アーカイブ - 2020年 10月 13日

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、連続オンライン講座「学術コミュニケーション技術セミナー(JPCOAR Monday)」を開催

2020年10月13日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、連続オンライン講座「学術コミュニケーション技術セミナー(JPCOAR Monday)」の参加申込を開始したことを発表しました。

同講座は、学術情報流通の周辺知識の習得を目的として、2020年10月26日から12月7日の期間で4回開催されます。参加費は無料で、開催前日までの申込が必要です。

開催日およびプログラムは以下の通りです。

・10月26日 プログラムA:オープンアクセス及び機関リポジトリ周辺技術解説
・11月2日 プログラムB:デジタル・アーカイブ周辺技術解説
・11月16日 プログラムC:電子ジャーナル・データベース周辺技術解説
・12月7日 プログラムD:著者名・機関識別子、検索サービス周辺技術解説

学術コミュニケーション技術セミナーの参加申込について(JPCOAR, 2020/10/13)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=141#_href_532

文化遺産保全のための知識を学ぶ教育用カードゲーム“The Game of Heritage Destruction”(記事紹介)

英国文化財保存修復学会(The Institute of Conservation:ICON)による2020年10月2日付けの記事で、文化遺産保全のための知識を学ぶ教育用カードゲーム“The Game of Heritage Destruction”が紹介されています。

“The Game of Heritage Destruction”は、英・ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の「芸術・遺産・考古学における科学と工学」課程で講師を務めるJosep Grau-Bove博士が2017年に作成したゲームであり、新型コロナウイルス感染症による英国のロックダウン期間中にさらなる改善が行われました。

同ゲームは販売もされていますが、説明書を含むベータ版のデータは無料で公開されています。説明書によれば、2組以上のチーム(又は2人以上のプレイヤー)により行うゲームであり、物体(文化遺産等)のカードセットと、その物体にダメージを与える様々な要因(化学物質、光、湿度、気温等)のカードセットを使用します。ルールの概要は以下のとおりです。

デジタル保存に関する研修のニーズ:英・電子情報保存連合(DPC)内での調査結果(記事紹介)

英・電子情報保存連合(DPC)による2020年10月8日付けのブログ記事で、DPCがメンバー向けに実施したデジタル保存に関する研修ニーズのアンケート調査について、結果の一部が紹介されています。なお、調査結果をまとめたレポートはメンバー限定の公開となっています。

記事によれば、今回の調査は年2回の頻度で実施されるメンバー向けの研修ニーズ調査の一環であり、2020年の晩春にアンケート送付が行われました。実施目的として、メンバーの増加・多様化を受けての研修ニーズに関する情報収集、研修拡大に当たっての優先順位の把握を挙げています。

回答数は108件であり、英国以外の国(10カ国)からの回答が46%と前回調査時(20%)から大幅増となったこと、52%が実務者(Practitioner)、42%が管理者(Manager)と回答したこと、デジタル保存に関する知識レベルについて63%が「中級」又は「上級」と回答したこと等が紹介されています。また、メンバーが研修に期待する主なメリット、興味がある研修テーマも調査対象となっており、回答結果の上位が示されています。

米国歴史学協会、ウェブページ「新型コロナウイルス感染症への歴史家の反応に関する文献目録」を公開

2020年8月25日、米国歴史学協会(AHA)が、ウェブページ「新型コロナウイルス感染症への歴史家の反応に関する文献目録」(bibliography of historians’ responses to COVID-19)を公開していました。

同ウェブページは、「米国歴史学協会と新型コロナウイルス感染症」「政府の対応」「世間の反応と人々の経験」「医学的・科学的対応」「世界的・歴史的展望」「人種と健康」「一次資料と教育用ツール」といったセクションに分かれており、各セクションのテーマに沿って文献情報がまとめられています。

全米人文学基金(NEH)から、米国の新型コロナウイルス感染症に関する経済対策法“CARES Act”に基づく助成を受けたプロジェクト「パンデミックに立ち向かう:歴史家と新型コロナウイルス感染症」(Confronting a Pandemic: Historians and COVID-19)の一部として作成・公開されたものであり、公開後も文献の追加が続けられています。

韓国・坡州市橋下図書館、司書の推薦図書・ボードゲーム・レジャーシート等が入った「散策バスケット」を貸出:館内長時間滞在不可に対応

韓国・京畿道の坡州市橋下(교하)図書館が、2020年10月4日から10月31日までの週末(土・日)、「散策バスケット」の貸出を行なっています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、館内に長時間滞在することができないことから実施するもので、「散策バスケット」の中には、司書の推薦図書、ボードゲーム、レジャーシート、虫よけスプレー、メモ帳、同館発行の雑誌「PLAY」等が入っており、近くの公園等図書館外の好きな場所で利用可能です。

推薦図書は申込者の年齢を見て司書が選定し、ボードゲームは同館所蔵のものから選ぶことができます。利用は1日10人で、貸出時間は当日の10時から5時までです。

도서관 밖 도서관 즐기기 『산책(冊)바구니』 운영 안내(10/4~)(図書館外で図書館を楽しむ『散策(冊)バスケット』運営案内(10/4~))(橋下図書館,2020/9/24)
https://lib.paju.go.kr/ghlib/20001/bbsPostDetail.do?postIdx=30203

株式会社メディアドゥ、ブロックチェーン技術を活用した新たな電子書籍の流通プラットフォーム構築において“Amazon Managed Blockchain”を正式採用

2020年10月9日、株式会社メディアドゥは、同社によるブロックチェーン技術を活用した新たな電子書籍の流通プラットフォーム構築において、Amazonのクラウドコンピューティングサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が提供する“Amazon Managed Blockchain”を正式採用したことを発表しました。

株式会社メディアドゥは“Amazon Managed Blockchain”正式採用の背景として、周辺サービスが充実し、より高い安定性とパフォーマンスを実現するプラットフォームであり、配信基盤もAWS上で実現可能であることを挙げています。

同社はオープンソースのブロックチェーンプラットフォーム“Hyperledger Fabric”の研究を経て、社会実装可能なコンソーシアムチェーンの基盤開発をすでに完了しており、トランザクション当たり年間約1.75兆円の流通量をカバー可能と試算される、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームによる電子書籍サービスの提供に向けて準備を進めています。

日本出版販売株式会社・株式会社トーハン、2020年11月から雑誌返品業務の物流拠点を統合し協業を開始

2020年10月5日付で、日本出版販売株式会社(日販)と株式会社トーハンは、両社間で合意済の雑誌返品業務の物流拠点統合実施について、そのスケジュールを発表しました。

2020年11月以降、トーハン東京ロジスティックスセンターで行われていた雑誌返品業務は、日販のグループ会社である出版共同流通株式会社蓮田センターで実施されます。円滑な移行を図るため、蓮田センターで作業するトーハンの業量は段階的な増加を予定しています。

日販とトーハンは、書籍返品業務、書籍新刊送品業務、雑誌送品業務について、物流作業の効率化を通じて、将来に向けて持続可能な出版流通網の再構築を目的に、引き続き協業の検討を進めることを表明しています。

物流協業に関するお知らせ(雑誌返品業務の協業開始)(日販,2020/10/5)
https://www.nippan.co.jp/news/20201005/

欧州研究図書館協会(LIBER)、図書館におけるデータサイエンスやその分析手法の応用に関するワーキンググループを新たに設置

2020年10月1日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、図書館におけるデータサイエンスやその分析手法の応用に関する取り組みの調査・促進を目的としたワーキンググループを新たに設置することを発表しました。

同WGは、蔵書コレクション・メタデータ・デジタル情報基盤・図書館サービス等に関わるあらゆる種類の処理・ワークフローを検討対象とし、主に次のような分野で活動することを想定しています。

・欧州およびその他の地域における重要な取り組み・プロジェクトの特定と分析
・図書館固有の環境や要件に応じたデータサイエンスの手法やツールの調整手段に関する研究
・優れた実践や課題等の特定
・技術・能力開発のための方法と戦略への評価

LIBERは現在、データサイエンス、データアナリティクス、機械学習、テキスト・データ・マイニング等の分野に専門知識を持ったWGへの参加者を募集しています。同WGは2021年の第1四半期から正式に活動を開始する予定です。

ライデン大学図書館(オランダ)、同館特別コレクション室所蔵のイエメンで制作されたシーア派分派ザイド派の文化伝統を記録したアラビア語写本約150点をデジタル化公開

2020年9月16日、オランダのライデン大学図書館は、イエメンで制作された約150点の写本のデジタル化を完了し、研究・教育目的で自由に利用可能となるように公開したことを発表しました。

同館がデジタル化公開した写本は、17世紀から20世紀半ばまでにイエメンで制作されたイスラム教のシーア派分派ザイド派の文化伝統を記録したアラビア語の写本です。ザイド派の人々が制作した様々な写本は、紛争等のため、過去数百年の間に国外へ流出し、同館特別コレクション室はそのような写本のうち、言語・文学・歴史・宗教・イスラム法などの多様なテーマを含む約150点を所蔵しています。

大阪市立住吉図書館・西淀川図書館・平野図書館、IKEA鶴浜からの家具・インテリア雑貨の寄附を受け、子ども向けスペースを改装:配色・レイアウトも共同で検討

2020年10月13日、大阪市立図書館が、住吉図書館・西淀川図書館・平野図書館の子ども向けスペースを改装したと発表しています。

これは、IKEA Family 子ども募金プロジェクトの一環として、イケア・ジャパン株式会社 IKEA鶴浜から、ソファーなどの家具やインテリア雑貨を寄附をうけたことによるもので、加えて、子どもにとって、本やおはなしの世界がもっと好きになる居心地のいい空間になるよう、配色やレイアウトを一緒に考え改装したものです。

今後、他の大阪市立図書館の子ども向けスペースも改装する予定です。

住吉・西淀川・平野各図書館の子ども向けスペースを改装しました(大阪市立図書館,2020/10/13)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo81h7smn-510#_510

【イベント】南山アーカイブズ設立5周年記念講演会「アーカイブズと図書館:大学におけるLA連携の可能性」(10/14・オンライン)

2020年10月14日、南山学園(名古屋市)の南山アーカイブズが、設立5周年記念講演会「アーカイブズと図書館:大学におけるLA連携の可能性」をオンラインで開催します。

内容は以下の通りです。南山学園のアカウントがない人は10月12日までに南山アーカイブズまでメールにて申し込む必要があります。

・天理大学 古賀 崇 教授
「図書館と文書館・アーカイブズ:共通点と相違点の相互認識から、相互連携へ進むために」

・大阪大学 菅 真城 教授
「大学におけるMLA連携の可能性-大阪大学の事例を中心に-」

【お知らせ】南山アーカイブズ主催オンライン講演会の開催(2020年10月14日)について(南山アーカイブズ,10/5)
http://www.nanzan.ac.jp/archives/news/20201014.html