。2020年の調査には、感染症の影響による学校閉鎖中の生徒への指導についての質問が含まれており、この質問群に関する5,978人の教員の回答が報告書の作成に使用されました。

英・オックスフォード大学出版局(OUP)、ポートフォリオ内の学術誌に新しい研究データポリシーを導入

英・オックスフォード大学出版局(OUP)は、2020年9月29日付けの発表において、ポートフォリオ内の290を超える学術誌にOUPの新しい研究データポリシーを導入したことを報告しています。

発表によれば、新しい研究データポリシーは2020年初めに正式に開始され、次の2点に重点が置かれています。

・発表された研究の基礎となる研究データの透明性向上のため、データ利用可能性ステートメントを含めること
・国際組織FORCE11(The Future of Research Communications and e-Scholarship)による「データ引用原則の共同宣言」(Joint Declaration of Data Citation Principles:JDDCP)へのOUPの支持を踏まえ、引用文献リストにデータセットの完全な引用を含めること

また、新しい研究データポリシーではマルチレベルのアプローチを採用したことも紹介されています。主題分野を超えた多様なニーズや既存の学問的慣行への対応として、データ利用可能性に関するポリシーに4つのレベルを設定しており、研究データの特性は学術分野間で大きく異なることから、各ジャーナルでは分野に応じたレベルのポリシーを導入しているとしています。

Altmetric社、オルトメトリクス10周年を記念するレポート“The State of Altmetrics”を公開

2020年10月6日、Altmetric社は、レポート“The State of Altmetrics”の公開を発表しました。

2010年に発表された“altmetrics: a manifesto”におけるオルトメトリクスの提唱から10周年を迎えることを記念するものであり、以下のトピックが含まれています。

・オルトメトリクスの倫理的使用
・オルトメトリクス改善のための機械学習の使用
・疾病蔓延を検出する「センサー」としてのオルトメトリクス
・オルトメトリクスの将来予測

長野県・信州大学、「災害アーカイブ展~令和元年東日本台風から1年~」を開催

2020年10月9日から、長野県と信州大学教育学部との共催で、「災害アーカイブ展~令和元年東日本台風から1年~」が開催されます。信州大学附属図書館も協力し、長野県立図書館が後援しています。

同展は、令和元年台風第19号による災害から1年を迎えるにあたり、災害の記憶や記憶を保存・継承し、災害を「自分事」として捉え、備えることを目的に開催されるものです。

長野県と信州大学の共同事業である「“猪(しし) の満水”災害デジタルアーカイブ」(デモサイト)や令和元年台風第19号の記録写真等が紹介されるほか、今年で6周年となる神城断層地震に関する「2014年神城断層地震アーカイブ」や2016年に発生した熊本地震に関する「熊本大学アーカイブ「ひのくに災史録」」も紹介されます。

特設ページでの展示をメインとしたものですが、一部会場を設けての展示を行われます。展示会場と開催期間は以下の通りです。

長野市役所 1F交流スペース 10月9日から10月16日

長野県庁 1F玄関ホール 10月12日から10月16日

信州大学中央図書館(松本市) 1F展示コーナー 10月19日から10月26日 ※同大学生、教員のみに公開

長野駅ビルMIDORI 3Fりんごのひろば 10月27日から10月31日

キャンパス・コンソーシアム函館(北海道)、加盟校の図書館と函館市中央図書館の連携のための組織「ライブラリーリンク」のウェブサイトをリニューアル

2020年10月1日、キャンパス・コンソーシアム函館(北海道)が、「ライブラリーリンク」のウェブサイトをリニューアルしたと発表しています。

「ライブラリーリンク」は、同コンソーシアム加盟校の図書館と函館市中央図書館による図書館連携のための組織で、メインのページでは、ライブラリーリンクが行っている図書の共同展示「LL文庫」や、市民が参加できるイベント(研修会)の情報が掲載されています。

ライブラリーリンクのホームページをリニューアルしました(キャンパス・コンソーシアム函館,2020/10/1)
https://www.cc-hakodate.jp/cch_info/6030

ライブラリーリンク
https://www.cc-hakodate.jp/librarylink

前橋市立図書館(群馬県)、令和2年度展示室企画展示「WRAPPING Paper Exhibition」を開催中:同館所蔵の市内の商店で配布されていた包装紙を展示

群馬県の前橋市立図書館が、2020年9月27日から11月29日まで、令和2年度展示室企画展示「WRAPPING Paper Exhibition」を開催しています。

同館等で所蔵する、旧町名時代から現在までの、前橋市や周辺地域に存在した商店において配布されていた包装紙を展示するものです。

同館では、図書や視聴覚資料、古文書のみにとどまらず、さまざまな形態の資料を収集・保存し、後世に残していくための取り組みを行っていると説明されています。